価格.comのゴルフカテゴリーにおける2023年9月の人気ランキング、各カテゴリーの1位は下記のとおりとなった。
●ドライバー:テーラーメイド
●フェアウェイウッド(以下、FW):キャロウェイ
●アイアン:テーラーメイド
●ユーティリティー(以下、UT):テーラーメイド
●ウェッジ:クリーブランド
●パター:オデッセイ
●ボール:ブリヂストン
テーラーメイドが3部門で1位を獲得し、強さが目立つ。各社の2023年モデルが出揃い、新商品がベスト10に多く入ってきている。
※本記事の価格やそのほかの情報は、2023年9月末時点のもので、現在とは異なる場合があります。
価格.comにおける、2023年9月のドライバー月間人気売れ筋ランキング
9月の売れ筋ランキングベスト10には、テーラーメイド4製品、キャロウェイ4製品、ダンロップ2製品がランクインした。このうち、2023年モデル新商品が5製品入っているいっぽう、価格が下がっている過年度モデルも人気が出ている。
1位はテーラーメイドから2022年10月に発売された新商品「STEALTH グローレ・純正シャフトSPEEDER NX for TM・SR・10.5度」である。平均価格57,570円、最安値42,197円で、先月より1万円近く価格が下がって人気である。同社の「グローレ」は初代の登場から10年目を迎え、本作では60層のカーボンツイストフェースに加えてフォージドアルミニウムリングを採用することで余剰重量を創出した。ドローバイアス設計で、重心を下げるための「バックウェイト」も搭載。最適重量配分による慣性モーメントの拡大により、やさしさと高い安定性を実現している。試打評価でも「楽に打てて球がつかまり、球が上げやすくやさしい」と、人気が継続中である。
5位にも同モデルのフレックス違い「STEALTH グローレ・純正シャフトSPEEDER NX for TM フレックス・S・10.5度」、7位にもフレックス違い「STEALTH グローレ・純正シャフトSPEEDER NX for TM・R・10.5度」がランクインした。テーラーメイドでは3位にも、2023年2月発売の「STEALTH2 HD・純正シャフトTENSEI RED TM50・S・10.5度」が入っている。同製品は前月まで3か月連続で1位であった。平均価格 63,977円、最安値 49,800円で、最安値が先月より5,000円以上下がっている。
2位はダンロップから2021年12月に発売された「ゼクシオ 12・純正シャフトMP1200 ネイビー・R・10.5度」である。平均価格 48,138円、最安値 40,041円で、モデルチェンジのタイミングにより先月より1万円近く価格が下がって人気が再燃している。ヘッドのクラウン部に設けた凸部「ActivWing」がダウンスイング時の空力をコントロールすることでヘッドのブレを抑えて最適なインパクトを実現。「REBOUND FRAME」構造との相乗効果でボールスピードを向上させる構造が特徴だ。4位にも同モデルのフレックス違い「ゼクシオ 12・純正シャフトMP1200 ネイビー・SR・10.5度」が入っている。
6位はキャロウェイから2023年2月に発売された新商品「PARADYM・純正シャフトVENTUS TR 5 for Callaway・S・10.5度」である。平均価格 73,141円、最安値 57,090円で、価格は安定している。ヘッド中間部分に、業界初のカーボン素材のみで構成した「360°カーボンシャーシ」を導入。これによって大きな余剰重量を生み出したことにより、ターゲットゴルファーに合わせて、相反する性能を妥協することなく追求した。シリーズとしては4製品がラインアップされており、最もスタンダードで幅広いプレイヤーに対応するのが「PARADYM」だ。やや洋ナシ型にも近い構えやすい形状をしており、「ペリメーターウェイト」や「アジャスタブルホーゼル」によって自分好みの仕様に調整できる。
新商品の2023年モデルが5製品入り、テーラーメイドのカーボンフェース「STEALTH グローレ」が1位となった。ベスト10に入ったドライバーのロフトは10.5度が8製品、9度が2製品で、10.5度の人気が高い。フレックス別に見ると、Sが6製品、SRが2製品、Rが2製品である。
10月は、2023年モデルのテーラーメイド「STEALTH 2」とキャロウェイの「PARADYM」による首位争いに注目。また、「ゼクシオ12」の価格が下がっているので、ランキングにどのように影響するかも注目である。
価格.comにおける、2023年9月のフェアウェイウッド月間人気売れ筋ランキング
