楽天カードには、ポイントが貯まりやすい、ポイントを二重取りできるといったメリットがあります。貯まった楽天ポイントの使い道も豊富なため、ぜひ1枚は持っておきたいクレジットカードです。
しかし、楽天カードは種類が多く、初心者には選びにくいのが実情です。この記事では、楽天カードの選び方やメリットをわかりやすく解説します。あわせて、おすすめの楽天カード8枚も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
カード | 画像 | ポイント還元率 | 詳細を見る | 年会費 | 国際ブランド | 利用可能額 | 付帯保険 | 楽天市場でのポイント還元率 | お誕生月特典(※1) | 楽天市場特典(※2) | 国内空港ラウンジ | 海外空港ラウンジ | クレカ積立のポイント還元率(※3) |
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楽天カード | ![]() |
1% | 詳細を見る公式サイトへ | 無料 | Visa、Mastercard、JCB、AMEX | 最高100万円 | 海外旅行/最高2,000万円 | 3% | × | × | × | × | 0.5% |
楽天プレミアムカード | ![]() |
1% | 詳細を見る価格.comへ | 11,000円 | Visa、Mastercard、JCB、AMEX | 最高300万円 | 海外旅行/最高5,000万円 国内旅行/最高5,000万円 ショッピング/最高300万円 |
3% | +1% | +1% | 回数制限なし | 年間5回まで無料 | 1% |
楽天PINKカード | ![]() |
1% | 詳細を見る公式サイトへ | 無料 | Visa、Mastercard、JCB、AMEX | 最高100万円 | 海外旅行/最高2,000万円 | 3% | × | × | × | × | 0.5% |
楽天カード アカデミー | ![]() |
1% | 詳細を見る価格.comへ | 無料 | Visa、JCB | 最高30万円 | 海外旅行/最高2,000万円 | 3% | × | × | × | × | 0.5% |
楽天ゴールドカード | ![]() |
1% | 詳細を見る価格.comへ | 2,200円 | Visa、Mastercard、JCB | 最高200万円(※4) | 海外旅行/最高2,000万円 | 3% | × | × | 年間2回まで無料 | × | 0.75% |
楽天ブラックカード | ![]() |
1% | 詳細を見る価格.comへ | 33,000円 | Visa、Mastercard、JCB、AMEX | 最高1,000万円 | 海外旅行/最高10,000万円 国内旅行/最高5,000万円 ショッピング/最高300万円 |
3% | +1% | +1% | 回数制限なし | 回数制限なし | 2% |
楽天ANAマイレージクラブカード | ![]() |
1% | 詳細を見る価格.comへ | 550円(※5) | Visa、Mastercard、JCB | 最高100万円 | 海外旅行/最高2,000万円 | 3% | × | × | × | × | 0.5% |
楽天銀行カード | ![]() |
1% | 詳細を見る価格.comへ | 無料 | JCB | 最高100万円 | 海外旅行/最高2,000万円 | 3% | × | × | × | × | 0.5% |
楽天カードの最大のメリットは楽天ポイントが貯まりやすいことです。そもそも楽天カードは、通常のポイント還元率が1%(100円で1P)とクレジットカードのなかでも高水準。そして楽天市場では、還元率3%(100円で3P)とさらにおトクになります。また以下は一例ですが、楽天カードを楽天グループのサービスと掛け合わせることでより多くの楽天ポイントが獲得できます。
