Daddy’s Sneaker
Vol.13 ナイキ スポーツウェア「ナイキ エア ハラチ」

30周年を迎えた「ナイキ エア ハラチ」は夏のショーツと相性抜群!

本連載「Daddy’s Sneaker」は、30〜40歳代のパパにとって本当に使えるスニーカーを模索する企画。ここで言う同世代の平均的なパパたちとは、以下のように定義づけています。

・平日はスーツ姿で出勤。休日は全身ファストブランドで無難な感じにまとめがち
・休日のお出かけは、家族や子供を連れて公園や地元のショッピングモールへ
・自由に使える1か月分のお小遣いは3〜5万円

そんなパパたちがスニーカー選びで押さえておくべきは以下の3点です。

・生活圏内でも浮かないデザイン
・公園でも子供と走り回れる機能性
・地方でも買えて、値段は20,000円まで

以上の条件から導き出されるのは、「トレンドを超越したスタンダード」。履けば思わずテンションが上がり、とはいえ浮くことはない。ひと言で表すなら、“地に足のついたスニーカー”。ここでは、そのオススメモデルと、その履きこなし方を紹介します。

★★連載「Daddy’s Sneaker」のアーカイブはこちら!★★
https://kakakumag.com/backnumber/?contents=158

第13回テーマ/ショーツと合わせて履きたい90年代モデル

スポーツシーンで絶大なる人気を誇るナイキ。その中でも、ライフスタイルに寄り添ったプロダクトを展開する「ナイキ スポーツウェア」の新作ラインアップの中から、1991年に誕生し、今年で30周年を迎えた通好みの名作モデルを紹介!

スポーツシーンで絶大なる人気を誇るナイキ。その中でも、ライフスタイルに寄り添ったプロダクトを展開する「ナイキ スポーツウェア」の新作ラインアップの中から、1991年に誕生し、今年で30周年を迎えた通好みの名作モデルを紹介!

梅雨が明ければ、いよいよ各種アクティビティが盛り上がる夏が到来。装いも軽やかにシフトしていくなかで、間違いなく活躍するのがショートパンツ(以下、ショーツ)です。そこで今回は、シーズンごとに魅力的なプロダクトを発信し続けるナイキ(NIKE)から、ショーツとの相性抜群の1足を紹介したいと思います。それが、2021年で生誕30周年を迎え、スニーカーファンの間で、にわかに注目を集めている「ナイキ エア ハラチ(NIKE AIR HUARACHE)」です。

本記事では、その履き心地やデザインはもちろん、シューズの歴史などにも触れながら、どんなスタイルに合うのか?といった視点を踏まえつつ“なぜ買いなのか!?”を検証してみました。

そもそも「ナイキ エア ハラチ」ってどんなスニーカー?

序文でも述べたとおり、今年30周年を迎える「ナイキ エア ハラチ」のリリース年は、1991年。デザインを手がけたのは、ナイキのアイコンシリーズ「エア マックス(AIR MAX)」の生みの親としても知られるティンカー・ハットフィールドその人です。ランニングシューズにとって要(かなめ)とも言えるヒールカウンターを排除して、ストラップによって固定する仕組みは、手で革を編み込むメキシコの伝統的なサンダルから着想を得て開発されたのだとか。ちなみに、そのサンダルの名称「ワラチ」が、モデル名の由来です。

また、「ナイキ エア ハラチ」を語るうえでハズせないのが、シュータンと一体になったブーティー構造の「ハラチフィットシステム」。これがのちに、「エア ジョーダン 8(AIR JORDAN 8)」などにも引き継がれていったという豆知識は、スニーカーファンにはおなじみですね。

同モデルは最近では、ステューシー(STUSSY)とのコラボモデルも復刻されて話題になったことも記憶に新しく、90年代のナイキを代表する名作として、今も世界中で高い人気を誇っています。では、ここからは「ナイキ エア ハラチ」の実物の写真をご覧いただきつつ、細部を掘り下げていきましょう。

誕生から30年を経た今も変わらないフレッシュなルックス

「ナイキ スポーツウェア」の「ナイキ エア ハラチ」(品番:DD1068-100)。カラーは「ホワイト/ロイヤルブルー/ブラック/スクリームグリーン」●撮影協力/<a href="https://www.atmos-tokyo.com/" target="_blank" rel="noopener
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「ナイキ スポーツウェア」の「ナイキ エア ハラチ」(品番:DD1068-100)。カラーは「ホワイト/ロイヤルブルー/ブラック/スクリームグリーン」●撮影協力/「atmos」

今回紹介するモデルでは、30周年ということで7年ぶりに復活したオリジナルカラーが採用されている点も重要なセールスポイント。クリーンな風合いで魅せるシンティックレザーに、通気性と伸縮性を兼ね備え、適度な光沢もあるネオプレン素材を組み合わせることで、質感の対比が際立ち、色鮮やかなネオンカラーを見事に引き立てています。全体としてはオリジナルに忠実ですが、“シュータンのデザインは異なる”という点だけご留意を。では、ディテール各所をチェックしてみましょう。