9月のFWランキングには、キャロウェイ5製品、テーラーメイド、ヤマハ、ダンロップ各2製品がランクインした。FWではキャロウェイの強さが目立っているが、女子プロが使用して人気のヤマハが2製品入った。2023年モデルのランクインはなかった。
1位は先月に続き、キャロウェイ「ROGUE ST MAX#3・純正シャフトVENTUS 5 for Callaway・S・15度・174cc」が入った。平均価格 35,600円、最安値 22,800円で先月より5,000円程度価格が上がっている。2位にも同モデルの番手、シャフト違い「ROGUE ST MAX#5・純正シャフトSpeeder NX 50・S・18度・148cc」がランクイン。「ROGUE ST MAX」FWは、「FLASH フェースSS22」という技術を搭載。フェースカップの素材には高強度の素材C300マレージング鋼素材を採用し、ボール初速を上げる設計だ。また、シャローフェースで球が上げやすいのも特徴である。7位にも同シリーズの「ROGUE ST MAX #3・純正シャフトSpeeder NX 50・S・16度・181cc」、8位タイにも同シリーズの「ROGUE ST MAX #5・純正シャフトVENTUS 5 for Callaway・S・18度・148cc」が入っており、「ROGUE ST」シリーズがベスト10に4製品入る人気振りを見せた。
3位は、ヤマハから2021年10月に発売された「リミックス VD FW #3・純正シャフトDiamana YR f・R・15度」である。平均価格 28,446円、最安値 26,130円で。原英莉花選手、藤田さいき選手など女子プロが使用することで人気だ。フェースに高い反発性能を持ったβチタン(ZAT158チタン偏肉フェース)を採用し、ボール初速が大幅にアップ。クラウンには軽量カーボン、ボディには6-4チタン精密鋳造、ソールには高比重合金を配したことで超低重心化を達成し、高打ち出し・高初速・低スピンを実現している。4位にも同モデルの番手違い「リミックス VD FW #5・純正シャフトDiamana YR f・S・18度」が入っている。
ベスト10に入った製品の番手内訳を見ると、#3が6製品、#5が4製品、#7が1製品で、先月とは逆に#3が人気となった。
価格.comにおける、2023年9月のアイアンセット月間人気売れ筋ランキング
9月アイアンセットのランキングベスト10には、ダンロップ5製品、テーラーメイド4製品、ブリヂストン1製品が入っている。ダンロップの「スリクソン ZX5 MkII」が引き続き人気を得ている。2023年モデルのランクインは5製品で、鍛造アイアンは6製品。
1位はテーラーメイドから2022年2月に発売された「STEALTH アイアン 5本セット・KBS MAX MT85 JP・S」。ちなみに、「STEALTHアイアン」は2023年に新モデルの投入はなかった。平均価格 76,908円、最安値 68,000円で、平均価格は前月より4,000円程度下がっている。ミスヒットに強い中空構造で、トゥ側の金属を削ってその余剰重量で低重心設計を実現。ヘッド剛性を高める「キャップバックデザイン」や、ヘッド下部の打点によるエネルギーロスを防ぐ「貫通型スピードポケット」など、同社独自のテクノロジーを複数搭載したアイアンである。7番のロフトは28度で、“飛び系アイアン”に分類される。
6位にも同社から2023年9月に発売された新商品「P790 アイアン 2023年モデル 5本セット・NS PRO MODUS3 TOUR 105・S」が入った。平均価格 133,658円、最安値 107,479円である。アスリートゴルファーが求めるコントロール性能や飛距離性能と寛容性に加え、見た目の美しさも追求。番手別ヘッド設計「FLTD・CG デザイン」を採用する。重量や形状の異なるタングステンウェイトを各番手に配置することで、ロングアイアンでは「飛ばしやすさ」、ミドルアイアンでは「狙いやすさ」、ショートアイアンでは「止まりやすさ」を感じられ、寛容性と安定性を向上させたとうたうモデルだ。
2位はダンロップから2022年11月に発売された新商品「スリクソン ZX5 MkII アイアン 6本セット・NS PRO 950GH neo DST・S」である。平均価格 111,099円、最安値 89,800円。5位にも同モデルのシャフト違い「スリクソン ZX5 MkII アイアン 6本セット・NS PRO MODUS3 TOUR105 DST・S」、10位にも同モデルのシャフト違い「スリクソン ZX5 MkII アイアン 6本セット・Diamana ZX-II for IRON・S」が入っている。「ZX5 MkII アイアン」は、フェース周辺部に配した溝「スピードグルーブ」と、最適なフェース肉厚設計の「MAINFRAME MkII」により放たれるすぐれたボールスピードに加え、外観、スピン、操作性、寛容性などのバランスが取れたアイアン。ソール形状、バンス角の最適な設計により、インパクト時の抜けのよさがさらに向上した新 「TOUR V.T.SOLE」を採用する。ロフトは7番で31度。「スリクソンMkII アイアン」シリーズにはハーフキャビティの「ZX7」、ポケットキャビティの「ZX5」、中空アイアンの「ZX4」があり、そのなかでは「ZX5」が人気である。
