アウトドアブランドならではの高機能バッグを厳選!
大型連休が、いよいよ始まる。
2019年は、元号が「平成」から「令和」に変わることで祝祭日が増え、ゴールデンウィークがいつもよりも長い10連休になるという人も少なくないだろう。
長い連休中は、1か所ではなくいろいろな場所にアクティブに出かけたくなるもの。そこで今回は、ちょっとした買い物に持ち歩きたい小さめバッグから、キャンプや旅行で便利な大きめのバッグまで、各アクティビティに合わせた高機能アウトドアバッグを厳選した。
気候が暖かくなってくれば、外に出かけて身体を動かしたくなるもの。人が多い場所に出かけるのもいいけれど、近所の公園にランニングに出かけたり、山へ行ってトレイルランニングに挑戦するものアリ。そんなときには、小銭や補給食を入れておけるボディバッグやウエストバッグを使うと便利だ。
ザ・ノース・フェイスの「マンタレイ」。ストレッチ性のあるメッシュ素材を採用しており、汗で蒸れてしまう心配が少ない
ザ・ノース・フェイスの「マンタレイ」は、コルセットのように身体にフィットして安定するベルト型のウエストバッグ。本体全面に「ナイロンストレッチメッシュ」を採用しているため、軽量なうえに通気性が抜群で、激しく動いてもバッグがズレにくいのが特徴だ。
また、出し入れしやすい4つの「ストレッチフラットポケット」が搭載されているので、スポーツウェアやランニングウェアなど、ポケットの少ない軽装のときに、小物を持ち歩くのに便利。
さらに、背面には肌当たりを考慮した滑り止めテープ「バインディングテープ」が採用されているほか、着用時に前後に位置する2か所のブランドロゴがリフレクターになっているなど、ランニングを楽しむ際にうれしい仕様も。これから暖かくなるにつれ、軽装で気軽に身体を動かしたい人にはピッタリだ。
サコッシュは、もともと自転車のロードレースに使用されていた補給食を入れておく小型バッグが始まり。近年では、スマホなどの小物を入れて持ち歩くのに便利だとアウトドアやストリートでも愛用者が増えたことで、さまざまなブランドから新作が登場している。ショッピングや街の散策など、荷物が少ない外出時に使いたいバッグのひとつだ。
ケルティ「ヴィンテージ・フラット・ポーチ SM」。老舗バッグメーカーの魅力が感じられるクラシックなデザインだ
ケルティの「ヴィンテージ・フラット・ポーチ SM」は、ちょっとした外出や旅先でのサブバッグとしてちょうどいいサコッシュタイプのフラットポーチ。ボディの素材には、軽量性や引き裂き強度、耐摩耗性にすぐれた「コーデュラナイロン」を使用する。
サイズは横29×縦21cmとコンパクトなサイズながら、メインルームのほかにフロントにはジップ付きポケットが搭載されていて容量も十分。1970年代の旧タグを復刻したクラシックなデザインも特徴的だ。
メインルームには、荷物を仕分けられる3つの仕切りポケットが付いており、スマホや財布など、細かい小物を整理して収納できるのも使いやすいポイント。ストラップは取り外し可能なので、クラッチバッグのような使い方もできる。カラーバリエーションも12色展開と豊富で、男女問わず普段使い用としてコーディネートにもひと役買ってくれそうだ。
内側に3つの仕切りポケットが搭載。持ち物を整理しやすい
ブランドの特徴でもある、タフさと使い勝手のよさが追求されたトラベルバッグ
耐久性のあるメッセンジャーバッグで有名なクロームの「MXDペース」は、トートバッグの実用性とバックパックの収納力をあわせ持つ2WAY仕様のトラベルバッグ。荷物の出し入れがしやすく、荷物が増減してもシルエットが変わりづらいトートバッグの特徴はそのままに、背面のファスナーに収納されたショルダーストラップを出せばバックパックとして背負える。
収納可能なショルダーストラップを出せば、バックパックに早変わり
素材には、ミリタリー製品にも使用される、強度と防水性にすぐれた1680デニールの「バリスティックナイロン」を使用。中身をしっかりと守ってくれるだけでなく、バッグ自体がヘビーデューティーな一品だ。
容量は、34(幅)×40(高さ)9.5(厚さ)cmの18L。13インチの「MacBook Pro」まで収納できる大きめのメインルームには、細かい荷物が整理できるポケットが装備されている。2つのフロントポケットはファスナーが大きく開放し、右側のポケットにはスマホやサングラスの収納に便利なやわらかいライナー、左側のポケットにはメッシュのスリップポケットと鍵用ストラップがそれぞれ付属し、使いやすさが追求されている。
