だから「ザ・ノース・フェイス」は選ばれる!

オンロードラン時の収納に最適! 多ポケットのザ・ノース・フェイス「ペーサーベルト」

連載第57回「ペーサーベルト」

本連載「だからザ・ノース・フェイスは選ばれる!」は、現在セールス絶好調のザ・ノース・フェイスが、ユーザーから選ばれる理由を検証する企画。第57回は、「PACER BELT (ペーサーベルト)」をピックアップした。

ザ・ノース・フェイス「ペーサーベルト」(品番:NM62381)。公式サイト価格は6,380円(税込)

ザ・ノース・フェイス「ペーサーベルト」(品番:NM62381)。公式サイト価格は6,380円(税込)

本プロダクトは、揺れにくさとズレにくさを追求した、快適な走りをサポートするランニングベルト。500mLのソフトフラスクが収納できるコンプレッション付きボトルポケットを備えているため、普段のランニングシーンからマラソン大会で長距離を走るシーンまで活躍してくれる。

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2024/04/02 15:00

従来のウエストポーチよりも収納力高め!

「ペーサーベルト」は、ランニングシーンからライフスタイルシーンまで幅広くマッチするランニングベルト。身体にぴったりとフィットするストレッチ素材をメインファブリックに採用するほか、ウエスト部分は長さを調整できるバックル式ベルト仕様のため、女性から男性までワンサイズで対応する。

また、多様なポケットを搭載。スマホ用スリットポケットを始め、貴重品の収納に便利なファスナーポケット、サングラスホルダーなど、従来のウエストポーチよりも収納力にすぐれている。身体に触れる部分はメッシュ素材なので、汗をかいても素早く乾き、長時間着用しても快適な着け心地をキープしてくれる。

500mLのソフトフラスクが収納できるコンプレッション付きボトルポケットをフロント部分に配している。「THE NORTH FACE」のロゴはリフレクタープリントで、夜間走行時の安全性を高めてくれる

500mLのソフトフラスクが収納できるコンプレッション付きボトルポケットをフロント部分に配している。「THE NORTH FACE」のロゴはリフレクタープリントで、夜間走行時の安全性を高めてくれる

合計3つのフラップ付きポケットを配置。テンプル部分を通すことでサングラスを安全に保持できるサングラスホルダーも装備している

合計3つのフラップ付きポケットを配置。テンプル部分を通すことでサングラスを安全に保持できるサングラスホルダーも装備している

通気性と速乾性にすぐれた柔軟なメッシュ素材を裏地に使用し、快適性とフィット性を追求

通気性と速乾性にすぐれた柔軟なメッシュ素材を裏地に使用し、快適性とフィット性を追求

スマホの収納に便利なスリットポケットをボトルポケットの後部に配している

スマホの収納に便利なスリットポケットをボトルポケットの後部に配している

携行する飲料水はペットボトルではなくフラスクのほうがベター

「ペーサーベルト」を実際に使ってみた!

「ペーサーベルト」を実際に使ってみた!

ランニングする際、スマホや飲料水などを携行するランナーは珍しくない。近年は、ウエスト周りにポケットを配することで、走行中も収容物が揺れることなく快適に走れるようにしたショーツも増えてきている。ザ・ノース・フェイスのラインアップにおいては、「エンデュリスレーシングショーツ」や「フリーランショーツ」などがそれに当たる。

しかしながら、元来ランニングショーツはシンプルな構造が主流で、ポケットが一切付いていないプロダクトも少なくない。そういった製品を使う場合は、ひと昔前はウエストポーチを使用したものだが、正直言ってデザイン的にカッコいいものは少なかったし、ランニング時には上下左右に揺れ、走りにくかった。最近ではNaked社のランニングバンドのようにテンションの高い素材を使用することで身体の一部のようになり、高い収容力も兼ね備えているものもあるが、レースのときならまだしも、普段のランニング時には気合いが入りすぎている印象だった。

そんなときに見つけたザ・ノース・フェイスの「ペーサーベルト」は、スタイリッシュなデザインとそのサイズからは想像できない高い収容力を誇っているプロダクト。最初に走ったときは、中央部のポケットにスマホを、ジッパー付きポケットに家の鍵を入れて走ったが、身体にぴったりとフィットして、不快な揺れはほとんどなかった。スマホを入れたポケットは特にフラップやジッパーは付いていないが、街中でのランニング程度の上下動なら飛び出してしまうこともなさそうだった。

次に走ったときは、上記のものに加えて500mLのペットボトルを携行しようとしたが、入れられることは入れられるものの、走ると揺れが激しくなってしまったので、フラスクに中身を移し替えた。すると、身体とのフィット感が増し、問題なく走り続けられた。

個人的には中央部のポケットにもフラップかジッパーを付けてもらえると、トレイルランニングのように上下動の激しいシーンでも安心できると思ったが、オンロードランニングでは十分なスペックであり、トレイルランニングの際にはザ・ノース・フェイスのラインアップなら「ティーアールベルト」を選んだほうが賢いだろう。

【まとめ】お手頃価格のランニング用ウエストポーチ決定版!

以上のように、ザ・ノース・フェイスの「ペーサーベルト」は、スタイリッシュなデザインとすぐれた機能性のランニング用ウエストポーチを探しているランナーにぴったりなアイテムで、税込で6,380円という買いやすい価格設定もうれしいところ。このプロダクトなら「ウエストポーチはダサい」というイメージを払拭してくれるし、ポケットの付いていないランニングショーツを履きたいときでもスマホなどを携行できる。

欲を言えば、カラーリングをもう少し増やしてもらえるとありがたい。現在は「ブラック」と「ティングレー」の2色という落ち着いたカラーのみの展開だが、「イエロー」「レッド」「ブルー」といった明るいカラーリングがあれば、ランナーからより一層の高い支持を得られるだろう。

南井正弘
Writer
南井正弘
1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドのプロダクト担当として10年間勤務後、ライターに転身。スポーツシューズ、スポーツアパレル、ドレスシューズに関する記事を中心に執筆しており、ランニングギアマガジンやランニング全般のポータルサイト「Runners Pulse」の編集長も務めている。
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牧野裕幸(編集部)
Editor
牧野裕幸(編集部)
アイテム情報誌「GetNavi」や映像エンタメ情報誌「DVD&Blu-rayでーた」(当時)の編集者を経て「価格.comマガジン」へ。スティック&ロボット掃除機、コーヒーメーカー、扇風機、電動歯ブラシ、電気ケトルなどの白物家電のほか、AV機器や加熱式タバコを担当しています。LOVE, LINKIN PARK.
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