4位にはブリヂストンが2022年9月に発売した「222CB+ アイアン 6本セット・NS PRO 950GH neo・S」が入っている。平均価格 99,782円、最安値 76,590円と、価格は安定している。「B」シリーズのアイアン3種類「220MB」「221CB」「222CB+」の中ではいちばんロフトが立っていて、7番で31度。「デュアルワイドポケット」の採用で、フィーリングとやさしさを両立したモデルで、3モデルの中で最も高い飛距離性能を持つ。タングステンウェイトなどを使わず軟鉄鍛造だけで仕上げた、プロや上級者に好まれる仕様だ。
価格.comにおける、2023年9月のユーティリティー月間人気売れ筋ランキング
9月のUTランキングのベスト10には、テーラーメイド5製品、キャロウェイ4製品、ダンロップ1製品が入った。UTはテーラーメイドが強い分野である。2023年モデルは1製品がランクイン。
1位は、先月2位だったモデルが奪還。テーラーメイドから2022年2月に発売された「STEALTH・TENSEI RED TM60・S・25度」である。平均価格 22,830円、最安値 20,800円。カーボンクラウンを採用し、従来モデルと比べてさらなる低・深重心を実現し、飛距離性能とミスへの寛容性を両立させている。
10位にも同モデルのロフト違い「STEALTH・TENSEI RED TM60・S・19度」が入っている。7位タイには同社から2023年2月に発売された新商品「STEALTH2・TENSEI RED TM60・S・22度」がランクイン。平均価格 30,265円、最安値 25,600円である。「STEALTH2」は、レスキュー(テーラーメイドでのUTの呼称)専用設計の「アドバンスドICTフェース」を採用。より大きなスイートエリアを生み出すためのモデル別、ロフト別設計で作られている。フェースのセンターでヒットしても、オフセンターでヒットしてもボールスピードをアップし、さらに「ツイストフェース」搭載による安定性と高い再現性を可能にしている。また、新構造のカーボンクラウン、「貫通型スピードポケット」、「Vスチールソール」を搭載し、飛距離性能を保ちながら、さらなる寛容性に加えて高い直進性を兼ね備えたモデルだ。
2位は、キャロウェイが2022年3月に発売した「ROGUE ST MAX・VENTUS 5 for Callaway・S・20度」である。平均価格 20,915円、最安値 18,980円。フレーム状の「JAILBREAK ST」をヘッド内のトゥ・ヒールに設置し、従来よりもフェースカップの端までしっかりとたわませてボール初速を向上する設計だ。7位タイにも同モデルのロフト違い「ROGUE ST MAX・VENTUS 5 for Callaway・S・23度」が入っている。9位にもモデル違いの「ROGUE ST MAX FAST・Speeder NX 40 for Callaway・S・21度」がランクインした。
3位はダンロップが2021年12月に発売した「ゼクシオ 12 ネイビー・MP1200 ネイビー・R・18度」である。平均価格 29,485円、最安値 23,981円で、平均価格が先月より5,000円下がり人気となっている。
ベスト10に入った製品をロフト別に見ると、18度が1製品、19度が2製品、20度が1製品、21度が2製品、22度が1製品、23度が1製品、25度が2製品となった。
価格.comにおける、2023年9月のウェッジ月間人気売れ筋ランキング
9月のウェッジランキングベスト10の内訳は、クリーブランドとテーラーメイドが各4製品、タイトリストが2製品である。新商品は3製品で、売れ筋のウェッジは新商品に切り替わってきている。
