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価格.comゴルフクラブ「人気売れ筋ランキング」6月に売れたのはどれだ?

価格.comにおける、2022年6月のゴルフクラブ「人気売れ筋6月のランキング」ベスト10ではテーラーメイドが、ドライバー/フェアウェイウッド/アイアン/ユーティリティー/パターで5冠を、5月に引き続き獲得している。2021年のベストセラー「SIM2 MAX」の人気はいまだ根強いが、アイアンは「STEALTH」が1位となった。パターは稲見萌寧選手など女子プロが使う「トラス」が圧倒的な人気を誇っている。

※本記事の価格やそのほかの情報は2022年6月末時点でのもので、現在とは異なる場合があります

【ドライバー編】
新商品が5製品ランクイン!

2022年6月の、価格.comにおけるドライバー月間人気売れ筋ランキング

2022年6月の、価格.comにおけるドライバー月間人気売れ筋ランキング

6月のランキングベスト10のうち、テーラーメイド5製品、キャロウェイ4製品、ダンロップ1製品がランクイン。このうち、新モデルが5製品と、現行モデルの人気が、売れ筋ランキングで徐々に上位を占めるようになってきている。

1位はテーラーメイドの「SIM2 MAX ・純正シャフトTENSEI BLUE TM50・SR・10.5°」となった。5月の1位と同じモデル/スペックだ。昨年のベストセラーモデルは引き続き強く、平均価格47,365円で、直近の最安値は39,000円と、4万円を切っている。2021年発売のこのモデルは「フォージドミルドアルミニウムリング」を始め、新しいテクノロジーを搭載。新規性もまだある「SIM2」シリーズ3製品の中で、ほどほどつかまりのよい「MAX」は、使いやすさで人気を得ている。7位には、同モデルのSシャフト仕様が入っている。

2位はキャロウェイの「ROGUE ST MAX D ・純正シャフトVENTUS 5 for Callaway ・S ・10.5°」となった。2022年発売の「ROGUE ST」4製品の中で、「MAX D」は、つかまりがよく高弾道が打て、スライスやミスヒットに強いとあって、初中級者にピッタリのモデルである。平均価格は64,172円、最安値は55,620円。5万円を超えてはいるが、新商品ということもあって2位に入った。6位には同シリーズの「ROGUE ST MAX・純正シャフトVENTUS 5 for Callaway・S・10.5°」、9位にも「ROGUE ST MAX FAST・純正シャフトSPEEDER NX 40 for Callaway・SR ・10.5°」が入り、キャロウェイの現行モデルでは「ROGUE ST」が5月に引き続き人気となっている。AIを用いて各モデルに専用設計される「FLASHフェースSS22」が、スイートエリアを拡大しているという。

そのほかの現行モデルでは、5位にテーラーメイドの「STEALTH・純正シャフトTENSEI RED TM50・S・10.5°」、10位に「ゼクシオ 12 ネイビー・MP1200 ネイビー フレックス・SR・10.5」°がランクイン。今月ベスト10に入ったドライバーのロフトはすべて10.5°であることにも注目したい。球が上がりやすく、使い勝手のよいことが支持を得たからだろう。

7月は、ゴルファーが様子見していたキャロウェイ「ROGUE ST」4製品、テーラーメイド「STEALTH」3製品がベスト10に入るか、また、国産メーカーがどこまで食い込むかに注目しよう。

【フェアウェイウッド編】
「SIM2 MAX FW」がベスト3を独占

2022年6月の、価格.comにおけるフェアウェイウッド月間人気売れ筋ランキング

2022年6月の、価格.comにおけるフェアウェイウッド月間人気売れ筋ランキング

6月のフェアウェイウッド(以下、FW)で人気だったのは、引き続きテーラーメイドとキャロウェイだ。
テーラーメイド6製品、キャロウェイ4製品と、今月は2社でベスト10を分け合う格好となった。

1位はテーラーメイドの「SIM2 MAX #3・純正シャフトTENSEI BLUE TM50・S・15°・190cm3」である。平均価格24,635円、最安値は22,700円と、まだ新しい2021年モデルがこの価格で購入できるのが人気の要因。2位は同モデルの番手違い「SIM2 MAX #5・純正シャフトTENSEI BLUE TM50・S・18°・160cm3」である。前月は#5が1位、#3が2位に付けていたので、今月順位が入れ替わった。また3位には、同モデルのフレックス違い「SIM2 MAX #5・純正シャフトTENSEI BLUE TM50・SR・18°・160cm3」が入り、ベスト3は「SIM2 MAX」のFWが独占することに。

