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生きている間にコレクションの価値を証明

まんだらけ「生前見積」でわかるオタク終活の“少し切ない事情”とその光明

東京・中野区の大手古物商「まんだらけ」が始めた「生前見積(せいぜんみつもり)」というサービスが話題です。

コレクターが所有するコレクションに対し、まんだらけからこのような見積書を無料で発行してもらえるサービスです(画像内の鑑定結果はサンプルのもの)

名前は仰々しいですが、簡単に言うと「個人が所有する古い漫画、アニメ関連グッズ、玩具などを無料で査定してくれ、見積書を発行してくれる」というサービスのこと。この時点で売る必要はなく、将来、所有者がコレクションと“お別れ”する際に、事後の面倒を見てくれるそうです。いわばオタクの終活を支援するサービスと言えそうです。

▼まんだらけの「生前見積」とは?


「生前に集めた大切なコレクションの行く末をご協力させていただきます。後世のコレクターへの引き継ぎやご家族へ財産としてのお役立てなど、 コレクションの整理を考えている方を対象に生前に見積もり査定をさせていただき、 お別れのときがきたら生前のご希望に沿ってコレクションを次のかたちで引き継ぐお手伝いをさせていただく個人向けのサービスです」(出典:まんだらけ公式HPより)

コレクターの端くれとして、これは気になる

このサービスには個人的に注目していました。今年51歳になる筆者にもコレクター趣味があり、いまだ仮面ライダーやウルトラマンの玩具の新作を買いあさり、ネットオークションで掘り出し物を探す毎日。当然まんだらけにも、客として数えきれないほど足を運んでいます。部屋に積み上げられた段ボールの中の“お宝”には価値があるのか? 筆者がこの世から消えたら、残されたコレクションはどうなるのか?

当サイトではこれまで、2本の終活系記事を書かせてもらっています。1本目が自分が死んだとき、PCやスマホなどをそのまま遺すリスクについて専門家に取材したこちらの記事。

2本目が、自分の親が元気なうちに「お金の話」を十分にしておくことの意義について、実体験を交えて教えてもらったこちらの記事。

今回の記事は、これらに続く「終活とお金」シリーズの1本として読んでもらえればと思います。

まんだらけの副社長を直撃

今回お話をうかがったのは、「生前見積」の発案者で、株式会社まんだらけの取締役副社長、辻中雄二郎さんです。

辻中雄二郎(つじなか・ゆうじろう)さん。「生前見積」の企画発案者。株式会社まんだらけ取締役副社長。1995年にまんだらけにアルバイトとして入社。98年に正社員となり、01年から現在まで中野店店長を務める。14年から取締役副社長を兼務。⼊店時ブロードウェイビル内で6店舗だった”まんだらけ中野店”は現在30店舗に拡大(全国では11店舗展開)。同社の発展やオタク市場の栄枯盛衰を⾒続けてきた”⽣き字引”のような⽅

辻中雄二郎(つじなか・ゆうじろう)さん。「生前見積」の企画発案者。株式会社まんだらけ取締役副社長。1995年にまんだらけにアルバイトとして入社。98年に正社員となり、01年から現在まで中野店店長を務める。14年から取締役副社長を兼務。⼊店時ブロードウェイビル内で6店舗だった”まんだらけ中野店”は現在30店舗に拡大(全国では11店舗展開)。同社の発展やオタク市場の栄枯盛衰を⾒続けてきた”⽣き字引”のような⽅

ネットオークションで”老オタク”の他界を知る切なさ

「私は1995年からまんだらけで働いていますが、その頃から店頭でお付き合いしてきた方々が、50代60代の年齢にさしかかっています。

長くお付き合いを続けてきた人が、ある日を境に、コミケなどに顔を出さなくなるんです。『有名コレクターの秘蔵コレクション』として知られていたものが、ある日ネットオークションに出品されているのを目の当たりにすることもあったりして。それで『あの人が亡くなったんだ……』と気付くわけです。