1位には、クリーブランドが2023年3月に発売した新商品「RTX 6 ZIPCORE ウェッジ ツアーサテン・ダイナミックゴールド・S200・46度・10度」が4か月連続でランクイン。平均価格 16,171円、最安値 13,927円で、価格は安定している。ロフト別に異なるフェースブラストとレーザーミーリングを搭載した「HydraZip」フェースにより、ラフやウェット時など芝や砂、水分などがボールとフェースに入り込むような悪条件下においてスピン性能が向上する。また、ネック部にインサートする軽比重のセラミックピンを大型化し、余剰重量を創出。打点位置に近い重心位置を実現し、上下の慣性モーメントを増大させることで、飛距離安定性や方向安定性を向上させている。クリーブランド製品は4位にも2020年9月発売の「RTX ZIPCORE ウェッジ ツアーサテン・NS PRO 950GH・S・50度・10 度」が入っている。平均価格、最安値とも11,000円と低価格で人気である。8位タイにも同モデルのロフト違い「RTX ZIPCORE ウェッジ ツアーサテン・NS PRO 950GH・S・58度・10度」が入っている。ネック内部にセラミックピンを内蔵し、重心位置をフェースセンター寄りにすることで、打球の安定性を向上させている。さらに、余剰重量をトゥ側上部に配置することで、上下の慣性モーメントをアップさせ、打球のばらつきを抑制している。また、新溝設計「ULTIZIP(アルチジップ) GROOVES」は、特に悪条件下でのスピン性能が安定し、フェース溝の耐久性も向上している。
2位は、テーラーメイドから2021年9月に発売されたモデル「ミルド グラインド 3 ウェッジ クローム・NS PRO MODUS3 TOUR 105・S・58度・11度」。平均価格 11,991円、最安値 10,200円と、ほぼ1万円で買えるウェッジということで人気が出てきた。9位にも同モデルの左打ちモデル「ミルド グラインド 3 ウェッジ レフティー クローム・NS PRO MODUS3 TOUR 105・S・52度・9度」、10位にも同モデルのロフト違い「ミルド グラインド 3 ウェッジ クローム・NS PRO MODUS3 TOUR 105・S・60度・10度」が入り、3モデルがベスト10に入った。
3位はタイトリストの2022年3月発売モデル「ボーケイデザイン SM9 ウェッジ ツアークローム・ダイナミックゴールド・S200・52度・12度F」である。平均価格 19,551円、最安値 17,676円で、価格は安定している。「SM9」は弾道の高さをイメージどおりにコントロールし、精度の高いドロップ&ストップを極めるために、最先端のテクノロジーとクラフトマンシップから生み出されたウェッジだ。
ランクインしたウェッジのロフトを見ると46度と48度が各1製品、50度、52度が各2製品、56度1製品、58度2製品、60度1製品である。
価格.comにおける、2023年9月のパター月間人気売れ筋ランキング
9月のパターランキングベスト10は、テーラーメイド5製品、オデッセイ4製品、スコッティ・キャメロン1製品がランクインした。うち“三角ホーゼル”搭載モデルが7製品。2023年モデルは4製品である。
1位は、先月2位につけたオデッセイの2023年4月発売モデル「TRI-BEAM #7 34インチ」である。平均価格 34,722円、最安値 31,154円で、平均価格は先月より1,000円上がっている。「TRI-BEAM」の最大の特徴は新しい形状のホーゼル。ちなみに、「BEAM」とは建物において上からの荷重を支えている梁(はり)のことだ。
ホーゼルがトライアングル形状ということもあり、オデッセイでは「ラケットホーゼル」と呼んでいるが、これは従来よりもヘッドの広い範囲に繋がって支えるスタイルなので、オフセンターヒット時のヘッドのブレに強い。6タイプがラインアップされており、女子プロの多くが使用していて人気が出ている。3位にも同シリーズの「TRI-BEAM DOUBLE WIDE 34インチ」が入っている。
2位は、先月まで7か月連続1位を記録したテーラーメイドの2022年6月発売モデル「TP COLLECTION HYDRO BLAST JUNO TB1.5 34インチ」である。平均価格 24,474円、最安値 21,000円で先月とほぼ同じで、価格は安定している。「トラスホーゼル」の採用により、ミスヒット時にフェースのねじれを抑え、ボールの直進性を向上。その名のとおり「TB1.5」は「TB1」と「TB2」の中間の重心角に設計され、「TB1」よりもフェースの開閉を抑えてあり、安定したストロークができる。「トラスホーゼル」のこのシリーズは引き続き人気で、5位にも2021年6月発売「TP COLLECTION HYDRO BLAST JUNO TB1 33インチ」が入っている。平均価格 22,053円、最安値 19,800円である。10位にも2021年6月発売「TP COLLECTION HYDRO BLAST BANDON TM1 34インチ」が入っている。平均価格 26,840円、最安値 19,800円。
