本連載「だからザ・ノース・フェイスは選ばれる!」は、近年セールス絶好調のザ・ノース・フェイスが、ユーザーから選ばれる理由を検証する企画。第68回は「Hybrid Thermal Versa Grid Headband(ハイブリッド サーマル バーサ グリッド ヘッドバンド)」をピックアップした。
ザ・ノース・フェイス「ハイブリッド サーマル バーサ グリッド ヘッドバンド」(品番:NN42370)。定価5,170円(税込)
このプロダクトは、ランニングをはじめとしたさまざまなアクティビティーやシーンに対応する、巻き付けタイプのヘッドバンド。リーズナブルな価格設定もうれしい。
ザ・ノース・フェイス「ハイブリッド サーマル バーサ グリッド ヘッドバンド」は、両端にある面ファスナーで留める仕様により、素早く着脱できるヘッドバンドだ。額部にはグリッドフリース素材を採用して通気性を確保しながら、冷えやすい耳などの保温性が必要なサイド部には温かい起毛トリコットを配したデザイン。ニットキャップやビーニー、耳当て付きキャップなどと比較すると軽量かつコンパクトに収納できるため、携行性にもすぐれている。
額部にはグリッドフリース素材を採用して通気性を確保している
本体はやわらかい軽量タイプのフリース素材を使用。快適な着用感をキープする
簡単に着脱できる面ファスナーを採用しており、凸側はほかの衣類を傷つけにくいタイプとなっているなど、細部のスペックにまでこだわっている
寒冷時のランニングでは、防寒のために身体の末端を覆うことが重要とされており、ニットキャップ、ビーニー、手袋といったグッズがポピュラーだ。いっぽうで、こういったギアは嵩張りがちで、使わないときにジャケットやパンツのポケットに収納しづらいという欠点があった。
今回「ハイブリッド サーマル バーサグリッド ヘッドバンド」を使ってみて、適度な防寒性を有しつつ、吸汗性にすぐれた素材を使用しているので、汗が目に入ることを防いでくれたのと、使用後にコンパクトになる点がありがたかった。個人的には最近髪の毛を伸ばしているのだが、ランニング中に前髪が視界に入らないというのもうれしかった点だ。
前髪が長くても視界をじゃましないのは大きなメリットだろう
そして、使った後の洗濯も、自宅やホテルの洗面所で簡単にできて、速乾性にすぐれた素材を用いているため数時間で乾燥。次の機会に使用でき、昨年末に入手して以来、ランニングシーンと日常生活の両方でヘビーローテーションし、大活躍することになった。
写真の「ゴブリンブルー」のほか、「ブラック」の展開もあり
ザ・ノース・フェイスの「ハイブリッド サーマル バーサ グリッド ヘッドバンド」は、コンパクトサイズながら適度な防寒性と吸汗性を保持することで、高い汎用性を備えている。今までニットキャップを使用していたシーンも、こちらで代用でき、そのコンパクトなサイズ感は大きなベネフィットだった。ブランド側は秋冬シーズン向けにリリースしているようだが、使用しているマテリアルを考えると、春夏シーズンにも十分対応してくれるだろう。
すでにブランド直販サイトでは取り扱いが終了しているようだが、個人的にももう一本購入を考えるほど気に入っており、この便利さを知人に伝えると、路面店で探して購入してくれた。本当に汎用性の高いアイテムなので、ぜひトライしてほしい。