Daddy’s Sneaker
Vol.16 ムーンスター エイトテンス「カフ」

この靴、便利! 「ちょうどよいご近所履き」ならサボタイプの「カフ」しか勝たん

本企画「Daddy’s Sneaker」は、30〜40歳代のパパにとって本当に使えるスニーカーを模索する連載企画。ここで言う同世代の平均的なパパたちとは、以下のように定義づけています。

・平日はスーツ姿で出勤。休日は全身ファストブランドで無難な感じにまとめがち
・休日のお出かけは、家族や子供を連れて公園や地元のショッピングモールへ
・自由に使える1か月分のお小遣いは3〜5万円

そんなパパたちがスニーカー選びで押さえておくべきは以下の3点です。

・生活圏内でも浮かないデザイン
・公園でも子供と走り回れる機能性
・地方でも買えて、価格は20,000円まで

以上の条件から導き出されるのは、「トレンドを超越したスタンダード」。履けば思わずテンションが上がり、とはいえ浮くことはない。ひと言で表すなら、“地に足のついたスニーカー”。ここでは、そのおすすめモデルと、その履きこなし方を紹介します。

★★連載「Daddy’s Sneaker」のアーカイブはこちら!★★

第16回テーマ/オシャレをサボることなく、でも楽チンなスリッポン

日本発のシューズブランド、ムーンスターのプロダクトライン「エイトテンス」から、ご近所履きから自宅でのリモートワークまで対応し、リラックスした足元を叶えてくれるモデルを紹介!

日本発のシューズブランド、ムーンスターのプロダクトライン「エイトテンス」から、ご近所履きから自宅でのリモートワークまで対応し、リラックスした足元を叶えてくれるモデルを紹介!

旅行に自由に出かけたり、海や山でレジャーを楽しんだりすることが難しくなっている今日この頃。自宅やその近所で過ごす時間が増えている人は多いでしょう。そこで今回は、MOONSTAR(ムーンスター)の新ラインとしてもはやおなじみで、高コスパと評判を集める「810s(エイトテンス)」から、ご近所履きにピッタリの1足「CAF(カフ)」をピックアップ!

本モデルは、専門分野で培った靴作りのノウハウを落とし込んだ“日常の道具”で、汎用性とファッション性も兼ね備えている点がポイント。気になる履き心地やデザインなど、シューズの特徴に触れながら、どんなシチュエーションに合うのかを考えつつ、“なぜ買いなのか!?”を検証してみました。

そもそも「カフ」ってどんなスニーカー?

ムーンスターは、福岡県久留米市に本社・工場を構え、145年以上の歴史を持つブランド。パパ世代の中には、同ブランドの靴が中学校の学校指定靴だったという人もいるのでは? そんな懐かしのブランドが、厨房や病院で使われるプロユースの靴作りで培ってきたノウハウを基に、機能性はそのままにデイリーユース仕様に再構築して展開するプロダクトライン、それが「エイトテンス」です。

今回紹介する「カフ」のルーツモデルは、本連載で以前紹介した「KITCHE(キッチェ)」と同じく、食品・厨房シューズのロングセラー「キッチンスター」です。アッパーには、耐油・耐水、さらに耐久性も兼ね備えた人工皮革を使用。サイドには、通気穴を確保しており、長時間着用していても内部が蒸れにくいという特性を持っています。

このように、ルーツモデルの機能性に、デイリーユースの視点をかけ合わせることで、現代のライフスタイルになじむようにバランスを整えている点が、「エイトテンス」の特徴です。

