節約
家でお店の味を楽しみましょう

自宅で外食! 「テイクアウト&デリバリー」の便利なサービスが盛況!

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で外出自粛や休業要請が続く中、通常営業が困難な飲食店が「テイクアウト」や「デリバリー」に活路を求めています。こうした状況を受け、グルメサイトなどがいち早くテイクアウト用の検索機能を強化したほか、デリバリー各社も、感染防止に努めつつサービスの提供を続けています。飲食店の経営を下支えするとともに、私たちの「巣ごもり生活」をちょっと豊かにしてくれる「テイクアウト」と「デリバリー」に役立つサービスをご紹介します。
※記事中の日時は原則として2020年、価格は税込みです。

自宅でお店の味が楽しめるサービスに注目

飲食店の苦しい現状

コロナ禍(か)により飲食店に大きな影響が出ています。飲食店に特化したアンケートサイト「飲食店リサーチ」が2020年4月3日〜6日に行った調査(※)によると、3月の売上が前年と比べて「減った」と回答した飲食店は8割にものぼります。その内訳は「前年同月より売上が10%減少」(8.2%)、「20%減少」(16.5%)、「30%減少」(20.8%)、「40%減少」(13%)、「50%減少」(11.7%)、「60%以上減少」(11.3%)というもの。改めて新型コロナウイルス感染症拡大の影響の大きさを感じずにはいられません。また、この調査は緊急事態宣言が発出された4月7日以前に実施されたものなので、現在はより大きな影響が出ているものと思われます。

テイクアウトやデリバリーに活路

そんな中、飲食店は「テイクアウト」や「デリバリー」に活路を見出そうとしています。同調査では、半数以上の飲食店が「テイクアウト販売を始める・または強化する」と回答したほか、「デリバリー販売を行っている」(19.1%)、「デリバリー販売の準備を進めている」(11.5%)、「デリバリー販売を行っていないが検討中」(25.7%)など、デリバリーに対しても強い関心を持っていることがわかります。

※「2020年3月の経営状況に関するアンケート調査」(飲食店リサーチ 株式会社シンクロ・フード調べ)

約8割の飲食店経営者が1年前と比べて3月の売上が「減った」と回答。「2020年3月の経営状況に関するアンケート調査」(飲食店リサーチ 株式会社シンクロ・フード調べ)

グルメサイトや地図アプリが「おうちごはん」に対応

グルメサイトや地図アプリなどもこうした動きに呼応しています。レストラン検索・予約サイトの「食べログ」は、4月以降テイクアウト可能店舗の検索機能を強化。筆者の自宅近辺でも、いつも行列ができるロシア料理店や人気のイタリアンバルなどがテイクアウトを始めていて、さっそく「ボルシチ弁当」や「イタリアンおつまみ盛り合わせ」を自宅で楽しむことができました。いずれもこれまではテイクアウトしていることを知らなかった店舗です。調べてみると、食べログ以外のサイトでも、飲食店を支援する目的でテイクアウト可能な店舗を見つけやすくする機能が導入されています。

「食べログ」は、「テイクアウトできるお店」特集ページの開設、レストラン検索結果ページでの「本日テイクアウト可」ラベルの表示、アプリトップ画面から近隣のテイクアウト可能店舗をワンタップで検索可能にするなど(上画像)、テイクアウト可能店舗の検索機能を強化しています

▼食べログ
https://tabelog.com/

▼Retty
テイクアウト、デリバリー可の店を探しやすく

実名クチコミグルメサービス「Retty」(レッティ)も、「おうちごはん」需要への対応を開始。アプリ上でテイクアウトおよびびデリバリーを導入している飲食店を探しやすくなりました。具体的には、検索結果ページの飲食店情報に「テイクアウト可」「デリバリー可」のラベル表示を追加。また各店舗のページでは、テイクアウトやデリバリーに関するより細かい情報が掲載されるようになっています。

ダミー

画像はRettyプレスリリースより

▼地図アプリ(Googleマップ、Yahoo! MAP)
ワンクリックで対応店を表示

Googleが提供する地図アプリ「Googleマップ」(スマホ版)も「テイクアウト」「デリバリー」の2つのフィルターが追加されました。「テイクアウト」「デリバリー」のどちらかをタップすると、対応している店舗が表示されます。また同様の仕組みは、ヤフーの地図アプリ「Yahoo! MAP」にも追加されています。

