出典:楽天市場
着こなしのワンポイントとなるファッション小物であると同時に、財布の紛失を防ぐ実用ツールとしての顔もあわせ持つウォレットチェーン。まさに一石二鳥なアイテムだけに、積極活用しないのは損です。本記事では、その導入メリットや素材、形状について解説しつつ、おすすめのアイテムもピックアップ。ぜひ、普段のコーディネートに積極採用してみてください!
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そもそもウォレットチェーンとは、ヒップポケットに入れた財布とパンツのベルトループとをつなぐチェーンのこと。財布の紛失/盗難を防げるということがまずは大きな利点としてあげられます。また、存在感のあるルックスで腰周りのアクセントになってくれるという、ファッション的な観点でもメリットは大! 実用と美を両得できるアイテムというわけです。特に着こなしがさっぱりとなりがちな夏場は、コーディネートの強い味方となってくれます。
さまざまなマテリアルで作られているウォレットチェーンですが、主流となっているのは以下であげた3つの素材。それぞれが違った特性を持っているので、解説します。
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やはりウォレットチェーンの代名詞と言えばシルバー素材。重厚感があって男らしく、特にアメカジ系のスタイリングとは抜群の相性を誇ります。いっぽうで、細身のチェーンを選べば都会的なコーデとも親和性良好。デメリットとしては、使っていると酸化によって色味がくすんでくるという点があります。定期的にクロスなどで磨いてメンテナンスしましょう。
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ブラス(真鍮)とは、銅と亜鉛の合金のこと。黄金色をしており、シルバーよりもさらに骨太感のある雰囲気です。ウォレットチェーンの中では比較的安価というのもうれしく、エントリーモデルとしてもぴったり。そのうえ、強度にも秀でています。使っていくうちに緑青(ろくしょう)と呼ばれる銅製品特有のサビが発生することがあるので、シルバーと同じくたまにお手入れしてあげるのがベター。
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レザー素材のものは、ウォレットコードやウォレットロープと呼ばれることも。ほかで紹介している2つの素材と比べてボリュームが控えめで、そのナチュラルな風合いと相まって、大人っぽいスタイルにマッチしてくれます。金属チェーン特有の“ジャラジャラ音”がしないという点も、支持を集める理由のひとつ。天然素材ならではのエイジングも堪能できます。
ウォレットチェーンの両端には、ベルトや財布に取り付けるためのフックが付属しています。この部分の形状は使い勝手を左右する要素になるので、あわせてチェックしておきましょう。ベーシックなのはクリップ型と釣り針型の2タイプです。
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クリップとは開閉できる部分(ゲート)が付いた、金属リング型の留め具のこと。写真のように指でレバー部分を押してゲートを開閉するタイプもあれば、ゲートを直接指で押して開閉するタイプもあります。ベルトループや財布のキーリングに通してしまえばゲート部分がロックされるため、携行時の安全性がかなり高め。ただし、開け閉めを繰り返すうちに破損してしまうこともあります。
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もうひとつの定番タイプがこの釣り針型。フックを引っ掛けるだけのミニマルな構造なので、クリップ仕様と比べて装着がさらに楽ちんです。加えて、シンプルな作りゆえに壊れにくいのもアドバンテージ。クリップと違って常に開口した状態なので、安全性に関してはやや劣ります。こちらのモデルのようにある程度深さのある作りならほとんど問題ないですが、浅めの釣り針フックの場合には要注意です。
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ウォレットチェーンの中には、財布やベルトクリップキーホルダー(ベルトループがないボトムスに引っ掛けるキーホルダー)への付けやすさを考慮して、先端の片方がリングになっているものもあります。クリップ式と同様に安全性に長けているほか、カギなどをまとめて携行できるという強みもあります。キーケースを分けて持ち運びたくない人は、こういったタイプを視野に入れてもよいでしょう。
素材や留め具も大事ですが、チェーンの長さもチェックしておきたい重要ファクターと言えます。なお、ここで言う長さは、チェーンだけでなく、留め具を含めた本体全体の長さと定義しています。
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厳格なルールはありませんが、使いやすさと見栄えのバランスを考えると50〜60cm程度がスタンダードと言えるでしょう。ヒップポケットから財布を取り出して使う際にストレスを感じさせない長さで、かつ長めのトップスをタックアウトしたときにもチェーン部分がほどよく顔を覗かせてくれます。デザインや着こなしにもよりますが、これ以上長いとだらしなく見える危険性も。加えて、金属系チェーンであればジャラジャラとした音が鳴りやすくなります。
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一般的な長さより短めの全長30〜40cm台のウォレットチェーンなら、ほどよいアクセントとなりつつもすっきりとした印象に。スマートなスタイルが好きな人におすすめです。ただ、全長が短くなると、その分使いやすさでは劣りますし、トップスをタックアウトするとモノによってはチェーンがほとんど隠れてしまうことも。このあたりは、自身の好みに応じてチョイスしましょう。
ウォレットチェーンの人気ブランドから、おすすめモデルをピックアップ。シルバー・ブラス・レザーの各素材から厳選して披露します。リーズナブルなアイテムから一生モノの逸品まで幅広く紹介していくので、お気に入りのウォレットチェーンときっと出合えるはず!
