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この超低金利の時代に! 毎月積み立てれば、1年後には1か月分ボーナス

年利最大15%超! 百貨店「友の会」積み立ての4つのメリットと、賢く使うポイントを解説

百貨店「友の会」の積み立てサービスをご存じでしょうか。
これは多くの百貨店で導入されているサービスですが、毎月一定額を百貨店に積み立てると、1年後(もしくは半年後)の満期時に「ボーナス」が加算され、積立額を上回る買い物カード(買い物券)がもらえる、というものです。買い物カードは発行された百貨店の買い物に利用することができます。

金融商品ではないため単純な比較はできませんが、銀行預金の金利が非常に低い状態にとどまる中、高い利回りが期待できる友の会の積み立てに注目が集まっています。今回は、そんな友の会の積み立ての仕組みや賢く利用するポイントを解説します。自分がよく使う、あるいはお気に入りのお店が入っている百貨店の友の会に入会するのが一般的ですが、主要百貨店ごとの特徴をまとめましたので、参考にしてください。

友の会の積み立ては、百貨店で申し込めばすぐに始められる

友の会に入会し、積み立てを始めるには、各百貨店の専用窓口で申し込みます。その際、本人確認書類(運転免許証、各種健康保険証など)と初回分の積立金が必要になります。積み立ての方法は、「銀行引き落とし」か「積立金を毎月窓口に持参」の2種類。クレジットカードによる積み立ては原則、行っていません。

「銀行引き落とし」を希望する場合、申し込みの際、口座番号や口座届出印も必要になります。なお、銀行引き落としに際して手数料として年間数百円が必要になる百貨店もあるので、確認しましょう。また、専用窓口に足を運ばずとも、Web申し込み可としている百貨店もあります。

「友の会」積み立ての4つのメリット

友の会の積み立ての最大のメリットは、満期になると積立額に加えボーナス分が加算された買い物カードを受け取れる点にあります。1年満期の場合「積立金+積立額の1か月分のボーナス」、半年満期の場合「積立金+積立額の0.4か月分のボーナス」の買い物カードを受け取れるのが一般的です。

メリット1:積立額の1か月分のボーナスが加算。年利換算で15.3%

たとえば、毎月1万円を1年間、計12万円を積み立てると、満期後にボーナス分1万円を含めた計13万円分の買い物カードを受け取れる、といった仕組みです。これを年利換算すると、約15.3%になります。毎月5,000円を半年、計3万円を積み立てると、満期後にボーナス分2,000円を含めた計32,000円分の買い物カードを受け取れます。この場合でも、年利換算すると11.4%になります。友の会入会に際し会費はかからず、途中で退会した場合もそれまでに積み立てた全額が返金されます(満期後の場合、 付与されたボーナス分は返金の対象外です)。

メリット2:銀行預金などと異なり、課税されることがない

銀行預金との比較で言えば、銀行預金では利子に20.315%の税金が課税されますが、友の会の積み立てでは課税されずにボーナス分をそのまま受け取ることができます。

メリット3:提携ホテルやお歳暮ギフト割引など、さまざまな優待サービス

友の会に入会する3つ目のメリットは、各百貨店が用意する優待サービスを受けられる点にあります。優待サービスは多岐にわたり、提携ホテルや飲食店、百貨店主催の展覧会などで割引が受けられたり、お中元やお歳暮ギフト購入の際に5%引きになったりします。

メリット4:買い物カードは、百貨店内のほぼすべての買い物で利用可能

満期後、積立額とボーナス分が加算された買い物カードは、発行された百貨店での買い物に利用できます。
百貨店でお得に買い物できる方法のひとつとして、各百貨店が発行するクレジットカードの利用があります。こうしたクレジットカードは利用額の5〜10%のポイントが付与されることが一般的ですが、レストランやデパ地下、一部のブランド商品の利用は例外としているケースが少なくありません。

