Daddy’s Sneaker
Vol.11 ナイキ「ナイキ エア フォース 1 '07」

バッシュの王様「ナイキ エア フォース 1」は大人になっても履ける、使える!

本連載「Daddy’s Sneaker」は、30〜40歳代のパパにとって、本当に使えるスニーカーを模索する企画。ここで言う同世代の平均的なパパたちとは、以下のように定義づけています。

・平日はスーツ姿で出勤。休日は全身ファストブランドで無難な感じにまとめがち
・休日のお出かけは、家族や子供を連れて公園や地元のショッピングモールへ
・自由に使える1か月分のお小遣いは3〜5万円

そんなパパたちがスニーカー選びで押さえておくべきは以下の3点です。

・生活圏内でも浮かないデザイン
・公園でも子供と走り回れる機能性
・地方でも買えて、価格は20,000円まで

以上の条件から導き出されるのは、「トレンドを超越したスタンダード」。履けば思わずテンションが上がり、とは言え浮くことはない。ひと言で表すなら、“地に足のついたスニーカー”。ここでは、そのオススメモデルと、その履きこなし方を紹介します。

★★連載「Daddy’s Sneaker」のアーカイブはこちら!★★
https://kakakumag.com/backnumber/?contents=158

第11回テーマ/ストリート育ちのパパ世代にとっての革靴的存在

ストリートファッションシーンにおいて、絶大なる人気を誇るNIKE(ナイキ)。その中でも、ライフスタイルに寄り添ったプロフダクトを展開する「ナイキ スポーツウェア」のラインアップの中から、あの王道バッシュを紹介!

ストリートファッションシーンにおいて、絶大なる人気を誇るNIKE(ナイキ)。その中でも、ライフスタイルに寄り添ったプロフダクトを展開する「ナイキ スポーツウェア」のラインアップの中から、あの王道バッシュを紹介!

本連載第1回で取り上げた「NIKE AIR MAX(ナイキ エア マックス)」は、ナイキにおけるランニングカテゴリーを代表する名作シリーズとしておなじみですが、青春期にストリートカルチャーを通ってきた多くのパパ世代にとっても、特別な存在であるはず。

そこで今回は、その「ナイキ エア マックス」と双璧をなす存在にして、同ブランドのバスケットボールカテゴリーを代表する名作「NIKE AIR FORCE 1(ナイキ エア フォース 1)」をピックアップ。その履き心地はもちろん、シューズの歴史やデザインにも触れながら、どんなスタイルに合うのか?といった視点を踏まえつつ「なぜ買いなのか!?」を検証しました。

そもそも「ナイキ エア フォース 1」ってどんなスニーカー?

「ナイキ エア フォース 1」は、1982年、ナイキの象徴的テクノロジー「エア」を初搭載したバスケットボールシューズとして誕生しました。モデル名は、アメリカ合衆国大統領専用機のコールサイン「Air Force One」に由来し、そのすぐれたクッション性にほれ込んだNBAのトッププレイヤーたちに愛用されました。その人気は、コートの中だけでなく、ストリートにも人気を拡大し、今では同ブランドが誇る永久定番モデルとして認知されています。

ちなみに、オリジナルはハイカットですが、ミッドカットやローカットといった仕様違いに加え、膨大な数のカラーと素材のバリエーションが存在するのも特徴。特に真っ白なローカットモデルは、ヒップホップカルチャーを象徴するアイテムのひとつとなっており、ストリートファッションに慣れ親しんできたパパ世代の多くが、1度は足を通したことがあるのではないでしょうか。

ではここからは、実物の写真をご覧いただきつつ、細部を掘り下げていきましょう。

ワントーンカラーが際立たすミニマルさこそ、大人の最適解

「ナイキ スポーツウェア」の「ナイキ エア フォース 1 '07」の「ブラック/ブラック」

「ナイキ スポーツウェア」の「ナイキ エア フォース 1 '07」の「ブラック/ブラック」

「ナイキ スポーツウェア」の「ナイキ エア フォース 1 '07」の「ホワイト/ホワイト」

「ナイキ スポーツウェア」の「ナイキ エア フォース 1 '07」の「ホワイト/ホワイト」

今回は、同モデルの魅力がストレートに伝わる、「ブラック」と「ホワイト」のワントーンモデルを集めてみました。

どちらも定番モデルとして世に認知されていますが、実はシーズンごとに微妙に変化することもあるのが「エア フォース 1」。今期は、インソールに「82」の文字とエンブレムがデザインされています。

アッパーに目を向けると、オーバーレイ部分に施されたステッチにより耐久性とサポート力を兼備しており、その表情もミニマルなムード。同色のスウッシュが全体の調和を妨げることなく、さりげなく存在感を主張しています。さらには、素材にもこだわっており、張りのあるレザーが適度な光沢感を放っていて、計算されたパターンとクオリティの高さを際立たせます。

シンプルなデザインの随所に備わった機能美が光る

デザインに関しては、最新機能と複雑なパーツで構成された近年のバッシュに比べると、驚くほどにシンプルそのもの。とは言え、独自のディテールもそこかしこに。いくつか例をあげてみましょう。

ひとつは、甲部分に放射線状に施されたベンチレーションホール。これは通気性を確保するためのもので、靴内部のムレを防ぐとともにデザインアクセントとしても機能します。また、シューレースホールをジグザグに配置することで、レースの長さに変化を付け、甲部分のフィット感を高めています。

【写真上】甲部分に放射線状に施されているのが、シューズ内部の通気性を確保するためのベンチレーションホール。【写真下】シューレースに装着されたプレートは、両カラーともに標準装備されており、さりげなくリュクスなアクセントを添える