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ジャム ホーム メイドは1998年に誕生したユニセックスアクセサリーブランドで、シンプルな中にひとさじのヒネリを効かせたデザインで人気です。本モデルはカジュアルなボールタイプチェーンですが、大ぶりな8mmサイズのシルバー製ボールを使うことでほどよい重厚感を演出。クリップ部分には小ぶりのブラックダイヤモンドを埋め込み、さりげないアクセントとしています。
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「洗練されたロック」を揺るぎないコンセプトに据える、ジャパンシルバーブランドの雄がディールデザイン。本作では短め&細身のシルバーチェーンを使用し、ゴシックテイストながらも落ち着いた雰囲気へと仕上げています。そして、唇をイメージソースとした曲線的なクリップも特徴的。ミニマルな中にもしっかりとこだわりを感じさせる逸品です。
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ケイシイズは極上のレザープロダクトで名を馳せる日本ブランドですが、熟達した職人の手作業によって仕立てられるシルバーアイテムにも定評があります。一般的にウォレットチェーンにはシルバー925(純銀92.5%)が使われることが多いのですが、こちらではより純度の高いシルバー950を素材に採用。さらに、強度を増すために亜鉛と銅を独自の配分で調合しています。ナスカンとコマ1つひとつにロゴを打刻するなど、手の込んだディテールもさすが!
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イタリア発のサツルノは1973年に設立。ヨーロッパブランドらしい、繊細で洗練されたデザインを十八番としています。長短の異なるコマを1:3で組み合わせたフィガロチェーンタイプの本作は、細身でクリーンながらもメリハリのある風貌。ハードさを抑えたルックスなので、きれいめのスタイリングとも高い親和性を見せてくれます。
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1980年代にロカビリーバンド「ウルフマンブラザーズ」で活躍していた玉利忠士が手掛けるブランドがウルフマンBRSです。シルバー部分に入っている植物文様はパルメットと呼ばれるもので、扇状に広がる棗椰子(ナツメヤシ)の葉から着想。風合い豊かなディアスキンコードとの異素材MIX仕様によって、独創的なルックスに。先端はクリップ&釣り針のコンビネーションです。
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銀細工の街として知られるメキシコのタスコにて2019年にスタートしたショロ ジュエリー。アイテムはすべて、現地に住む腕利きのシルバースミスによりハンドメイドで生産されています。この一品では、船の碇につながれた鎖をモチーフとするアンカーチェーンをピックアップ。チェーン幅を抑えたスリム仕様なので、着こなしのテイストを問わずスムーズに調和してくれます。主張しすぎない風貌につき、ビギナーにもぴったり。
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フット ザ コーチャーは2000年に始動した日本のシューズブランドですが、現在は高品質なアクセサリーやウェアもラインアップしています。このウォレットチェーンは、ジュエリーブランドのエンドカスタムジュエラーズに依頼し、オリジナルデザインで製作。すっきりシャープな形状で、大人でも付けやすい仕上がりです。ロゴが刻印された六芒星型のチャームがほどよいアイキャッチに。
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ポール・スミスで研鑽を積んだデザイナーによる国産ブランド、アンプジャパンは、有名ブランドのアクセサリー製作も手掛けるなど、その実力はお墨付きです。しっかりと燻し加工の効いた味わいある真鍮素材が使われたウォレットチェーンは、マリア様のチャームがデザインスパイスとして作用。大クリップにはダイヤモンドが彫り留めで一石セットされています。
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ピーナッツカンパニーは日本のジュエリーブランドで、“ALL GOOD THINGS(=すべてのよいもの)”を指針として固定観念に囚われないアイテムを発信。こちらのチェーンも、ブランドのらしさが詰まったユニークな仕立てとなっています。まず何といっても目を引くのが、ピーナッツ柄で彩られた個性派なクリップ。さらに、チェーンも実はピーナッツ型の特別仕様となっています。釣り針フック側に付いたリングには、可愛らしいピーナッツマスコットがちょこんと鎮座。
