心拍計内蔵で1週間使い続けられる最新フィットネスバンドの決定版が4月24日に発売!

「Fitbit Alta HR」最速レビュー! 眠りの質や心拍数が測れるようになった人気活動量計の最新版

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2017年4月13日、フィットネス向けウェアラブル端末メーカー、フィットビット・ジャパンが、心拍計を内蔵したフィットネスバンドのなかで同社史上最もスリムな「Fitbit Alta HR」を、2017年4月24日に発売することを発表。同社はあわせて、専用アプリ「Fitbit」に睡眠状態を分析する「Sleep Stages(睡眠ステージ)」と、質の高い睡眠を得るためのアドバイスを提供する「Sleep Insights」を追加した。

ここでは、本機の特徴の紹介と、実際に1日使ってみた最速レビューをお届けする。

「Fitbit Alta HR」のスタンダードモデルは4色で展開。左から、ブラック、ブルーグレー、コーラル、フューシャ

「Fitbit Alta HR」の市場想定価格は、スタンダードモデルが21,384円(税込/以下すべて)、特別デザインのスペシャルエディションが25,704円(カラバリは2色)。2017年4月17日に「Amazon.co.jp」「ヨドバシ.com」「ビックカメラ.com」で先行予約を開始し、4月24日に各ECサイトで発売を開始する。店頭には、5月中旬から下旬にかけて並ぶ予定。

心拍計内蔵の既存モデルより25%のスリム化を実現!

「Fitbit Alta HR」は、心拍数を継続的に記録する同社製品の中で、最もスリムなリストバンド型活動量計。本機を腕に着けているだけで、前モデル「Fitbit Alta」で可能だった消費カロリー/歩数/移動距離/運動時間などの表示・計測はもちろん、新たに心拍数や睡眠の深さが自動で記録できるようになった。本機で記録したデータは、Bluetooth経由でスマホアプリ「Fitbit」と自動的に同期される。なお、バッテリー駆動時間は、USBクレードルによる一度の充電で、最長7 日間を誇る。

OLED“タップ”ディスプレイに表示された心拍数。心拍数は最初の画面に時刻と一緒に表示させることもできる。運動を促す「運動リマインダー」、スマホの着信やSMSなどの通知表示、エクササイズの自動認識などの機能は、前モデルから踏襲

本機が何と言ってもすぐれているポイントは、同社の心拍計「PurePulse」を内蔵しているのに、ここまでスリムな形状を実現したこと。そもそも前モデルの「Fitbit Alta」は、活動量計では珍しいスタイリッシュでスリムなデザインが好評で、価格.comでも満足度5.00をつけるほどの人気モデルだったが、心拍数は測れなかった。同社は、この点で多くのユーザーから要望を受け、構成部品を小型化し品数を抑えることで、「Fitbit Alta」のデザインのままに心拍計の内蔵に成功。それが今回発売される「Fitbit Alta HR」なのだ。そのサイズは、心拍計内蔵モデルで一番細かった「Fitbit charge 2」より実に25%もスリムだという。

発表会時のスライド。左が「Fitbit charge 2」で、右が「Fitbit Alta HR」だ。「Fitbit Alta HR」は実測値で幅が約1.55cmというスリムさに

心拍計の内蔵により運動の効率化と睡眠の改善が可能に!

心拍計「PurePulse」を内蔵したことで、どんなメリットがユーザーにもたらされるのか。まずは、心拍数によって各運動が自分にとってどの程度の強度なのかを確認できるようになった。一般的に、運動時の心拍数が最大心拍数の50〜69%であれば脂肪を燃焼しやすいゾーン、70〜84%であれば有酸素運動ゾーン、85%以上であれば高度運動ゾーンとされている(Fitbitのサポートページ参照)。これらを「Fitbit Alta HR」は1日中数値で表示・記録するため、エクササイズをするうえで運動強度の目安として役立つわけだ。

アプリ「Fitbit」の心拍数ゾーンの説明。人によってゾーンを区切る心拍数の値は異なる

アプリ「Fitbit」の心拍数ゾーンの説明。人によってゾーンを区切る心拍数の値は異なる

ちなみに、こういった心拍を基にしたエクササイズを心拍トレーニングと言う。目的やその日の体調に応じた効率的なエクササイズを実現し、運動能力の向上を数値で実感させてくれるという利点も持つ。近年、Fitbitブランドをはじめとする心拍計を内蔵する活動量計のおかげで、心拍トレーニングはアスリートたちにはもちろん、一般の人たちにも普及しつつある。

