2018年6月14日、サッカーのワールドカップ大会がついに開幕した。
日本代表は6月19日21時よりコロンビア戦、24日20時よりセネガル戦、28日17時よりポーランド戦に挑む(すべて日本時間)。先日の6月12日には、国際親善試合のパラグアイ戦を4-2で快勝。その中で2点をあげる大活躍をしたのが、乾貴士選手だ。
そして試合後に話題にあがったのが、乾選手のスパイク。パラグアイ戦時、乾選手は決定機を外した前半が終わった際、西野朗監督に「何かスパイクに入ってるんじゃないか」と言われ、スパイクを変えて後半へ。結果として、抑えの効いた豪快なミドルシュートを含む2本を決めてみせた。
その彼が履いていたスパイクは、真っ白なアシックスの「DS LIGHT X-FLY3」だ。
乾選手が着用するスパイク「DS LIGHT X-FLY 3」。アッパー前部にやわらかいカンガルー表革を、中部から後部にかけてマイクロファイバーを配する
本モデルは、「素足感覚」を求めるプレイヤーに向けた1足。靴底とかかと部周囲に搭載したヒールカウンターを一体成型にし、アッパーに足沿いがよく保形性の高い素材を採用することで、フィット性を高めている。また、靴底とミッドソールの素材を薄くすることで、軽くするとともに屈曲性も高い。これらにより、素足のような感覚でやわらかく繊細なボールタッチや、素早いドリブル、切り返し、ターンが可能になるという。
ちなみにアシックスジャパンの話によると、乾選手はパラグアイ戦の前半は「DS LIGHT X-FLY 3」のスタッド取り替え式モデル(非売品)を履いており、後半は同モデルのスタッド固定式モデル(上記)に履き替えたという。
アシックスからはもう1足。大迫勇也選手が着用する「DS LIGHT X-FLY 3 SL」だ。
アシックス「DS LIGHT X-FLY 3 SL」
乾選手の「DS LIGHT X-FLY 3」とベースは同じだが、アッパー全体に足なじみのよい「マイクロファイバー」素材を採用している。
せっかくなので、上記2人以外の選手の着用モデルもメーカー別に一挙に紹介しよう。23人の選手は以下の通り。
※カッコ内は、年齢/所属チーム/W杯出場回数。JFA公式サイトにおける紹介順。選手の名前をクリックすると着用モデルへ。
【GK】
川島永嗣(35歳/FCメス[フランス]/3回目)
東口順昭(32歳/ガンバ大阪/初)
中村航輔(23歳/柏レイソル/初)
【DF】
長友佑都(31歳/ガラタサライSK[トルコ]/3回目)
槙野智章(31歳/浦和レッズ/初)
吉田麻也(29歳/サウサンプトン[イングランド]/2回目)
酒井宏樹(28歳/オリンピック・マルセイユ[フランス]、2回目)
酒井高徳(27歳/ハンブルガーSV[ドイツ]/2回目)
昌子源(25歳/鹿島アントラーズ/初)
遠藤航(25歳/浦和レッズ/初)
植田直通(23歳/鹿島アントラーズ/初)
【MF】
長谷部誠(34歳/アイントラハト・フランクフルト[ドイツ]/3回目)
本田圭佑(32歳/CFパチューカ[メキシコ]/3回目)
乾貴士(30歳/レアル・ベティス[スペイン]/初)
香川真司(29歳/ボルシア・ドルトムント[ドイツ]/2回目)
山口蛍(27歳/セレッソ大阪/2回目)
原口元気(27歳/ハノーファー96[ドイツ]/初)
宇佐美貴史(26歳/フォルトゥナ・デュッセルドルフ[ドイツ]/初)
柴崎岳(26歳/ヘタフェCF[スペイン]/初)
大島僚太(25歳/川崎フロンターレ/初)
【FW】
岡崎慎司(32歳/レスター・シティー[イングランド]/3回目)
大迫勇也(28歳/ベルダー・ブレーメン[ドイツ]/2回目)
武藤嘉紀(25歳/1.FSVマインツ05[ドイツ]/初)
アディダス「X(エックス) 18+ FG/AG」(CM8358)は、「アディダス オンラインショップ」で37,800円(税込)
「X 18+ FG/AG」は、スピードプレイヤー向けシリーズ「X」史上初のレースレスシステムを搭載した限定プレミアムモデル。軽量性と薄さを追求した極薄ウーブン素材を使用した「スケルタルウィーブアッパー」が高速スプリントに貢献する。
また、スピードメッシュアッパーモデル「X 18.1 FG/AG」(CM8365/天然芝・ロングパイル人工芝グラウンド対応)などもラインアップ。
アディダス「NEMEZIZ(ネメシス) 18+ FG/AG」(DA9589)は、「アディダス オンラインショップ」で43,200円(税込)
