毎年、梅雨の時期になると欲しくなるのが、防水性のあるトップスだ。雨の日はもちろん、外出中に急な雨に降られても安心だから1着は持っておきたい。今回は、そんな梅雨時期に役立つ防水機能にすぐれたトップスを、人気のアウトドアブランドの最新作からピックアップして紹介する。
高い防水機能を持ったマウンテンパーカー、レインジャケット、レインポンチョなどを7アイテムセレクト
機能性とデザイン性のアイテムが世界でも人気のアウトドアブランド、ザ・ノース・フェイスからは、雨の日の低山ハイキングなどに常備しておくと便利な、可動性の高い防水ポンチョ「タプトポンチョ」を紹介。
「タプトポンチョ」(品番:NP12311)。カラーは写真の「ケルプタン」のほか、「クリア」「ジオメトリーフェザー」の全3色で展開
素材には、PUコーティングによって高い耐水性と透湿性をあわせ持った、ストレッチ性のある2.5層構造のナイロンを採用。肌面には3Dのビーズプリントが施されており、汗をかいたときのべたつき感が軽減されている。
サイズはS/M/L展開で、身幅と丈感に余裕があり、小型バックパックを背負った上からでも素早く羽織れるなど、動きを妨げにくいシルエットが特徴。バックパックのサイドポケットに入りやすい縦長のスタッフサックに収納できるので、持ち歩いておけば急な雨にもすぐに対応できる。
小型バックパックの上から羽織っても動きやすい、身幅と丈感に余裕のあるシルエット。裾とフードはドローコードでフィット感を調節可能だ
付属の収納用スタッフサックは、バックパックなどに入れて持ち歩きやすい縦長の形状
ブランド誕生85周年を迎える、アメリカ発のアウトドアブランド、コロンビアの「ステュアートトレイルジャケット」は、独自の防水透湿機能「オムニテック」を備えた、タウンユースでも使いやすいクラシカルなデザインのレインジャケット。
「ステュアートトレイルジャケット」(品番:PM0721)。カラーは全5色展開で、写真のカラーはカジュアルな印象の「ピルスナーマルチ」
動きやすい2WAYストレッチの素材を使用しながら、2レイヤーと3レイヤーのメリットをあわせ持つ2.75レイヤー構造を採用しているため、耐久力がありながらも、軽くてべたつき感のない着心地が特徴だ。
また、雨に強い防水透湿機能「オムニテック」を搭載しているほか、内部はフルシームシール仕様なので防水性が高い。フロントファスナーには留め外ししやすいスナップボタン仕様の前立が付いており、その前立が雨返し付きの二重構造なので雨が侵入しにくいのもうれしいポイントだ
間口が大きくデザインされたポケットは内袋がメッシュで、開放することで内部のムレを逃してくれるベンチレーションの役割も担う。
両サイドのポケットは間口が広いデザインで、内袋がメッシュなので通気性の確保にも役立つ
専用のスタッフバッグが付くので、コンパクトに収納して持ち歩ける
今季より日本再上陸を果たしたスウェーデンの老舗アウトドアブランド、ホグロフスからは、軽量で透湿性にすぐれた防水アノラック「スパーブ プルフ アノラック」をピックアップ。
「スパーブ プルフ アノラック」(品番:606133)。カラーは写真の「ジェリーグリーン×タイムグリーン」のほか、「オリーブグリーン」と「マグネタイト」の計3色で展開
軽量で通気性にすぐれるリサイクルポリエステルの2.5層構造素材「プルーフシェルファブリック」を使用。フードと裾は伸縮性があるため、雨風をしっかりと防ぎつつ、動きやすく蒸れにくい。
カジュアルな見た目にもなるハーフジップのアノラックタイプで、ジッパー付きの大容量カンガルーポケットを備える。また、使わないときにはコンパクトにしてポケット内に収納できるポケッタブル仕様だ。
首元まで隠れる立ち襟型のフードは、伸縮性のある素材でしっかりとフィットし、雨風を防ぐ
モノの出し入れがしやすい、大きなジッパー付きカンガルーポケット。ここにウェア全体を収納してコンパクトに持ち運べる
2022年に創設160周年を迎えた、マンモスのロゴでおなじみのスイスの老舗アウトドアブランド、マムート。同ブランドの「コンベイ ツアー HS フーデッドジャケットAF」は、ハイキングジャケットに必要な機能を網羅したレインジャケットだ。
「コンベイ ツアー HS フーデッドジャケットAF」(品番:1010-28451)。カラーは全6色で展開。写真のカラーは「ディープアイスマリン」
素材には、PFC(フッ素化合物)フリーの撥水加工を施した、軽量で圧縮性の高い「ゴアテックス」2.5レイヤー素材を使用。高い防水性を持ちつつ通気性にもすぐれており、脇下のジッパーを開閉することで内部の温度調節も可能だ。