Googleマップの検索窓のすぐ下に「テイクアウト」と「デリバリー」の検索フィルターボタンが追加されています

デリバリーサービスのニーズが急増

自宅に料理を届けてくれるデリバリーのニーズが急増し、デリバリーサービス各社のユーザー数や加盟店数も増加傾向にあります。主なサービスを紹介します。

ファストフードやピザなどのおなじみの品はもちろん、和洋中の有名店が手がける高級弁当まで。デリバリーで注文できるジャンルが広がっています(画像は「ごちクル」公式サイトより)

▼出前館
宅配サービスの業界最大手

2000年からサービスを開始しているデリバリーサービスの草分け的な存在。関東・関西を中心に47都道府県をカバーする宅配ポータルサイトです。配達機能を持たないお店でも配達機能をシェアすることにより出前が可能になるサービスを提供しています。提携店舗数は、業界最大手となる21,000店以上。レストラン、カレー専門店、中華料理店、ハンバーガー専門店、弁当、丼専門店など、幅広いジャンルからお店を探して注文できます。

手数料としてかかるのは送料のみで、一定金額以上の注文(相場は1,500円程度。最低注文金額も1,500円程度)で送料無料となる店舗が少なくありません。利用時には「1ポイント=1円」で「100円単位」で使えるポイントが付与されます。ユニークなのは、出前館に加えてほしい「お店のリクエスト」が行えるシステム。リクエストするだけで50ポイントがもらえ、その店が掲載された場合はさらに5,000ポイントがもらえる仕組みです。

飲食店従業員の緊急雇用も

また、出前館は宅配寿司「銀のさら」などを運営する株式会社ライドオンエクスプレスホールディングスと連携し、新型コロナウイルス感染症拡大により休業や営業縮小を余儀なくされた飲食店で働く従業員を、配達員として短期的に雇用する「雇用シェア」というサポートも展開。従業員が在籍する飲食店の雇用ニーズが回復した際は、速やかに元の飲食店へ復帰できる体制も整える予定です。

▼出前館
https://demae-can.com/
【決済方法】
・クレジットカード
・ポイント利用
・代金引換(現金)
など
▼雇用シェア問い合わせフォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfonkgg31If-Fyw0UQz0MUugAMDGDUCKrl2zgXAqowNFaC99g/viewform

▼Uber Eats(ウーバーイーツ)
世界中で使われている宅配フードサービス

街中でロゴ入りの配達バッグを背負った自転車やバイクを見る機会が増えているおなじみのデリバリーサービスです。世界各国でサービスを展開しており、日本には2016年に上陸。現在、東京23区、川崎、横浜、仙台、名古屋、大坂、福岡など16都府県にエリアを拡大中です。提携店舗数は約2万店となっています。

現在は配達パートナー向けにマスクを配布。加えて、玄関先などに置く「置き配」にも対応しています。なお「配送手数料」は距離や店舗によって変動するほか、一律10%の「サービス手数料」と700円未満の注文時には別途150円の料金がかかります。

▼Uber Eats
https://www.ubereats.com/
【決済方法】
・クレジットカード
・デビッドカード
・Apple Pay
・代金引換(現金)

▼LINEデリマ
LINEユーザーなら即注文が可能

LINEアプリ内で注文できるデリバリーサービスです。提携店には「ガスト」「カレーハウスCoCo壱番屋」「ピザーラ」「モスバーガー」「バーミヤン」など多彩な有名チェーンがズラリ。提携店舗数は約1万8,500店舗に及びます。送料(200円〜300円程度)や最低注文金額の有無や金額は店舗によって異なります。LINEユーザーなら面倒な登録手続き不要で自分のアカウントからスムーズに注文できるほかLINEポイントも貯まります。また、定期的に「ポイント還元率10倍」や「半額キャンペーン」なども実施しています。

▼LINEデリマ
https://delima.line.me/
【決済方法】
・クレジットカード
・LINE Pay
・代金引換(現金)
※店舗により支払い方法が異なります。

▼dデリバリー
ドコモ利用者以外でも使いやすい

ドコモが運営する出前・フード宅配サービスで、利用金額に応じてdポイントが貯まります。提携店舗は約9,500店で、ピザ、寿司、弁当、中華、洋食、カレー、ハンバーガーなど各種ジャンルがそろいます。ドコモユーザー以外でも、無料で発行できるdアカウントを持っていれば利用することが可能で、dアカウント不要の「ゲスト利用」制度もあります(ポイント還元がなく、クーポンが利用できないなど機能面で制限があります)。なお、送料(200円〜300円程度)や最低注文金額の有無や金額は店舗によって異なります。

