Daddy’s Sneaker

26年ぶりの復刻! アディダスの傑作90年代スケシュー「アディマティック」

本連載「Daddy’s Sneaker」は、30〜40歳代のパパにとって本当に使えるスニーカーを模索する企画。ここで言う同世代の平均的なパパたちとは、以下のように定義付けています。

・平日はスーツ姿で出勤。休日は全身ファストブランドで無難な感じにまとめがち
・休日のお出かけは、家族や子供を連れて公園や地元のショッピングモールへ
・自由に使える1か月分のお小遣いは3〜5万円

そんなパパたちがスニーカー選びで押さえておくべきは以下の3点です。

・生活圏内でも浮かないデザイン
・公園でも子供と走り回れる機能性
・地方でも買えて、値段は20,000円まで

以上の条件から導き出されるのは、「トレンドを超越したスタンダード」。履けば思わずテンションが上がり、とはいえ浮くことはない。ひと言で表すなら、“地に足のついたスニーカー”。ここでは、そのおすすめモデルと、その履きこなし方を紹介します。

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第22回テーマ/あの頃、欲しくとも買えなかった隠れた名作を再び

ファッション好きからスポーツファンまで虜にするアディダス。数多あるラインアップの中から、パパ世代が思春期を迎えていた1990年代にカルト的人気を誇った“あの名作”の復刻モデルを紹介!

ファッション好きからスポーツファンまで虜にするアディダス。数多あるラインアップの中から、パパ世代が思春期を迎えていた1990年代にカルト的人気を誇った“あの名作”の復刻モデルを紹介!

4月に入り、春真っ只中。新年度の始まりということで出会いの季節でもありますが、それと同時に、忘れかけていた記憶を振り返る瞬間もあったりしますよね。というわけで、今回は“あの頃、欲しくとも買えなかった、隠れた名作を再び”がテーマ。ピックアップするのは、26年ぶりの復刻で話題を集めている、ADIDAS ORIGINALS(アディダス オリジナルス)の「ADIMATIC(アディマティック)」です!

本モデルは、ボリューミーなシルエットとオリジナルを忠実に再現したディテールがポイント。ここでは、シューズの特徴に触れながら、どんなスタイルに似合うのか?を考えつつ、“なぜ買いなのか!?”を検証してみました。

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そもそも「アディマティック」って何?

デビューは1996年、さまざまなストリートカルチャーが花開いた時代。当時、注目を集めていたスケートボードシーンにアディダスが送り込んだのが、「アディマティック」です。アーバンスポーツラインに属した同モデルは、美発色のスウェードアッパーや、ボリューミーなシルエットを際立たせる極太のスリーストライプス&シューレース、さらに厚みのあるミッドソールといった先進的なデザインもあいまって、街履きにも対応する本格的スケートシューズの先駆けとなりました。また、そのファッション性が注目され、スケーターのみならず、スニーカーフリークやファッション関係者、音楽関係者の支持も集め、カルト的な人気を誇ったことでも知られています。

ちなみに、26年ぶりの待望の復刻を記念し、今回の撮影に協力してくれたセレクトショップ「アトモス」の公式サイトでは、当時を知るキーマンらが登場し、本モデルについて語っています。深堀りしたい人はそちらをチェック!

では、ここからは「アディマティック」の実物の写真をご覧いただきつつ、シューズの細部を掘り下げていきましょう。

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“あの頃のまま”のシルエットに、パパ世代感涙必至!

アディダス オリジナルス「アディマティック」。カラーは「コアブラック/クリスタルホワイト」

アディダス オリジナルス「アディマティック」。カラーは「コアブラック/クリスタルホワイト」

一般的に「アディマティック」と言えば、発色の美しいグリーンを推す声も多いのですが、本連載では、パパ世代の足元にマッチしやすい「コアブラック」を選択。まずは、ルックスから見ていきましょう。

最初に確認しておきたいのが、特徴的なシルエットがどこまで再現されているか。これまで、復刻版がオリジナルとは異なる仕様で残念な思いをしてきた皆さん、安心してください。ほぼ当時の雰囲気です! 横からはミッドソールの厚み、上からは履き口周辺のボリュームが一目瞭然。極太のスリーストライプスとファットシューレースも、あの頃の空気感をありありと脳裏に思い起こさせますし、逆に若い世代の目には、新鮮で面白いものに映ることでしょう。さて、ここからは、シューズの細部にフォーカスしていきます。

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印象的なディテールの数々を、オリジナルに忠実に再現

【写真上】肉厚のシュータンも当時のまま。ファットシューレースの存在感にも負けていません 【写真下】トライバル調のギザギザが刻まれたミッドソールのトゥガードも、印象深いパーツのひとつです

【写真上】肉厚のシュータンも当時のまま。ファットシューレースの存在感にも負けていません 【写真下】トライバル調のギザギザが刻まれたミッドソールのトゥガードも、印象深いパーツのひとつです