出典:楽天市場
「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」とは、楽天グループのサービスを使えば使うほど、楽天市場での買い物でポイント倍率が上がるプログラムのことです。上述した楽天カードを楽天市場で利用するとポイントが+2倍(計3%還元)になる仕組みも、このプログラムの一環。ほかにも、楽天カードの代金引き落とし口座を楽天銀行にするとポイントが最大+0.5倍、楽天モバイルを契約するとポイント+4倍など、対象サービスは計16にものぼり、ポイント還元率は最大18倍に達します。
また「SPU」とは別に「毎月5と0のつく日ポイント4倍キャンペーン」も実施中。エントリーすることで、5と0のつく日には楽天カードを楽天市場で使用すると、ポイントが合計4倍(通常ポイント1倍+SPUの楽天カード利用分2倍+キャンペーン分1倍)。ほかにもポイントアップのキャンペーンはひんぱんに行われていて、これらを駆使することで効率的にポイントを貯められます。
条件(※)を達成したうえで、楽天カードから楽天キャッシュにチャージ、楽天ペイの引き落とし元を楽天キャッシュに設定し、楽天ペイで決済すると還元率が1.5%に。楽天カードの通常のポイント還元率1%よりも高還元になるので、楽天ペイが使えるお店では積極的に利用することをおすすめします。
※カウント期間中(還元率が適用される月の前々月の16日から前月の15日まで)、アプリ内の楽天ポイントカードを2回以上提示することで、適用月にチャージ払いの最大還元率1.5%を獲得。詳細は公式HPをご確認ください。
出典:楽天証券
投資信託の積立を楽天カードで決済できるクレカ積立の利用時にも楽天ポイントが獲得できます。新NISAでも利用でき、つみたて投資枠(最大月10万円)での積立額を楽天カードで全額引き落とし可能です。
このクレカ積立のポイント還元率はカードランクによって異なり、上位カードほど高還元になります。
「楽天カード」:0.5%(※)
「楽天ゴールドカード」:0.75%(※)
「楽天プレミアムカード」:1.0%
「楽天ブラックカード」:2.0%
※ファンドの代行手数料が年率0.4%未満のファンドの場合。
こののように楽天ポイントは、さまざまな楽天グループのサービスを利用することで、効率的に貯めて、使うこと(後述)ができます 。このサイクルは“楽天経済圏”と呼ばれています。日々の生活をおトクに過ごしたいのなら“楽天経済圏”を自分のライフスタイルに取り入れることがおすすめです。楽天カードは“楽天経済圏”で暮らすうえで必須の一枚と言えるでしょう。
出典:楽天カード
楽天カードの裏面には楽天ポイント用のバーコードが印字されています。街の楽天ポイント加盟店で、会計時にこのバーコードを提示すると楽天カード利用分のポイントとは別に、楽天ポイントを貯められます。街の楽天ポイント加盟店は、ガストやケンタッキー、はま寿司などの飲食店をはじめ、ファミリーマートや西友、サンドラッグまで多彩な店舗が揃い、街のさまざまなお店で利用できます。
出典:楽天カード
ポイントは貯めるだけでなく、“どう使えるか”も大切。その観点で見ても、楽天ポイントは非常に優秀です。貯まったポイントは1ポイント=1円相当で、楽天グループのサービスや上述した街の特約店、そして楽天ペイのアプリ上でモバイルSuicaへのチャージにも使えます。楽天経済圏で暮らしているのであれば、楽天カードや楽天市場、楽天モバイルの支払いに充当でき、使い道の自由度が非常に高いのが特徴です。使い道の選択肢が多いことが、楽天ポイントが優秀である所以 でしょう。
楽天カードは計2枚持てます。たとえば、異なる国際ブランドのカードを2枚目として作ることで利用できる店舗が増えたり、利用明細が分かれるため利用シーンごとに金額を管理できたりします。また、ポイントを合算できるのもうれしい点です。
