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“打感のミズノ”は中空でも健在! 「Mizuno Pro 225アイアン」を試すべし

オグさんです。今回はリニューアルされたミズノ「Mizuno Pro」シリーズのアイアン3種の中から、「Mizuno Pro 225アイアン」の試打レポートをお届けしますっ!

ミズノ「Mizuno Pro 225」

ミズノ「Mizuno Pro 225」

Mizuno Proは3種類

「Mizuno Pro」は、アイアンの名器を数多く生み出してきた「MP」の流れをくむ、ミズノのフラッグシップブランドで、ツアープロやアスリートプレーヤーから絶大な信頼を得ています。伝統的な部分を継承しながらトレンドを取り入れ、最新の技術で作り上げるMizuno Proシリーズは、世界中で高い評価を得ています。

今回発表されたモデルは、マッスルバックの「221」、ポケットキャビティの「223」、そして今回ご紹介する中空複合構造の「225」の3種類。

それぞれが明確なコンセプトに沿って設計されており、ゴルファーのニーズによって選べるようになっています。

左から、シリーズ最高の打感を追求した軟鉄鍛造のマッスルバックの「221」。打感と飛距離性能の両立を狙ったポケットキャビティの「223」。ミズノ鍛造アイアン史上最も高反発の複合アイアン「225」。それぞれが異なったコンセプトで設計されています

左から、シリーズ最高の打感を追求した軟鉄鍛造のマッスルバックの「221」。打感と飛距離性能の両立を狙ったポケットキャビティの「223」。ミズノ鍛造アイアン史上最も高反発の複合アイアン「225」。それぞれが異なったコンセプトで設計されています

今回の「225」は、ある意味Mizuno Proらしくないハイテクなモデルのようで、私は3モデルの中で一番気になります!

では、さっそく実物を見ていきましょう!

ぱっと見はおろか、公式サイトなどを見なければ“中空の複合アイアン”だとわからないほど、マッスルバック然としたデザイン。シンプルで美しいですね!

ぱっと見はおろか、公式サイトなどを見なければ“中空の複合アイアン”だとわからないほど、マッスルバック然としたデザイン。シンプルで美しいですね!

Mizuno Pro 225・#5

Mizuno Pro 225・#5

Mizuno Pro 225・#7

Mizuno Pro 225・#7

Mizuno Pro 225・#9アスリートモデルとしてはやや大きめの部類のヘッドサイズで、形状はアスリートに好まれるシャープなもの。セミグースのおかげで、見た目からくるプレッシャーはほとんどなく、シャープなのに安心して構えられますね

Mizuno Pro 225・#9
アスリートモデルとしてはやや大きめの部類のヘッドサイズで、形状はアスリートに好まれるシャープなもの。セミグースのおかげで、見た目からくるプレッシャーはほとんどなく、シャープなのに安心して構えられますね

4番から8番アイアンまではクロムモリブデン鋼をフェースに採用。ボール初速を得やすい素材ですが、硬度が高いため打感に対してデメリットがあります。ですがそこは打感のミズノ、しっかりと打感を追求してきました。ネック一体成型にすることで、心地よい打感を作り上げています

4番から8番アイアンまではクロムモリブデン鋼をフェースに採用。ボール初速を得やすい素材ですが、硬度が高いため打感に対してデメリットがあります。ですがそこは打感のミズノ、しっかりと打感を追求してきました。ネック一体成型にすることで、心地よい打感を作り上げています

ボディ下部にタングステンウェートを内蔵することで、高初速・低重心設計になっており、高弾道かつ高い飛距離性能を実現させています。ソールにはそれなりに厚みがありますが、丸みを持たせてあまり厚く見えないようになっています。丸みがある分、ヌケもよさそうですね

ボディ下部にタングステンウェートを内蔵することで、高初速・低重心設計になっており、高弾道かつ高い飛距離性能を実現させています。ソールにはそれなりに厚みがありますが、丸みを持たせてあまり厚く見えないようになっています。丸みがある分、ヌケもよさそうですね

ロフト:#5 24°/#6 27°/#7 30°/#8 34°/#9 39°/PW 44°

ロフト設定は7番で30°と、アスリートアイアンの中では立っている部類。アイアン全体の平均で見ると、ほぼ標準と言える設定です。

シャフトバリエーションは、90g台のスチールであるトゥルーテンパー「ダイナミックゴールド95」と、100g台のスチール「NS PRO モーダス3 TOUR105」を用意。

ゆったりと大きめにしなるダイナミックゴールド95は楽にプレーしたい方に、自身でしっかりと振っていきたいならモーダス3 TOUR105がよいでしょう。

トゥルーテンパー「ダイナミックゴールド95」

トゥルーテンパー「ダイナミックゴールド95」

さすがは打感のミズノ!