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渋谷の超人気アメカジセレクトショップ、バックドロップからリリースされた本作。レザーブランドのワンダーラストとの共作で、ベルトループホルダー部分にはアメリカの名門タンナーであるウィケット&クレイグ社のベジタブルタンニンレザーが用いられています。真鍮製のチェーンは35cmというコンパクト丈。スモーク加工でフィニッシュされていて、最初からヴィンテージのような色合いです。
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国内唯一のインディアンジュエリー用の工具メーカーにして、オリジナルのアクセサリーも販売しているスタンプワークス。この真鍮チェーンは一見シンプルな仕立てですが、実はチェーンのコマそれぞれにロープ模様のスタンプが手作業で施されています。それだけでなく、大フックにも細やかなスタンプをオン。職人魂が宿ったアイテムとなっています。
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米国を代表するシルバースミスとして有名なビル・ウォール氏のブランドは、1985年の創業時から一貫してインディアンジュエリーやレザープロダクトをマリブの自社工房にて生産しています。肉厚感のある編み込みレザーを使ったウォレットコードは、使い込むほどしなやかな風合いに変化。シルバー925製の金具部分には職人がハンドワークで装飾を施しています。
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デザイナーの柏崎 亮氏が2010年に創設したエンダースキーマは、モードとクラフトを融合した、唯一無二のレザーアイテムを世に送り出しています。紹介の一品は、ブロック状の牛革を真鍮製のボールチェーンでつないだオリジナリティーあふれるデザインが持ち味。表面を一切加工していない素上げのレザーを駆使しているので、自分だけのエイジングを存分に楽しめます。全長は73cmと長めですが、金属系と違ってジャラつかないので付けやすさも◎。
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宮城県を拠点に、手間暇をかけた高品質なレザーアイテムを良心価格で展開するサムライクラフト。写真のウォレットロープでは、姫路のタンナーにてなめされたコクのあるベジタブルタンニンレザーが起用されています。たっぷりとオイルを含んでいるのも印象的で、手触りはしっとり滑らか。
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スタッズベルトをシグネチャーアイテムとする米国ブランドらしく、レザーコードにピラミッド型のメタルスタッズをハンドワークで打ち込んでいます。トップスの下からチラ見せさせるだけでも、十分なアイキャッチ効果を期待できます。レザー自体は幅1.4cmと比較的細身なので、そこまで男くさく見える心配はありません。ブラスは燻し加工されており、味のあるくすんだ風合い。
最後は付け方のお話。「ウォレットチェーンの留め具をどこに付ければいいか」という、着用における“基本のき”をレクチャーします。難しいことではないので、さくっと確認しておきましょう!
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財布の多くには、ウォレットチェーンの留め具と連結するためのリングがあしらわれています。写真のように本体に直接取り付けられているものや、あるいはファスナーの引き手などに付けられている場合もあります。その部分に、ウォレットチェーンのフックを引っ掛けるのが基本です。
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そしてもう片方の留め具は、ベルトループと連結させましょう。どこのベルトループに付けるかは自由ですが、フロントのトップボタンの隣に位置するループに付けるのがベーシックです。たとえば右のヒップポケットに財布を入れるなら、ボトムスのトップボタンの右隣にあるループに引っ掛けるのが◎。もし、ちょっとチェーンが長いなと感じたなら、対角側であるトップボタン左のベルトループを使ってもOKです。
財布の中には、留め具を連結するためのリングや穴が備わっていないものもあります。その場合はウォレットチェーンと連結できませんが、「ドロップハンドル」というパーツを財布に後付けすることで対応できます。ただし、このパーツを取り付ける際、多くの場合、財布に穴を開ける必要が生じるので、その点はご一考を。基本的には、チェーンとあらかじめ連結できる仕様となった財布を選ぶのが正攻法です。
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