そんな切ない思いをする機会が増えてきました。同じオタクの方々も感じることがあったのでしょう、いつしか古参のお客さんから『俺が死んだら、コレクションの面倒を頼むね』と言われるようになりました。なんとかしなくてはと企画したのが『生前見積』なんです」(辻中さん)

「ゴッホの絵を次世代に受け継ぐ感覚」遺品散逸を防ぐ狙いも

同好の士を失う悲しみとともに、もうひとつつらいのは、故人が愛してやまなかった秘蔵のコレクションが行方もわからず散逸してしまうことだと言います。本人以外の家族が、そのコレクションの価値を知らないケースもあります。最悪の場合、不用品として捨てられるケースも少なくないそうです。生前見積には、こうした「遺品の散逸」を防ぐ狙いもあると言います。

「レアな漫画や玩具には“文化的な価値”があるという意識を、オタクの人たちは持っているんです。この文化遺産を次世代に受け継がねば、という義務感を持つ人も多い。今は自分の手元にあるけれどこの世に限られた数しかないお宝をお借りしてるだけという感覚ですね。

ゴッホなどの名画を持っている人たちと同じです。貸金庫に入れて管理しているマニアもいます。たとえ自分が目にする機会が減っても、保存環境を優先しているわけです。そんな希少なアイテムが、所有者とともに忽然と存在が消えてしまうのはやりきれません。もう二度と市場に出てこないものもあるでしょうしね」(辻中さん)

ある有名なコミックコレクターには、戦時中の爆撃の中、大切な漫画を持って逃げたという逸話が残っているそうです

ある有名なコミックコレクターには、戦時中の爆撃の中、大切な漫画を持って逃げたという逸話が残っているそうです

古さよりレア。価値を見極めるプロの値付け

気になるのは、実際の査定額です。どのような基準で漫画や玩具の値段が決まっているのでしょうか? 前掲の「見積書のサンプル」の中にも、77年放送のテレビアニメ「無敵超人ザンボット3」のブリスター入りの玩具(未開封)が、なんと「80万円」の値付けをされていました。

「よく誤解されるのですが『古い=高い金額』ではありません。もちろん、そうなるケースもありますよ。今度、戦前の漫画を収集している日本屈指のコレクターの方の生前見積をさせていただく予定なのですが、おそらく100冊で2,000万円はくだらないと予想しています。でもそれは『古いから』ではないんです。高値が付くのは『レアなもの』だからなんです」(辻中さん)

ザ・ドリフターズのフィギュアで一番高値が付くのは……?

なにをもってレアとされるのか? 例をあげてもらいました。取り出したのは、往年のコントグループ、ザ・ドリフターズのフィギュアです。

「現在、5人の中で一番高額なのは、誰のフィギュアかわかりますか?」(辻中さん)

荒井注さんがメンバーに入っているということは、この時点ではまだ志村けんさんは正式メンバーではないはず……。となると、当時一番人気だったと思われる加藤茶さんでは?

「逆に、加藤茶フィギュアは最も安いんですよ。確かに彼は当時一番人気だったと思います。でも、文具の懸賞としてお客さんが好きなフィギュアを選べるシステムだったので、加藤茶フィギュアが一番市場に出回ったんですね。ウチでは、いかりや長介フィギュア、荒井注フィギュアは加藤茶フィギュアの約3倍の値段を付けています」(辻中さん)

71年に文具メーカーのぺんてるが、シャープペンを買った人向けの懸賞品として作ったザ・ドリフターズのフィギュア。当時、シャーペンを買ったお客さんが当たりくじを引けば、好きな人形をもらえたそう。左から、加藤茶(15,000円)、いかりや長介(45,000円)と、当時メンバーだった荒井注(45,000円)。価格は取材時のもの

71年に文具メーカーのぺんてるが、シャープペンを買った人向けの懸賞品として作ったザ・ドリフターズのフィギュア。当時、シャーペンを買ったお客さんが当たりくじを引けば、好きな人形をもらえたそう。左から、加藤茶(15,000円)、いかりや長介(45,000円)と、当時メンバーだった荒井注(45,000円)。価格は取材時のもの