落ち着いたデザインでどんな服装にも合わせやすく、連休中のサイクリングや日帰り旅行はもちろん、日帰り出張などのビジネスシーンにも使えるはずだ。
アウトドアバッグの主力製品でもあり、タウンユースとしても多くの人が使っているバックパック。各メーカーがさまざまな大きさで展開している場合が多く、ちょっとした街歩きやハイキングならば10L前後のもの、オールマイティに何にでも使えるのが20〜30L程度、装備品などの荷物が増えがちな本格トレッキングやバックパッキングなどはそれ以上のモデルをといったように、用途に合わせて大きさを選ぶことが基本だ。
ここで紹介するのは、これひとつあれば便利というオールマイティなサイズのバックパックだ。
ホグロフス「コーカー ミディアム」。右側のサイドパネル(ファスナー部分)が大きく開き、メインルームの中身が見やすく取り出しやすい
北欧のアウトドアブランドであるホグロフスのバックパック「コーカー ミディアム」は、サイドにあるファスナーを開けてメインルームにアクセスするユニークなデザインが特徴のシリーズ「コーカー」のミディアムサイズ。サイドパネルが大きく開閉するので、底の部分に入れた荷物も確認しやすく、取り出しも容易。バッグの形状を維持しやすいボックス構造を採用しているので、デジタル機器などを入れても安心だ。
容量は約18L。トップには、小物が出し入れしやすいパッド入りの隠しポケットがあり、スマホやサングラスなどの収納に便利だ。左側のサイドパネルも開くとポケットが装備されているほか、両サイドのドリンクホルダーや、脱いだアウターなどを挟み込めるフロントの伸縮コードなど、本格的なアウトドアシーンでも活躍する仕様が盛りだくさんだ。
輪郭成形のショルダーストラップや、取り外し可能なウエストベルトなども使いやすいポイントだ
着替えなどで荷物が増える1泊旅行には大きなバッグが必要だが、移動手段によってはバッグ自体の重さも気になるところ。そんなときに使いたいのが、バッグが重くなってしまっても引っ張って持ち運べるキャスター付きキャリーバッグだ。
カリマー「エアポート プロ40」。国内1泊旅行などに最適な容量約40Lで、使い勝手のよさが魅力だ
カリマーの「エアポート プロ40」は、収納式のショルダーハーネスが付属するキャリーバッグ。持ち手を伸ばしてキャリーバッグとして使用することはもちろん、ショルダーハーネスを使えば背負えるので、キャリーバッグが引きづらい悪路や、交通機関を使った移動時など、シーンに応じて使い分けられる。
ショルダーハーネスを出せば、そのままバックパックのように背負える。写真は、「エアポート プロ 70」
魅力はもうひとつある。フロント部分は、取り外し可能なデタッチャブルデイパックになっているため、旅先で小型リュックとして使用可能なのだ。また、飛行機に搭乗する際も便利。PCや携行品を入れて機内持ち込み用としても使えるからだ(航空会社によっては機内持ち込み可能サイズが異なるため確認が必要)。
フロント部分は、取り外すと小型デイパックに。これさえあれば、バッグを余分に持っていく必要がなくなる
また本体ボディ最下部には、レインカバーを収納。旅先で急に天候が崩れても荷物をしっかりと守れる。
食材を持ち歩かなければならない日帰りBBQや、飲み物を用意しておきたいアクティビティには、クーラーボックスや保冷バッグがあると便利。しかし、クーラーボックスは何かとかさばるので持ち歩きには向かないし、保冷バッグは保冷力にあまり期待できないものが多いうえにオシャレなものも少ない……。
耐久性と保温力にすぐれたクーラーボックスがアウトドアファンから定評のあるイエティの「ホッパーII 30」。トートバッグ型の持ち手やショルダーストラップが付いているので持ち歩きやすい
そんなときに重宝するのが、イエティのトートバッグ型ソフトクーラー「ホッパー TWO 30」だ。見た目はトートバッグでも、ボディ部分には耐久性のある「ドライハイド素材」と「コールドセル断熱材」が使用されているため、中身をしっかりと保冷できる。また、雨水や汚れにも強い作りに仕上がっている。
横面に付いた密封性の高い止水ファスナーは、中身をしっかりと守るだけではなく、大きく開くことで出し入れしやすく視認性が高いのも特徴。容量は27.4Lと350mlの缶ビールが23缶分入る大きさで、十分な量の食料や飲み物を冷やしておける。
耐久性と保温性にすぐれた素材でしっかりと中身を保冷
耐久性と保温性が高いのはもちろん、デザイン性も高く、持ち歩きもしやすい「ホッパーII 30」。ピクニックやBBQ、フィッシングといったシーンで活躍してくれそうだ。