スウェットウェアは、部屋着として定番化しているいっぽうで、普段着としても愛用している人は少なくない。なかでも、アウドドアブランドのものは、着心地のよさはもちろん、機能性にもすぐれており、定評がある。そこで今回は、人気アウトドアブランドから発売されている、今季注目のスウェットウェアを一挙紹介する。
定番デザインウェアから高機能モデルまで、最新スウェットウェアを紹介!
ザ・ノース・フェイスの「バックハーフドームフーディ」は、背面にブランドロゴ(ハーフドーム)がプリントされたプルオーバーのスウェットパーカー。
暖かい肉厚の裏起毛素材を採用しているが、ややストレッチがあり、静電気を抑える機能も搭載
素材には、速乾性にすぐれたポリエステルで、肉厚感がありながらもややストレッチする生地を使用。肌面は、起毛しているため肌触りがよく、静電気の発生を抑える静電気ケア設計を採用している。
見た目は、頭の丸みにフィットするフードや、大きいフロントポケットなど、パーカーの定番デザインを採用しているため使い勝手がよく、アウトドアはもちろん、カジュアルな街着としても活用しやすい。
背面には、同ブランドのテントのイラストを組み合わせたブランドロゴがプリントされているなど、遊び心あふれるデザインも魅力
ブランドロゴは、背面のほか、胸と袖口部分の計3か所にプリントされている
ちなみに、素材に使われているポリエステルは、ペットボトルを原料としたリサイクル素材なので、環境問題にも配慮したサステナブルな1面も持つ。
ヘリーハンセンの「HHアングラーソフトシェルパーカー」は、風を冷たく感じるシーズンでの釣りなどのアクティビティで活躍する防風ソフトシェルパーカー。
ヘリーハンセンが手がけるフィッシングウェアのうちの1着
スウェットのように着られるコットンライクな生地感ながら、実は高い防風性や透湿性を備えた素材「GORE-TEX INFINIUM」を使用。着心地のよい、やわらかい裏起毛を採用しているうえ、フロントファスナー部分は風を通しにくい仕様なので、防寒着としても活躍する。
特徴的なフロントポケットは、フィッシング時に必要な工具やスマホなどを分けて収納できるほか、小物を装着できるDカンも付いた機能的な作りに仕上がっている。
小物を仕分け収納できるフロントポケットは、両サイドから手を入れることも可能
スウェットのような着やすさと、アウターとしての機能性と収納力にすぐれた1着だ。
頭部にしっかりとフィットするよう、フードは立体的なデザインを採用
コロンビアの「フィールドロックヘビーウエイトフーディ」は、ブランドのルーツのひとつでもある同社のハンティングライン「PHG(Perfomance Hunting Gear)」をオマージュした、肌寒い日にピッタリのパーカー。
ハンティングウェアのようなデザインが印象的な、ヘビーウェイト素材のパーカー
本モデルは、左肩部分にキルティング生地を施したハンティングウェアのようなデザインが特徴。胸に1個、カンガルーポケットに1個の計2個の隠しポケットが付いているほか、ハンティングアイテムでよく使用されるオレンジ色を差し色に使うなど、細かい工夫も施されている。
また、素材にはヘビーウェイトのフリース素材を使用しており、肌寒い日にはピッタリだ。
胸部分とカンガルーポケットの内部には、小物の収納に便利なファスナー付きの隠しポケットが付いている
暖かいヘビーウェイトではあるが、スッキリとしたシルエットだから使いやすい
カリマーから登場した定番デザインのフード付きスウェットプルオーバー「スウェット フーディ」は、抗菌・抗ウイルス機能を搭載した注目アイテム。
素材には、スウェーデンのポリジン社が開発した、塩化銀成分による抗菌・抗ウイルス加工が施されている
本モデルは、塩化銀を有効成分とした抗菌・抗ウイルス加工技術「バイラルオフ加工」を施した、甘撚り(あまより)フレンチテリー素材を使用しており、臭いの原因となる菌の増殖を抑えるうえ、付着したウイルスを減少させてくれるとされている。
デザインは、カンガルーポケットのある定番プルオーバーパーカーの仕様で、左胸にはブランドロゴが刺繍されている。長めのリブやドロップショルダー仕様など、ゆとりのあるシルエットなので、ライフスタイルに合わせたラフな着こなしができる1着に仕上がっている。
カンガルーポケットの付いたシンプルな定番デザイン
フードは、ブランドロゴがプリントされたドローコードで調節可能
チャムスの「オーバーサイズクルートップ」は、定番のスウェットシャツよりもゆったりとしたシルエットのクルーネックスウェット。
トレンドのオーバーサイズシルエットのクルーネックスウェット
素材には、「インレイ」と呼ばれる、中糸のない編み方を採用した、高品質で丈夫なコットン100%素材を使用しており、やわらかな風合いと肌触りのよさが特徴。裏起毛で暖かく、ゆとりのあるオーバーサイズシルエットなので、リラックスして着られるのも魅力だ。
また、袖と裾のリブによってオーバーサイズでもルーズになり過ぎず、バランスのよいシルエットをキープできるため、1枚ではもちろん、シャツとのレイヤードスタイルも可能。シンプルなデザインだから飽きにくく、丈夫なコットン素材だから気兼ねなく着られる。
ドロップショルダーのゆったりとしたシルエットは、リラックスした着心地
コットン100%ならではの風合いがありながら、裏起毛で暖かいのも魅力
コロンビアの「スチュワートブラッシュロングスリーブクルー」は、肌触りがよく、素早く乾くワッフル素材を使用した、使い勝手のよい長袖カットソー。ボディの左下には、異素材の切り返しポケットが付いているのも特徴だ。
生地には適度な厚さがあり、アウトドアブランドらしいデザインの長袖カットソー
生地には、アウトドアブランドらしい素材感の「ハニカムワッフル」(ポリエステル65%+コットン35%)を使用しているうえ、同社独自の吸汗速乾機能「オムニウィック」を搭載。汗ばんでも快適な着心地を維持してくれる。
クルーネックのベーシックなカットソーなので、暖かい日はそのまま、寒い日はインナーとして、ロングシーズンで使える使い勝手のよさが魅力だ。
吸汗速乾機能「オムニウィック」を搭載しており、汗をかいても快適な着心地を維持
左の腰部分には、デザインのポイントでもある、異素材の切り返しポケットが付いている
チャムスの「ローガンユーティリティポケットパンツ」は、使い勝手のよいアウトドアウェアのようなディテールと、スウェットパンツの快適さを兼ね備えた、ヘビーウェイトなスウェットジョガーパンツ。
アウトドアパンツの使い勝手と、スウェットパンツの楽ちんさを兼ね備えたスウェットジョガーパンツ
ボディには、コットン100%のコシのあるヘビーウェイト裏起毛スウェットを採用。ほどよくゆとりのあるシルエットで、リラックスしてはけるのが特徴だ。ウエストは、内蔵ゴムとウィービングベルトで調節可能なので、アウトドアでも街でも、外着としてタフにはくことができる。
腰回りには、計6つのユーティリティーポケットを完備しており、収納力も抜群。さらに、左サイドには、ペグハンマーをかけるループを配すなど、アウトドアウェアのようなディテールも搭載している。
異素材を使用した計6つのユーティリティーポケットを前後に装備
ウェービングベルトによって、ウエストをしっかりと締められるので外ではいても安心