補強ひさし付きのフードは3点調節システムによってフィット感を調節できるほか、裾口のドローコードや袖口の面ファスナーによって、雨や風を侵入しにくくできるなど、本格ハイキングにも対応するさまざまな機能を備える。
脇下には撥水性ジッパーによるベンチレーションシステムを備え、内部の湿気や温度を調節可能
「ゴアテックス」2.5レイヤー素材を使用し、耐水圧28,000mmH2Oの高い防水性を誇る
2023年に創業40周年を迎えた米国発のチャムスは、ブービーバードのロゴが付いた、ポップなデザインのウェアやギアの人気が高いアウトドアカジュアルブランド。その「スプリングデールゴアテックスライトウェイトジャケット」は、チャムスらしいデザインに「ゴアテックス」素材を採用し、高い防水性と透湿性、軽量性を備えたシェルジャケットだ。
「スプリングデールゴアテックスライトウェイトジャケット」(品番:CH04-1336)。カラーは全2色展開で、写真のカラーは「ブラック」
素材には、「ゴアテックプロダクトwithバックライトテクノロジー」を搭載した、ハリ感のある2レイヤー/50デニールのミニリップポリエステル生地を使用。軽量でありながら、防水性、透湿性、防風性にすぐれており、タウンユースからアウトドアまでオールマイティーに活躍する。
フロント左右のハンドポケットのほかに、左袖に小物の収納用にポケットを装備。デザイン性はもちろん、機能性と使いやすさが追求された1着だ。
縫い目をシームテープによって処理することで、内部に水が侵入するのを防いでいる
右腕には「ゴアテックス」のロゴ、フロント左胸部にはおなじみのブービーフェイスロゴが刺繍されておる
「喜雨」という季語がそのままブランド名になったキウの「ニュースタンダード レインポンチョ」は、レインポンチョの羽織りやすさと、レインコートの可動性を掛け合わせた袖付き仕様のレインポンチョ。
「ニュースタンダード レインポンチョ」(品番:K163)。写真のカラーは伝統柄がプリントされた「クラシックオルテガ」
本モデルは、表面に撥水加工、裏面にTPUラミネート加工を施した、防水性の高いポリエステル100%生地を使用しており、耐水圧20,000mmH2Oと高い防水性を誇る。
また、全開する前開きには止水ファスナーを採用しつつ、前立てとボタンで雨の侵入を防ぐほか、ドローコードでフィット感を調節できるハイネックのつば付きフードや、水の侵入を防ぐフラップ付きポケット、袖口の面ファスナーなど、多彩な機能を備えている。
不使用時にざっくり畳んでも収納可能なスタッフサック付きで、移動の際にバッグのベルトやストラップなどに取り付けておくことも可能。
男女兼用で使えるフリーサイズで、ポンチョらしく荷物を背負ったままでも羽織れるゆったりとした身幅と長めの丈でも、袖付きだからアクティブに動けるため、雨の日の自転車移動など、幅広いシーンでの雨対策にも使える。
ざっくりと畳んでも収納できる、レインポンチョと同色・同柄の収納用スタッフサックが付属
カラー、柄のバリエーションも非常に豊富で、シーンや好みに合わせて選べるのも魅力
日本を代表するフィッシングブランド、ダイワから紹介するのは、釣った魚のヌメリやイカのスミなど、釣りシーンにおけるさまざまな汚れを軽減するレインジャケット。
「ストラムジャケット」(品番:DR-2623J)。カラーは写真の「タイドグレー」と「インブラック」の2色で展開。サイズ展開の幅は広い
汚れを落としやすい超撥水生地と、汚れや水分が染み込みにくい生地を適材適所に用いた透湿防水設計構造を採用。衣服内の蒸れを外部に放出しつつも高い耐水性を誇り、汚れや雨、海水などから内部をしっかりと守ってくれる。
また、ロッドワークにおいて腕をスムーズに動かせる立体設計など、雨や海水による濡れを防ぎながらも、快適な着心地を維持する機能を多数搭載している。
釣りはもちろん、アウトドアアクティビティーや雨天での外作業など、その高い機能性はさまざまなシーンで活躍する。
フードベンチレーション(左上)、止水ファスナーの脇ポケット(右上)、2重袖口(左下)、裾スピンドル(右下)など、多彩な機能を搭載
同じ素材を使った釣り用レインビブパンツ「ストラムビブパンツ」(品番:DR-2623P)と合わせて使うのもおすすめ
アウトドアやデジタルカルチャーなど、ジャンルに捉われない自由な記事を執筆するライター・編集者。週末は家族でアウトドアを楽しむファミリーキャンパーでもある。