楽天カードは大まかに8種類あります。なかでも「年会費無料カード」と「年会費有料カード」の計2グループに分けられます。同じ楽天カードでも、それぞれに特徴があり、自分のスタイルに合った楽天カードを選べるとカードへの満足度が高まるはず。
「楽天カード」、「楽天PINKカード」、「楽天カード アカデミー」、「楽天ANAマイレージクラブカード」(※)、「楽天銀行カード」
※初年度無料、翌年以降は年1回の利用で年会費550円が無料。
「楽天ゴールドカード」、「楽天プレミアムカード」、「楽天ブラックカード」
ここでは、楽天カードの選び方を紹介。自分に合った1枚を見つけるヒントにしてみてください。
結論から述べると、基本的に楽天カードは「楽天カード」か「楽天プレミアムカード」の2択から選ぶことをおすすめします。両者ともに基本のポイント還元率は1%と変わりません。前者は年会費無料というお得感、後者はゴールドカードならではの付帯特典に魅力があります。
とりあえず楽天カードを持ってみたい、クレジットカードの最初の1枚に楽天カードを持ちたいという方は「楽天カード」がおすすめ。年会費を気にせず気軽に使えて、高いポイント還元率の恩恵を享受できる点が最大のメリットです。
対して、「楽天カード」をすでに持っていて、もっとポイント還元の効率化を図りたい方、海外旅行によく行く方には「楽天プレミアムカード」がおすすめです。大きなメリットは、年会費11,000円で、世界の対象空港ラウンジを無料で利用できる「プライオリティ・パス」(年5回まで)が付くこと。また「楽天市場特典」では、毎週火曜日・木曜日の楽天市場での買い物がポイント還元率4%にアップします(通常時は3%)。
ほかの年会費有料カードである「楽天ゴールドカード」(年会費2,200円)に関しては、年会費分の元を取るのが難しく(後述)、「楽天ブラックカード」(年会費33,000円)はそもそも「楽天プレミアムカード」を保有しているうえで条件を満たした場合(後述)にのみ申し込み可能なため、候補から外しています。
年会費無料の楽天カードは計5種。それぞれに特徴がありますが、「楽天カード」とベース機能は同じ。ほか4枚に関しては+αの機能や特典が付いています。
女性におすすめ。乳がん、子宮筋腫など、女性特有の疾病での入院・手術・放射線治療について保険金が支払われる「楽天PINKサポート」に月額40円〜加入できます。
その名のとおり学生が対象のカードで、楽天トラベル「高速バス予約」の支払い利用でポイント3倍、「楽天ダウンロード」と「楽天ブックス」での本・DVDのダウンロードや購入でポイントが4倍になります。
旅好きにおすすめです。ANAマイレージクラブと楽天カードの機能が1枚に集約されていて、ANAマイルを貯められます。
楽天銀行ユーザーにおすすめ。キャッシュカードとクレジットカードが一体化しているため、持ち歩くカード数を減らせます。
以上のように、年会費無料で持てる楽天カードも多種多様。自分の属性や目的に合わせて、最適な1枚を選びましょう。
〈基準1〉ポイント還元率が高く、日々の買い物でおトクになること
〈基準2〉学割や女性向け保険、空港ラウンジなど、多様なライフスタイルや利用シーンに対応できること
〈基準3〉年会費と特典のバランス(コストパフォーマンス)がすぐれていること
最もスタンダードな楽天カードがこちら。年会費無料ながら、基本のポイント還元率1%、楽天市場では3%になる高水準が最大の魅力です。カード番号や有効期限はカード裏面に印刷されているため、表面からは情報が見えない仕様がセキュリティ面でうれしいところ。
また、ポイントの使い道も豊富で、街の特約店で1P=1円で支払いに使えるほか、ほかの楽天グループのサービスでも利用できます。年会費無料とお得感を兼ね備えた、多くの人が1枚は持っておいて損なしのクレジットカードです。
・ポイント還元が高くて、日常使いならかなりおトク!