【写真上】甲部分に放射線状に施されているのが、シューズ内部の通気性を確保するためのベンチレーションホール。【写真下】シューレースに装着されたプレートは、両カラーともに標準装備されており、さりげなくリュクスなアクセントを添える

また、高い機能性が感じられるのは、アッパーだけではありません。そもそもバスケットボールという競技自体が、ラン&ストップ&ジャンプを繰り返す運動量の多いスポーツ。ゆえに、バッシュにおいて重要視されるポイントは、何よりもクッショニング性能です。「エア フォース 1」では、厚めのソールに「エア」を内蔵することで、弾むようなクッション性を実現。程よい重量感が長時間の着用でも快適な履き心地をキープしてくれます。しかも、履き口部分にやわらかなパッドを備えていることで、横の動きに対する靴内部での足のブレも軽減され、よりコンフォータブルに履けるのです。

履き口に内蔵されたやわらかなパッドは、見た目がすっきり。足を通して初めて、その快適なフィッティングが実感できます

履き口に内蔵されたやわらかなパッドは、見た目がすっきり。足を通して初めて、その快適なフィッティングが実感できます

「エア」パックが封入されたソールは若干厚めで、同じバッシュでもノンエア仕様の「ナイキ ダンク」とは異なりボリューミー。弾むようなクッショニングが体感でき、長時間の着用でもストレスを感じさせません

「エア」パックが封入されたソールは若干厚めで、同じバッシュでもノンエア仕様の「ナイキ ダンク」とは異なりボリューミー。弾むようなクッショニングが体感でき、長時間の着用でもストレスを感じさせません

以上のように、随所にバスケットボールシューズとしての用途に則した機能美が備わっているからこそ、「エア フォース 1」は、「キング・オブ・バッシュ」という輝かしい地位を手に入れることになったワケです。往年のNBAトッププレイヤーたちが愛用したという実績は、やはり伊達ではありません。では、この辺りで、実際に着用したスタイルサンプルといきましょう。

スリム&ジャストレングスなボトムスとも、よくなじむ

季節は春目前ですが、今回はワントーンの足元を強調するため、全身ブラックで。トップスは、IBT(イビツ)のコーチジャケットとNEW ERA(ニューエラ) ブラックレーベルのニットをレイヤード。ボトムスには、ユニクロの「スキニーフィットチノ2WAYストレッチ」を合わせて、ニットキャップでとことんストリートに。ブラックを基調としながら、グレーやホワイトを少しだけ挿し込んでみました。これに「ナイキ エア フォース 1 '07」を合わせてみると……!?

「ナイキ スポーツウェア」の「ナイキ エア フォース 1 '07」の「ブラック/ブラック」を着用

「ナイキ スポーツウェア」の「ナイキ エア フォース 1 '07」の「ブラック/ブラック」を着用

「ナイキ スポーツウェア」の「ナイキ エア フォース 1 '07」の「ホワイト/ホワイト」を着用

「ナイキ スポーツウェア」の「ナイキ エア フォース 1 '07」の「ホワイト/ホワイト」を着用

「ブラック」と「ホワイト」、それぞれを履いたモデルカットを並べて見ると、足元ひとつでコーデの印象が変わることがよくわかります。

「ブラック」は、その艶やかな光沢感も手伝い、レザーシューズを履いているようなシックなたたずまいを演出。これだったら、結婚式の二次会くらいは余裕で行けそうなほどです。さらに、同色のテーパードシルエットのパンツとつながって縦のシルエットが強調されることで、足長効果も期待できます。

いっぽうで「ホワイト」の場合は、重厚感のあるワントーンスタイルに軽快さが加わり、アクティブな雰囲気が強まる結果に。こちらは清潔感があるので、子供とのお出かけ時や、学校行事・地域行事の参加時にも、周囲に好印象を与えるに違いありません。

若かりしころは、バギーなデニムパンツ&腰履きが定番だったと思いますが、このようにスリム&ジャストレングスなパンツと合わせることで、大人の着こなしにもよくなじむということが実証されました。シンプルなローテクモデルのほうが着こなすのは簡単ですが、ストリートのエッセンスをひと振りして「自分らしく楽しみたい」というパパ世代には、本モデルがもってこいです。

ちなみに気になる価格は各11,000円(税込)。もし懐具合に余裕があるなら、両カラーとも購入して、シューレースを入れ替えてみるなんていうのもアリかもしれません。ともに相反するカラーの対比によって、新鮮なルックスが簡単に手に入り、着こなしの幅を広げてくれるはずです。流行り廃りがあるデザインでもなく、逆にどんな着こなしにも対応する汎用性の高さを備えている点を考慮すれば、合わせて22,000円はむしろお買い得ではないでしょうか。

【まとめ】大人になっても履ける、使える“キング・オブ・バッシュ”

というわけで、今回はナイキ スポーツウェアの「ナイキ エア フォース 1 '07」をピックアップしました。

私事ですが筆者も今年2021年で40歳。とは言え、ストリートカルチャーにドップリ浸かった青春期を忘れられず、いまだに365日ほぼスニーカー。そういう意味では、“不惑”を貫いているとも言えますが、少しずつ大人の着こなしにシフトしていくのは当然の成り行きです。今回、「エア フォース 1」も、あの頃とはちょっと違った履き方が楽しめると気づいた次第。皆さんもこの機会に、あの頃を思い出しつつ、今の自分にフィットしたスタイルを見つけて、楽しんでみてください!

TOMMY

TOMMY

メンズファッション誌を中心に、ファッションやアイドル、ホビーなどの記事を執筆するライター/編集者。プライベートでは漫画、アニメ、特撮、オカルト、ストリート&駄カルチャー全般を愛するアラフォー38歳。

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