この点、友の会の買い物カードは、対象の百貨店内での買い物には原則、すべて利用可能です。もちろんデパ地下、レストランなども含まれます。一部ネットショッピングでも利用可能とする百貨店もあるほか、系列のスーパーで利用できる百貨店もあります。セール期間中も利用できます(一部例外あり)。

入学や卒業など、ライフイベントに向けた積み立てがおすすめ

毎年、お歳暮やお中元ギフトを百貨店で購入する、といった人にとって、友の会の積み立てサービスは利用価値が高いでしょう。いっぽうで、定期的には百貨店を使わないという人の場合、ライフイベントのために積み立てておく、という方法もあります。

たとえば結婚記念日や入学、卒業、定年のお祝いのために記念品を購入する、記念日に百貨店内のレストランで食事をする、などと決めていれば、それに向けて積み立てをスタートすることもできます。1年間の積み立てで大きな割引となるため、ランドセルやひな人形など、一般的に割引がされない商品をお得に買うことも可能です。手軽に始めたい人向けに「毎月5,000円、6か月積み立て」といったコースを用意している百貨店もあります。

各百貨店の「友の会」積み立ての詳細や、優待内容は?

「友の会」の積み立ては、どの百貨店も大枠では同様の仕組みとなっていますが、毎月の積立額や優待サービスは微妙に異なっています。以下に主要百貨店の積み立てコースの詳細や、特徴的な優待をまとめましたので、入会を検討する際に、ぜひ参考にしてください(提携施設での割引は、それぞれの友の会で共通して実施しているので省略しました)。

1.三越伊勢丹「エムアイ友の会」:全国各地24店舗と、利用可能なお店が幅広い

三越伊勢丹「エムアイ友の会」は、全国にある「三越」(全国12店舗)「伊勢丹」(全国8店舗)に加え、グループの「丸井岩井」(北海道に2店舗)、「岩田屋」(九州に2店舗)と利用できるお店が多いのが特徴。三越・伊勢丹オンラインストアでも利用可能で、日本橋三越、伊勢丹新宿では友の会限定のランチメニューも用意されています。

【積み立てコースの詳細】
◇12か月積み立て◇
・5,000円コース→60,000円(積立総額)+5,000円(ボーナス)=65,000円(受取額)
・10,000円コース→120,000円(積立総額)+10,000円(ボーナス)=130,000円(受取額)
・20,000円コース→240,000円(積立総額)+20,000円(ボーナス)=260,000円(受取額)
・30,000円コース→360,000円(積立総額)+30,000円(ボーナス)=390,000円(受取額)
・50,000円コース→600,000円(積立総額)+50,000円(ボーナス)=650,000円(受取額)

◇6か月積み立て◇
・5,000円コース→30,000円(積立総額)+2,000円(ボーナス)=32,000円(受取額)

参考:三越伊勢丹「エムアイ友の会」公式サイト

2.大丸松坂屋「JOY CLASS」:自分への「ごほうび」を選べる積み立てコースも

大丸松坂屋友の会「JOY CLASS」には、通常の積み立てコースに加えて、「ごほうびプラスコース」(毎月10,000円、12か月積立)が用意されているのが特徴です。このコースを選ぶと、10,000円のボーナスをもらう代わりに、満期時にはエステや日帰り温泉など100以上の施設を無料利用できるクーポンをもらえます。また、友の会の会員証提示でお中元・お歳暮ギフトが優待価格で購入できるのもメリットになります。

【積み立てコースの詳細】
◇12か月積み立て◇
・5,000円コース→60,000円(積立総額)+5,000円(ボーナス)=65,000円(受取額)
・10,000円コース→120,000円(積立総額)+10,000円(ボーナス)=130,000円(受取額)
・30,000円コース→360,000円(積立総額)+30,000円(ボーナス)=390,000円(受取額)
・7,000円招待コース→84,000円(積立総額)+ 観劇1回ご招待(名古屋の御園座での観劇、松坂屋名古屋店または松坂屋豊田店でのみの取り扱い)
・10,000円ごほうびプラスコース→120,000円(積立総額)+ご利用クーポン1枚(グルメ、温泉、エステなどで利用できるクーポンを進呈)