・年会費無料&アプリが使いやすいのがうれしいです。
※2025年9月25日時点の、価格.com「楽天カード」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
国際ブランド:Visa、Mastercard、JCB、AMEX
年会費:無料
基本ポイント還元率:1%
付帯保険:海外旅行傷害保険
海外旅行好きなら真っ先に検討したいのが「楽天プレミアムカード」。最大の魅力は、年会費11,000円で世界1,400か所以上の空港ラウンジが使える「プライオリティ・パス」が付帯することです(無料利用は年間5回まで)。
さらに「楽天市場特典」で、毎週火曜日・木曜日に楽天市場で買い物をするとポイント還元率が+1倍に。さらに誕生月にも+1倍になるため、併用した場合のポイント還元率は計5%に達します。年に数回海外へ行く方や、楽天経済圏で年間数十万円以上利用する方にとって、年会費以上の価値を十分に提供してくれるでしょう。
・「楽天市場特典」で特定曜日にプラスでポイントが付く。
・国内空港、海外空港ラウンジが無料で使える。
※2025年9月25日時点の、価格.com「楽天プレミアムカード」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
国際ブランド:Visa、Mastercard、JCB、AMEX
年会費:11,000円
基本ポイント還元率:1%
付帯保険:海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険、ショッピング保険
女性のライフスタイルを応援する「楽天PINKカード」。通常の楽天カードの機能はそのままに、楽天グループの優待(月額330円)や、飲食店や介護・育児サービスなど全国約140万件以上で使える割引サービス(月額330円)を追加でき、自分好みにカスタマイズできるのが特徴です。
さらに、乳がんや子宮筋腫など女性特有の疾病に備える「楽天PINKサポート」に、月額40円からという手ごろな保険料で加入できます(加入年齢で保険料は変動)。お買いものパンダやディズニーなど、ピンク基調のかわいいデザインが選べるのもうれしい点。年会費無料という手軽さと、女性にうれしい特典を選んで追加できる一枚です。
・通常の楽天カードの機能に加えて、女性向けのおトクな特典を自分の好みでカスタマイズできるのがうれしい。
・年会費は永年無料なのに、かわいいデザインでポイントも貯まりやすく、初めてのカードとしても大満足です。
※2025年9月25日時点の、価格.com「楽天PINKカード」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
国際ブランド:Visa、Mastercard、JCB、AMEX
年会費:無料
基本ポイント還元率:1%
付帯保険:海外旅行傷害保険
「楽天カード アカデミー」は、18歳から28歳までの学生だけが申し込めるクレジットカードです。楽天ブックスでの書籍購入や楽天トラベルでの高速バス予約といった、学生生活に密着したサービスが充実していて、かつポイントも貯められるのが最大の魅力。おトクな「楽天学割」や海外旅行傷害保険も付帯します。
利用可能額は最高30万円と少なめですが、その分使いすぎも防げます。学生が安心して持てるように設計されていて、初めてのクレジットカードとしておすすめです。
・学生専用ならではの特典が豊富で、楽天ブックスや楽天トラベルの利用でポイントが貯まりやすく、とにかくおトク!
・初めて持つクレジットカードとして安心。利用限度額が低めに設定されているため、使いすぎる心配がありません。
※2025年9月25日時点の、価格.com「楽天カード アカデミー」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
国際ブランド:Visa、JCB
年会費:無料
基本ポイント還元率:1%
付帯保険:海外旅行傷害保険
「楽天ゴールドカード」は、年会費2,200円という手軽な価格でゴールドカードの特典を体験できます。国内主要空港のラウンジを年2回まで無料で利用できるため、飛行機で旅行や出張に行く人におすすめです。
いっぽうで、楽天市場でのポイント還元率は通常カードと基本的に同じ。異なるのはユーザーの誕生月のみ楽天市場でポイント付与が+1倍になる点です。しかし、獲得ポイントは月2,000ポイントが上限なので、楽天市場の利用だけではおトク感は得にくいのが正直なところ。ラウンジ利用が主な目的でない限り、年会費分の元を取るのは難しいかもしれません。ライトな国内旅行好き向けのカードと言えます。
