本連載「だからザ・ノース・フェイスは選ばれる!」は、現在セールス絶好調のザ・ノース・フェイスがユーザーから選ばれる理由を検証する企画。第54回は、「Reversible Neck Gaiter(リバーシブルネックゲイター)」をピックアップした。
このプロダクトは、防風と保温の機能を有するリバーシブル仕様のネックゲイターで、冬のアウトドアアクティビティーからタウンユースまで、さまざまなシーンで役立つアイテムに仕上がっているという。
ザ・ノース・フェイス「リバーシブルネックゲイター」(品番:NN72313)の公式サイト価格は7,150円(税込)
「リバーシブルネックゲイター」は、防風と保温の2つの機能を兼ね備えたリバーシブル仕様のネックゲイター。表面には軽量で防風性の高い素材「PERTEX QUANTUM」を採用し、裏面には環境に配慮した毛足が長く暖かい「バーサーミッドエコフリース」を配している。
着脱は、スナップボタンと面ファスナーの組み合わせなのでイージー。首元はフィット感を調整しやすいドローコード仕様だ。機能的でありながら、表裏の表情の違いも楽しめるスタイリッシュなデザインは、アウトドアファッションのみならずさまざまなコーディネートにマッチする。
表面には、軽量で防風性の高い「PERTEX QUANTUM」を採用
その名のとおりリバーシブルで使用できる本モデルは、裏面に毛足が長く暖かい「バーサーミッドエコフリース」を採用。長時間の着用でも快適性をキープする
着脱はスナップボタンと面ファスナーで行う。面ファスナーの凸面は、周りの生地を傷つけにくいタイプを使用
「リバーシブルネックゲイター」を実際に使ってみた!
冬季の防寒アクセサリーとして、手袋とともにポピュラーなのはマフラーだろう。マフラーが1本あればニットを着ているのと同程度の防寒効果があると言われており、しかもニットよりも簡単に着脱できるのは大きなアドバンテージだ。しかしながら、そんなマフラーにも欠点がある。それは使っていないときにかさばること。ポケットに入れるには大きすぎるし、テーブルや椅子に置いておくと、持って帰るのを忘れてしまうことも少なくない。自分自身も数十年マフラーを愛用してきて同様の悩みを持っていた。
そんなときに知り合いにすすめられたのがネックゲイターだ。効率的に首周りを防寒でき、サイズはマフラーよりも小さいなど、マフラーの欠点を補って余りあるという。ザ・ノース・フェイスだけでもいくつかのネックゲイターのバリエーションを揃えているが、今回購入するにあたり、「メインは街での使用」「簡単に洗濯できる素材」「価格は8,000円以下」という条件を付け、最終候補に残ったのが、この「リバーシブルネックゲイター」と、着脱をジッパーで行う「リバーシブルネックゲイタージップ」だ。後者のほうが厚手で防寒性は高そうだが、「東京で使うには明らかにオーバースペックだなぁ」と思い、前者を購入した。
「リバーシブルネックゲイタージップ」(品番:NN72314)。公式サイト価格は7,700円(税込)
まず手にして思ったのは、とにかく軽いこと。マフラーと比較すると圧倒的に軽く、さらにコンパクトなのがうれしい。実際に身に付けてみると、毛足の長いフリーズは肌触りがよく、気持ちいい着け心地。最初に使用した際の気温は2度とかなり寒く、北風も強い日だったが、厚手のダウンジャケットと「リバーシブルネックゲイター」のおかげで、寒さはほとんど感じなかった。
この「リバーシブルネックゲイター」はマフラーよりもコンパクトだが、防寒性能に関しては勝るとも劣らないレベルにあると言ってよい。使わないときはダウンジャケットやマウンテンパーカーのサイドポケットに入れられ、マフラーと違ってポケットの膨らみが目立たないのもうれしいポイント。
また、このプロダクトはその名のとおりリバーシブル仕様だが、販売時にフリースが肌に触れるような状態で並べられているように、個人的にはこの状態で身に付けたほうが快適に思えた。ちなみに、使用したのはライフスタイルシーンで2回、ランニングで1回だが、ランのように激しく汗をかくような運動時には、この「リバーシブルネックゲイター」よりも、ザ・ノース・フェイスの製品で言えば「マイクロストレッチネックゲイター」や「バーサアクティブネックゲイター」といったタイプのほうが向いているだろう。
「マイクロストレッチネックゲイター」(品番:NN72216)。公式サイト価格は3,850円(税込)
「バーサアクティブネックゲイター」(品番:NN72204)。公式サイト価格は5,500円(税込)
以上のように、ザ・ノース・フェイスの「リバーシブルネックゲイター」は、マフラーと比較するとかなりコンパクトなサイズながら、しっかりと防寒性能を備えていることがわかった。購入してから毎日使うほど気に入っているが、マフラーと違ってかさばらないので、ダウンジャケットやマウンテンパーカーのポケットに常備しておくのもいいだろう。そのためにももう1色購入してもいいと思ったが、前述のようにランニング時には防寒性能が高すぎて暖かすぎてしまうので、次は有酸素運動にも対応できそうな「マイクロストレッチネックゲイター」や「バーサアクティブネックゲイター」にするかもしれない。
いずれにしろ、ネックゲイターは「マフラーをいくつなくしたかわからない」「厚着するのは嫌い」「カッコよく防寒したい」といったユーザーに最適な防寒アクセサリーであり、今シーズンぜひとも使ってほしいアイテムだ。