「SIM2」FWシリーズ3製品の中で、たとえば#3の体積は「SIM2 MAX」が190cm3、「SIM2」が170cm3、「SIM2 D」が195cm3であり、「SIM2 MAX」は使いやすい大きさであることが分かる。ソールの接地面積を最小限に抑えた「Vスチールソール」は低重心化にも寄与し、カーボンクラウンボディでやさしく球を上げられることが人気を呼んでいる。ドライバーで1位の「SIM2 MAX」だが、FWの需要も高い。7位にはさらに大型でつかまりのよい「SIM2 MAX D #5・純正シャフトTENSEI BLUE TM50・S・19°・165cm3」が入っている。

4位にはキャロウェイの現行モデル「ROGUE ST MAX #3・純正シャフトVENTUS 5 for Callaway フレックス・S・15°・174cm3」がランクイン。最安値は31,030円と、まだ3万円を超えてはいるが、シャローフェースで球が上げやすく、2022年モデルの中では一番の人気となっている。

5位にはテーラーメイドの現行モデル「STEALTH #5・純正シャフトTENSEI RED TM50・S・18°・165cm3」が入っているが、最安値で31,450円と、こちらもまだ3万円を超えている。しかし、2022年発売のドライバーが徐々に売れ筋上位に入ってきており、同シリーズのFWも連動する形で人気が出てきているようだ。

FWベスト10のうち、現行モデルは4製品。これらがこれからどこまで伸びるかに注目である。

【アイアンセット編】
「STEALTH」が初の首位に!

2022年6月の、価格.comにおけるアイアンセット月間人気売れ筋ランキング

2022年6月の、価格.comにおけるアイアンセット月間人気売れ筋ランキング

6月のアイアンセットのベスト10には、テーラーメイド6製品、ダンロップ2製品で、タイトリストとフォーティーンの1製品がともに入った。テーラーメイドのアイアンが、引き続き人気を得ている。

1位はテーラーメイドの現行モデル「STEALTH アイアン 5本セット・KBS MAX MT85 JP・S」である。2022年モデルのアイアンが1位を獲得したのは、今年になって初めてだ。平均価格85,658円、最安値74,200円。発売当初に比べれば1万円程度下がっているが、最安値でもまだ7万円を超えている。ミスヒットに強い中空構造を持ち、ほかにも同社の最新の技術を詰め込んだアイアンだ。「トウラップテクノロジー」はトウ側の金属を削り、その余剰重量で低重心設計を実現。ヘッド剛性を高める「キャップバックデザイン」、ヘッド下部の打点によるエネルギーロスを防ぐ「貫通型スピードポケット」など、テーラーメイドが誇る独自のテクノロジーを複数搭載しているのも、大きな支持を得る要因であろう。本モデルは7番でロフト28°と、飛び系アイアンに分類できる。4月は10位、5月は3位であったが、ドライバーユーザーに同モデルのアイアンが敷衍し始めたことが推定できる。

テーラーメイドはほかにも、3位に「SIM2 MAX アイアン 5本セット・TENSEI BLUE TM60・R」、4位に「SIM MAX アイアン 5本セット・KBS MAX85 JP・S」、5位に「SIM2 MAX アイアン 5本セット・TENSEI BLUE TM60・S」をランクインさせており、さらに、2021年モデル「SIM2]、2020年モデル「SIM」とも上位に入るなど、アイアンセットのランキングにおいてはテーラーメイドの強さが際立つのが分かる。

2位はダンロップの「スリクソン ZX5 アイアン 6本セット・NS PRO 950GH DST・S」。4月の3位、5月の4位に引き続いての人気である。「ZX5」は、飛距離と安定性を重視し、ボディーは軟鉄鍛造、フェースにはクロムバナジウム鋼を採用したアイアンだ。7番のロフトは31。でコントロール性能を重視しながらも、ポケットキャビティー構造によってやさしさも併せ持つアイアンである。平均価格95,782円、最安値89,000円と。安定した価格も購買を後押ししたと見ることができよう。

