ゴルフの楽しさ伝えます
「SIM」の技術を「グローレ」に注ぎ込む!

上級者もエンジョイ派も! みんなにうれしい「SIM グローレ アイアン」

こんにちは!ゴルフ大好きオグさんです!
今回はテーラーメイドの「SIM グローレ アイアン」をお借りしてじっくり試打させてもらいましたので、その模様をレポートしたいと思います。

テーラーメイド「SIM グローレ アイアン」

テーラーメイド「SIM グローレ アイアン」

SIMの技術を日本人好みのグローレに注入

この「SIMグローレ」というブランドは2つのブランドを融合して作られています。
ひとつは「SIM」。テーラーメイドが2020年からワールドワイドに展開するアスリート向けブランドで、同社の技術を結集して設計されています。世界のツアーで戦うプロたちが、SIMブランドのクラブを使用して数々のタイトルを手にしていますし、多くのアマチュアにも支持され、日本でも大ヒットしています。

もうひとつの「グローレ」は、主に日本市場向けのブランドとして2012年に初代が誕生。日本人ゴルファーのニーズを徹底的に分析、研究されて開発されています。過去には、日本のシニアプロや女子プロの多くが好んで使用しツアー使用率No.1を記録したものもあります。ヘッドは扱いやすく、装着するシャフトによってプロからアベレージプレイヤーまでやさしく使えると、幅広いゴルファーに愛されるブランドとして市場に定着しています。

つまり、SIMグローレは、SIMで培った独自のテクノロジーをふんだんに使いつつも、グローレの設計思想にのっとって日本人に合わせて設計されたクラブなのです。

ではさっそくSIMグローレアイアンを見ていきましょう!

ソールの溝やバックフェースの両サイドに入った窪み、削られたネックなど、オリジナルの技術や工夫が見てとれるヘッド。高級感を漂わせるバックフェースのバッチによって、機能性とカッコよさを兼ね備えたデザインになっています

ソールの溝やバックフェースの両サイドに入った窪み、削られたネックなど、オリジナルの技術や工夫が見てとれるヘッド。高級感を漂わせるバックフェースのバッチによって、機能性とカッコよさを兼ね備えたデザインになっています

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#9<br>トップブレードをやや厚めにすることで当たり負けに強そうな雰囲気を出しつつ、強めのグースネックでボールのつかまりのよさをアピールする形状。それでいてすっきりした顔立ちに仕上げているのはさすがです

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トップブレードをやや厚めにすることで当たり負けに強そうな雰囲気を出しつつ、強めのグースネックでボールのつかまりのよさをアピールする形状。それでいてすっきりした顔立ちに仕上げているのはさすがです

9番までフェースにクロームモリブデン鋼を使用し、ソール側まで回りこんだ「L型ICTフォージドフェース」を採用。フェース全体の反発力を高めつつ、ミスヒットに強い仕上がりになっています

9番までフェースにクロームモリブデン鋼を使用し、ソール側まで回りこんだ「L型ICTフォージドフェース」を採用。フェース全体の反発力を高めつつ、ミスヒットに強い仕上がりになっています

49gものタングステンウェートを使用することで、テーラーメイド史上最も低い位置に重心を置くことに成功。これにより、高く強い弾道を可能にしています。ダフリのミスに強そうな丸みを帯びた厚めのソール形状に加え、ソールの溝に見えるフェース下部の当たり負けを防ぐ「貫通型スピードポケット」を搭載。ミスにも非常に強そうですね

49gものタングステンウェートを使用することで、テーラーメイド史上最も低い位置に重心を置くことに成功。これにより、高く強い弾道を可能にしています。ダフリのミスに強そうな丸みを帯びた厚めのソール形状に加え、ソールの溝に見えるフェース下部の当たり負けを防ぐ「貫通型スピードポケット」を搭載。ミスにも非常に強そうですね

試打クラブのシャフトは「NS PRO 950GH neo」。しなやかな動きを持ちながら、強い負荷を与えても挙動が変わりにくい90g台のスチールシャフトです。ドライバーで40m/s以上のヘッドスピードがある方はまずこのモデルから試すとよいと思います

試打クラブのシャフトは「NS PRO 950GH neo」。しなやかな動きを持ちながら、強い負荷を与えても挙動が変わりにくい90g台のスチールシャフトです。ドライバーで40m/s以上のヘッドスピードがある方はまずこのモデルから試すとよいと思います

そのほかのシャフトラインアップは、オリジナルで設計した70g台のスチールと軽量の40g台のカーボンが用意されており、どちらも、ヘッドの特性をじゃまをしないクセのないモデル。安定性を求めるなら70g台のスチールを試してみてください。70g台のスチールが重く感じたり、飛距離を最優先に求めたりする場合はカーボンシャフトがよいでしょう。

↓ NS PRO 950GH neo装着モデル

↓ 70g台のスチールシャフト装着モデル

↓ 40g台の純正カーボンシャフト装着モデル

ぶっ飛び系にも劣らない飛距離性能

構えた印象としては、「やさしそうに見えるのに、キレイな顔」というものでした。“のに”というのは、アイアンの場合、当たり負けに強そう(つまり、ミスヒットに強そう)に見せるには、トップブレードを厚くしたり、ネック側をがっしりさせたりと、見た目をいかつくする方法があるから。そういったアイアンは、安心感は高まりますが、きれいな形状を好むゴルファーからは敬遠されがちです。

