スウェットは定番中の定番アイテム。それだけに選択肢が多く、選ぶ際に頭を悩ませがちです。そこで、真っ先に押さえておきたい18ブランドを厳選してご紹介します。
出典:楽天市場
スウェットのブランドをリサーチする前段階として、まずはアイテム選定のポイントを押さえておきたいもの。いざ探そうとすると好みだけが先行しがちですが、そうした好み以外に、大人としてどのような点に注視すべきなのか? そのヒントを解説します。
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スウェットはデザインがシンプルなだけに、シルエットがとても重要です。元来のスウェットは身幅が広く、ゆったりとしたシルエットが基本でしたが、現代的に着こなすなら、やはりややタイトめなシルエットがベター。そのほうがインナーとして着たときもダブつきません。
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ただし、トレンドを取り入れるならオーバーサイズのゆったりシルエットのスウェットを選ぶのもありです。その場合は1枚でも着られる見栄えのよいモノを選びましょう。
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スウェットはTシャツと同様、カラーバリエーションが豊富なうえにプリントで個性を主張できます。しかし、あまりに攻めすぎたカラーリングやド派手なプリントが配されたモノは着回しがききにくいので、最初は避けたほうがよいでしょう。杢グレーやブラック、ホワイトなどの定番カラーであれば、合わせる服を選ばないので安心です。いっぽう、着こなしにアクセントを加え、遊び心を演出したいなら、存在感のあるスウェットを選ぶのもありです。
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ひと口にスウェットと言っても、ブランドによって生地の質はさまざま。ビンテージっぽい分厚くラフな生地もあれば、繊細で滑らかな生地もあります。前者ならアメカジっぽいカジュアルな着こなしにフィットするでしょうし、後者ならジャケットスタイルなどきれいめな大人の着こなしに似合うでしょう。また、肌触りや伸縮性なども好みによって分かれるところなので、しっかり吟味することをおすすめします。
カジュアルウェアの代名詞的な存在と言えるスウェットですが、実はその歴史は長く、100年にも及びます。そのため、さまざまなブランドがスウェットを作っていて、製法やディテールにもそれぞれのこだわりがあります。ここでは、長年スウェットを作り続ける老舗ブランドから、品質とデザインが高く評価されているドメスティックブランドまで、選んで後悔なしの逸品をご紹介しましょう。
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スウェットを語るうえで外せないブランド、チャンピオン。創業は1919年で、ニット製品の製造から始まり、軍隊や大学にトレーニングウェアとしてスウェットシャツを供給してきました。そんなチャンピオンが1934年に開発したのが、“キング・オブ・スウェット”と称される「リバースウィーブ」。生地を横向きに使用することで縦縮みを防ぎ、サイドにリブを配して横縮みを軽減しつつ動きやすさを確保するという工夫が施されています。この画期的なスウェットは世の中を席巻し、現在に至るまで大定番として愛されています。また、基本的な作りを踏襲しながらも、時代に合わせたシルエットにアップデートされており、現代的に着こなせます。
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「世界一正統なスウェットを作りたい」。そんな理想のもと、1999年に日本で設立されたブランドがループウィラーです。同ブランドはかつてアメリカでスウェットの製造に使われていた旧式の吊り編み機を稼働させ、ビンテージと同じ方法でスウェットを編み上げることに成功。1時間に1mというゆっくりしたスピードで編むことで、フワフワで心地よい肌触りの生地を実現しています。また、襟の前後に付けられた通称“両V”と呼ばれるガゼットなど、ビンテージのディテールを踏襲しているのも魅力。昔ながらの製法を用いていますが、首回りを小さく仕上げることで、Tシャツとの相性まで考慮されています。
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長く愛用できるスウェットを探しているなら、キャンバーも選択肢に入るでしょう。1948年にアメリカで創業したブランドで、Tシャツやスウェットを作る工場としてスタートしました。特徴はなんと言ってもその無骨な作り。こちらのスウェットは12オンスというヘビーウェイトで肉厚な生地を使っており、少々のことではヘタらないタフさを誇ります。しかも、生地の製造から縫製、細かなパーツの生産まですべてMADE IN USAというのも、アメリカンプロダクト好きには魅力的。ほかとは一線を画す骨太なスウェットは、コーディネートに男っぽさを加えてくれるはずです。
