こんにちは! 株主優待大好きブロガー、かすみです。「かすみちゃんの株主優待日記」というブログを18年続けています。
もう間もなくすると、3月権利の優待品が届き始めるうれしい時期となりました。2023年6月に株主優待を受けられる銘柄は約110と久々の100超え。6月は12月期決算の飲食チェーンや、小売企業の年2回優待が数多くそろっています。そんな6月優待の中から、ファンの多い「ドンキ」で使える2,000円分の電子マネーや、Amazonギフト券に交換できる1,000円相当のデジタルギフトなどが贈られる、筆者おすすめの5銘柄を紹介します。
6月の権利付き最終売買日は6月28日(水)、権利落ち日が翌日の29日(木)。気になる銘柄があれば、6月28日までに購入し、少なくとも29日までは保有するようにしましょう。
(記事で紹介した各銘柄の株価は5月19日の終値です)
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスは、総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ(ドンキ)」や大型店「MEGAドンキ」などを国内と海外あわせて約700店舗、運営しています。
同社は2022年6月に株主優待を新設したばかりですが、ファンも多い「ドンキ」の運営企業だけに注目を集めている優待銘柄です。その内容ですが、6月末と12月末の年2回、100株を保有していると、「ドンキ」「MEGAドンキ」「アピタ」「ピアゴ」などで使える、電子マネー「majicaポイント」2,000円分が贈られます。格安商品が多い「ドンキ」で使えるので、家計にもありがたい優待品です。
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの株価は5月19日時点で2,626円なので、100株なら262,600円で優待がもらえます。優待利回り(1.52%)と予想配当利回り(0.69%)を合わせた総合利回りは2.21%になります。
「ドンキ」ユーザーにはうれしい「majicaポイント」2,000円分が贈られます
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの株主優待(100株)
・自社グループの電子マネー「majicaポイント」2,000円分(6月末、12月末)
物語コーポレーションは郊外ロードサイド型を中心とした飲食チェーン。食べ放題の「焼肉きんぐ」、幅広い層に人気の「丸源ラーメン」などの店舗を東海・関東エリアを中心に約600店展開しています。
優待内容ですが、6月末と12月末の年2回、100株保有していると自社店舗で使える3,500円相当の優待食事券が贈られます。同社は2023年2月末を基準日として「1株→3株」とする株式分割を実施したうえで、優待は従来どおり100株から受けられることを発表。つまり、分割後は理論上3分の1の購入資金で優待を受けられ、優待利回りが3倍になったので注目を集めている銘柄です。
物語コーポレーションの株価は5月19日時点で3,180円なので、100株なら318,000円で優待がもらえます。優待利回り(2.20%)と予想配当利回り(0.75%)を合わせた総合利回りは2.95%になります。
1回の優待で3,500円相当の食事券が贈られます
同社運営の「熟成焼肉 肉源」で優待食事券を使って焼肉ランチ(1,500円)をいただきました
物語コーポレーションの株主優待(100株)
・自社で使える3,500円相当の優待食事券(6月末、12月末)
フジオフードグループ本社は、定食チェーン「まいどおおきに食堂」や、串揚げ食べ放題の「串家物語」などを関西中心に各地に約760店展開しています。
優待内容ですが、6月末と12月末の年2回、100株保有していると3,000円相当の優待食事券か、自社の食品セットのいずれかを選択できます。食事券を選んで外食をお得に楽しむのか、あるいは「レトルトカレー15袋」「串カツセット」など充実のラインアップの食品セットを選ぶのか、選択に迷う内容になっています。
フジオフードグループ本社の株価は5月19日時点で1,470円なので、100株なら147,000円で優待がもらえます。優待利回りは4.08%です(2023年12月の配当は未定)。
贈呈された3,000円相当の優待食事券
沖縄旅行の際に、同社グループの鉄板焼き店「サムズセーラーイン」で優待券を使用。牛肉がやわらかくておいしかったです
フジオフードグループ本社の株主優待(100株)
・3,000円相当の優待食事券、もしくは自社の食品セット(6月末、12月末)
CARTA HOLDINGSは、ネット広告事業やデジタルマーケティング支援などを行う企業。電通グループの子会社です。
優待内容ですが、6月末と12月末の年2回、100株を保有しているとデジタルギフト「デジコ」1,000円相当が贈られます(3年以上の継続保有で1,500円相当にアップ)。「デジコ」は受け取った後、ネット上の簡単な操作で「Amazonギフト券」「PayPayポイント」「Apple Gift Card」「Google Play ギフトコード」などに交換可能です。交換作業は必要になりますが、「Amazonギフト券」が受け取れる優待は珍しく貴重な存在。現状の株価だと、配当利回りが4%弱あり、比較的高水準な点も気に入っています。
CARTA HOLDINGSの株価は5月19日時点で1,360円なので、100株なら136,000円で優待がもらえます。優待利回り(1.47%)と予想配当利回り(3.97%)を合わせた総合利回りは5.44%になります。
「Amazonギフト券」にも交換できる「デジコ」1,000円相当が贈られます
CARTA HOLDINGSの株主優待(100株)
・デジタルギフト「デジコ」1,000円相当(6月末、12月末)
BRUNOはRIZAPグループの子会社で、キッチン家電やバッグなどのトラベル商品を企画、開発し、ECサイトなどで販売をしています。なかでも、おしゃれなデザインと高い機能性でホットプレートは人気アイテムとなっています。
優待内容ですが、6月末に100株保有していると、RIZAPグループの商品が掲載された9,000円相当のカタログギフトが贈られます。掲載数は多くはありませんが、雑貨やキッチン家電、化粧品など、とりわけ女性がもらってうれしいアイテムが掲載されています。
BRUNOの株価は5月19日時点で983円なので、100株なら98,300円で優待がもらえます。優待利回り(9.16%)と予想配当利回り(0.41%)を合わせた総合利回りは9.57%になります。
前回の優待では、シャンプーと化粧下地を選びました
BRUNOの株主優待(100株)
・RIZAPグループの商品が掲載された9,000円相当のカタログギフト(6月末)
株主優待をもらうためには、証券口座を通じて株を買い、権利付き最終売買日に保有している必要があります。証券口座はさほど手間をかけずに開設することができ、最近ではネット上のやり取りですべて完結します(ログインパスワードの受け取りなどは郵送の場合も)。
最近は、つみたてNISAや個人型確定拠出年金(イデコ)など、お得な制度も整ってきています。ぜひ下にあるランキングやキャンペーン情報、記事を参考にして、証券口座の開設を検討してみてください。
2023年7月版もお楽しみに!
※本記事は、執筆者個人の見解です。特定の銘柄を推奨するものではありません。
2003年から株主優待に興味を持ち、2004年から株主優待ブログを開始。株主優待ブログアクセスランキング1位独走中。有効期限のないクオカードや株主優待券で外食をするのが大好き。