こんにちは! 株主優待大好きブロガー、かすみです。
「かすみちゃんの株主優待日記」というブログを18年続けています。2023年5月に株主優待を受けられる銘柄は30超。数は少ないですが、注目の豪華カタログギフトの優待品があったり、今年だけの設立記念優待を実施する企業があったりと、何かと話題の多い月という印象です。そんな5月優待の中から、筆者おすすめの5銘柄を紹介します。
5月の権利付き最終売買日は5月29日(月)、権利落ち日が翌日の30日(火)。気になる銘柄があれば、5月29日までに購入し、少なくとも30日までは保有するようにしましょう。
(記事で紹介した各銘柄の株価は4月21日の終値です)
住江織物はカーテンやカーペットなどのインテリア商品を製造、販売している企業。国会議事堂の赤絨毯(じゅうたん)を納入していることでも知られています。
同社は2022年5月に株主優待を新設したばかり。その内容ですが、5月末に100株保有していると700円相当の自社商品が贈られるというもの。昨年は冷蔵庫用の消臭剤でした。200株保有していると4,000円相当のカタログギフトにグレードアップします。株主優待のカタログギフトは2,000〜3,000円相当のものが多い中、それを上回る価値のギフトは目を引く存在。100株のときと比べると購入資金は2倍必要になりますが、優待品の価値が5倍超となるので、コスパという意味でも、この銘柄に関しては200株保有がおすすめです。
住江織物の株価は4月21日時点で2,126円なので、200株なら425,200円で優待がもらえます。4,000円相当のカタログギフトで計算すると優待利回りは0.94%。予想配当利回り(2.59%)を合わせた総合利回りは3.53%になります。
昨年のカタログギフトでは、レトルトシチューのパックを選びました
住江織物の株主優待
・700円相当の自社商品(100株)
・4,000円相当のカタログギフト(200株)
(5月末)
クリエイトSDホールディングスは、神奈川県を中心に関東や東海地方でドラッグストア約700店を展開しています。
優待内容ですが、5月末に100株保有していると、自社の店舗で使える買物優待券1,500円相当 (500円×3枚) が贈られます。筆者の場合、近くに店舗がありよく買い物をするので、優待券4,000円相当となる300株を保有しています。同社のお店は医薬品だけでなく、食品やドリンクなども取り扱っていて、幅広い商品を割引きで購入できる点にメリットを感じています。なお、近くに店舗がない場合、100株保有で「全国共通お米券3枚(1,320円分)」を代わりに選ぶこともできます。
クリエイトSDホールディングスの株価は4月21日時点で3,315円なので、100株なら331,500円で優待がもらえます。優待利回り(0.45%)と予想配当利回り(1.51%)を合わせた総合利回りは1.96%になります。
贈られる買物優待券は、医薬品だけではなく店内の食品や雑貨にも使えるのがうれしいところです
クリエイトSDホールディングスの株主優待(100株)
・買物優待券1,500円相当(5月末)
ニイタカは業務用の洗剤・漂白剤、飲食店向けの固形燃料などを製造、販売している企業です。
優待内容ですが、5月末と11月末の年2回、100株保有していると、500円相当のジェフグルメカードが贈られます。ジェフグルメカードはファミリーレストランや居酒屋チェーン、大手百貨店のレストラン街など全国の約35,000店で利用可能です。金券では珍しくお釣りが出るのが特徴的。すかいらーくホールディングス(3197)など、一部の飲食チェーンの株主優待券(カード)とは同時に使うことができ、このジェフグルメカードをそれらと併用すれば、さらにお得に食事を楽しめます。現状の株価だと配当利回りが3%超と、比較的高水準なのも魅力的です。
ニイタカの株価は4月21日時点で2,125円なので、100株なら212,500円で優待がもらえます。優待利回り(0.47%)と予想配当利回り(3.01%)を合わせた総合利回りは3.48%になります。
100株保有で、お釣りも出る500円相当のジェフグルメカードが贈られます
ニイタカの株主優待(100株)
・500円相当のジェフグルメカード(5月末、11月末)
ブックオフグループホールディングスは中古品の小売店を全国に展開。書籍、ゲームを扱う「BOOKOFF」、洋服、ブランド品を販売する「BOOKOFF SUPER BAZAAR」など約800店を出店しています。
優待内容ですが、5月末に100株保有していると、自社店舗で使える買い物券2,000円分に加え(3年以上の継続保有で2,500円分にアップ)、買い取り金額の「20%アップ券」2枚も贈られます。ここ数年は、自社のIR活動への要望などを尋ねる株主アンケートのハガキも同封されています。これを返送すると、買い物券300円分が後日贈られてくるので、今年も実施を期待しています。
ブックオフグループホールディングスの株価は4月21日時点で1,326円なので、100株なら132,600円で優待がもらえます。優待利回り(1.51%)と予想配当利回り(1.66%)を合わせた総合利回りは3.17%になります。
本好きにとってはうれしい優待品です
ブックオフグループホールディングスの株主優待(100株)
・自社店舗で使える買い物券2,000円分
・買い取り金額の「20%アップ券」2枚
(5月末)
瑞光(ずいこう)はベビー用、大人用の紙オムツ製造機械などを造るメーカーで、この分野では国内トップシェアを誇ります。
同社は今年で設立60周年を迎えることから、2023年5月に記念株主優待を実施することを発表しています。具体的には5月20日に100株保有していると、QUOカード1,000円分が贈られます。記念優待は今年のみの実施。また、今回紹介するほかの銘柄と異なり、権利付き最終売買日が5月17日(水)、権利落ち日が翌日の5月18日(木)になる点は注意が必要です。なお、同社は2023年から株主優待を導入しており、2月20日時点で100株保有していると、QUOカード2,000円分が贈られます
瑞光の株価は4月21日時点で1,050円なので、100株なら105,000円で優待がもらえます。優待利回りは今年5月の記念優待のみで考えると0.95%、2月の通常優待も含めると2.86%。予想配当利回り(1.90%)を合わせた総合利回りは、前者の場合で2.85%、後者だと4.76%になります。
有効期限もなく、使えるお店の多いQUOカードは人気の優待品
瑞光の創立60周年記念株主優待(100株)
・QUOカード1,000円分(5月20日)
瑞光の株主優待(100株)
・QUOカード2,000円分(2月20日)
株主優待をもらうためには、証券口座を通じて株を買い、権利付き最終売買日に保有している必要があります。証券口座はさほど手間をかけずに開設することができ、最近ではネット上のやり取りですべて完結します(ログインパスワードの受け取りなどは郵送の場合も)。
最近は、つみたてNISAや個人型確定拠出年金(イデコ)など、お得な制度も整ってきています。ぜひ下にあるランキングやキャンペーン情報、記事を参考にして、証券口座の開設を検討してみてください。
2023年6月版もお楽しみに!
※本記事は、執筆者個人の見解です。特定の銘柄を推奨するものではありません。
2003年から株主優待に興味を持ち、2004年から株主優待ブログを開始。ブログは毎月、多くのアクセスを集める。有効期限のないQUOカードや株主優待券で外食をするのが大好き。