アッパー素材には、耐久性にすぐれたスウェードを採用。同時発売された「グリーン」では美しい発色も再現されています。さらに、当時のスケシューでは常識だった肉厚のシュータンが、着用時にホールド力を発揮。極太のスリーストライプスとシューレースのコンビネーションは、昨今のハイテク系スニーカーにも負けない存在感です。「STAN SMITH(スタンスミス)」や「CAMPUS(キャンパス)」、「SUPERSTAR(スーパースター)」のようなシンプルなコートシューズとはまた違った、キャッチーさが魅力です。

このほかにも、再現性が高いディテールとしてあがるのが、トライバル調のギザギザが刻まれたミッドソールのトゥガードと3本針ステッチ。スケシューにはマストの耐久性を備えると同時に、デザイン的アクセントとなっています。

【写真上】ヒールには、特大サイズの「バッジオブスポーツロゴ」(旧称「パフォーマンスロゴ」)を配置。当時は「オニギリ」なんて呼ばれてもいました(笑) 【写真下】アウトソールは、グリップと耐久性にすぐれたガムラバー製。ここもオリジナルとほぼ同じ

【写真上】ヒールには、特大サイズの「バッジオブスポーツロゴ」(旧称「パフォーマンスロゴ」)を配置。当時は「オニギリ」なんて呼ばれてもいました(笑) 【写真下】アウトソールは、グリップと耐久性にすぐれたガムラバー製。ここもオリジナルとほぼ同じ

後ろ姿も、かなりファットなフォルム。ヒール部分には、特大サイズの「バッジオブスポーツロゴ」が配置されており、何とも郷愁をそそります。また、後ろ姿ではちょっとわかりづらいのですが、厚みのあるミッドソールのサイドには、クッション性を高める3つのパーフォレーションを設置。そこに耐久性にすぐれたガムラバー製のアウトソールが合体することで、クッション性は抜群です。この履き心地に直結したディテールの数々が、運動不足になりがちなパパ世代にはありがたいですね。ここらでそろそろ、実際に着用したスタイルサンプルをご覧いただきましょうか。

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春ショーツスタイルの足元に、あの頃のストリート感を!

着用するのは、アディダス オリジナルス「アディマティック」の「コアブラック/クリスタルホワイト」

着用するのは、アディダス オリジナルス「アディマティック」の「コアブラック/クリスタルホワイト」

ボトムスは、バウンティーハンターのチェック柄ショーツ。トップスは、イビツのクルーネックスウェットで、ニットキャップも同じくイビツ。春らしいショーツを中心に、メロコアやパンクといった1990年代のインディーズミュージックシーンをイメージしつつ、黒を基調にまとめてみました。ここに、「アディマティック」の「コアブラック/クリスタルホワイト」を合わせてみると……!?

アディダス オリジナルス「アディマティック」の「コアブラック/クリスタルホワイト」を着用

アディダス オリジナルス「アディマティック」の「コアブラック/クリスタルホワイト」を着用

いかがでしょうか。今回は、シューズのフォルムがボリューミーである点を考慮し、ショーツもやや太めを選択。ヒザにかかるくらいの丈感もグッドバランス。あえてワイドシルエットのスラックスに合わせてみるのも面白いですし、細めのパンツで緩急つけるのもアリ。ただ、デニムに合わせる際は、シルエットと色味に注意! 薄めのバギーシルエットは当時感が強くなり過ぎるので、濃紺色のストレートを選びましょう。個人的にはこの時期なら、バランスが取りやすいショーツ&長袖トップスの組み合わせがおすすめです。現代的感覚で言えば、シンプルなデザインですし、さらにモノトーン配色となれば汎用性の高さは言わずもがな。

ここで、サイズ選びに関してワンポイントアドバイス。今回着用したのは27cm。履き心地は狭めかと思いきや、普段27〜27.5cmを選ぶ筆者的にはジャスト、もしくは若干の余裕を感じました。その理由は、シューレースをホールの最上段に通さず、かつ結ばないで内側に入れたから。あまり強く締め付け過ぎると、せっかくのシルエットが崩れてしまう恐れもあるため、あの頃の雰囲気を狙うならこれが正解。とはいえ、若干歩きにくくはなるので、そこはお好みで。

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【まとめ】“ノスタルジックだけどフレッシュ” な、傑作'90sスケシュー

というわけで、今回はアディダス オリジナルス「アディマティック」をピックアップしました。

先述のように、当時を知る世代にはたまらないディテールを満載するだけでなく、出自がスケシューなので履き心地の点でも優秀。ちなみに本モデルは、「アトモス」とアディダス直営店のみでの販売だったこともあって、リリース時はかなりの争奪戦も巻き起こり入手困難に。もしかしたら、今後また何かしらの形で手に入る可能性もあるかも……。何はともあれ、あの頃にあこがれていた1足を、今こそ手に入れるチャンス! 気になる人はぜひ探してみてください。

●撮影協力:「アトモス」
https://www.atmos-tokyo.com

TOMMY

TOMMY

メンズファッション誌を中心に、ファッションやアイドル、ホビーなどの記事を執筆するライター/編集者。プライベートでは漫画、アニメ、特撮、オカルト、ストリート&駄カルチャー全般を愛するアラフォー38歳。

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