ここからは実物をご覧いただきながら、細部を掘り下げていきたいと思います。

普段のファッションにもなじみ、ご近所履きにもほどよい洒落感

ムーンスター エイトテンスの「カフ」(品番:ET004)。写真のカラーは「オフホワイト」

ムーンスター エイトテンスの「カフ」(品番:ET004)。写真のカラーは「オフホワイト」

「カフ」は、シューレースのないデザインなので、一般的には「スリッポン」にカテゴライズされますが、アッパーがトゥから甲部分まで覆い、ヒール部分はカッティングが低く、露出しているので、どちらかと言えば「サボタイプ」という呼び名が近しいかと。ちなみに、通常「サボ」と言えば、ソールに木や厚めのコルクを使用しているのが特徴ですが、こちらはやわらかく厚みのあるラバー素材を採用しているので、クッション性も期待できます。

通常のスリッポンより、ヒールが低く設計されています

通常のスリッポンより、ヒールが低く設計されています

ソールは、かかとに向かって厚みを増しています。これならば、クッション性も期待できそう

ソールは、かかとに向かって厚みを増しています。これならば、クッション性も期待できそう

カラーリングは、写真の「オフホワイト」以外に「ブラック」、「ホワイト」、「グレー」の4色展開。どれも使い勝手がよく、普段のファッションにもなじむし、ご近所履きとしてもほどよい洒落感。いわゆるワンマイルスタイルの新たな一手となってくれるはずです。ちなみに、価格は税込4,950円! これは、カラバリを揃えるのが正解です。

日常生活にもフィットするミニマル&クリーンなデザイン

「カフ」の特徴で見逃せないのが、見えない部分にプロユースの名残がある点。ここからは、ディテール部分にフォーカスすることで、その点を浮き彫りにしていきましょう。

まずはフォルム。そもそも、ベースがキッチン用シューズとして設計されたモデルなだけに、両手を使わずとも脱ぎ履きできるように、ヒールからトゥに向かって滑らかなカーブを描きながら幅が広がっている点に注目してください。余計なデザインを排除したことも手伝って、そのミニマルな表情をさらに際立たせています。

上から見てもわかるように、無駄なデザインがなく、全体のフォルムもミニマルそのものです

上から見てもわかるように、無駄なデザインがなく、全体のフォルムもミニマルそのものです

アッパーのサイドには、パンチングを半円状に施したことで、通気性とデザインアクセントを両取り

アッパーのサイドには、パンチングを半円状に施したことで、通気性とデザインアクセントを両取り

続いては、履き心地を大きく左右するインソールについて。

こちらも、「キッチェ」と同様、Ag+抗菌防臭仕様を採用。銀イオンの抗菌作用で、臭いの元となる菌の増殖を抑制し、防臭効果を発揮してくれるのです。これで、家族や同僚からイヤな顔をされる、なんてこともありませんね(笑)。

Ag+抗菌防臭仕様が施されたインソールには、モデル名などが記され、プロダクト感が演出されています

Ag+抗菌防臭仕様が施されたインソールには、モデル名などが記され、プロダクト感が演出されています

最後に、アウトソールにも目を向けてみましょう。

本モデルでは、水や油で濡れた場所でも滑りにくいように、床面に吸い付く「マルチストッパーソール」を採用。このルーツモデルから継承された機能性を生かしつつ、日常生活にもフィットするサボスタイルになるようにリデザインされています。

濡れた場所でも滑りにくいデザインが施された「マルチストッパーソール」。同時に、サボタイプの弱点である脱げやすさも解消しています

濡れた場所でも滑りにくいデザインが施された「マルチストッパーソール」。同時に、サボタイプの弱点である脱げやすさも解消しています

スニーカーよりラフ&気軽! ビーサンより履き心地よし!