8位には、タイトリスト2021年10月発売の現行モデル「T100S アイアン 5本セット・NS PRO 105T・S」がランクイン。人気の「T100」と、コンパクトでシャープな見た目と操作性は同じだが、ロフトは7番で32°(T100は34°)と、より強い弾道が打てるモデルだ。タングステンウエイトも内蔵されていてミスにも強い。なお、平均価格102,126円、最安値84,104円だ。

【ユーティリティー編】
買いやすい「M4 2021年モデル」が1位に

2022年6月の、価格.comにおけるユーティリティー月間人気売れ筋ランキング

2022年6月の、価格.comにおけるユーティリティー月間人気売れ筋ランキング

6月のユーティリティー(以下、UT)ベスト10の内訳は、テーラーメイド8製品、キャロウェイ1製品、ダンロップ1製品。引き続き「レスキュー」(テーラーメイドのUTの呼称)を作ったテーラーメイド製品の人気が高い。

1位は、テーラーメイドの2021年10月発売モデル「M4 2021年モデル・Atmos Red・S ・25°」。平均価格12,100円と、その安さが人気の要因と考えられる。テーラーメイド独自のテクノロジー「スピードポケット」などによって広いスイートエリアを持ち、安心感を与えるヘッド形状と相まってやさしく打てるUTだ。5月は10位であったが、価格.comにおける口コミでも価格と性能の評価が高く、ついに1位を獲得した。なお、8位にも同モデルのスペック違いが入っている。「M4」シリーズが最初に発売されたのは2018年だが、現在新品で流通しているのは2021年モデルである。

2位は同じくテーラーメイドの「SIM MAX・KBS MAX85 JP フレックス・S 22°」。「SIM MAX」のUTは抜けのよさを実現する「Vスチールソール」を採用し、飛ばして狙える仕様となっている。2020年2月発売で、平均価格が15,400円。先月よりさらに価格が1,000円ほど下がり、コストパフォーマンスが良好ゆえに引き続いての人気を得ている。

3位は「SIM2 MAX・TENSEI BLUE TM60・S・28°」。先月、同モデルのロフト22°が2位となったが、このロフト違いを求めるユーザーが増えていると推測できる。4位、7位、9位にも「SIM2 MAX」のスペック違いが入った。2021年モデルで、平均価格は19,800円。2万円を切っており、まだ新しさも含めてコストパフォーマンスがよいと判断されているようだ。

5位にはテーラーメイドの現行モデル「STEALTH・TENSEI RED TM60・S・22°」が入っている。平均価格30,908円、最安値27,710円と、まだ3万円近いプライスタグを掲げるが、「STEALTH」シリーズの人気はUTにも波及し始めていると見てよいだろう。カーボンクラウンを採用し、従来モデルと比べてさらなる低・深重心を実現し、飛距離性能とミスへの寛容性を両立させている。抜けのよさを追求した「Vスチールソール」、スイートエリアを拡大する「インバーテッド・コーン・テクノロジー」など、従来モデルで好評だったテクノロジーを引き続き搭載している。ちなみに、ドライバーはカーボンフェースを搭載するが、FWやUTのフェースにはマレージング鋼/ステンレススチールが使われる。

実はUTのベスト10のうち、ロフト22°が5製品。ロングアイアンが打てないアマチュアにとって、文字どおり“レスキュー”となるクラブである。

【ウェッジ編】
クリーブランドが5か月連続1位を堅守

2022年6月の、価格.comにおけるウェッジ月間人気売れ筋ランキング

2022年6月の、価格.comにおけるウェッジ月間人気売れ筋ランキング

6月のウェッジランキング、ベスト10の内訳は、クリーブランド4製品、タイトリスト3製品、キャロウェイ2製品、フォーティーン1製品。今月は、2大ウェッジメーカーにキャロウェイとフォーティーンが食い込んできている。

