人気アウトドアブランドから、4種類のリュックを紹介
近年、仕事用にリュックやバックパックを背負う人を多く見かける。しかし梅雨など雨の多い季節は、リュックが傘の下からはみ出て、大事な資料やノートPCが濡れてしまうのが心配だ。そこで今回は、防水素材や防水加工を採用した梅雨の時期にぴったりのリュックを紹介。高い防水性だけではなく、アウトドアブランドらしい機能性に富んだアイテムをセレクトした。
「Dry Tank 25L Stripe」は、撥水性の高い素材「ターポリン」を採用したバックパック。「ターポリン」は、屋外に常設される横断幕やテントなどに使用されている素材だ。雨に濡れても染み込む心配が少ないので、土砂降りの雨の中、帰宅する場合でも、中身をしっかりと保護してくれる。
「ブラック」(左)と限定カラーの「ホワイト」(右)。本体下部に入った2本の横ラインが特徴的だ
開口部のフラップはロールダウン式を採用しており、浸水を防止。デザイン性の高さから海やプールなどのアウトドアシーンだけでなく、梅雨時期のタウンユースにも使えそうだ。
大きな荷物を出し入れしやすい開口部。口をロールダウンして浸水を完全に防ぐ
限定カラーの「エメラルド」は7月下旬発売予定。マーブルカラーは女性にも合いそう
スウェーデンを代表するアウトドアメーカー「ホグロフス」からは、防水性や摩耗性にすぐれる素材「ターポリン」を使った「KATLA 25」を紹介。雨ぶたがしっかりと上部を覆うデザインと、巾着のように開閉するメインコンパートメントにより、防水はもちろん、セキュリティ面でも安心して使える。
メインコンパートメントの口をしっかりと雨ぶたが覆う
背面側には、15インチまで入るノートPC用の中敷きを装備。外からもダイレクトにアクセスできる。また、サイドにファスナー付きポケット、フロントパネルにギアループなどを装備しており、デイハイクから通勤までオン/オフ問わずに幅広く活躍する。さらにウエストベルトとチェストベルトにより、本体がしっかりと身体にホールドされるので、自転車通勤にも最適な一品だ。
メインコンパートメントの開口部は巾着タイプ。中身をサッと取り出せる工夫はアウトドアブランドならでは
背面やショルダー部分に「Interact サスペンションシステム」を採用。肩への負担を軽減するサポート性と着用時の快適性を高める
「WATER PROOF CORDURA 305D 2WAYBAG」は、ボクシーデザインの2WAYバックパック。前ポケットやサイドのジップポケット部分にはシームテープ加工が施されており、縫製部分からの水滴の侵入を防止してくれる。
本体の素材には、タテとヨコに特殊なポリエステル糸を使用した「CORDURA・305d fabric」を採用。摩擦や引き裂き、擦り切れに対する高い強度を備えている。また裏面の素材は、耐水圧20m以上の透湿防水性を持つウォータープルーフ仕上げになっており、水蒸気を通しながらも、雨風は通さない。
ビジネスシーンにもマッチするスクエアデザインが特徴
メインコンパートメントには、PCやタブレットの収納に便利な「ラップトップストレージスペース」付き。緩衝材でしっかりと覆われているので、電子機器をしっかりと保護してくれる。また、充電器やデジカメなどガジェット系の収納に便利なメッシュポケットが付属するなど、内装も充実している。
ショルダーベルトを隠せば、ブリーフバッグとしても使える
本体側面には手持ち用のストラップを装備。随所に施したアジャスターで、マチ幅も自在に変更可能だ
ニュージーランドのアウトドアブランド「マックパック」の「カウリ クラシック」は、高耐水性と高耐久性を持つ独自素材「エコ アズテック キャンバス」を採用した同ブランドの定番モデル。繊維の1本1本に防水液を浸透させた「エコ アズテック キャンバス」は堅牢な耐水性を持ち、年月を経て酷使されても耐水性を保持し続ける。耐久性も高いことから10年以上使い続けてもへたらず、使えば使うほど味が出るため、経年変化を楽しみながら使用できるのもポイントだ。
「カウリ クラシック」は、創業当時のモデルの面影を残しつつ、背負いやすさを追求した復刻版
メインコンパートメントの口はモノが出し入れしやすいパネルローディング型で、サイドにはペットボトルや傘、ポールなどを収納できるポケットを配備する。
フロントには小物の収納に便利なジッパーポケットを装備
メインの荷室にはスリットメッシュポケットを装備。水分補給のためのハイドレーションパックにも対応する
アウトドアやデジタルカルチャーなど、ジャンルに捉われない自由な記事を執筆するライター・編集者。週末は家族でアウトドアを楽しむファミリーキャンパーでもある。