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見た目と性能が一致する!

最近のドライバーが合わない…ならばミズノ「ST200」シリーズを試すべし!

オグさんです。
今回はミズノの世界戦略モデルドライバー「ST200」「ST200X」を試打させてもらいましたのでレポートしたいと思います。

ST200ドライバー(左)、ST200Xドライバー(右)

ST200ドライバー(左)、ST200Xドライバー(右)

STはミズノの世界戦略モデル

「ST」シリーズはミズノの世界戦略モデルで、もともとは海外で生まれたブランド。ミズノと言えば、軟鉄鍛造アイアンが世界的に高い評価を得ていましたが、2017年に発売された前作のSTシリーズがウッドでも高評価を得たため、今回のモデルから日本国内でも販売するようになりました。いわゆる逆輸入ブランドです。

STシリーズのドライバーは全部で3モデルあるのですが、日本で展開されるのは「ST200」と「ST200X」の2モデル。どんな特性を持つクラブなのか、早速見ていきたいと思います。

■ST200ドライバー

ST200は、ひと言で言えば、しっかりとたたいていけるドライバー。弾道調整機能付きではありますが、標準でフェース角がオープンになっており、ライ角は56.5°とフラットな設定。ロフト角9.5°のみの設定です。

ソール中央に「ランバードマーク」が鎮座していますが、それ以外に過度な装飾はないシンプルなデザイン。フェースのすぐ後ろには、フェースのたわみを増幅させる溝「ウェーブテクノロジーソール」が確認できます

フェース素材には、一般的なチタン合金より強度の高い「βチタン合金」を採用。薄く作れるためたわみやすく、高い反発性能を実現しています。クラウンにはカーボンを使用。余剰重量を生み出して低重心化を図り、強い弾道が出やすい設計となっています

ヘッド形状はシャローバックになってはいますが、シャフトを水平にしたときにややお尻が上がるようなデザインになっています。これは重心設計を最適化した結果で、地面に置いたときのフェース向きを適正にしたり、強振してもロフトが付きすぎず、ボールの上がりを防いだりする工夫でしょう

■ST200Xドライバー

ST200Xは、オートマチックにボールがつかまり、なおかつ強い弾道を打てる仕様。テクノロジーはST200と基本的に共通ですが、ヒール側にウェイトを追加し、つかまりをよくする工夫がされています。

ST200との相違点はヒール側のウェイトとロゴの違い程度。基本は同じデザインです

ST200との相違点はヒール側のウェイトとロゴの違い程度。基本は同じデザインです

搭載されているテクノロジーは共通。主な違いとしてST200Xはロフト設定が10.5°のみとなっており、ライ角は標準59°、フェース角が少しだけクローズと、ST200と比べてボールがつかまりやすいようになっています

同じシャローバック形状も同じですが、こちらはお尻が低い位置に収まるようになっています。より低い重心位置でインパクトを迎えられるようにし、ボールが上がりやすく、ミスへの寛容性を高めているのだと思います

シャフトは重量帯が豊富

上はST200の純正シャフト、TOUR-AD GM-200 D。下がST200Xの純正シャフト、20MFUSION D。どちらも専用に設計されたモデルです

シャフトは、たたける仕様のST200には比較的重めのシャフトがラインアップされ、つかまりやすいST200Xのほうは30g台の軽量なモデルから用意されています。

いわゆる“純正シャフト”はST200が「TOUR-AD GM-200 D」、ST200Xには「20M FUSION D」というモデルが採用されています。GM-200 Dは、比較的動きはありながらゆったりとしなり、強めに振っても負けないコシのあるテイスト。20MFUSION Dは、軽量ながらしっかりと張りがあり、これまた強振しても負けない強さを持つシャフトです。

[ST200試打]
しっかり振っていけるクラブ

まずはST200から打っていきます。このSTシリーズ、私が一番いいと思ったのは、モデルの特徴のわかりやすさ。ST200はロフト設定が9.5°しかないという点から「たたいていけるクラブ」と感じ取れますし、地面に置いたときの顔、フラットなライ角、少し右を向くオープンなフェース角からも、「しっかり振っていいクラブなんだな」と感じ取れるんです。

そして何よりいいのが、性能がそのとおりだということ! 形状と性能が一致するクラブは、飛んでいった弾道に違和感がないので結果に対してストレスがなく、不安なく振っていくことができます。ST200は、見た目どおり、つかまりをニュートラルよりやや抑えてあって、しっかりとたたいていけます。

操作性は適度に持っていて、インテンショナルに曲げることも可能。弾道は低スピンのライナー系。シャフトもいくつかバリエーションから好みに合わせられるので、上級者が満足できる性能を持っていると思います。

打感は、MPシリーズより軽やかにはじく感触で、これはこれで気持ちいいですね

打感は、MPシリーズより軽やかにはじく感触で、これはこれで気持ちいいですね

強振してもスピンが増えずつかまり過ぎないのは上級者にとってありがたい性能になるんじゃないでしょうか。個人的にはかなり気に入りました

[ST200X試打]
オートマチックにドローが打てる

いっぽうのST200Xはというと、ロフト設定は10.5°のみ、地面に置くとトゥ側がやや上を向くアップライト感があり、少し左を向くクローズなフェース角と相まってラブがボールをつかまえますよ〜的なオーラを持っており、こちらも見た目通りの性能を有しています。

ニュートラルより少しだけつかまる特性で、オートマチックにドローが出るような味付け。総重量が軽く、軽やかに振れるので、操作するというよりは安定したスイングでドローボールを打っていくのに適したクラブだと思います。今回の試打スペックだとパワーのある人はスピンが増えてしまいがちですが、シャフトを重くすればハードヒッターでも十分使えそうですね。

20MFUSION Dシャフトは軽量でありながらシャキッとした振り心地でミートしやすかったです。強振するとさすがにちょっとスピンが増えてしまいましたが、それでもしっかりミートできるのは、シャフトの性能が高いおかげですね

ストレートを意識した弾道ですが、自然と軽いドローになっています。ややスピンが多いのは、重量が軽いためでしょう。私にはちょっと軽かったですね。もう少し重量のあるシャフトにしたらスピン量も減り、ST200と同等の飛距離は出ると思います

最近の大型ヘッドに違和感のある方におすすめ

私が感じたST200シリーズのよさはわかりやすさです。ヘッド性能も素晴らしいですが、見た目とヘッドの性能が一致しているのがこのシリーズの一番の長所だと思います。

製造技術の向上によって余剰重量をたくさん作れるようになったので、最近のドライバーには形状と性能が一致しないモデルがたくさんあります。そういったクラブに違和感を覚えたり、ヘッド形状を気にしたりする方にはぜひ試してもらいたいと思います。

写真:野村知也

小倉勇人

小倉勇人

ゴルフショップ店長、クラフトマン、クラブフィッターそして雑誌の編集・執筆業も行う、歌って踊れるゴルフライター。好きなクラブはパター、左利き/右打ち。愛称は「オグさん」。

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