1位は、クリーブランドの「RTX ZIPCORE ウェッジ ツアーサテン・NS PRO 950GH・S・48°・10°」。何と5か月連続で1位に輝いた。ネック部に軽比重のセラミックピンをインサートし、余剰重量をトウ側へ配置することで重心位置を打点位置に近付けることに成功。これによって、ボール初速とスピン量を安定させている。2020年9月発売で、平均価格は13,200円、最安値12,540円。価格はしばらく安定している。3位は同モデルのシャフト・ロフト違い「ダイナミックゴールド S200・52°」、10位もシャフト違いの「ダイナミックゴールド S200・48°」がランクインしており、5月に引き続き「RTX ZIPCORE ウェッジ ツアーサテン」が価格.comでの人気ウェッジだ。

2位は、タイトリストが2022年3月に発売した新商品「ボーケイデザイン SM9 ウェッジ ツアークローム・ダイナミックゴールド S200・52°・12F」となった。現行モデルで、平均価格21,935円、最安値20,625円と、まだ2万円台を維持している。この「SM9」は、最先端のテクノロジーとこだわりのクラフトマンシップから生み出されたウェッジ。弾道の高さをイメージ通りにコントロールできることから、プロや上級者の人気が高い。この「Fグラインド」はソール接地面積が広いうえ、スクエアに構えやすく、フルショットからグリーン周りでのピッチ&ランなど、使い途が豊富な番手だ。

5位には「ボーケイデザイン SM8 ウェッジ ツアークローム・NS PRO 950GH neo・S・56°・8M」が入っている。平均価格17,584円、最安値15,900円。「SM9」の一世代前のモデルで、「SM9」の発売を受けて16,000円を切り、さらに買いやすくなっている。6位には同モデルのシャフト違い「ダイナミックゴールド S200」が入った。

8位タイにはフォーティーンの2022年3月発売の新商品「DJ-5 ウェッジ BLACK Edition・NS PRO DS-91wBK・W・56・8°」が初めてランクイン。高いスピン性能で支持されているフォーティーンであるが、この「DJ」は、プロのようなテクニックを持たないアマチュアゴルファーのためのブランドだ。ヘッド素材は軟鉄「S20C」を使用した鍛造製法、幅広いソールとキャビティー構造で、「よりやさしく」「より使いやすく」を追求したウェッジで、ライトブラックメッキ仕上げを施している。平均価格21,226円、最安値18,187円である。

【パター編】
テーラーメイドの“トラス”がワンツーフィニッシュ

2022年6月の、価格.comにおけるパター月間人気売れ筋ランキング

2022年6月の、価格.comにおけるパター月間人気売れ筋ランキング

6月のベスト10には、テーラーメイド6製品、オデッセイ3製品、スコッティ・キャメロン1製品が入った。

1位、2位はテーラーメイドの「TP COLLECTION HYDRO BLAST JUNO TB1 」の34インチと33インチ。同モデルが長さ違いでワンツーフィニッシュを飾った。日本の女子ツアーでの使用が目立つ「トラス構造」を持つパターで、市場でも圧倒的な人気を得ている。ちなみに「TB」は「トラスブレード」の頭文字。ブレードタイプのすっきりした見た目と、曲げ剛性に強いトラスデザインのネックが特徴だ。5月はセンターシャフトモデルの「TB2」が1位と2位に付けたが、今月はヒール側にシャフトが刺さっている「TB1」の長さ違いがそのポジションに入った格好だ。これは稲見萌寧選手が使用しているモデルでもある。発売は2021年6月であるが、平均価格35,074円、最安値31,680円で、価格は先月よりは下がっている。

テーラーメイドの「TP COLLECTION 」シリーズは、6位、7位、8位と9位タイにも顔を出していることから、人気は圧倒的。ゴルフ場で“トラスパター”を使うゴルファーを多く見かけることも、それを裏付けていよう。

3位は、先月と同じくオデッセイ「DFX 2-BALL」の34インチ。人気の2ボールパターで、黒いルックスを持ち、インサートはオデッセイ史上最もやわらかい素材を採用した。2021年6月発売で、平均価格17,177円、最安値14,440円となっている。

嶋崎平人

嶋崎平人

しまさき ひらと。スポーツ用品メーカー、クラブ・ボールの商品開発、広報・宣伝、プロトーナメント運営等を担当。クラブ特許を20件以上出願。退職後、ゴルフライターとしてメディアで執筆活動中。また多方面からゴルフ活性化活動を推進。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。

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