本連載「だからザ・ノース・フェイスは選ばれる!」は、現在セールス絶好調のザ・ノース・フェイスが、ユーザーから選ばれる理由を検証する企画。第50回は、「Trekking Midweight Crew(トレッキング ミッドウェイト クルー)」をピックアップした。このプロダクトは、トレッキングを始めとしたさまざまなアウトドアアクティビティーやスポーツシーンにおいて活躍してくれる強度と快適さを兼ね備えた汎用性の高いソックスだ。
ザ・ノース・フェイス「トレッキング ミッドウェイト クルー(Trekking Midweight Crew)(品番:NN82325)。公式サイト価格は2,200円(税込)
「トレッキング ミッドウェイト クルー」は、中厚のマテリアルを使用した、足首をしっかりと覆う丈のクルーソックス。ニオイの元となる繊維上のバクテリア増殖を抑えるポリジン加工を施しており、高い抗菌防臭機能を発揮するトレッキング用パイルソックスだ。
素材には、ウールを含む5種類の混紡地も使用。やや厚みのあるパイル地に、アーチサポート機能やインステップとアキレス腱へのプロテクター機能を付加することで、長時間の歩行をサポートする。なお、あらゆるコーディネートにマッチするよう、5カラーのバリエーションが用意されている。
アクリル、ポリエステル、ウール、ナイロン、ポリウレタンからなる混紡地を使用。スウェーデンで生まれた抗菌防臭機能の加工技術「Polygiene StayFresh(ポリジン・ステイフレッシュ)」を施すことで、ニオイの元となる繊維上のバクテリアの増殖を抑制する。繊維自体に加工を施しているため、確かな効果と持続力で長期間に渡ってニオイを抑えてくれる
足首を覆うクルーソックスなので、ミッドカットのトレッキングシューズにもマッチ
カラーが切り替わっているつま先部分と踵(かかと)部分はパイル状を採用し、クッション性を向上させている。土踏まず部分にはフィット性を高めたアーチサポート構造を採用
「トレッキング ミッドウェイト クルー」を実際に履いてみた!
日本国内で展開されているザ・ノース・フェイスのソックスは、ソックス製造にも定評があるゴールドウインが企画製造を手掛けていることから、アスリートからも高い評価を得ている。筆者もこれまでにランニング用ソックスだけでなく、ライフスタイルシーンにもピッタリなカジュアルタイプのソックスも愛用してきた。今回トライした「トレッキング ミッドウェイト クルー」は、その名のとおり、トレッキングなどのアウトドアアクティビティー向けに開発されたソックスだ。
まず手に取ってみると、厚手ながらソフトな手触りが印象的。実際に足を入れてみると、フィット感のよさが感じられ、特に足首部分はきつくもなく、ゆるくもない絶妙なフィッティングだ。この部分の締めつけがきついと皮膚が窪んでソックスの跡がしばらく消えなかったりするし、反対にゆるすぎると運動の最中に下がってきて不快に感じてしまったりするが、このソックスならその心配はなし。
山歩き、ゴルフ、普段履きという3つのシーンで着用してみたが、長時間の着用でも快適な履き心地をキープしてくれた。ほかのソックスよりも特に快適さを感じたシーンが、ゴルフで打ち損じて急斜面からボールを打たなければならなかったとき。つま先下がりやつま先上がりの場所でも、つま先と踵部分のパイル編みになった構造が高いレベルのフィット感とクッション性を提供してくれた。
また、クルー丈なので、ミッドカットのトレッキングシューズやゴルフシューズを履いた際に、シューズが直接皮膚に接触しないのもありがたいポイントだ。最近はアンクルソックスやシューズ内部に隠れてしまうノーショー丈のソックスのほうがポピュラーだが、ミッドカットシューズを着用する際にはクルー丈のほうが快適であることを再認識した。生地は厚手ながら、通気性は悪くないので気温が30度を超えるようなシチュエーションでも、不快感はなかった。
以上のように、ザ・ノース・フェイスの「トレッキング ミッドウェイト クルー」は、トレッキングを始めとしたアウトドアアクティビティーだけでなく、ゴルフのようなスポーツシーンからライフスタイルシーンまで幅広く対応してくれる一足だ。
厚手の生地は耐摩耗性が高く、繰り返しの洗濯にも対応しているので、これからのシーズンに1足あると本当に便利な存在。今回「チャコール×ダークグレー」のカラーを購入してから何度か履き、とても気に入ったので、「ブラウン×ベージュ」や「ブラック×ブラック」といったほかのカラーバリエーションも揃えてみるつもりだ。その品質の高さや汎用性と耐久性を考慮すると、税込2,200円という価格はかなりお買い得だと思う。