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超人気クラブがモデルチェンジ

11代目のエックスってどうなのよ!? 「ゼクシオXドライバー」試打

オグさんです。

今回は住友ゴムの「ゼクシオ X」シリーズから、ドライバーを試打させてもらいましたのでレポートしたいと思います。

体力があるエンジョイ派向けのドライバー

「ゼクシオ(XXIO)とは、2000年に初代が誕生し、以後19年にわたって売り上げナンバー1を記録している日本のゴルフ界に燦然と輝くゴルフブランド。その11代目が先日発表され、今作は「イレブン」と「X(エックス)」の2つのシリーズがラインアップされました。両者の違いは、同じエンジョイゴルファーを対象としながらもヘッドスピードなどをもとに細分化し、よりたくさんのゴルファーに楽しさを届けるように進化したのです。

たくさんの報道陣が集まった発表会のもようはこちらをご覧ください

この「ゼクシオXドライバー」は、エンジョイゴルファーながらまだまだ体力があり、ミスを気にせず振り切りたい!といったゴルファーを対象に設計されています。対象ヘッドスピードは41m/s。デザインは、イレブンが青を基調としたカラーに対し、Xは黒く精悍(せいかん)なイメージ。もちろんそれぞれ専用に設計されています。では実際にクラブを見ていきましょう。

デザインイメージは青いカラーのイレブンと統一されていますが、Xは黒を基調にオレンジを差し色に使ったスポーティーなカラーになっています。ドライバーはヘッドの一部にカーボンを使用した専用設計

ヘッドシェイプもイレブンとほぼ同様。しかしグレー塗装と、クラウン後方に施されたマーキングによりイレブンより小ぶりに見えるように工夫されています

フェース周りにはイレブンと共通の「フラットカップフェース」を搭載。高初速エリアを従来比で72%も広げることに成功しています

振りやすさを向上させる新技術を搭載

今回のゼクシオXにはイレブン同様「ウエイト・プラス・テクノロジー」という新たな技術が搭載されています。これは、グリップエンドに重さを持たせることで重いヘッドとのバランスを取り、スイング中の負荷を軽減して、振りやすさを向上させるためのもの。少ないパワーでヘッドスピードを高めるには軽さが必要ですが、ただ軽くするだけではインパクトでの衝突エネルギーが下がってしまいます。

ヘッドをできるだけ重くしつつ、軽やかにスイングさせるには、ヘッドの重さを打ち消すいわゆるカウンターバランスが有効になります。その技術を応用したのがこの「ウエイト・プラス・テクノロジー」です。イレブンとはグリップエンドに装着されているウエイトの重量が異なり、対象ヘッドスピードのゴルファーに合わせてチューニングされています。

グリップエンドにウエイトを装着し、カウンターバランス効果でスイング中のヘッドの負荷を軽減させる「ウエイト・プラス・テクノロジー」

構えてみると、形状はイレブン同様(イレブンのレポートはこちらから)丸形のきれいな形状で、目標に合わせやすいです。
ヘッドサイズはイレブンと変わらないのですが、ダーク系カラーの塗装とクラウン後方に描かれた模様のおかげで、Xは少し小さく見えます。

Xもイレブン同様、対象ヘッドスピード41m/sを意識して打ってみました。試打したスペックは純正シャフトSフレックスの9.5°。最初の印象は、シャキッとしたシャフトでミートしやすいなという感じ。フレックスが硬いのを差し引いても、イレブンと比べてシャフトがかなりしっかりしていて、想定ヘッドスピードを多少上回るゴルファーが使っても大丈夫そうな感じですね。

クラブ総重量は299gとアベレージゴルファー向けモデルとしては平均的な数値ですが、振っているとそれよりも軽めに感じます。このへんが「ウエイト・プラス・テクノロジー」の効果なのでしょう。

