しまっておいた腕時計を久々に使おうと思ったら、電池が切れていた……。山登りをしている最中に、電池が切れてしまった……。
もし、そんな憂き目に遭いたくなければ、G-SHOCKのニューモデル、「GD-010」を選ぶといい。電池寿命が約10年間というロングライフバッテリーが搭載されたこのモデルなら、不意の電池切れに遭遇する確率は格段に下がる。
耐衝撃性や「スーパーイルミネーター」といった基本スペックはばっちりで、デザインも“正統なG-SHOCK”を感じさせる顔つきだ。今回はジーンズのようにガシガシ使える「GD-010」の魅力を掘り下げよう。
1983年の誕生以来、G-SHOCKは、耐衝撃性や防水性、防塵性など、さまざまな機能をブラッシュアップしてきた。その多彩なラインアップの中でも、2024年8月にリリースされた「GD-010」の機能は異彩を放つ存在と言えるだろう。このモデルのウリはその名も「10年バッテリー」。およそ10年間の寿命を持つコイン電池「CR2025」が搭載されているのだ。
2024年8月9日に発売されたG-SHOCK「GD-010」。公式サイト価格は14,850円(税込)
G-SHOCKの生命線である「タフさ」も抜かりはない。ケースの素材には、軽量でありながら、高い剛性を発揮するカーボンファイバー強化樹脂入りのファインレジンを使用。この「カーボンコアガード構造」によって、内部のモジュールを衝撃から保護する。
機能面に関しても、20気圧防水、ワールドタイム、ストップウォッチといった基本的な機能に加え、前面の大型ボタンで操作する「スーパーイルミネーター」によって暗闇でもすぐれた視認性を確保する。また、ケース、ベゼル、バンドにはバイオマスプラスティックを使用。交換する頻度が少ないロングライフバッテリーと相まって環境にも配慮したモデルに仕上がっている。
耐衝撃構造で20気圧防水。そのほか、ワールドタイム、ストップウォッチ、タイマー、時刻アラーム、フルオートカレンダーなど多彩な機能を搭載している
「スーパーイルミネーター」は鮮やかな光で文字板を照らす
では、10年バッテリーは、どんなシチュエーションで役立つのか? わかりやすい例をあげるなら、登山やキャンプなどのアウトドアシーンだろう。野山では、腕時計は重要なギア。電池式の腕時計の場合、こうした場所で電池切れが起きてしまったら、もはやお手上げ。その点、10年バッテリーが搭載されたこのモデルなら、そんな不意の電池切れに見舞われる可能性がグンと下がる。
登山中など、不意の電池切れに遭遇する確率は格段に下がる
また、机の引き出しなどにしまっておいた腕時計を使おうと思ったら、電池が切れていて使えない、といったケースも起こり得る。当然、電池交換が必要になるが、手続きや作業にはそれなりの時間がかかる。10年バッテリーなら、定期的な電池交換の頻度が格段に少なくて済むというわけだ。
「GD-010」は腕時計をひんぱんに着用しない人にもおすすめ。たとえ机の引き出しにしまいっぱなしにしていても、バッテリーが切れていることはほぼないだろう
しかし、いくら10年バッテリーとはいえ、もちろん寿命はある。電池交換を行うなら、カシオに依頼するのがおすすめだ。
G-SHOCKの販売元であるカシオには、認定電池を使った交換を始め、防水検査やパッキン交換など、高いスペックをキープするための体制が整っている。長寿命バッテリーに万全の電池交換サービスが加われば、まさに鬼に金棒。ユーザーの安心感はひとしおだ。
裏ブタを開けると電池が格納されている。電池交換は精密な作業のため、メーカーに依頼するのが無難だ
カシオの電池交換サービスは、修理センターへの送付のほか、最速60分で対応してくれる窓口でのクイックサービスも用意されている
G-SHOCKらしい顔つきもまたこのモデルの魅力のひとつ。存在感のあるワイドフェイス&ビッグケースは、スタイリングのアクセントとしても真価を発揮する。とにかく丈夫で長持ち、そして飽きの来ないスタンダードなデザイン。そう、「GD-010」はまるでジーンズのように頼れるタフガイウォッチなのだ。
「GD-010」のカラーバリエーションはベーシックなブラック(GD-010-1JF)と旬を感じさせるカーキ(GD-010-3JF)、着こなしの差し色に最適なオレンジ(GD-010-4JF)の計3色
【SPEC】
カシオ「G-SHOCK GD-010」
14,850円(税込)
●ガラス:無機ガラス
●防水性:20気圧防水
●ケース・ベゼル材質:樹脂
●バンド材質:樹脂
●ケースサイズ:51.9(横)×54.9(縦)×16.1(厚さ)mm
●重量:65g
写真/坂下丈洋(BYTHEWAY)