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2007年に日本で設立されたレミ レリーフは、裁断・縫製・染色・加工を行える自社工場を備えており、それを駆使したハイクオリティーなカジュアルウェアで人気です。スウェットも高い評価を受けるアイテムのひとつで、素材と加工にこだわった唯一無二の逸品。特徴的なのは、“直接染料”という昔ながらの染料を使った染色方法です。これにより、ビンテージと同様の自然な色合いと味わい深い色落ちが生まれます。生地にダメージを与えてしまいますが、それが味わいを深めており、また着込むごとに経年変化でこなれてきて、体に心地よくフィットします。
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2007年にスタートしたジャパンブランド、フィルメランジェは、原料から糸、生地、縫製まで、徹底して自社開発にこだわっており、最高峰のカットソーを生み出し続けています。「ロルフ」と名付けられたこちらのスウェットはコットン100%。表糸には上質なオーガニック種の海島綿、裏糸には厳選されたオーガニックコットンを使用することで、高級感たっぷりに仕上げています。また、素材を生かすために昔ながらの吊り編み機を使って生地を編み上げているのも特徴。サイドに縫い目のない丸胴タイプなので、縫い目が体に当たらず着心地がよく、丈夫で長持ちするのも魅力です。
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ラッセルアスレチックは、1902年にアメリカで創業した老舗アスレチックウェアメーカーです。1920年代に世界で初めてスウェットを開発したという歴史的事実からもわかるように、そのクオリティーは広く認められています。ラッセルアスレチックのスウェットの魅力は、ひと言で言えばベーシック。アメリカブランドらしいシンプルかつ王道的な、ザ・スウェットと言うべきデザインと作りが魅力です。合わせる服を選ばないので、アメカジスタイルを始め、さまざまなスタイルにフィット。クオリティーの高さに対してリーズナブルで、さらに長持ちするのもうれしいところです。
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“ビンテージ古着の忠実な復刻”を指針とするジャパンブランドよりお目見え。糸から生地、縫製、加工に至るまで、徹底してリアリティーを研究しています。そんな同ブランドの手掛けるモデルらしく、こちらもクラシックな雰囲気が満点。前後両方に施されたVガゼットや、2本ステッチの間から覗く粗めのロック糸など、古きよきディテールが随所に再現されています。なお、背面にはナンバリングワッペンをオン。バックスタイルでもさり気なくアピールできます。
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フルーツをデザインしたロゴで有名なフルーツオブザルームは、Tシャツのボディメーカーとして広く知られています。160年以上の長い歴史を持っており、MADE IN USAで作られるスウェットにも定評があります。こちらのモデルは、コットン100%で11オンスという肉厚なヘビーウェイト生地を使用。通常のスウェットよりもさらにアメリカらしい重厚感のある作りが魅力です。ほかにも肌触りのよい裏面のパイル地や、ゆったりとしたサイズ感など、見どころが満載です。
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ネイティブアメリカンのものづくりにインスパイアされた日本のブランド、トゥームーンは、ビンテージの糸や編み方を徹底的に研究し、独自の製法とディテールを採用した上質なスウェットを作り続けています。写真のモデルはリミテッドエディションで、旧式の吊り編み機を使って丸胴タイプで仕上げられています。また、前後に入ったVガゼットに加え、脇下にもガゼットを配することで、動きやすくシャープなシルエットを実現。縫い目を平らに仕上げることで着心地を向上させるフラットシーマによる縫製も、ビンテージ感を高めています。
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ベルバシーンは、1932年にアメリカ・オハイオ州で設立されたアスレチックウェアブランドで、昔ながらの製法を踏襲したMADE IN USAのTシャツやスウェットが十八番です。こちらは50〜70年代のビンテージから触発された「ブルーレーベルコレクション」からのアイテム。フロントの両サイドに配置されたパッチポケットが、オーセンティックな空気感を振りまきます。生地はガシッとしたヘビーオンス仕様で、洗うほどに味わいがアップ!