その理屈から言うと、最も高額なのは……。

「最も高額なのは仲本工事フィギュアです。加藤茶フィギュアの約4倍といったところでしょうか。メンバーの中での、当時の彼の位置付けゆえに、流通量が少ないので圧倒的にレア。なおかつ取り外し可能な眼鏡という小道具が付いていて、これを紛失してしまう人が実に多かったわけです。これらが相まって仲本工事フィギュア(眼鏡付き)の価値が高くなるというわけです」(辻中さん)

なるほど。仲本工事さんやファンの方は複雑な気分かもしれませんが、納得の理由です。ほかにも、「箱が美品で残っているのがレア」だったり、「有名人気漫画であっても、初版で全巻そろえているのはレア」など、さまざまなレアになりうるケースがあるようです。

貴重な品は10倍以上に高騰。その背景には?

「ただし、査定はあくまで現時点での値段になります。株式と同じく、オタク市場の中で需給によって価格が変動します。私の感覚では、05年ぐらいから急激にトレンドが変わりましたね。たとえば、先ほどお見せした生前見積書のサンプルの中にあった『ザンボット3』などのスーパーロボットアニメの超合金シリーズは、現在までの間に10倍ぐらいの値上がりを見せています」(辻中さん)

10倍とは驚きの高騰ぶり! 一体なにがあったのでしょうか?

「中国、香港、台湾のオタクたちが、日本のマーケットに参入してきたのが理由です。本人が直接日本まで買いに来るケースもあれば、バイヤーが仕入れに来るケースもあります。購入者が増え、需要が増えたためマーケットは拡大しました。レアな漫画や玩具、アニメグッズなどの値段が急激に上がりました」(辻中さん)

ご自身もビンテージ漫画のコレクターである辻中さん

ご自身もビンテージ漫画のコレクターである辻中さん

アジア系のオタクは富裕層が多い

「元々、日本の漫画やアニメグッズ、玩具などを欲しがる海外のお客さんは存在しました。ただ90年代はフランス人、イタリア人が中心でした。人気作品は『聖闘士星矢』『UFOロボ グレンダイザ―』が2大巨頭。次いでNHKで放映していた『太陽の子エステバン』。彼らは、このアニメ3作品の関連グッズをどんなものでも欲しいと探していましたね。欧州のオタクの人たちは、どことなく日本のオタクと親和性がありました。服装や雰囲気も落ち着いた感じで親しみを感じたものです(笑)」(辻中さん)

辻中さんによると、欧州のオタクたちはお金も切り詰めていて、少しでも安い送料で本国へ送ろうと、船便でひと月かけて送っている人も多かったとか。いっぽうでアジア系のオタクはひと味違うようです。

「2000年代から参入してきたアジア系のお客さんは富裕層が多いですね。身近なアートのひとつとして、アニメや漫画をとらえている感じです。だからか、外見もクールです。髪型を大胆にツーブロックに刈り上げていたり、ピアスやタトゥーを入れたりしている人も多い。彼らがマーケットに入ってきたことで、新風を吹き込むとともに、オタクコレクション全体の値段が底上げされた感じです」(辻中さん)

ネットオークションは瞬間風速的にニーズが変わる

ここで少しいじわるな疑問を辻中さんにぶつけてみます。今やネットオークション全盛の時代。ヤフオクなどに出品し、競売形式で売る方法もあります。あえて、まんだらけに査定してもらう意義とはなんでしょうか?

「僕の感触ですと、ネットオークションはその時期の世の中の“風”に影響されやすいと感じます。非常に短いスパンで売値が上がったり、下がったりをくり返す。僕らはそういうブームには左右されず、商品のレア度にこだわって評価をします。一時的にネットオークションで高い値が付くことはあると思いますが、商品の価値を安定的に評価することに関しては、我々は負けていないはずです。

アニメ関連グッズがわかりやすいですね。アニメ化されて、劇場映画も作られて、ネットの市場で一気に値上がりしていく。でも、ブームが落ち着くと今度は急降下します。歯止めがかからなければ、ヤフオクで『1円出品』まで下がってしまうことも。そうなると、本来はレアなアイテムなのに『あの作品は終わったね』のような空気に巻き込まれてしまうんです。つまり、一律に値下がりしてしまう。その時期でも、まんだらけではキチンとその商品のレア度を評価します。だから、総じてまんだらけのほうが高く買い取っていると思っています」(辻中さん)