◇6か月積み立て◇
・5,000円コース→30,000円(積立総額)+2,000円(ボーナス)=32,000円(受取額)

参考:大丸松坂屋友の会「JOY CLASS」公式サイト

3.高島屋「ローズサークル」:お中元とお歳暮の時期に5%オフの優待券

高島屋「ローズサークル」の特徴的な優待として、年2回、お中元とお歳暮の時期に5%オフになる「お買物優待券」のプレゼントがあります。お中元やお歳暮ギフトに限らず、幅広く利用できるのはうれしいところ。高島屋各店で開催される催しに無料で入場することもできます。

【積み立てコースの詳細】
◇12か月積み立て◇
・5,000円コース→60,000円(積立総額)+5,000円(ボーナス)=65,000円(受取額)
・10,000円コース→120,000円(積立総額)+10,000円(ボーナス)=130,000円(受取額)
・30,000円コース→360,000円(積立総額)+30,000円(ボーナス)=390,000円(受取額)
・50,000円コース→600,000円(積立総額)+50,000円(ボーナス)=650,000円(受取額)
・5,000円観劇コース→60,000円 +観劇に無料招待(演目によっては一部負担金あり)

参考:高島屋「ローズサークル」公式サイト

4.阪急百貨店「阪急友の会」:宝塚ファン必見! 抽選で貸切公演に無料招待のコースも

阪急百貨店「阪急友の会」の積み立てには、宝塚ファンにとっては魅力的なコースが用意されています。招待コース(毎月5,000円、12か月積み立て)を選択すると、観劇や展覧会などに無料で招待されます。選べる観劇には、宝塚の貸切公演も含まれており、非常に人気を集めています(ただし、これは抽選で選ばれた人にチケットが渡される仕組みです)。

【積み立てコースの詳細】
◇12か月積み立て◇
・5,000円コース→60,000円(積立総額)+5,000円(ボーナス)=65,000円(受取額)
・10,000円コース→120,000円(積立総額)+10,000円(ボーナス)=130,000円(受取額)
・招待コース(毎月5,000円)→60,000円 +年3回、観劇などに無料招待

参考:阪急百貨店「阪急友の会」公式サイト

5.東急百貨店「東急ファミリークラブ」:東横線沿線の東急グループの店舗でも利用可能

東急百貨店「友の会」東急ファミリークラブは、毎月5,000円6か月の積み立てでも、2,500円分のボーナスが付与されます(ほかの百貨店では2,000円分が一般的)。東急百貨店以外にも、「渋谷ヒカリエ ShinQs」や東横線沿線にある「東急フードショー」など、幅広いお店で利用できるのも特徴となっています。

【積立コースの詳細】
◇12か月積み立て◇
・3,000円コース→36,000円(積立総額)+3,000円(ボーナス)=39,000円(受取額)
・5,000円コース→60,000円(積立総額)+5,000円(ボーナス)=65,000円(受取額)
・10,000円コース→120,000円(積立総額)+10,000円(ボーナス)=130,000円(受取額)
・30,000円コース→360,000円(積立総額)+30,000円(ボーナス)=390,000円(受取額)

◇6か月積み立て◇
・5,000円コース→30,000円(積立総額)+2,500円(ボーナス)=32,500円(受取額)

参考:東急百貨店「東急ファミリークラブ」公式サイト

6.東武百貨店「クレソンサークル」:東武百貨店内の買い物が常に5%引きの優待が魅力

東武百貨店「クレソンサークル」の会員は、百貨店内の買い物が常に5%引きになるのが大きなメリットになるでしょう(食料品、セール品を除く)。いっぽう、ほかの百貨店の積み立てでは通常1か月分のボーナスが付与されるのに対し、0.5か月分となる点には注意が必要です。