その点、このSIMグローレは、ちょっと厚めのブレードをはじめやさしい雰囲気を持っているのに、きれいなアイアン顔になるよう絶妙な形状に仕上げてあります。さすが、性能だけでなく顔にもこだわる日本人に向けたモデルですね。

打感は球離れが早めではじき感のある、いかにも曲がらなそうな感じ。ピシッといった割と高めの音をともない、初速の速い弾道が安定して打てました

打感は球離れが早めではじき感のある、いかにも曲がらなそうな感じ。ピシッといった割と高めの音をともない、初速の速い弾道が安定して打てました

では肝心の性能はというと、これまた高性能。7番でロフト角27°と非常に立った設定になっているのですが、かなり高く強い弾道が楽に打てます。この高弾道はテーラーメイド史上最高といわれる低重心設計(つまり、最も重心が低い)が大きく寄与しているのでしょう。打点のミスにも非常に強いです。特にフェース下側、いわゆる薄い当たりをしてもしっかりボールを上げてくれるので、安定してボールを前に飛ばすことができますね。スピンも少なめなので曲がりも少なく、狙った方向へオートマチックに打っていけるクラブです。

飛距離性能は文句なし。最近は「ぶっ飛び系アイアン」という飛距離に特化したアイアンのカテゴリーがありますが、それらに引けを取らない飛距離性能を持っています。

つかまり具合は、どの番手もちょっとだけつかまる感じ。ゴルファーのスイングをじゃましない程度のつかまり具合なので、上級者でも使えますね。このへんは、さすがというか、いい仕上がりだなと強く感じました。

トゥ側とヒール側に設置された溝が「スピードブリッジHT」。ソールとトップブレ―ドを繋ぐことでスイートエリアを拡大させています

トゥ側とヒール側に設置された溝が「スピードブリッジHT」。ソールとトップブレ―ドを繋ぐことでスイートエリアを拡大させています

いわゆるポケットキャビティ構造。49gものウェートをソール後方に設置することで、ロフト角をほとんど無視したような高弾道を実現させています

いわゆるポケットキャビティ構造。49gものウェートをソール後方に設置することで、ロフト角をほとんど無視したような高弾道を実現させています

5番の打球データ。ロフト角21°と昔の3番アイアン並みの設定ですが、打ち出し角15°とちゃんと上がってくれます。長さは38.5インチとやや長めですが、スイートエリアが広く、少々ズレてもほぼ問題なし。下手なUTより楽かもしれませんね

5番の打球データ。ロフト角21°と昔の3番アイアン並みの設定ですが、打ち出し角15°とちゃんと上がってくれます。長さは38.5インチとやや長めですが、スイートエリアが広く、少々ズレてもほぼ問題なし。下手なUTより楽かもしれませんね

7番の打球データ。ロフト角27°で37.25インチと、クラブの長さは普通のアイアンと比べてほとんど長くなっていません。それでいてこの飛距離! ヘッドがいかに高性能であるかをデータが語っています。つかまっているのに打ち出し角17°はかなりすごい! これだけ上がっていればグリーンに直接落ちても止まってくれるでしょう

7番の打球データ。ロフト角27°で37.25インチと、クラブの長さは普通のアイアンと比べてほとんど長くなっていません。それでいてこの飛距離! ヘッドがいかに高性能であるかをデータが語っています。つかまっているのに打ち出し角17°はかなりすごい! これだけ上がっていればグリーンに直接落ちても止まってくれるでしょう

9番の打球データ。 ロフト角36°、36.26インチ。飛距離は番手のフローどおりに出ていますが、このあたりの番手になると高さに加え、スピンがきちんと増えているので、シビアなピン位置でも狙っていけるようになっています

9番の打球データ。 ロフト角36°、36.26インチ。飛距離は番手のフローどおりに出ていますが、このあたりの番手になると高さに加え、スピンがきちんと増えているので、シビアなピン位置でも狙っていけるようになっています

上級者がラクにプレーするにもいい

SIMグローレアイアンは、アイアンとしての基本性能を押さえつつ、現在の日本人ゴルファーがアイアンに求める顔のよさ、飛距離を詰め込んだぜいたくなモデルでした。ライバルモデルは、ピン「G425」やダンロップ「ゼクシオX」、タイトリスト「T300」「T400」といったところでしょうか。

ミスに強く直進性が高いので、楽しくまたラクにプレーしたいと考えるエンジョイゴルファーはもちろん、結果を出したいアベレージゴルファーにもおすすめできるモデルですね。飛距離が出やすくボールが上がりやすいので、アスリート系の女子ゴルファーにもおすすめです。

ミスには強いのですが強い補正能力はないので、上級者が楽にプレーするクラブとしてもいいと思います。半面、ボールを操作したい方にはどう打っても曲がりにくいので、使いづらく感じるかもしれませんね(笑)。

写真:野村知也

小倉勇人

小倉勇人

ゴルフショップ店長、クラフトマン、クラブフィッターそして雑誌の編集・執筆業も行う、歌って踊れるゴルフライター。好きなクラブはパター、左利き/右打ち。愛称は「オグさん」。

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