▼dデリバリー
https://delivery.dmkt-sp.jp/
【決済方法】
・クレジットカード
・ポイント利用
・代金引換(現金)
など

▼楽天デリバリー
酒類やソフトドリンクも取り扱う

楽天が運営する総合出前サイト。配達日から15日後に楽天ポイントが付与されるほか、定期的にキャンペーンも実施。送料(400円程度)や最低注文品数は店舗によって異なります。提携店舗は全国で約1万店以上。注文できるジャンルはピザ、カレー、中華、寿司、ハンバーガーなどの定番のほか、ビールや焼酎などのアルコール類や、コーヒーなどのソフトドリンクなども扱っています。

▼楽天デリバリー
https://delivery.rakuten.co.jp/>
【決済方法】
・クレジットカード
・ポイント利用
・代金引換(現金)
など

▼ごちクル
ビジネス用途の高級弁当を個人にも1個から宅配

元々は全国のオフィスやイベント会場への弁当の宅配やケータリングを請け負うフードデリバリーサービスです。9,300種類以上のメニューを展開し、中心となるのは1,500〜2500円程度の高級な弁当です。契約店舗は約860店で、なかにはミシュランの星付き名店や、行列ができる人気店なども含まれます。現在は、外出自粛の影響による個人利用のニーズにも対応し「自宅で楽しむ宅配弁当特集」ページなどに1個から配達可能なメニューが多数掲載されています(配送料は店舗やエリアによって異なります)。少々値は張りますが、ちょっと贅沢したいときに使ってみたいサービスです。

▼ごちクル
https://gochikuru.com/
【決済方法】※個人の場合
・クレジットカード
・代金引換(現金)

自治体もデリバリー利用を後押し

いっぽう、デリバリー利用を後押しする自治体も増えています。大阪府は、大阪府内の飲食店から大阪府内に配達するデリバリーサービスに対し支援を行っています。対象となるサービスは、出前館、LINEデリマ、dデリバリーで、キャッシュレスで決済した1,000円以上の注文に対し、利用者に500円分のポイントを付与するというもの(ポイントは各サービスのもの)。付与するポイントのうち半額相当分を大阪府が事業者に補助します(2020年4月15日〜5月6日の期間限定の予定)。

▼外出の自粛促進に向けた取組みを行う事業者の決定及び取組みの開始日について(大阪府)
http://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=37989

ほかの自治体にも広がり

これと同様の取組みは、福岡市(5月6日まで)、東京都渋谷区(5月6日まで)、神戸市(5月14日まで)、千葉市(5月17日まで)、奈良市(5月31日まで)などでも行われています(いずれも5月1日時点の情報より。詳細は各自治体およびデリバリーサービス事業者の公式サイトをご確認ください)。今後も、期間の延長や参加自治体の増加などの可能性がありますので、ぜひお住まいの自治体の情報もチェックしてみてください。

さまざまな自治体がデリバリー利用の促進支援を実施中です(画像は出前館公式アプリより)

さまざまな自治体がデリバリー利用の促進支援を実施中です(画像は出前館公式アプリより)

▼外出自粛中の飲食デリバリー情報(福岡市)
https://www.city.fukuoka.lg.jp/keizai/yuuchi/business/coinsyokude.html

▼フードデリバリー利用促進キャンペーンを実施しています(渋谷区)
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kurashi/stayhome_fooddelivery.html

▼株式会社出前館の連携による飲食店・家庭支援策「KOBE出前シフトサポート」(神戸市)
https://www.city.kobe.lg.jp/a34508/demaekan.html

▼出前利用促進キャンペーンを実施しています!(千葉市)
https://www.city.chiba.jp/keizainosei/keizai/promotion/fooddelivery.html

▼奈良市 出前利用促進キャンペーン(出前館)
https://demae-can.com/link/cam/camg2nara2005

おわりに

当初、2020年5月6日まで予定されていた緊急事態宣言ですが、2020年5月1日時点で、1か月程度延長される可能性が高まっており、もうしばらくは家にこもる日々が続きそうです。筆者は、この機会に近隣で気になっていた店(特に敷居が高く感じて入りづらかった店など)をテイクアウトやデリバリーで利用し、開拓してみたいと考えています。食というライフラインを維持するために尽くしてくれている人たちの存在に感謝しつつ、皆さんも「自宅で外食」を楽しんでみてはいかがでしょうか?

※本記事は、執筆者の見解です。

佐野裕

佐野裕

フリーランスのライター。マネー誌、ビジネス誌などで一般ビジネスパーソンから著名人までを多数取材。ビジネス、自己啓発、副業、歴史など幅広いジャンルで記事を執筆している。「活字で活力を与えたい」と日夜奮闘中。

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