実は今作11代目のゼクシオはヘッドの重量が結構あるのですが、それを感じさせないのがこの「ウエイト・プラス・テクノロジー」。軽やかに振り切れます

イレブン同様のライナー性の中弾道

弾道は、中弾道のライナー性。これはゼクシオイレブンと同じ印象でした。Xはヘッドが専用設計になっており、ソールの一部にカーボンを使用したコンポジットヘッドです。シャフトの特性とその効果が効いているのか、ゼクシオイレブンは思い切って振ってしまうと高く上がり過ぎる傾向にありましたが、Xはそういったことはなく、多少スピンが増えるものの、振れば振るほど飛距離につながるようになっています。

芯を外したときのミスへの許容度も、イレブン同様非常に高いものがあります。ブレが少なく球の高さもあまり変わりませんので、安定した弾道が期待できます。操作性に関しては若干Xのほうができるかな?といった印象。シャフトがしっかりしているせいか少しだけ操作が効き、軽めのフック、スライスぐらいはインテンショナルに打つことができました。

つかまりに関してもイレブン同様過度ではなく、ほのかなつかまりといった仕上がり。スライサーがドローを打てるような強いものではなく、安定したフェードが打ちやすくなるといったぐらいの補正度です。個人的にはこれぐらいのほうが、逆球や想定外のミスが出にくくなると思うので非常に好感が持てました。

ヘッドの負荷を軽減させてくれるのでヘッドも加速させやすく、思ったよりもヘッドスピードが上がります

ヘッドの負荷を軽減させてくれるのでヘッドも加速させやすく、思ったよりもヘッドスピードが上がります

イレブンとは異なる“快音”が響く

イレブンでも触れましたが、ゼクシオが高い人気を維持している理由のひとつに打音と打感のよさがあります。比較的若い人が使うであろうこのXドライバーは、使用者に合わせて打音もしっかりと専用チューニングが施されています。

澄んだ心地よい金属音でありながら、余韻を短くし「カキンッ!」といったおさまりのいい打音が出るような設計。Xはヘッドにカーボンを使用しているので打音を作るのが非常に難しいのですが、しっかりと心地よい音に仕上げています。これはかなり苦労したと思いますよ。

カーボンを使用したヘッドは音の反響を作るのが難しく、打音を作るのが難しいとされています。それでもしっかりとゼクシオサウンドを継承し、なおかつ対象ゴルファーが好む音にチューニングしてきたのは素直にすごいと思いますね

社外シャフトと合わせても面白そう!

ゼクシオXドライバーは、ヘッドスピードが低いゴルファーにはイレブンをラインアップしている分、ある程度ヘッドスピードの速いゴルファーにも対応できる性能に仕上がっていました。もちろん直進性の高さや扱いやすさはゼクシオの名に恥じない「やさしさ」を持っているのですが、しっかり感のあるシャフトを装着したり、ゼクシオにしてはやや重めの重量にしたりと、振れば振るだけ飛距離につながりやすい設計になっています。

とはいえあくまでエンジョイ派のゴルファーのためのクラブですから、アスリートゴルファーは素直にスリクソンブランドのクラブをチョイスしたほうがいいでしょうね。基本、ゴルフは楽しくやりたいという40代半ばぐらいの、まだまだ体力があるゴルファーにはとても使いやすいクラブになっていると思います。個人的にはもう少ししっかりしたシャフトでこのヘッドを打ってみたいと思うぐらいいいヘッドでしたね。いずれ試してみようと思っています〜。

やや振り遅れてしまいましたが、球がねじれないほぼ真っすぐな軌跡。インパクトでフェースが開いたぶんスピンは多めですが、曲がりが少ないのはとても安心できます。純正シャフトがしっかりしているので強振してもクラブがしっかりとついてきてくれ、かなり強い弾道が打てます

写真:野村知也

小倉勇人

小倉勇人

ゴルフショップ店長、クラフトマン、クラブフィッターそして雑誌の編集・執筆業も行う、歌って踊れるゴルフライター。好きなクラブはパター、左利き/右打ち。愛称は「オグさん」。

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