・年会費分の元を取るのが難しい。
・年会費2,200円で国内の主要空港ラウンジが年2回使えるのが最大の魅力。
※2025年9月25日時点の、価格.com「楽天ゴールドカード」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
国際ブランド:Visa、Mastercard、JCB
年会費:2,200円
基本ポイント還元率:1%
付帯保険:海外旅行傷害保険
楽天カードの最上位が「楽天ブラックカード」です。以前は招待制でしたが、現在は1年間の請求額が500万円以上などの条件を満たした「楽天プレミアムカード」会員からの申し込みが可能になりました。年会費は33,000円と高額ですが、それに見合った最高峰の特典が用意されており、価値を十分に実感できます。
楽天市場でのポイント還元率や特典内容などは「楽天プレミアムカード」と同様です。加えて「楽天ブラックカード」には、24時間対応のコンシェルジュサービスや、同伴者2名まで無料になる「プライオリティ・パス」(海外ラウンジ利用年間5回まで無料)といったサービスが付帯。また、楽天証券では投資信託のクレカ積立で2%還元と、楽天カードでは最大の還元率を誇ります。
利用可能枠は最高1,000万円、海外旅行傷害保険は最高1億円と、特典も充実。単なる決済ツールではなく、楽天が優良顧客に提供する特別なサービスとステータスを体現した、究極の一枚と言えるでしょう。
・「プライオリティ・パス」や、さまざまな手配を任せられるコンシェルジュサービスなど、年会費以上の価値がある特典が魅力です。
・楽天市場での利用はもちろん、普段の買い物やNISA投資でもポイントがどんどん貯まり、貯まったポイントは楽天ペイで使えるので非常に実用的です。
※2025年9月25日時点の、価格.com「楽天ブラックカード」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
国際ブランド:Visa、Mastercard、JCB、AMEX
年会費:33,000円
基本ポイント還元率:1%
付帯保険:海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険、ショッピング
旅好き、特にANAマイルを貯めたい方におすすめなのが「楽天ANAマイレージクラブカード」です。クレジットカード、楽天ポイントカード、ANAマイレージクラブという3つの機能が1枚にまとまっているのが最大の特徴。
年会費は550円(初年度無料)ですが、年に1度でも利用すれば翌年は無料になるため、実質コストゼロで持ち続けられます。貯め方を「ANAマイルコース」(200円=1マイル)か「楽天ポイントコース」(100円=1ポイント)で選べるので、ライフスタイルに合わせて柔軟に活用可能。これからマイルを貯める第一歩として、気軽に始められる便利なカードです。
・「ANAマイル」と「楽天ポイント」のどちらを貯めるか、ネットで簡単に切り替えられるのでとても便利!
・年に一度でも使えば年会費は無料。ポイントカードとANAマイレージクラブ機能もこれ1枚にまとまるので、お財布がスッキリします。
※2025年9月25日時点の、価格.com「楽天ANAマイレージクラブカード」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
国際ブランド::Visa、Mastercard、JCB
年会費:550円(初年度無料、年1回以上利用で翌年度無料)
基本ポイント還元率:1%
付帯保険:海外旅行傷害保険
楽天銀行をメインで利用しているなら、「楽天銀行カード」が最適です。楽天銀行のキャッシュカードとクレジットカードが1枚に合体した便利なカードで、財布の中をスッキリさせたい方にもぴったり。
年会費は永年無料で、引き落とし口座を楽天銀行に設定すれば、「SPU」の対象となり楽天市場での買い物時にポイントが+0.3倍、楽天銀行での給与・賞与・年金受取りで+0.2倍に(合計0.5倍に)。ただし、国際ブランドがJCBのみ、ほかの楽天カードが持てないといった制約も。メリットとデメリットが明確なため、自分の使い方に合えば手放せない一枚になるでしょう。
・クレジットカードとキャッシュカードが1枚にまとまっているので、財布の中がスッキリして管理が楽!