「ハラチフィットシステム」と呼ばれるブーティー構造

「ハラチフィットシステム」と呼ばれるブーティー構造

先に述べたように、同モデル最大の特徴が、シュータン(ライニング部分)と一体型に設計されたアッパーです。この「ハラチフィットシステム」と呼ばれるブーティー構造によって、まるでソックスをはいているようなフィット感を実現。実際、シューレースを抜いてしまって、スリッポンのように履くことも可能です。そこで覚えておきたいのが、シューレースのあしらい。通常どおりに結んでもいいのですが、もっとスッキリ見せるならいちばん上の穴だけ外から内にシューレースを通して、アッパーの内側に隠すのがオススメ。これだけで、こなれた雰囲気が出ますので、覚えておいて損はありません。

シューレースをアッパーの内側に隠すと、スッキリとした雰囲気に

シューレースをアッパーの内側に隠すと、スッキリとした雰囲気に

続いてはバックビューにも目を向けてみましょう。ポイントは、かかと部分を覆うヒールカウンターというパーツを廃し、両サイドを繋げるラバーストラップで固定するというユニークな構造。これが安定した歩行をサポートすると同時に、デザイン的なアクセントとしても機能しています。また、クッショニングの要となるミッドソールが、厚めに設計されている点にも注目。これとラバーストラップのコンビネーションが、独創的かつ安定感のある後ろ姿を演出しています。

アイコニックなラバーストラップが印象的

アイコニックなラバーストラップが印象的

最後はアウトソール。前足部がブロックパターン、後足部がややフラットな作りになっており、さらに前足部のスリットによって屈曲性も加わり、十分なグリップ力を確保しつつも快適な履き心地を約束します。

アウトソール

アウトソール

ではこの辺りで、実際に着用したスタイルサンプルといきましょうか。

ほどよくスポーティーかつ、春夏らしい軽やかさを演出!

今回は“ショーツに似合う”というテーマを掲げたので、シューズが生まれた90年代の空気感を意識しつつ、ショーツスタイルに挑戦しました。トップスは、オーバーシルエットが今っぽいニューエラ ブラックレーベルのロンTをチョイス。ボトムスは、やはり当時の定番だったカーゴショーツが気分なので、お値打ち価格ながら作りのよさに定評のあるプロパーのものを。帽子はウーシングのタムで全体をモノトーンに。で、これに「ナイキ エア ハラチ」を合わせてみると……!?

「ナイキ スポーツウェア」の「ナイキ エア ハラチ」の「ホワイト/ロイヤルブルー/ブラック/スクリームグリーン」を着用

「ナイキ スポーツウェア」の「ナイキ エア ハラチ」の「ホワイト/ロイヤルブルー/ブラック/スクリームグリーン」を着用

白をベースとしたカラーリングが、ほどよくスポーティーかつ春夏らしい軽やかさも演出してくれてイイ感じです。ボリューム感のあるショーツとの組み合わせも“あの頃”の雰囲気がシッカリと感じられ、30代後半以上の読者の皆さんは、このコーデに懐かしさを覚えるのではないでしょうか。

特筆すべきは、足全体を包み込むような抜群の履き心地! あと忘れちゃいけないのがソックス。厚手だと窮屈に感じてしまうので、薄手でアンクル丈のタイプをオススメします。

ついでに、もう1点注意すべきはサイズ選びです。本モデルは小さめの作りとなっているので、オーバーシルエットの服を合わせる際は、シューズサイズも考慮するとバランスよく仕上がります。筆者の場合、他ブランドのスニーカー(シューレースがあるタイプ)だと27cmがジャスト。ただ、ナイキの場合はシルエットが基本細身なので、1サイズアップがデフォルト。本モデルではブーティー構造のライニングの締め付けも計算に入れる必要があるので、サイズアップして28cmにしました。大きめが苦手な人は1/2cmアップでもいいでしょう。もちろん、素足で履く場合はフィッティングも変わるので、1度実際に試着することをオススメします。

【まとめ】抜群のフィット感と“あの頃”を思い出させる自由度の高さ!

というわけで、今回はナイキ スポーツウェア「ナイキ エア ハラチ」をピックアップしました。

“ショーツに似合う”というテーマでセレクトしましたが、もちろん秋冬シーズンにおいても活躍必至! その際は、デニムパンツやチノパンツではなく、ナイロンパンツやジョガーパンツ、スウェットパンツのように、裾がリブなどで絞られたタイプに合わせるのがいいでしょう。30オーバーのパパ世代ともなると、自分のスタイルが確立されていることもあって、新しいことに挑戦する機会が減っていくものです。そんな我々に、試行錯誤しながらも自由にファッションを楽しんでいた“あの頃”を思い出させてくれる「ナイキ エア ハラチ」。ぜひチャレンジしてみては!?

●撮影協力/「atmos」
https://www.atmos-tokyo.com

TOMMY

TOMMY

メンズファッション誌を中心に、ファッションやアイドル、ホビーなどの記事を執筆するライター/編集者。プライベートでは漫画、アニメ、特撮、オカルト、ストリート&駄カルチャー全般を愛するアラフォー38歳。

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