ヘッドを手に取ってみると本当にマッスルバックにしか見えない、非常にきれいなアイアンです。構えてみても、マッスルバックにしてはちょっと大きめかなといった印象で、とても美しく、目標に対してスクエアに構えやすい形状です。

ドライバーでのヘッドスピード40m/sぐらいで試打開始。すぐに感じたのは打感のよさで、軟鉄とは異なるはじき感がある打感なのですが、芯で打つと振動が少なく、とても軽やかなんです。フェースに乗っている時間が長く感じる重々しい打感もいいものですが、確かな手ごたえを残しつつパンと軽やかに飛んでいく225の打感はとっても気持ちいい! さすがミズノといったところでしょう。

弾道は番手通りの高さで、直進性の高い球が自然と打てますね。40m/sぐらいのヘッドスピードでも十分性能は生かせそうです。つかまり性能は、ほんの少しだけつかまる方向で調整されていると感じました。球筋の操作はできなくもないですが、申し訳程度。直進性の高さを生かして、シンプルにグリーンを狙っていくのに適したモデルです。

軽やかでとっても気持ちよい打感に感動しました! やさしいのに打感がいいのは大きなセールスポイントですね

軽やかでとっても気持ちよい打感に感動しました! やさしいのに打感がいいのは大きなセールスポイントですね

ミズノが誇る鍛造アイアンの技術のひとつが「グレインフォージドHD」。ネックとフェースを一体成型することで、金属組織を途切れさせず、澄んだ打感を生み出します。軟鉄だけでなくクロムモリブデン鋼でもしっかりと効果を発揮していました!

ミズノが誇る鍛造アイアンの技術のひとつが「グレインフォージドHD」。ネックとフェースを一体成型することで、金属組織を途切れさせず、澄んだ打感を生み出します。軟鉄だけでなくクロムモリブデン鋼でもしっかりと効果を発揮していました!

お助け機能はないが、中上級者は扱いやすい

ヘッドスピードを43m/s程度まで高めると、打ち出し角がやや高くなりました。スピン量はさほど増えませんが、高さが出る分、シビアなピンでもしっかりと狙っていけます。

打点のミスへの許容度は、びっくりするほど高いといった感じではありませんが、サイドスピンはかかりにくいので予想外のミスにはなりにくい印象で、飛距離が少々落ちるといった感じ。お助けアイアンが欲しい方にとってはちょっと物足りないかもしれませんが、中上級者にとっては扱いやすいと思います。Mizuno Proシリーズのイメージを裏切らない実力とやさしさを兼ね備えたアイアンと言えますね。

適度なソール幅がダフりのミスも軽減してくれます。トレーリングエッジ(ソール後方側)が面取りされているので、そこまで厚ぼったく見えません。性能を考えてのことだと思いますが、シャープに見えるので所有感も高まります。カッコよさ、大事です!

適度なソール幅がダフりのミスも軽減してくれます。トレーリングエッジ(ソール後方側)が面取りされているので、そこまで厚ぼったく見えません。性能を考えてのことだと思いますが、シャープに見えるので所有感も高まります。カッコよさ、大事です!

クラシカルロフトのモデルよりも1番手ちょっと距離が出るイメージ。スピンは少なめなので風にも強い球になります。その分、インテンショナルに曲げるのにはちょっと苦労します

クラシカルロフトのモデルよりも1番手ちょっと距離が出るイメージ。スピンは少なめなので風にも強い球になります。その分、インテンショナルに曲げるのにはちょっと苦労します

ライバルたちをリードする打感

Mizuno Pro 225アイアンは、現代ゴルファーのニーズ、トレンドを上手く取り込んだ、完成度の高いアイアンでした。ミスに適度に強く直進性の高いこの手のモデルは他社からも複数発売されており、いわば激戦区といえるポジションです。テーラーメイド「P790」、キャロウェイ「APEXアイアン」「X-forged Starアイアン」、ヤマハ「RMXアイアン」、など群雄割拠。

そんな中で225の強みは打感でしょう。顔もよく、ミスに強くて直進性が高い。それでいて打感も気持ちよい。こだわりの強い方ほど225はおすすめですね。

軟鉄鍛造アイアンを古くから作り続けているミズノの、意地と底力を感じるアイアンでした!

写真:野村知也

小倉勇人

小倉勇人

ゴルフショップ店長、クラフトマン、クラブフィッターそして雑誌の編集・執筆業も行う、歌って踊れるゴルフライター。好きなクラブはパター、左利き/右打ち。愛称は「オグさん」。

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