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練習量は少なくたって「ゼクシオ12アイアン」で、楽しくゴルフできちゃいそう!

オグさんです! 今回は、ダンロップ「ゼクシオ 12(トゥエルブ) アイアン」の試打レポートをお届けいたします。

ダンロップ「ゼクシオ12アイアン」

ダンロップ「ゼクシオ12アイアン」

ユーザーの変化に合わせてアップデート

「ゼクシオ(XXIO)」は、20年間売り上げNo.1を記録するなど、日本のゴルファーなら誰もが知っていると言っても過言ではない、ゴルフ界の超メジャーブランドです。日本のゴルファーの中で最も層の厚い団塊の世代をターゲットに開発され、2年ごとにモデルチェンジをしながら進化を重ねることで、高い人気を維持してきました。

ゼクシオが長い期間、人気を維持できたのには、いくつか理由があります。
そのひとつに、極端にコンセプトを変えず、”ゼクシオらしさ”を大切にしてきたことがあげられます。何代か前から最新のゼクシオへ買い替えても違和感がほとんどなく、スムーズに移行できるからです。

そんな圧倒的ブランド力を誇ったゼクシオは、メインターゲットの高齢化が影響してか、11代目で、従来のコンセプトを踏襲したスタンダードな「11(イレブン)」と、ヘッドスピードが速めのエンジョイゴルファーに向けた「X(エックス)」の2シリーズのラインアップへと変更しました。従来の“ゼクシオらしさ”を大切にしつつ、より幅広いゴルファーに対してアプローチするための変更なのでしょう。

今回発表になった12代目も、「12(トゥエルブ)」(以下、12)と「X-eks-(エックス)」の2シリーズでの展開。ナンバリングモデルの12シリーズは、しっかりと”ゼクシオらしい”仕上がりになっているようです。エックスシリーズのアイアンはすでにレビューしておりますので、そちらもぜひご覧ください!

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スコアアップより楽しむ派! ならば「ゼクシオ X アイアン」がおすすめです!

ゼクシオの“らしさ”とは、ミスに強く安定した弾道を追求しながら、打感などのフィーリング、振り抜きなどの扱いやすさといった、性能以外の部分にも配慮した、トータルバランスのよさのことを指します。

極端な特性を持たないため使い手を選ばず、少々のカスタムでアベレージゴルファーから、女子プロまで使える懐の深さが、多くのゴルファーに評価されてきました。

ゼクシオらしさを大切にする、最新の12アイアンは、どのように進化したのか?

さっそく実物を見ていきましょう!

大きなロゴをあしらい、ゼクシオとひと目でわかるバックフェースデザインは、代々受け継がれてきたポイントのひとつ。シャープとは言えないまでも、適度にスマートで絶妙な雰囲気があります

大きなロゴをあしらい、ゼクシオとひと目でわかるバックフェースデザインは、代々受け継がれてきたポイントのひとつ。シャープとは言えないまでも、適度にスマートで絶妙な雰囲気があります

ゼクシオ 12 アイアン・#5

ゼクシオ 12 アイアン・#5

ゼクシオ 12 アイアン・#7

ゼクシオ 12 アイアン・#7

ゼクシオ 12 アイアン・#9<br>大きめのヘッドサイズとしっかり付いたグースネックにより、安心感を演出。番手が短くなるほどブレードが細めに見えるような工夫が施されており、力みやすいロングアイアンには安心感を、狙っていきたいショートアイアンにはシャープさを感じさせるように設計されています

ゼクシオ 12 アイアン・#9
大きめのヘッドサイズとしっかり付いたグースネックにより、安心感を演出。番手が短くなるほどブレードが細めに見えるような工夫が施されており、力みやすいロングアイアンには安心感を、狙っていきたいショートアイアンにはシャープさを感じさせるように設計されています

フェース素材には伝統のチタンを採用。硬度の高いチタンを使うことで、より薄く仕上げることができ、反発がよく、ミスに強いアイアンに仕上げることができます

フェース素材には伝統のチタンを採用。硬度の高いチタンを使うことで、より薄く仕上げることができ、反発がよく、ミスに強いアイアンに仕上げることができます

5番から7番までは、トゥ側にタングステンニッケルウェイトを搭載。低重心化と慣性モーメント向上に寄与し、ミスに強く球が上がりやすくなっています。また番手ごとにフェース厚などをフローさせた「番手別最適重心設計」を採用することで、ロングアイアンは安定した飛距離を、ショートアイアンはコントロール性を、それぞれ重視した設計になっています