心拍数計測のもうひとつのメリットは、睡眠状態の把握にも役立つということ。というのも、後述するアプリの新機能「Sleep Stages(睡眠ステージ)」は、「Fitbit Alta HR」で測った心拍数の変化(瞬間脈拍)と、加速度計データ、そして同社が30億の睡眠パターンから実証したアルゴリズムを活用し、浅い/深い/レムの3種の睡眠時間を正確に推測するとともに、夜間に目覚めた時間まで毎晩記録してくれる。この結果から、自分の睡眠の質やパターンを把握し生活習慣を改めることで、睡眠改善を図ることができるのだ。ちなみに、「Fitbit Alta HR」は睡眠の記録を自動的に行ってくれるところも便利だ。

アプリで確認できる「Sleep Stages」(日本語版では「睡眠ステージ」)。目覚めた状態/レム睡眠/浅い睡眠/深い睡眠の4種類で、睡眠の状態を可視化する

実際に1日使ってみたら、睡眠観測が便利すぎた!

「Fitbit Alta HR」スタンダードモデルのブラックを試用

「Fitbit Alta HR」スタンダードモデルのブラックを着用

使い心地をチェックするため、「Fitbit Alta HR」を約1日着けっぱなしにして活動してみた。まずは、装着感。重量は実測値27gで、ほとんど重さを感じない。着け始めは、“着けている感”が多少あったが、すぐに慣れて着けていることを忘れてしまった。そのくらい、着用感は良好だ。ゴムのような材質のベルトは手首への当たりも悪くない。巻いたときに余る剣先の遊びの部分は、遊革でかなりしっかり留められるため着けているうちに外れることもまずないだろう。

次に、活動量の計測具合をチェック。

計測数値は0時を境界に、1日ごとにアプリで表示される。写真は、午前10:37までの筆者の計測数値

計測数値は0時を境界に、1日ごとにアプリで表示される。写真は、午前10:37までの筆者の計測数値

歩数の精度を確かめるため、アプリを開きながら歩いてみた。すると、多少の誤差はあるものの、ほぼ動きに合わせてカウントされているのがわかった。アプリでは、自分の歩幅を登録することができるので、より精度を高めることができるはずだ。

そして、本機の目玉のひとつである心拍計をチェック。

心拍計「PurePulse」は、トラッカーの裏に搭載。心臓が動くと、血液量の変化により毛細血管が拡張・収縮する。そこで「PurePulse」は、LED ライトを発射して肌に反射させることで血液量の変化を検出。それを同社独自のアルゴリズムにより心拍数として数値化する

深夜0:00から10:45までの心拍数の動き。グラフ表示なのが見やすい。グラフが途中で切れているのは、本機が生活防水機能しかないために、朝、シャワーを浴びる際に外したから。黄色は前述の「脂肪燃焼ゾーン」を意味し、時間帯的には通勤時の心拍数。「脂肪燃焼ゾーン」まで脈拍が上がっていることがわかる

心拍数は正確性を確認するすべがないため筆者の印象でしかないが、自分の動きに心拍数が連動しているように感じた。たとえば通勤時、駅の階段を上り下りすると数値が上がり、電車内で安静にしていると徐々に下がるといった具合だ。

そして、もうひとつの目玉、「Sleep Stages(睡眠ステージ)」をチェック。

「Sleep Stage(睡眠ステージ)」は、4種類の状態を4色のグラフで可視化。寝ている間に目覚めた状態(覚醒状態)が頻発しているのは目から鱗

「Sleep Stage(睡眠ステージ)」は、「Fitbit Alta HR」と連携するアプリ「Fitbit」の機能のひとつ。睡眠の深さやレム睡眠といった睡眠状態を分析できる。まず感じたのは、自分の睡眠状態をグラフで見ることが新鮮だということ。また、着けたまま寝ると自動的に入眠したことを感知して計測を開始してくれるのも便利だった。筆者の場合、起きた実際の時間と計測時間にズレがなかったため、入眠した時間もほぼ正確なのであろう。

ちなみに、4種の睡眠ステージの説明は次の通り。

・「目覚めた状態」(覚醒状態)
  正常な睡眠サイクルの一部
・「レム睡眠」
  夢を見ることが多く、精神の回復や記憶の整理に重要な役割を果たす。ひと晩の眠りの20〜25%を占める。
・「浅い睡眠」
  記憶や学習、身体の疲れをとる役割を果たす。ひと晩の眠りの50〜60%を占める。
・「深い睡眠」
  身体の免疫力を高め、筋肉の成長や修復に役立つ。ひと晩の眠りの10〜15%を占める。