・楽天銀行を引き落とし口座にするだけで楽天市場でのポイント倍率がアップし、普通に使うだけでポイントがどんどん貯まります。
※2025年9月25日時点の、価格.com「楽天銀行カード」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
国際ブランド:JCB
年会費:無料
基本ポイント還元率:1%
付帯保険:海外旅行傷害保険
楽天カードは、ポイントの貯め方・使い方の幅が大きいだけに、その使い方は十人十色。ここでは、楽天カードを愛用する価格.comマガジン編集部員3名の活用事例を紹介します。どのように楽天カードを使っているのか、楽天ポイントを何に使っているのか、ぜひ参考にしてみてください。
2018年から使っている「楽天カード」。約7年間にわたり、メインカードとして活用しています。「楽天カード」を使い続けているのは、近年、改悪のニュースがありつつも、ポイントの“貯まりやすさ”と“使いやすさ”の両面で、依然、利用価値が高いと感じているからです。
まず貯まりやすさ。「楽天カード」の基本還元率は1%と高還元カードの基準をクリア。家電や家族旅行の代金など、高額な支払いをする際、1%分のポイントが返ってくるのは魅力的です。いっぽう、飲食店やファミリーマートなど日常使いでは、「楽天カード」を使って楽天ペイのチャージ払いを活用。この支払い方法では、「1.5%」ものポイント還元を受けられるのがメリットです。さらに、楽天証券のクレカ積立では毎月、定期的に積立額の0.5%分のポイントが返ってくるのもうれしいところです。
筆者は楽天市場をたまにしか使いませんが、それでも7年間で貯まった楽天ポイントは累計約20万P。高額な家電製品を購入できるほどのポイント数を貯められたインパクトは小さくありません。
そして、ポイントの使いやすさ。楽天ポイントは、「楽天カード」の代金に充当するもよし、加盟店や楽天市場で使うもよし、と多彩な使い道が用意されています。そんな中でもおすすめなのは楽天ペイでの支払いで使うこと(ポイント払い)。これだと、失効しがちな期間限定ポイントを優先して使ってくれて、さらにポイント払いをしたときも1%分のポイントが戻ってくるのはかなりおトク感があります。
2年前に、楽天カードの担当者から突然電話があり「先日、深夜にたびたび決済が行われ
たが実際にカードを利用しましたか」と尋ねられ(当然使っていない)、不正利用の被害を未然に防いでくれたのも、安心材料になっています。
文/満園徹
「楽天カード」をメインに使うようになった理由は、限度額がほかのカードより高く、安心感があったからですが、それはキッカケに過ぎません。最大の理由は、生活費から還元されるポイントをひとつに集約できる点です。家賃をはじめ、光熱費やスマホ代、食費などの生活費はすべて楽天ポイントで還元されるようにしています。また、楽天グループのサービスを使うと還元率がアップする「SPU」も積極的に利用。楽天モバイル、楽天銀行、楽天でんき、楽天ガスを利用しているので、楽天市場でモノを買うときの還元率は7.8倍まで上がっています。
貯まったポイントすべて、楽天証券でのNISAの毎月の投資額に補填するように設定しています。この一連の設定がどの程度おトクなのかは特に気にしておらず、ただ「1種類のポイントを管理すればよい」という単純明快さが気に入っています。
ひとつ残念なのは、「楽天トラベル」。旅行好きなので利用したいところですが、航空券+宿のパックだと、航空会社がJALかANAからしか選べないので、ほかの旅行サイトより割高なイメージです。
いっぽうで、「楽天プレミアムカード」にアップグレードしたのは、海外・国内空港のラウンジサービスが使えるのと、海外・国内旅行傷害保険が付いているから。まだどちらも使っていないですが、これから旅行へ行くのが楽しみですし、安心感も得られそうでうれしいです。
文/牧野裕幸
「楽天カード」をサブカードとして愛用中です。メインカード(Olive フレキシブルペイゴールド)で、対象の飲食店やコンビニでの高還元、年間利用特典(年間100万円の利用で10,000P付与)を狙いつつ、そこからこぼれ落ちる出費の受け皿として「楽天カード」が活躍しています。
たとえば、何かと利用機会のある楽天市場では「楽天カード」で支払ったほうがおトクですし、街の楽天ポイント加盟店では、楽天ポイントカードの提示と楽天ペイのチャージ払いの合計で2.5%還元になります。メインカードで年間100万円を超えた分の出費についても、基本1%還元の「楽天カード」で支払ったほうが、基本0.5%還元のメインカードで支払い続けるよりおトクです。