テーラーメイドは6位にも2023年3月発売の「Spider GTX RED TRUSS TM2 34インチ」をランクインさせた。平均価格 38,739円、最安値 34,000円で、最安値は先月より4,000円以上上がっている。「Spider」の原点とも言える高慣性モーメントで洗練されたヘッドシェイプを継承。流線形のラインとシャープなアングルが、構えたときの安心感を与えてくれる。高慣性モーメントによるすぐれた安定性と寛容性を両立している。ブラックTPUウレタンとシルバーアルミニウムの複合素材からなる「Pure Roll 2」インサートを採用。45度の角度で下向きに入った溝が、フェース全体のトップスピンを向上させ、効率的に順回転を生み出しスムーズな転がりを実現している。8位タイにも2022年7月発売の「Spider GT TM2 34インチ」がランクイン。平均価格 26,706円、最安値 24,040円で、先月より4,000円程度下がっている。
7位はスコッティ・キャメロンから2023年3月に発売された新商品「スーパーセレクト ニューポート 2 34インチ」。平均価格 63,609円、最安値 52,799円で価格は安定している。ブレードパターとミッドマレットパターのデザインを進化させ、新たなミーリング方法や改良されたネックデザイン、洗練されたシェイプ、進化したマルチマテリアル構造、そして最先端の重量配分を備えている。また、303ステンレススチールのソリッドなフェース、ステンレススチールのソールウェイト、トライソールデザイン、ツアーからインスピレーションを受けた「NEW アイビーム プラミングネック」、「デュアルミルドフェーステクノロジー」を採用。シャープでメカニカルな形状を持つフラッグシップモデルである。
パターの“三角ホーゼル”を持つモデルは今までテーラーメイドだけであったが、オデッセイも新商品を投入したことで、ベスト10に7製品入っている。
パターの長さを見ると、33インチが2製品、34インチが8製品である。
価格.comにおける、2023年9月のゴルフボール月間人気売れ筋ランキング
9月のゴルフボールランキングのベスト10内訳は、ダンロップとテーラーメイドが3製品ずつ、ブリヂストンと本間ゴルフが2製品ずつとなった。2023年モデルは1製品。
1位は、ブリヂストンから2021年2月に発売されたモデル「BRIDGESTONE GOLF TOUR B JGR 2021年モデル [ホワイト]」が2か月連続でランクイン。同モデルの新商品発売を受けて、平均価格 4,544円、最安値 4,050円と、価格が下がっている。「マッスルコア」をつぶして低スピン、そして復元力で高初速を実現する、飛ばす設計のディスタンス系3ピースボールだ。5位も同社から2014年10月に発売されたモデル「PHYZ Premium [ゴールドパール]」である。平均価格 3,473円、最安値 3,036円。ディスタンス系の4ピースボールで、打感のやわらかさが特徴だ。価格が大幅に下がり、人気が出た。
2位は、本間ゴルフから2022年3月に発売されたモデル「ホンマ D1 BT2201 2022年モデル [グリーン]」。平均価格 2,049円、最安値 1,111円と、価格の安さで人気のディスタンス系2ピースボールだ。「ロースピンラバーコア」と高反発・高耐久アイオノマーカバーを組み合わせている。9位に同モデルの色違いマルチカラー(4色)が入っている。
3位はダンロップから2022年3月に発売されたモデル「スリクソン TRI-STAR 2022年モデル [ホワイト]」。平均価格 3,445円、最安値 2,840円で、価格は安定している。大きな飛距離性能とスピンコントロール性能を高い次元で両立させたディスタンス系3ピースボールだ。7位にも同社から2022年3月に発売されたモデル「スリクソン AD SPEED 2022年モデル [ホワイト]」がランクイン。ディスタンス系2ピースボールで、平均価格 2,731円、最安値 2,180円である。
ゴルフボールランキングのベスト10のうち、ディスタンス系は6製品、コントロール(スピン)系は4製品であった。
各メーカーの2023年モデルの新商品が、ドライバー、FW、アイアン、UT、ウェッジ、パター、ボールと出揃った。10月のランキングでは、過年度モデルを押しのけて新製品がどれだけ入るか注目である。
ただ、2024年モデルの発表を控えて、過年度モデルの価格が下がる傾向にあり、それが順位の変動をうながす可能性もある。ドライバーでは、テーラーメイド「STEALTH2」、キャロウェイ「PARADYM」の1位争いも注目である。