5番から7番までは、トゥ側にタングステンニッケルウェイトを搭載。低重心化と慣性モーメント向上に寄与し、ミスに強く球が上がりやすくなっています。また番手ごとにフェース厚などをフローさせた「番手別最適重心設計」を採用することで、ロングアイアンは安定した飛距離を、ショートアイアンはコントロール性を、それぞれ重視した設計になっています

ソール幅は非常に広く、ダフりに強い設計になっています。幅広ソールは、重心を低く深くする効果があり、ボールが上がりやすく、ミスに強いモデルに仕上げることができるのです

ソール幅は非常に広く、ダフりに強い設計になっています。幅広ソールは、重心を低く深くする効果があり、ボールが上がりやすく、ミスに強いモデルに仕上げることができるのです

ロフト:#6 25°/#7 28°/#8 32°/#9 37°/PW 42°

ロフト設定は、7番で28°と、アベレージ向けのアイアンとしては、平均よりも少しだけ立った設定になっています。長さは37.25インチでこちらもほぼ平均値。飛距離を追求しながらも、ミート率やミスへの強さとのバランスを考えての設定なのでしょう。

シャフトバリエーションは2種類用意されています。メインとなるのは、専用に設計された40g後半のカーボンシャフト「ゼクシオMP1200」。手元側は割としっかりとしていて、中間から先端にかけてしなやかに動く、タイミングの取りやすい仕上がりです。

もうひとつは、80g台のスチール「NS PRO 850GH DST for XXIO」。こちらはさらにシャキッとした振り味で、ミートしやすいシャフト。楽にプレーしたいならカーボン、ちょっと力んでも曲がりを抑えたいならスチールを選ぶのがいいと思います。

代々受け継がれているゼクシオのカーボンシャフトにはさまざまなテクノロジーが搭載されていますが、共通するポイントとして、タイミングが取りやすく、振りやすさを重視した設計となっていることがあげられます。シャフトに記載される4つの数字はダンロップ独自のインターナショナルフレックスコードというもの。シャフトを4分割し、左側が手元側、右側がヘッド側を表しています。数値が高いほど剛性が高い(硬い)ことを示していて、部分的剛性設計による性能特性の差を4桁の数値でわかりやすく表示しているのです

代々受け継がれているゼクシオのカーボンシャフトにはさまざまなテクノロジーが搭載されていますが、共通するポイントとして、タイミングが取りやすく、振りやすさを重視した設計となっていることがあげられます。シャフトに記載される4つの数字はダンロップ独自のインターナショナルフレックスコードというもの。シャフトを4分割し、左側が手元側、右側がヘッド側を表しています。数値が高いほど剛性が高い(硬い)ことを示していて、部分的剛性設計による性能特性の差を4桁の数値でわかりやすく表示しているのです

心地よい打感もゼクシオならでは

構えた印象は、これがゼクシオのアイアンだよな!と感じる、いつもの安心顔。大きめでいかにも当たりそうな顔です。チタンを使用したフェース部分のザラっとした質感からは当たり負けしなそうなイメージを受け、とりあえずクラブがボールを飛ばしてくれるでしょう!という安心感を強く感じますね。

ゼクシオのアイアンが好まれる理由のひとつに、チタンフェースなのに打感がソフトで気持ちいいというのがあります。チタンフェースは硬度が高いだけに、芯を外すと硬い打感になりがちなのですが、ゼクシオはどの代のモデルも、余計な振動の少ない、心地よい打感を味わうことができます。もちろん今回の12アイアンもしかりです。

ドライバーでのヘッドスピード35m/sぐらいをイメージして打ってみると、これぐらいのヘッドスピードでも十分高さが出ますね。非常にミートしやすく、安定して一定のエリアに運ぶことができます。
ミスには非常に強いです! 芯を上下左右に外しても飛距離がわずかに落ちる程度。そのぶんインテンショナルに曲げることはほぼできませんが、狙った方向に安定した弾道を打つことができます。