個人的に参考になると思ったのが、「Sleep Stage(睡眠ステージ)」のベンチマークだ。

ベンチマークでは、ユーザーの同年齢で同性の「通常範囲」が斜線で表示されている

ベンチマークでは、ユーザーの同年齢で同性の「通常範囲」が斜線で表示されている

ベンチマークでは、ユーザーのその日の睡眠状態データに、同年齢で同性の人たちのデータ「通常範囲」を照らし合わせたものが表示される。筆者の場合、浅い睡眠が多く、レム睡眠と深い睡眠が「通常範囲」より少ないことがわかる。もう少し睡眠を改善する余地があるということになるのであろう。筆者は眠りが浅いことが以前からなんとなく感じていたが、データとしても想定通りの数値が出て納得。

ちなみに、「Sleep Stage(睡眠ステージ)」のデータが溜まっていくと、「Sleep Insights」が質の高い睡眠を得るためのアドバイスをしてくれる。

Fitbit社がいままで蓄積してきたすべてのデータを活用し、ユーザーに合わせた睡眠改善方法を提供

Fitbit社がこれまで蓄積してきたすべてのデータを活用し、ユーザーに合わせた睡眠改善方法を提供

「Fitbit Alta」のアクセサリーとの互換性あり!

「Fitbit Alta HR」は、ラインアップやアクセサリーも豊富にそろう。トラッカー(本体)やベルトの仕様が異なる「スペシャルエディション」を2色用意。また、「Fitbit Alta HR」はバンドを付け替えることができ、別売の替えベルトは「ラグジュアリーレザーバンド」を3種類、ステンレススチールの「ラグジュアリーメタルブレスレット」を1種類用意する。「Fitbit Alta」と「Fitbit Alta HR」はベルトの互換性があり、「Fitbit Alta」ユーザーが「Fitbit Alta HR」に買い替えたとき、使い慣れたベルトに付け替えて使えるのがうれしいポイントだ。

「Fitbit Alta HR」スペシャルエディションのソフトピンク/ローズゴールド 「Fitbit Alta HR」のメタル製バングルは、12,744円

まとめ

結論として最初に申し上げたいのが、「フィットネス向け活動量計に興味はあるけど持っていない人は買い!」だ。同社ブランド及び他社製品をザッと見ても、スタイリッシュでスリムで軽量なボディにもかかわらず、ディスプレイも搭載し、さらに高い精度のデータを基に心拍トレーニングや睡眠分析ができるのは、現時点で「Fitbit Alta HR」だけ。「最近、身体の調子が悪いな」とただ感じているだけの人にとっても、「効率的な運動をしよう」「良質な睡眠をとろう」という意識改革ができる本機は最適だ。自分の身体の状態を可視化した数値を眺めるだけでも楽しいし、数値を見ることでほとんどの人が「明日はもう少しがんばってみよう」という気持ちになるはずだからだ。

前モデル「Fitbit alta」を持っている人も、購入を検討してもいいと思う。正直なところ、心拍計を搭載しているか否かは、想像以上に「活動量計としての価値」に差が出る。やはり、効率的な運動をすることにおいて、心拍数は絶対に欠かせないものだからだ。運動を少しでもやっている人は、「Fitbit Alta HR」に鞍替えすべき。ベルトに互換性があるのも購入のひとつのポイントになるはずだ。

買い替えが悩ましいのは、心拍計内蔵の既存モデル「Fitbit charge 2」を所有している人。「Sleep Stages」と「Sleep Insights」は2017年春内に「Fitbit charge 2」にも対応する予定なので、違いは本機のデザインだけ。それが買い替えの判断材料となる。

ちなみに、「Fitbit」の別モデルから「Fitbit Alta HR」に買い替えたとしても、いままでのデータはすべて継承されるので安心だ。

あともうひとつ。離れて暮らしている高齢の親にプレゼントするのもいい。活動量はユーザー同士でシェアできるため、アプリで気軽に遠方にいる親の“活動状態”をチェックできる。万が一、親に何か異変が起きたときに、迅速な対応がしやすいのも便利だ。実際、米国では、「Fitbit」で心拍に異変が起きていることを感じた高齢者が病院に行ったら、重病を早めに処置することができ、命を取り留めたというニュースもあるほどだ。

牧野裕幸(編集部)

牧野裕幸(編集部)

月刊アイテム情報誌の編集者を経て価格.comマガジンへ。家電のほか、ホビーやフード、文房具、スポーツアパレル、ゲーム(アナログも含む)へのアンテナは常に張り巡らしています。映画が好きで、どのジャンルもまんべんなく鑑賞するタイプです。

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2017.7.28 更新
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