店頭にも商品は毎日持ち込まれます。専用カウンターがあり、査定、買い取り(値付け)の作業を⾏っています

店頭にも商品は毎日持ち込まれます。専用カウンターがあり、査定、買い取り(値付け)の作業を⾏っています

生前見積はオタクの「家庭内地位の向上」をもたらす

話を生前見積に戻しましょう。オタク市場が高騰し、驚くような値段が付くことも珍しくなくなった昨今、生前にその価値を鑑定しておくことの意義はさらに意味を増していると言えるでしょう。自分が好きで集めていたコレクションが市場で高く評価されれば、コレクター本人はもちろんうれしい。そして、家族にとっても朗報なのは間違いありません。辻中さんは「生前見積」は家族の中での、オタクの地位向上にも役立つと言います。

「家族に自慢したくて利用するオタクの方も多いんですよ。普段は家族に『玩具ばっかり買ってきて……』と白い目で見られてる人が、『この趣味には実はこんなにも価値があるんだよ』と見積書の金額を見せるんです。家族の見る目も変わりますよね」(辻中さん)

とかく、コレクションへの思い入れ度合いは、本人と家族の間で温度差が生じるもの。大切なコレクションも、家族にその価値がわからなければただの不用品です。これは、オタクと呼ばれる人たちの”積年の悩み”とも呼べるものでしょう。しかし、生前見積の結果、実は高い値段が付くものだとわかればオタクの心情も救われるはずです。

「もっとも、『そんなに高いものなら、早めに売れば?』と家族に言われて困る方もいるようですが(笑)」(辻中さん)

オタクのコレクションは、書画や骨董などと同じ相続遺産

生前見積をしていなかった場合、オタクの死後、コレクションは不用品として処分されたり、「形見分け」などで散逸されたりする可能性が高くなるのはすでに述べたとおりです。しかし、価値があるものとわかっていれば、遺族がまんだらけなどの専門ショップに持ち込むケースもあるでしょう。そうなれば、コレクションが次のマニアに引き継がれる可能性も上がるはずです。

オタクのコレクションも立派な「動産」(不動産を除く財産のこと)。つまり相続遺産です。扱いとしては、美術品・骨董品などと同じになり、原則として、その業界に精通した人に鑑定してもらった額が相続の評価額となります。今回の生前見積は、まさにこのケースに該当します。生前見積で自分の生前にコレクションの価値をはっきりさせておくことは、文化遺産を預かっている感覚を持つオタクの人にとっての、立派な終活と言ってさしつかえないでしょう。

コレクションには、オタクの人々のさまざまな思いがこもっています。願わくば、よい形で次世代に引き継ぎたいものです

コレクションには、オタクの人々のさまざまな思いがこもっています。願わくば、よい形で次世代に引き継ぎたいものです

オタク人生を悔いなく完結するために

「生前見積」が始まって3年以上が経過。毎月コンスタントに依頼が入るなど、少しずつ浸透してきていると辻中さんは話します。このサービスの将来像をどう描いているのでしょうか。

「ウチの社長(株式会社まんだらけ 古川益三社長)はつねづね『オタクが世界を変える』と言っています。世の中がビックリするようなコレクションがまだいろんなところに眠っているはずです。だから、オタクの人たちが将来の不安で気をもまないように、僕らがお手伝いしていきたいですね。

このサービスを始めて本当によかったと思っています。たとえば20年間、毎週のように来店されていて、気が付けば会釈する関係のお客様がいらしたんですね。その方が、このサービスに申し込まれて、先日ようやくお名前を知ることができたんです。いろんな意味でオタクは深い。その方々が悔いなくオタク人生をまっとうできるよう、『生前見積』がその一助になればうれしいです」(辻中さん)

筆者のコレクションは?