「NEMEZIZ 18+ FG/AG」は、「NEMEZIZ」シリーズのプロ仕様モデル。シューレースのない甲周り一体型アッパーを採用しており、高伸縮繊維「アジリティーバンデージ」が足全体を包み込む。前後に傾斜のある「デュアルロック構造」の履き口は、足首からかかとにかけて後足部全体を頑丈に固定。鋭い踏み込みやターンがしやすくなる。
なお、アルゼンチン代表のリオネル・メッシ選手は、同シリーズの「NEMEZIZ(ネメシス) MESSI 18.1 FG/AG」(DA9586)を着用予定。
また、レースモデル「NEMEZIZ 18.1 FG/AG」(DA9588/天然芝・ロングパイル人工芝グラウンド対応)などもラインアップされる。
アディダス「PREDATOR(プレデター) 18+ FG/AG」(DB2010)は、「アディダス オンラインショップ」で37,800円(税込)
「PREDATOR 18+ FG/AG」は、プロ仕様の限定プレミアムモデル。甲周り一体型アッパーには段差のついた「コントロールスキン」を搭載し、ボールコントロールの精度を高めてくれる。ミッドソールには、クッション性と反発性を両立する同社の定番クッショニング素材「BOOST フォーム」を搭載。
レースモデル「PREDATOR 18.1 FG/AG」(DB2037/天然芝・ロングパイル人工芝グラウンド対応)などもラインアップ。
「ナイキ マーキュリアル スーパーフライ 360 エリート FG」は、 公式サイトで37,800円(税込)
「ナイキ マーキュリアル スーパーフライ 360」は、アッパー全体にマイクロテクスチャード加工の「フライニット」を使用し、ハイスピードでも精度の高いボールタッチとボールコントロールを実現する。また、シューレースが足全体を引き寄せる「ダイナミック フィット」構造により、すべりを抑えた快適なフィット感が味わえる。
「ナイキ マーキュリアル ヴェイパー 360 エリート FG」
「ナイキ マーキュリアル ヴェイパー 360」は、上記の「ナイキ マーキュリアル スーパーフライ 360」と同じく、アッパーに「フライニット」を使用。また、アウトソールに搭載された前足部のプレートが走行時の加速を促す。
「ナイキ レジェンド VII エリート HG」はハードグラウンド用モデル
「ナイキ レジェンド VII エリート HG」は、やわらかくクッション性のある薄型インソールを採用したモデル。硬い土やそのほかのハードグラウンドで、高いボールタッチ性能を発揮する。
なお、本モデルは主に部活動などで履かれる土のグラウンド用のため、選手たちはソールの異なる天然芝用モデル(日本未発売)を履くことが予想される。
ミズノ「REBULA(レビュラ) 2 V1 JAPAN」
「REBULA 2 V1 JAPAN」は、「決定的なプレーを生み出すためのシューズ」をコンセプトにした「REBULA」のトップモデル。ボールタッチ性能を高める「新形状低反発アッパー」や、履き口に「タングバンド構造」を採用し、既存モデルよりもフィット感が向上している。
ミズノ「MORELIA(モレリア) II」
1985年から販売している「MORELIA」シリーズは、「軽量・柔軟・素足感覚」をコンセプトに、プレー時にまるで何も履いていないかのような素足感覚を追求している。その数量限定新色モデルとして「PASSION RED」がラインアップに加わった。
プーマ「FUTURE(フューチャー )2.1 NETFIT FG/AG」
「FUTURE 2.1 NETFIT FG/AG」は、「次世代のサッカーシューズ」をコンセプトにした「FUTURE」シリーズのトップモデル。シューレースの通し方でフィットのカスタマイズが可能な「NETFITシステム」と、足を包み込む「evoKNITソック構造」をアッパーに搭載する。
プーマ「プーマ ワン 1 IL Lth FG/AG」
「プーマ ワン 1 IL Lth FG/AG」は、「究極のサッカーシューズ追求」がコンセプトの「PUMA ONE」シリーズのトップモデル。カンガルーレザーのアッパーには、シューレースの通し方でフィット感を変えられる「FUSEFITシステム」や、足を包み込む「evoKNITソック構造」を採用している。
アンブロの「アクセレイター U by G」
「アクセレイター U by G」は、究極のフィッティングを追求した「アクセレイター」シリーズのカンガルーレザー採用モデル「アクセレイター KL」がベース。柴崎選手の出身地である青森県の伝統的な刺し子模様「こぎん刺し」をモチーフとしたデザインを採用している。