南井正弘の「毎日走って、わかった!」
新開発素材「MIZUNO ENERZY CORE」を内蔵!

業界トップ級の反発力! 中級ランナーも満足できるミズノ「ウエーブスカイ ネオ」

2020年7月、ミズノは、従来のミッドソール素材と比較して、反発性能と柔軟性の両方で機能性アップに成功した素材「MIZUNO ENERZY」を正式発表した。

「全部エネルギーに変えろ。」のキャッチコピーとともにリリースされた「MIZUNO ENERZY」は、競技者レベルやシューズの特性に合わせて3種類のバリエーションが用意されたが、なかでも反発性と柔軟性ともに最高の数値を誇るのが「MIZUNO ENERZY CORE」。そしてその高性能マテリアルを採用したハイエンドモデルが、「ウエーブスカイ ネオ」だ。そのプレミアムな走り心地は、多くのランナーを魅了するはずだ。

「ウエーブスカイ ネオ」(品番:J1GC2034)は公式サイト価格22,000円(税込)

「ウエーブスカイ ネオ」(品番:J1GC2034)は公式サイト価格22,000円(税込)

【連載のアーカイブはこちら!】

反発性と柔軟性が大きく向上した素材を採用!

改めて「MIZUNO ENERZY」を説明すると、これはミズノが新たに開発した反発性と柔軟性を強化したミッドソールテクノロジーである。ベーシックな「MIZUNO ENERZY」、軽量性を重視した「MIZUNO ENERZY LITE」、そして比類なき反発性と柔軟性を誇る「MIZUNO ENERZY CORE」の3種類がラインアップされており、素材単体で従来素材「ミズノU4ic」と比較して、「MIZUNO ENERZY」は反発性が約15%、柔軟性が約17%、「MIZUNO ENERZY LITE」は反発性が約35%、柔軟性が約22%、「MIZUNO ENERZY CORE」は反発性が約56%、柔軟性が約293%向上。いずれも数値上だけでなく、実際に走って体感できるレベルなのが驚きだ。

今回紹介する「ウエーブスカイ ネオ」は、デビュー以来高い評価を得ることに成功したランニングシューズ「ウエーブ スカイ」のプレミアムバージョンで、ミッドソール全体に「MIZUNO ENERZY」を採用しつつ、さらに「MIZUNO ENERZY CORE」を内蔵。また、ミッドソールに採用した「フォームウエーブ」により安定性も確保しており、「反発性」「柔軟性」「安定性」といった楽しく安全に走るために必要な全要素を高水準に到達させることに成功した1足である。

ミッドソール本体には、「MIZUNO ENERZY」を採用。また、硬度の異なる素材を波形状に組み合わせた「フォームウエーブ」を用いることで、走行時の横ブレを軽減する

ミッドソール本体には、「MIZUNO ENERZY」を採用。また、硬度の異なる素材を波形状に組み合わせた「フォームウエーブ」を用いることで、走行時の横ブレを軽減する

ソールの円形の窓から見える赤いパーツが「MIZUNO ENERZY CORE」。従来のミッドソール素材と比較して、反発性が約56%、柔軟性が約293%も向上している

ソールの円形の窓から見える赤いパーツが「MIZUNO ENERZY CORE」。従来のミッドソール素材と比較して、反発性が約56%、柔軟性が約293%も向上している

【実走】あまりに快適で、いつもより距離が2km延びた!

「ウエーブスカイ ネオ」を実際に履いて走ってみた!

「ウエーブスカイ ネオ」を実際に履いて走ってみた!

まず足を入れてみて感じたのは、アッパー前足部のやさしく足を包み込むようなフィット感と、履き口周りのしっかりと足を固定してくれるサポート力のコンビネーションだ。これなら、ランナーの脚力をムダなくシューズ、そして路面へと伝達してくれそうだ。

アッパーは、軽量で柔軟なニット素材を使用。足をやさしく包みつつ、素材の伸びを抑えたい個所には波形状の凹凸を付けており、前方向にはやわらかく伸び、横方向にはブレにくい

アッパーは、軽量で柔軟なニット素材を使用。足をやさしく包みつつ、素材の伸びを抑えたい個所には波形状の凹凸を付けており、前方向にはやわらかく伸び、横方向にはブレにくい

立っている状態でも「MIZUNO ENERZY CORE」によるクッションのよさは感じられたが、フワフワして安定性が欠如しているような感覚ではない。クッション性にすぐれたシューズは得てして安定性が落ちたりすることもあるが、このシューズではその心配はなさそうだ。

実際に走り始めてみて、まず感じたのは着地安定性。着地から蹴り出しまでの間でブレがほとんどなかった。着地安定性は、衝撃吸収性とともにランニング初心者にとって不可欠な要素となるので、このシューズはビギナーにも対応してくれるだろう。

徐々にペースを上げていくと、「MIZUNO ENERZY CORE」ならではの反発性を感じられるようになった。素材の衝撃吸収から反発への“機能の切り替え”は、どちらかと言うとクイック。柔軟性にもすぐれているので、着地時の衝撃をしっかりと吸収して、そのエネルギーを反発力へと変換してくれたわけだ。また、一般的に反発性重視の素材は足裏に若干の硬さを感じることがあるが、「MIZUNO ENERZY CORE」にそれは当てはまらないと言ってよいだろう。

ペースは、走り始めは6分30秒/kmほどで、走り終えるころには5分15秒/kmまで上がっていたが、いずれのペースでも快適な走り心地。毎日のランは基本6kmと決めているが、あまりに快適に走れたので、1回目も2回目もランの距離を2kmずつ延ばすほどだった。

走行時の安定性を高めてくれるアウトソールパターンは、刻みの深さがある程度あるので、アスファルトやコンクリートといった舗装路だけでなく、土の路面でも高いグリップ性を発揮

走行時の安定性を高めてくれるアウトソールパターンは、刻みの深さがある程度あるので、アスファルトやコンクリートといった舗装路だけでなく、土の路面でも高いグリップ性を発揮

【まとめ】中級レベルのランナーを満足させる走行性能を確保!

以上のように、「ウエーブスカイ ネオ」は、最新のミッドソールテクノロジーである「MIZUNO ENERZY CORE」を採用することで、ランナーを楽しく、安全に走らせる要素である「反発性」「柔軟性」「安定性」を高次元で追求した製品。実際にその走り心地は快適そのものだった。

初心者向けモデルでは、開発方針の重きを足の保護性に置くばかりに、定期的に走り続けて脚力が備わってきたユーザーに「走っていてあまり楽しくない……」とコメントされてしまうようなプロダクトも少なくない。いっぽうで、「ウエーブスカイ ネオ」は、中級レベルのランナーを満足させる走行性能を確保しているので、長い付き合いができそうだ。税込で22,000円という価格設定も、実際に履いて走ってみると決して高いとは感じなかった。

ひとつ欲を言えば、アッパーに「ブラック」や「グレー」といった落ち着いたカラーリングが用意されていたら、ランニングからライフスタイルシーンまでシームレスに活躍してくれるはずなので、そういったシックなカラーバリエーションの展開を期待したい。

南井正弘

南井正弘

ランニングギアの雑誌・ウェブメディア「Runners Pulse」の編集長。「Running Style」などの他媒体にも寄稿する。「楽しく走る!」をモットーにほぼ毎日走るファンランナー。フルマラソンのベストタイムは3時間52分00秒。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
価格.comマガジン プレゼントマンデー
スポーツシューズのその他のカテゴリー
ページトップへ戻る