ヘッドスピードを徐々に高めていくと、それにつれてボール初速が高まり飛距離も伸びていきますが、放たれる弾道はほぼ変わりませんでした。高く上がり、まっすぐ進む打球が楽に打てます。弾道を曲げようとしたり、抑えようとしたりしても、オートマチックに上がってほぼまっすぐ飛んでいってしまいます。操作したい方は、同じダンロップでも「スリクソン」ブランドのアイアンのほうがよいでしょう。ゼクシオ エックスもあまり操作できるアイアンではありません。

しなやかに大きくしなるカーボンシャフトのおかげで、パワーがなくても気持ちよく振り抜ける設計になっています。2~3代前のモデルより、シャフトが仕事をしてくれている印象があります

しなやかに大きくしなるカーボンシャフトのおかげで、パワーがなくても気持ちよく振り抜ける設計になっています。2~3代前のモデルより、シャフトが仕事をしてくれている印象があります

深くえぐられたポケットキャビティ構造。アイアンらしいフォルムを維持しながら、重心をギリギリまで深く低く設計し、ロフト以上の上がりやすさとミスへの強さを実現させています

深くえぐられたポケットキャビティ構造。アイアンらしいフォルムを維持しながら、重心をギリギリまで深く低く設計し、ロフト以上の上がりやすさとミスへの強さを実現させています

43m/sを超えるならスチールシャフトを

最終的に、ドライバーでのヘッドスピード43m/s相当まで高めて振ってみました。高弾道で直進性の高さは変わりませんが、飛距離をちょっとロスしている印象がありました。このヘッドスピードのプレイヤーでも使えなくはないですが、個人的には軽さを感じてしまい、フェース下部でヒットすることが多かったです。

これくらいのヘッドスピードが出せるなら、スチールシャフトのほうがより安定してボールをとらえることができると思います。

チタンフェースでありながら、芯を外しても余計な振動が少ない、爽快な打感を味わわせてくれるゼクシオのアイアン。12代目も変わりなく、カチッとした爽快な感触です!

チタンフェースでありながら、芯を外しても余計な振動が少ない、爽快な打感を味わわせてくれるゼクシオのアイアン。12代目も変わりなく、カチッとした爽快な感触です!

ドライバーでのヘッドスピード40m/sを意識して7番を打ってみたデータです。高さは申し分なく、直進性の高い、ちょいドロー気味の打球でした。スピンもちょっと少なめで、風にも強そうです。ストレートを意識してこの弾道ですから、アウトサイドイン軌道のスライスにお悩みの方でも、ストレートにはならないにせよ、安定したフェードボールが打てると思います

ドライバーでのヘッドスピード40m/sを意識して7番を打ってみたデータです。高さは申し分なく、直進性の高い、ちょいドロー気味の打球でした。スピンもちょっと少なめで、風にも強そうです。ストレートを意識してこの弾道ですから、アウトサイドイン軌道のスライスにお悩みの方でも、ストレートにはならないにせよ、安定したフェードボールが打てると思います

過去モデルと比べて直進性が向上!

ゼクシオ12アイアンは、従来のゼクシオらしさをしっかり備え、それでいてちゃんとした進化を感じられる仕上がりでした。明確に進化と感じられる点は、ズバリ直進性の高さ。過去作と比べると明らかに曲がりが少なくなっていると感じました。これならば、歴代のゼクシオユーザーが難なく乗り換えられ、なおかつ進化も感じられるでしょう。

エックスとの違いは、シャフトの特性による振り心地と、ボールの上がりやすさに感じました。エックスのほうがシャキッとしていて、強振しても飛距離ロスが起きにくく、打ち出し角もやや低い印象。どちらも直進性の高い仕上がりですので、気になる方は打ち比べてみてください。

他社のライバルモデルは、テーラーメイド「SIMグローレ」、キャロウェイ「EPIC MAX FAST」といったところでしょう。

練習時間は取れないけれど、ストレスなくプレーしたい! とにかくボールを安定して飛ばしたい!
このように考えるなら、ゼクシオはおすすめですよ!

写真:野村知也

小倉勇人

小倉勇人

ゴルフショップ店長、クラフトマン、クラブフィッターそして雑誌の編集・執筆業も行う、歌って踊れるゴルフライター。好きなクラブはパター、左利き/右打ち。愛称は「オグさん」。

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