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シンプルでハイクオリティーな大人好みのカジュアルウェアを展開するLAブランドは、1994年に設立。特に定番のスウェットウェアは高い評価を獲得しています。甘編みのソフトタッチな生地を使った本作は、くつろぎたいワンマイルシーンにもおあつらえ向き。やさしげな色合いなので、コーデの挿し色としても大いに活躍してくれます。
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デザイナーの石川俊介氏が2005年に設立したマーカウェアは、MADE IN JAPANにこだわったハイエンドなウェアを提案。シンプルなデザインながらも、素材や縫製、加工などにこだわりが詰まっています。こちらのスウェットは、ほどよいゆとりのあるビッグシルエットですが、最大限まで度目(どもく/編み目の密度)を詰めた肉厚でハリ、コシがある生地によって、モダンな雰囲気を醸し出しています。肩や脇下、リブの縫い目はフラットシーマで縫製することによって、凹凸のない滑らかな肌あたりを実現。
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アメリカのビンテージウェアの持つ風合いを求めて、シンプルかつこだわり抜いたアイテムを生み出すバーンズアウトフィッターズ。代表作と言えるスウェットには、ブランドの持つ技が凝縮されています。吊り編み機によってゆっくりと時間をかけて編まれた丸胴ボディは、やわらかさとハリのある極上の風合い。そして、赤ちゃんの下着などにも使われるフラットシーマと呼ばれる4本の針による縫製が、ストレスのない着心地を実現しています。さらに、古着好きにはたまらない両Vガゼット仕様など、どこをとっても技ありな完成度を誇ります。
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古きよきアメリカのプロダクトからインスパイアされた、質実剛健なデイリーウェアを展開するグッドオン。この一枚はユニークなアプローチが魅力で、1930〜1940年代のビンテージニットに見られるハイネックデザインを、裏起毛スウェットに落とし込んでいます。また、肉厚なリブを用いることで、すぐれたフィット感も実現。ピグメントダイで仕上げていて、最初からコクのある風合いを楽しめるのも魅力です。
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日本のボディメーカーとして確かなクオリティーを提供し続けるユナイテッドアスレ。シンプルでこだわりが詰まったアイテム群は、ファッションシーンからも注目されています。無地を中心としたアパレルを得意とし、シルエットや着心地、丈夫さへの注力の仕方は半端ではありません。しかも、価格もお手頃でカラーバリエーションも豊富。色違いで購入し、毎日着たくなります。こちらのスウェットは10.0オンスの厚手でタフな作りが魅力的。おまけに吸水性・伸縮性に長けた裏パイル地を採用した、着心地抜群な一枚です。普段使いとしてももちろんですが、ルームウェアとしても活躍するでしょう。
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2017年にアメリカンアパレルの創始者が設立したロサンゼルスアパレル。クラシックなアメリカンファッションを追求したアイテム群は、シンプルに徹したデザインとタフなボディが魅力で、大人のワードローブにすんなりなじむと支持されています。こちらのスウェットはUSA製コットン仕様で、14オンスという非常に重く厚手の生地を採用。ソフトな肌触りで保温性が高く、着込むほどに風合いが増すのも同ブランドならでは。ガシガシ着られる一枚をお探しの方にぜひともおすすめしたい逸品です。
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1984年にカナダで創業されたギルダンは、世界シェアNo.1を誇るTシャツブランド。アメリカでは、プリント用Tシャツの市場でシェア70%を誇り、有名なミュージシャンのコンサートTシャツやカレッジウェア、アパレルブランドのプリントボディとしても親しまれています。同ブランドの最大の魅力は、低価格・高品質。それはスウェットにもおいても同様で、こちらはアメリカンスウェットの王道と言える一枚です。速乾性や耐久性にすぐれ、それでいてリーズナブルな価格帯ゆえ、日常使いに打ってつけ。定番色からポップな色まで多彩なカラーバリエーションにも注目です。
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ビンテージアメリカンウェアをモダナイズして表現するトータルブランド、フェローズの代名詞と言えばスウェットです。綿の段階から染色することで生まれる独自の杢調(もくちょう)が美しい糸を、旧式の吊り編み機でゆっくりと仕立てるこだわりの逸品。厚手でハリのある生地ながら、そのやわらかな風合いに驚かされます。本作は、米国・ミズーリ州の陸軍士官学校をイメージしたプリントをセット。両Vガゼットやフリーダムスリーブといったビンテージ感のある仕上がりは、同ブランドならではの魅力のひとつです。