いつもならこの辺りで、実際に着用したスタイルサンプルといくのですが、今回はサンプルのサイズが大きかったため、筆者が足を通した際に感じたクッショニングなどの感想をお伝えすると同時に、どのようなシチュエーションに合うのかを考えたいと思います。

着用したのは、ムーンスター エイトテンス「カフ」

着用したのは、ムーンスター エイトテンス「カフ」

着用して真上から見た図。トゥのサイド部分にボリュームを持たせたシルエットなので、ショーツやクロップドパンツ、デニムにチノパンと何にでもマッチしそうです

着用して真上から見た図。トゥのサイド部分にボリュームを持たせたシルエットなので、ショーツやクロップドパンツ、デニムにチノパンと何にでもマッチしそうです

まずは足入れですが、入り口が広く取られているため、滑り込むような感覚でスポンと収まりました。ただ、先述のとおり、ヒール部分が低く設計されたサボタイプなので、いわゆるスリッポンに比べると足全体に対するホールド力は弱め。日常生活下のアクションは問題ありませんが、走るのにはちょっと向いていないように感じました。まぁ、これでランニングする人なんて、いないとは思いますが(笑)。

それと気になるクッショニングに関してですが、こちらはインソール部分にクッション性がしっかりと備わっているので実に快適です。これも、厨房などで立ち仕事に従事する人々に履かれていたという、ベースモデルの背景が感じられる部分。スリッパで外出するわけにはいかないけれど、スニーカーを履くほどではない。でも、ビーチサンダル以上の履き心地は手に入れたい。そんなわがままなリクエストにも、応えてくれるに違いありません。

では最後に、この「カフ」がどんなシチュエーションで使えるのかを考えていきましょう。

履いていて楽だから、デスクワークの足元にも最適

履いていて楽だから、デスクワークの足元にも最適

まずは、自宅やオフィスでのデスクワーク時。

オフィス内でのデスクワーク中は、革靴ではなく、サンダルなどに履き替えるという人も多いと思います。そこらで購入した激安の“なんちゃってクロックス”やスポーツサンダルタイプでもよいのですが、急な来客時や、ちょっとコンビニまで、といった時にあまり見た目がよろしくありません。その点、「カフ」なら足元をスタイリッシュにまとめてくれます。

手入れが簡単なので、ちょっとしたガーデニングにも

手入れが簡単なので、ちょっとしたガーデニングにも

続いては、観葉植物の世話など、ちょっとしたガーデニング気分の時。

意外と脱ぎ履きが必要なシチュエーションだったりするので、玄関やベランダで素早く脱げる手軽さはありがたいんです。また、アッパーに耐水・耐汚性を有しているため、土汚れなどがついてもちょっと水に流すだけでOK。手入れがしやすいという点も、普段使い用シューズとして高ポイントです。

高いグリップ力を生かして、ポタリングの足元に

高いグリップ力を生かして、ポタリングの足元に

最後は、ワンマイルウェア的な流れをくんでのポタリング。

ポタリングとは、自転車に乗って行う散歩のこと。ゆえに、本気でペダルを漕ぐなんてこともないから、サボタイプでも余裕! そのうえで、ポイントをあげるとすれば、ソールの高いグリップ力です。ペダルにしっかりと食いつくので、走行中に脱げちゃうなんて心配も無用。

【まとめ】“ちょうどよい”洒落感で、毎日を楽しくするライフスタイルシューズ

というわけで、今回はムーンスター エイトテンスの「カフ」をピックアップしました。

いざスニーカーを買おうとなった時に、探すのが意外に難しいのが“ちょうどよい”ご近所履き。求められるポイントは、シンプルなデザインで悪目立ちせず、履き心地がよくて、それでいて気軽に履けるリーズナブルなプライス。要は、本連載が掲げるパパのためのスニーカー選びのキモの部分と一緒なんです。

ここで紹介した「カフ」は、その点がしっかりと押さえられています。気合いの勝負シューズを履いてファッションを楽しむのも格別ですが、こういった気楽に付き合える1足があると、毎日の生活がより楽しくなるはずです!

●撮影協力:ムーンスター エイトテンス

TOMMY

TOMMY

メンズファッション誌を中心に、ファッションやアイドル、ホビーなどの記事を執筆するライター/編集者。プライベートでは漫画、アニメ、特撮、オカルト、ストリート&駄カルチャー全般を愛するアラフォー38歳。

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