「G-SHOCK」今月の衝撃!!!

樹脂なのに金属みたい! 新開発バンドのG-SHOCKをフルメタルと着け比べてみた

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樹脂なのに金属みたい! カシオが新開発した「タフシリコーンバンド」G-SHOCKを着用!

現代のファッションシーンは、「リラックス」というキーワードを抜きには語れない。服でも靴でも、肩肘張らずに身に着けられるストレスフリーなアイテムが気分なのだ。今シーズン、G-SHOCKからリリースされた「GM-5600YMG-9JF」は、そんな時代にズバッとハマる一本だ。

注目すべきは新たに開発されたバンド。一見したところ、メタルのように見えるが、着けてみると軽くしなやかで、まさにやみつきになる心地よさ。今回はその未体験の着用感を検証した。

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2025/01/09 10:54 新製品ニュース

メタルとも樹脂ともひと味違う! 「タフシリコーンバンド」を搭載したソフトな着け心地の G-SHOCK

登場するたびに完売が続出する角形のG-SHOCK。2025年1月に登場した「ファイン メタリック」シリーズの「GM-5600YMG-9JF」もまた、初号機「DW-5000C」から引き継ぐ角形ケースを持つ注目の一本だ。

ケースはステンレス製ベゼルでカバーされたガラス繊維強化樹脂製。複雑なフォルムから裏面のケース嵌合(かんごう)部まで、手間のかかる鍛造、切削、研磨加工で成形され、さらに部位ごとにヘアラインとミラーの磨き分けによって、質感が高められている。

さらにカラーリングは、ウォッチシーンのトレンドでもあるゴールドメタリック……と、所有欲をそそる魅力がてんこ盛り。だが、どっこい、本作の最大の見どころは「バンド」にある。

本作は強度と美しさを兼ねそなえたメタルベゼルの採用によって、G-SHOCKの生命線である耐衝撃構造もばっちり

本作は強度と美しさを兼ねそなえたメタルベゼルの採用によって、G-SHOCKの生命線である耐衝撃構造もばっちり

メタリックな質感はケースと同じメタル製のように見える。が、実はこのバンドはシリコーン素材なのだ。その柔軟性は、従来の樹脂バンド以上。着けてみると、軽くしなやかなフィット感に驚かされる。

カシオが10年以上かけて開発した「タフシリコーンバンド」は、シリコーン樹脂の上面にウレタンシートを貼り、さらにそのシート裏面の接地面にゴールドの蒸着処理を施すことで、メタルのような質感と輝きを生み出したもの。

メタリックな質感はリアルのひと言だ。近くで見ても金属特有の冷たさを感じさせる。ゆえにケースからラグ、バンドも同じ素材であるかのような一体感がある。

メタルっぽい見た目ながらグニャッと曲がる「タフシリコーンバンド」。なお、シリコーン樹脂の上に貼られたウレタンシートには耐摩耗性をアップさせる役割も担う。気になる色落ちのリスクも軽減される

メタルっぽい見た目ながらグニャッと曲がる「タフシリコーンバンド」。なお、シリコーン樹脂の上に貼られたウレタンシートには耐摩耗性をアップさせる役割も担う。気になる色落ちのリスクも軽減される

バンド裏面は装着性にすぐれたシリコーン素材。「タフシリコーンバンド」は今後もさまざまなモデルに採用される見込みだ

バンド裏面は装着性にすぐれたシリコーン素材。「タフシリコーンバンド」は今後もさまざまなモデルに採用される見込みだ

「タフシリコーンバンドG-SHOCK」と「フルメタルG-SHOCK」を着け比べてみた

では、本作に搭載された「タフシリコーンバンド」の着け心地をチェックしよう。今回は、同じゴールドで角形のフルメタルG-SHOCK「GMW-B5000GD-9JF」と比較することに。さて、ステンレススチール製のバンドとどんな違いがあるのか?

「タフシリコーンバンド」の「GM-5600YMG-9JF」(写真右)と、ステンレススチールバンドの「GMW-B5000GD-9JF」(写真左)を比較する

「タフシリコーンバンド」の「GM-5600YMG-9JF」(写真右)と、ステンレススチールバンドの「GMW-B5000GD-9JF」(写真左)を比較する

「タフシリコーンバンド」のウリは軽さと心地いいフィット感

まずは「タフシリコーンバンド」から。着けてみて最も印象的だったのは、手首をやさしく包み込むようなしなやかさだ。通常の樹脂バンドよりもやわらかく、そして軽い。重量76gといえば、先日発売された初号機「DW-5000C」の復刻モデル、「DW-5000R-1AJF」と同じ。それでいて、輝きや質感はフルメタルG-SHOCKばりだから、この点はやはりオイシイ。

存在感のあるゴールドメタリックカラーは、着こなしのアクセントとしても値千金だ。シリコーン素材なので、金属アレルギーの人にもよいかもしれない。

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重厚感や高級感はステンレススチール製バンドに軍配

次にフルメタルG-SHOCK。装着すると、メタルバンド特有のひんやりとした質感が肌に伝わる。ゴールドIP処理によるクールな輝きが格別の高級感を放つ。ただ、フルメタルだけに重量は167g。「タフシリコーンバンド」の「GM-5600YMG-9JF」と比べると倍以上の重さだ。気になるレベルではないものの、ある程度の重みを感じた。

「GMW-B5000GD-9JF」のバンドは、ゴールドIP処理が施されたステンレススチール製。メタルならではの質感は、やはりフルメタルG-SHOCKのほうが感じられた

「GMW-B5000GD-9JF」のバンドは、ゴールドIP処理が施されたステンレススチール製。メタルならではの質感は、やはりフルメタルG-SHOCKのほうが感じられた

【まとめ】「タフシリコーン」は春の着こなしにハマる“コンフォートG-SHOCK”だ

フルメタルG-SHOCKのような高級感や存在感を持ちながら、着け心地は軽くやわらかい。この点が本作の魅力だ。ゆえに、「フルメタルG-SHOCKが欲しいけど、重さが気になる」という人にうってつけ。また、フルメタルG-SHOCKに比べて手が届きやすいプライスも特筆すべきポイントだ。

春の訪れとともに軽やかになっていく気分と着こなしに、タフシリコーンバンドを搭載した“コンフォートG-SHOCK”はばっちりハマるタイムピースとなるだろう。

「ファイン メタリック シリーズ」の角形モデルには、ゴールドの「GM-5600YMG-9JF」ほか、シルバーの「GM-5600YM-8JF」もラインアップする

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【SPEC】
カシオ「G-SHOCK GM-5600YMG-9JF」
ガラス:無機ガラス
防水性:20気圧防水
ケース・ベゼル材質:樹脂/ステンレススチール
バンド材質:タフシリコーン
ケースサイズ:49.6(縦)×43.2(横)×12.9(厚さ)mm
重量:76g

写真/坂下丈洋(BYTHEWAY)

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2025/01/02 11:00
押条良太
Writer
押条良太
ファッションエディター。「MEN′S CLUB」編集部を経て独立。「OCEANS」「Begin」「LEON」などのメンズ誌やブランドのカタログ、広告を手掛ける。得意分野はドレスからアメカジ、靴、ウェルネス、グルーミングと幅広い。湘南在住で、趣味はサーフィン。
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金原望弥(編集部)
Editor
金原望弥(編集部)
大学卒業後、出版社にて月刊誌の編集に従事。その後、カカクコムに入社し、ファッションメディア「TASCLAP」を経て、「価格.comマガジン」へ。腕時計やアウトドアを担当するZ世代エディターです。
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