と、ここで終わればすばらしいサービスの誕生の経緯をうかがった記事としてきれいに収まるのですが、もう少しお付き合いを。

勘のいい読者の方はすでにお気付きかもしれませんが、今回の記事は、筆者のコレクションをガチンコで生前見積してもらうことを目的にスタートした企画でした。さすがに、そこまでの高額査定になることは期待していませんでしたが、筆者のコレクター歴も30年以上ですし、コレクションの”一軍選手”を出せば、取材終わりにおいしいお酒が飲める程度の結果になることを目論んでいました。

でも、ここまでお読みになった方にはおわかりのように、完成原稿からはそのくだりは省かれています。その理由は……、あらためて書くまでもないでしょう(苦笑)。

せっかくなので、筆者が生前見積を依頼した品の一部と、その結果をご紹介しましょう。

▼仮面ライダークウガの「グロンギ怪人」ソフビ3点(タグなし)

いずれも、仮面ライダークウガの敵役「グロンギ怪人」の一味。左からゴ・ガドル ・バ(カブトムシの怪人)、ゴ・ ブウロ・グ(フクロウの怪人)、ゴ・ガメゴ・レ(亀の怪人)

いずれも、仮面ライダークウガの敵役「グロンギ怪人」の一味。左からゴ・ガドル ・バ(カブトムシの怪人)、ゴ・ ブウロ・グ(フクロウの怪人)、ゴ・ガメゴ・レ(亀の怪人)

生前見積もりの結果 ⇒ "見積もり不可"

商品タグが付いていないソフビ(ソフトビニール人形)は、まんだらけで商品として取り扱えないため、この3点には値が付きませんでした。

▼ズ・ゴオマ・グとズ・ザイン・ダのソフビ(タグ付き)

こちらも仮面ライダークウガの「グロンギ怪人」より。左からズ・ゴオマ・グ(コウモリの怪人)とズ・ザイン・ダ(サイの怪人)

こちらも仮面ライダークウガの「グロンギ怪人」より。左からズ・ゴオマ・グ(コウモリの怪人)とズ・ザイン・ダ(サイの怪人)

生前見積もりの結果 ⇒ "150円"

内訳はズ・ゴオマ・グ(左)のソフビが100円。ズ・ザイン・ダ(右)のソフビが50円。タグが付いていたことで、かろうじて値段を付けてもらえました。

▼チョコエッグ 日本の動物 第1弾 フルコンプ(シークレットなし)

なつかしの食玩、チョコエッグのおまけの第1弾。海洋堂プロデュース(当時)の精巧な動物フィギュアたちは話題になりました

なつかしの食玩、チョコエッグのおまけの第1弾。海洋堂プロデュース(当時)の精巧な動物フィギュアたちは話題になりました

生前見積もりの結果 ⇒ ”見積もり不可”

まんだらけで取り扱いがなかったので値が付かない結果に。

▼水木しげる先生の著書「世界の妖怪100話」(小学館・第3刷)

1982年発行の第3刷

1982年発行の第3刷

生前見積もりの結果 ⇒ "200円"

水木しげる先生の著書「世界の妖怪100話」は200円という結果に。う〜ん、残念。

それでも、生前見積をしてもらってよかった

取材前に筆者の甘い見通しが砕かれたことで、少々落胆しながらの取材スタートとなったのは事実です。

しかし、辻中さんのお話をうかがううちにポジティブな感情もわいてきました。筆者もオタク文化の末席を担う一員。文化遺産をいい形で引き継いでいきたい思いに変わりはありません。

それに、辻中さんもおっしゃったとおり、この価値はあくまで現時点のもの。インバウンド効果のようなトレンドの変化が再び起こらないとも限りません。今後30年、40年と生きるうちに、筆者のコレクションがレアアイテムとなる可能性だってゼロではないでしょうから。

【取材協力】
株式会社まんだらけ
https://www.mandarake.co.jp/

佐野裕

佐野裕

フリーランスのライター。マネー誌、ビジネス誌などで一般ビジネスパーソンから著名人までを多数取材。ビジネス、自己啓発、副業、歴史など幅広いジャンルで記事を執筆している。「活字で活力を与えたい」と日夜奮闘中。

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