【積み立てコースの詳細】
◇12か月積み立て◇
・3,000円コース→36,000円(積立総額)+1,500円(ボーナス)=37,500円(受取額)
・5,000円コース→60,000円(積立総額)+2,500円(ボーナス)=62,500円(受取額)
・10,000円コース→120,000円(積立総額)+5,000円(ボーナス)=125,000円(受取額)
・20,000円コース→240,000円(積立総額)+10,000円(ボーナス)=250,000円(受取額)
・30,000円コース→360,000円(積立総額)+15,000円(ボーナス)=375,000円(受取額)
・50,000円コース→600,000円(積立総額)+25,000円(ボーナス)=625,000円(受取額)

◇6か月積み立て◇
・6,000円コース→36,000円(積立総額)+1,500円(ボーナス)=37,500円(受取額)
・10,000円コース→60,000円(積立総額)+2,500円(ボーナス)=62,500円(受取額)

参考:東武百貨店「クレソンサークル」公式サイト

今回取り上げた、各百貨店友の会の積み立てコースと特徴を表にまとめましたので、参考にご覧ください。

百貨店「友の会」を賢く利用するための4つのポイント

百貨店友の会の積み立てについて、そのメリットを中心に紹介してきました。いっぽう、お得に利用するために注意するべき点についても解説します。

ポイント1:百貨店以外のお店で買っても、価格が違わない商品に使おう

百貨店で扱っている商品の中には、量販店より割高なものも少なくありません。積み立て満期後に得た買い物カードを使う際には、百貨店でしか扱っていない商品、あるいは制服や宝飾品など、ほかの量販店で買っても価格に差のない(価格差が少ない)商品購入に利用したほうがよいでしょう。

ポイント2:意外に多い未使用。満期後は全額をしっかりと使い切ろう

2つ目は、満期時にもらう買い物カードは忘れずに、全額をしっかりと使い切ること。当たり前のことのように思えますが、友の会の買い物カードの未使用残高は2400億円にのぼっています(2014年時点)。これだけ多額の未使用残高があるということは、自分が積み立てたことを忘れてしまった人がかなりの数いると推測されます。買い物カードに有効期限は設定されていないだけに、「いつか使えばいいや」と思ってしまいがちですが、ほったらかしにしないようにすることが大切です。

ポイント3:本当に必要なモノを見定めてから、購入しよう

2つめの注意点として「全額を使い切る」ことをあげましたが、さほど欲しくないモノ、必要ないモノに使っては意味がありません。すでに積み立てたお金から支払われるので、懐を痛める感覚は薄くなりますが、購入商品は慎重に見定める必要があるでしょう。また、入会した当初は対象の百貨店をひんぱんに利用していたとしても、結婚や引っ越しなどでライフスタイルが変わることで利用頻度が減ることも考えられます。入会している価値があるかどうかを、定期的にチェックしましょう。

ポイント4:万が一、百貨店が破綻しても全額保護されるとは限らない

先ほど銀行預金との比較について触れましたが、銀行預金は破綻しても「1000万円+利息」は保護されますが、友の会の積み立てで対象の百貨店が破綻しても、全額が保護されるとは限りません。可能性が低いとはいえ、そういったケースもありえることを覚えておいたうえで、利用していきましょう。

上記の注意点をまとめると、「百貨店でしか買えない、自分が本当に必要なモノを見定めて、全額をしっかり使い切る。そして、万が一百貨店が破綻した際のリスクも頭に入れておく」ということになります。このような注意点に気を付ければ、百貨店をよく利用する人にとっては非常に利用価値の高い仕組みであることは間違いないので、上手に活用していきましょう。

西村有樹

西村有樹

オフィスクイック代表。1990年より編集・ライターとして出版業界に携わる。リクルート、小学館、講談社ほか多数の出版社の各媒体にて、主に企業取材、企業人インタビューを手がける。1999年の金融ビッグバンを機に金融・保険を自身の専門分野として確立。ユーザーの視点からの、わかりやすい記事を多数執筆。

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