南井正弘の「毎日走って、わかった!」
ワールドワイドで売れている「ウルトラブースト20」の履き心地をチェック!

高価格帯シューズの“絶対王者”がアップデート! アディダス「ウルトラブースト20」

ワールドワイドで根強い人気を誇る「ウルトラブースト」の最新モデルをピックアップ!

ワールドワイドで根強い人気を誇る「ウルトラブースト」の最新モデルをピックアップ!

2015年のデビュー以来、抜群のクッション性と洗練されたデザインが高次元で融合されていることから、高価格帯ランニングシューズの王者に君臨してきたアディダス「ウルトラブースト」。ワールドワイドで根強い人気を誇るプロダクトとして知られるが、今回アディダスと「ISS(国際宇宙ステーション)米国国立研究所」とのパートナーシップが締結されたことにより、アップデート版「ウルトラブースト20(トゥエンティ)」が誕生した。早くも良好なセールスを記録しているという。

「ウルトラブースト 20(ULTRABOOST 20)」の「ダッシュグレー/グレースリー/ブーストブルーバイ」(品番:EG0755)。公式サイト価格は24,200円(税込)

ワールドワイドでポピュラーな「ウルトラブースト」

2015年に誕生した初代モデル以降、これまで10足以上の「ウルトラブースト」を履いてきた。同シリーズは、クッション性の高いミッドソール素材「BOOST(ブースト)フォーム」や、高いフィット感とデザイン性を実現する「アディダス プライムニット」をミックスすることで、ランニングシーンからライフスタイルまでをシームレスに繋ぐプロダクトとして仕上げられた。その汎用性の高さにより、高価格にもかかわらず、ワールドワイドでポピュラーな存在となったのだ。

前モデルである「ウルトラブースト19」は、「ブースト フォーム」を増量した「オプティマイズドBOOST(ブースト)フォーム」や、足周り360°のフィット性を追求した「プライムニット360」を採用したことで、パフォーマンス性能を大幅にアップさせることに成功。筆者は、2019年4月の「ボストンマラソン」で、このシューズを履いて完走したが、下りでは着地時の衝撃を今まで以上に吸収してくれたうえ、フィット感が向上したアッパーのおかげで、シューズ内部で足が正しい位置に固定されていたので、42.195kmを走った後も、足の痛みをほとんど感じなかった。

「ウルトラブースト」をゼロから見直し、再設計したモデル「ウルトラブースト19」

「ウルトラブースト」をゼロから見直し、再設計したモデル「ウルトラブースト19」

そんな「ウルトラブースト19」を、「ISS米国国立研究所」の協力を得てその機能性を向上させたのが、「ウルトラブースト20」である。

今回の改良で最大のポイントは、「テーラードファイバープレースメント(TFP)」技術を採用した新アッパーだ。「プライムニット360」の成形において、精密な計算のうえで繊維をミリメートル単位で配置し、さらに何重にもレイヤードされた特殊構造に仕上げたことで、足に密着するようなフィット感を提供し、着地から蹴り出しまで適切に足をサポートするというのだ。

従来のプライムニットアッパーに「テーラードファイバープレースメント」技術を組み合わせた新「プライムニット360」

実際に履いて走ってみたら、愛される理由がわかった!

実際に履いてみた。

足を入れた瞬間、ただでさえ抜群のフィット感だった「ウルトラブースト19」をすでに超えているなと感じた。「テーラードファイバープレースメント」技術を採用した前足部だけでなく、履き口周囲のフィット感も、明らかに前モデルから向上していることがわかる。

履き口周囲のフィット感も、前モデル「ウルトラブースト19」よりも大幅に向上。特にペースを上げたときに、それを感じることができた

本モデルは、「オプティマイズドBOOSTフォーム」のミッドソールと、「コンチネンタルラバー」のアウトソールは前モデルから継承しているので、走り始めは大きな走行感の違いを感じなかった。しかしながら、アッパーのフィット感が大幅に向上しているおかげで、脚力を路面に伝える力が確実に大きくなっていると思った。そのことにより、前作よりもペースを上げることが容易だったことはうれしい限り。

最後は4分55秒/kmまでペースを上げて、日課の6qランを終えた。クールダウンのために少し歩いたが、歩き心地も悪くない。クッションのよすぎるシューズは、走っているときは快適だが、歩行時はグラつきを感じることもあるが、このシューズにそれは当てはまらない。スタイリッシュなアッパーデザインとともに、そのことも歴代「ウルトラブースト」がライフスタイルシーンでも愛された理由だろう。

ミッドソールは、従来の「ウルトラブースト」よりも使用量を20%増した「オプティマイズドBOOSTフォーム」を採用。反発力のアップとともに推進力が向上した。足の動きに合わせてサポートする「3Dヒールフレーム」も採用

すぐれたグリップ性と耐久性を兼ね備えた「コンチネンタルラバー」のアウトソールを使用

すぐれたグリップ性と耐久性を兼ね備えた「コンチネンタルラバー」のアウトソールを使用

【まとめ】従来品のクッション性に満足していないランナーへ

一時期、30,000円オーバーのバリエーションも登場した「ウルトラブースト」だが、こちらのモデルは24,200円(税込)。もちろん高価なランニングシューズの部類に入るが、高機能とスタイリッシュなデザインを高い次元で組み合わせているだけに、間違いなく登場回数は多いはず。そういったことも考慮すれば、「今までのランニングシューズのクッション性に満足できていないランナー」「ランニングシューズと普段履きシューズを兼用したい」といったユーザーには、選択肢の中でも有力候補と言えるだろう。

レビューで使用したモデル以外の、スタンダードモデルのカラーバリエーション。メンズは全10色で展開される

レビューで使用したモデル以外の、スタンダードモデルのカラーバリエーション。メンズは全10色で展開される

南井正弘

南井正弘

ランニングギアの雑誌・ウェブメディア「Runners Pulse」の編集長。「Running Style」などの他媒体にも寄稿する。「楽しく走る!」をモットーにほぼ毎日走るファンランナー。フルマラソンのベストタイムは3時間52分00秒。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
価格.comマガジン プレゼントマンデー
スポーツシューズのその他のカテゴリー
ページトップへ戻る