元々「楽天カード」は楽天市場での高還元に魅力を感じて発行しました。子どもが生まれたばかりのころは、おむつやベビー服などを楽天市場のセールでまとめ買いする機会が多く、貯まった楽天ポイントを支払いに充てて節約にもつなげていました。
今は子育て関係の出費がやや落ち着いたこともあり、楽天ポイントを「楽天ポイント運用」にまわして値動きを楽しんでいます。5,000Pほどまで増えたら引き出して、ちょっといいお酒など自分の楽しみに使っています。
楽天カードの魅力はいつどこで使っても1%以上の還元率になる安心感と、貯まるポイントの使い勝手がよいこと。とりあえず持っておくカードとしてはベストな一枚ではないかと思います。
文/野 洋介
楽天ポイントを効率的に貯めるには、楽天のサービスを連携させることが最大のコツ。まず、「SPU」を活用し、楽天銀行や楽天モバイルなど複数のサービスを使うことで、楽天市場でのポイント倍率を上げましょう。「お買い物マラソン」や「5と0のつく日」といったキャンペーン期間を狙って買い物をするのも手です。
また、街での買い物では、楽天ペイの活用がおすすめ。楽天カードから楽天キャッシュへチャージし、楽天ペイで支払うとポイント還元率が1.5%にアップします。このように、生活のあらゆる場面で楽天のサービスを意識して使うことが、ポイントをザクザク貯める秘訣です。
どの国際ブランドを選ぶべきかは、ライフスタイルによって決まります。海外でも安心して使いたいなら、世界シェア1位のVisaがおすすめ。コストコでひんぱんに買い物をする方は、唯一対応しているMastercard一択です。旅行や食事などでの特別な優待を重視するなら、独自の特典が多いAmerican Expressも魅力的です。
メインの利用は国内で、海外旅行はハワイが多いという方にはJCBがおすすめ。ハワイには「楽天カード」を所持していることで利用できる楽天カードラウンジがありますが、JCBを選んでおくと「JCBカードラウンジ」や「トロリーバスのピンクライン」に無料で乗車できます。自身の主な利用シーンを想像して、最適な一枚を選んでみてください。
一部の楽天カードではデザインを選べます。特に「楽天カード」と「楽天PINKカード」では、シンプルな通常デザインのほか、人気キャラクターの「お買いものパンダ」や「ディズニーデザイン」、さらに楽天イーグルスといったスポーツチームのデザインなど、豊富なラインアップから選べます。
ただし、選ぶデザインによって選択できる国際ブランドが限定される場合があるので注意が必要。なお、「楽天ゴールドカード」や「楽天プレミアムカード」にはデザインの選択肢はありません。お気に入りの一枚を持つことで、毎日の買い物がより楽しくなるはず!
楽天カードとは別に「楽天ETCカード」というカードに申し込めます。「楽天ETCカード」は楽天カードに付帯して利用するカードのため楽天カードを持っていることが条件。メリットは「楽天ETCカード」でも楽天ポイントを貯められることです。また、2枚目の楽天カードを持っている場合は「楽天ETCカード」も2枚目を作成できます。
気になるETC年会費ですが、年会費無料の楽天カードはETC年会費550円。しかし、「楽天PointClub」のランクがダイヤモンド会員・プラチナ会員だと無料に。なお、「楽天ゴールドカード」、「楽天プレミアムカード」、「楽天ブラックカード」は年会費無料で作れます。
楽天カードは本カード会員と生計を同一にする配偶者や親、18歳以上の子ども向けに家族カードを発行できます。最大のメリットは、支払いが本会員の口座に一本化されるため家計管理が楽になる点と、家族が利用した分のポイントも本会員にまとめて貯まる点です。
いっぽうで、利用可能額は本会員と共有となり、利用明細も本会員が確認できるためプライバシーの観点では注意が必要。また、家族カードの利用では個人の信用情報(クレジットヒストリー)が育たないという側面も。家族での利便性を取るか、個人の独立性を重視するかを話し合って検討するのがおすすめです。
なお、「楽天カード アカデミー」と「楽天銀行カード」は家族カードを発行できません。
楽天カードは、24時間365日の不正検知システムや、カード利用時にメールやアプリで通知が届くサービス、ネットショッピングを安全にする本人認証サービス(3Dセキュア)など、複数のセキュリティ対策を導入しており、安心して利用できる体制を整えています。万が一、不正利用の被害に遭った場合も、届け出が受理されれば損害額が補償される盗難保険が付帯しています。ただ、利用者自身で、日頃から利用明細をアプリなどでこまめに確認し、不審な利用がないかチェックする習慣をつけておくと、より安心です。
以下の記事では、クレジットカード全種からおすすめカードを紹介したり、ランク別におすすめカードを紹介したりしています。ぜひ、クレジットカード選びの参考にしてみてください。