シャオミ・ジャパンは、2024年10月17日に、エントリー向けSIMフリースマートフォン「Redmi 14C」を発表、同日より発売を開始した。17,980円から購入可能という低価格が特徴だが、どのような性能を備えているのか解説しよう。
「Redmi 14C」、4GBメモリー+128GBストレージモデルが17,980円(直販価格。税込。以下同)、8GBメモリー+256GBストレージモデルは23,980円。2024年10月17日発売
「Redmi 14C」は、シャオミの国内向けラインアップとしては2023年春に登場した「Redmi 12C」の後継となるエントリーモデル。4GBメモリー+128GBストレージモデルと、8GBメモリー+256GBストレージモデルの2モデルが用意される。
約6.88インチの液晶ディスプレイは、1640×720表示のHD+表示にとどまっているが、120Hzのリフレッシュレートに対応しており、一部のゲームやアプリで残像感の少ない表示が可能。タッチサンプリングレートも240Hzに対応している。
また、ドイツの民間認定企業TÜV Rheinland(テュフ・ラインランド)による低ブルーライト認定とフリッカーフリー認定を受けており、長時間使用しても目にやさしい特徴がある。サウンド機能としては、ヘッドホン端子を搭載している。
ディスプレイは120Hzのリフレッシュレートに対応する
ボディサイズは約77.8(幅)×171.88(高さ)×8.22(厚さ)mm。重量はカラーバリエーションごとに異なり、ガラス素材のミッドナイトブラックは約211.9g、ヴィーガンレザーを使うセージグリーンは約 207.1g、プラスチックボディのスターリーブルーは約 204.8gとなる。
なお、ボディは、IPX2等級の防滴仕様と、IP5X等級の防塵仕様に対応している。内蔵するバッテリーは容量5160mAhで、メーカーの調べによると最大約22時間の動画再生が可能だ。また、18Wの急速充電に対応する(33Wの充電器が同梱される)。
基本性能に大きな影響を与えるSoCは、メディアテック製の「Helio G81-Ultra」。仮想メモリー機能「メモリ拡張」を備えており、ストレージの一部を最大8GBまでメモリーとしても利用できる。なお、最大1TBまで対応するmicroSDXCメモリーカードスロットも搭載。プリインストールされるOSは、Android 14をベースにしたXiaomi HyperOSだ。
SoCは、メディアテック製の「Helio G81-Ultra」だ
背面のカメラは、約5000万画素の広角カメラのみのシングルカメラ。フロントカメラは約1300万画素だ。エントリー機のためカメラは比較的シンプルな構成となっている。
通信機能を見てみよう。2基のnanoSIMカードスロットを、上記のmicroSDXCメモリーカードスロットとは独立して用意する。そのため、メモリーカードを使いながら、2個のnanoSIMカードを同時に使うことが可能だ。5Gには対応しておらず、4Gの対応周波数帯には、B3、B8、B18(B26)、B19といった国内4キャリアが使用しているプラチナバンドと主要な周波数帯が含まれている。なお、eSIMには対応していない。
背面のメインカメラを使った作例。明るい日中なため発色は良好に見える
販路はモデルによって異なる。4GBメモリー+128GBストレージモデルは、シャオミ直販、Amazon、MVNO事業者の「IIJmio」およびヨドバシカメラとビックカメラのECサイトで取り扱われる。いっぽう、8GBメモリー+256GBストレージモデルはシャオミ直販、Amazon、 ストリーム (EC カレント)、NTT ぷらら、エクスプライス、ムラウチの各社ECサイトに加えて、エディオン、コジマ、上新電機、ソフマップ、ビックカメラ、ヤマダデンキ、ヨドバシカメラの家電量販店でも販売される。