レビュー
スマートフォンからの通知機能や心拍計機能を搭載!

ガーミンの多機能なリストバンド型活動量計「vivosmart HR J」

スマートフォンと連携し、日常生活での消費カロリーを計測できるリストバンド型活動量計。専業メーカーやスポーツ用品メーカーだけでなく、最近ではスマートフォンキャリアからも製品が登場し、製品数も非常に多くなってきた。筆者も仕事柄さまざまなリストバンド型活動量計を使ってきたが、現在筆者が愛用しているのが、GPS機器メーカーのガーミンが手掛けた「vivosmart HR J」だ。vivosmart HR Jを使い始めて3か月ほど経過したので、使ってみてわかった製品の特徴や気になることなどをレポートしていく。

多機能だけどタッチ操作に対応するモノクロディスプレイでかなり使いやすい

vivosmart HR Jは、Bluetoothを使ってスマートフォンと連携して使うリストバンド型の活動量計だ。同社のリストバンド型活動量計は、1年間電池交換不要の「vivofit」、スマートフォンと連携して使う「vivosmart」、カラー液晶画面を備えたスマートウォッチ「vivoactive」、アナログ時計に活動量計機能を搭載した「vivomove」の全4シリーズが展開されているが、vivosmart HR Jは今年1月に発売されたvivosmartシリーズの上位モデルとなる。

本体は、160×68ドット表示対応のモノクロディスプレイとメニューボタンを装備。モノクロディスプレイは静電容量タイプのタッチパネルとなっており、指先のタッチで各種操作が可能になっている。ベルト部分は本体と一体化しており、ベルトのみの交換はできないものの、ベルトカラーはブラック、ミッドナイトブルー、インペリアルパープルの3色から選択できるようになっている。本体内蔵のリチウムイオンバッテリーで駆動する仕組みで、連続駆動時間は約5日だ。

vivosmart HR J。160×68ドット表示対応のモノクロディスプレイを搭載する

vivosmart HR J。160×68ドット表示対応のモノクロディスプレイを搭載する

樹脂製のバンド部分は本体と一体化。バンドの交換はできない

樹脂製のバンド部分は本体と一体化。バンドの交換はできない

ベルトが交換できない代わりに、ブラック、インペリアルパープル、ミッドナイトブルーの3色のカラーバリエーションを用意している

活動量計の機能としては、歩数、距離、カロリーといった基本機能に加え、上昇階数や週間運動量を計測可能。また、vivosmartシリーズとして初めて光学式心拍計を内蔵し、現在の心拍数や安静時の平均心拍数の計測にも対応。計測データは、同社製サイクルコンピューターの心拍センサーとしても使用できる。計測データは、モノクロディスプレイから直接確認できるほか、スマートフォンアプリの「Garmin Connect」と連携して、過去のログを確認することができる。

緑色に光っている部分が光学式心拍計。サイクルコンピューターと使用する場合も、別途胸部にセンサーを取り付けなくても、腕で心拍を計測できる

Garmin Connectの画面。活動量計で計測したログをグラフィカルに表示してくれる。ちなみに、Garmin Connectに食事管理機能はないが、サードパーティ製の「MyFitnessPal」と連携して食事管理を行える

活動量計機能以外も、時計機能をはじめ、電話着信やメール、SNSの通知をモノクロディスプレイとバイブ振動で確認できる通知機能や、バイブ振動と連携したアラーム機能、スマートフォンでの音楽再生をコントロールできるミュージックコントロール機能、スマートフォンの現在位置情報を利用した天気情報機能と非常に充実している。

なかでも個人的にお気に入りなのが通知機能。同様の機能を搭載した活動量計はほかにもあるが、vivosmart HR Jはモノクロディスプレイを活かし、メールやSNSの内容をデバイス単体で確認することができるのだ。また、Garmin Connectと連携し、アプリ単位で通知を設定でき、アプリを後から追加できる点も優秀。通知機能を搭載した活動量計なかには、電話とメールにしか対応していないというのもあるが、vivosmart HR Jなら、LINEは通知するけど、Facebookは通知しないといった細かなカスタマイズを行えて非常に便利だ。

通知機能はGarmin Connectの設定からカスタマイズ可能。LINEやFacebookなどのSNS系アプリだけでなく、SmartNewsなどのニュース系アプリなども登録できる

これだけ多機能だと使いこなせないかもしれないと思う人もいるだろうが、タッチ操作に対応するモノクロディスプレイのおかけで非常に簡単に操作できるのがvivosmart HR Jのすごいところだ。1画面に表示する機能をひとつに絞り、小さな画面に必要な情報を大きく的確に表示することで、内容を瞬時に判断できるよう工夫されている。あらかじめ設定しておけば、不必要な機能を非表示にして、本当に必要な機能に絞って表示できるところもうれしいポイントだ。モノクロディスプレイもバックライト機能が内蔵されており、視認性も良好。各種操作もタッチ操作だけで完了するようになっており、使い勝手はディスプレイ搭載の活動量のなかでもかなり洗練されているように感じた。

vivosmart HR Jなら、タッチ操作でほぼすべての機能を操作できる。モノクロディスプレイは1機能1画面と非常にシンプルで見やすい。写真は、左上から順番に時計、歩数、上昇階数、週間運動量、消費カロリー、移動距離、メディアプレーヤー機能、現在地天気、週間天気予報、通知機能、心拍計、平均心拍を表示したところだ

Garmin Connectで設定すれば、画面に表示できる機能をユーザー好みに変更できる

Garmin Connectで設定すれば、画面に表示できる機能をユーザー好みに変更できる

モノクロディスプレイにはバックライト機能も内蔵されており、暗い夜道でも時間や各種活動量計の計測データを確認可能だ

筆者もこれまでにディスプレイの搭載されていない活動量計をいくつか使用してきたが、ちょっと歩数を確認するのにもスマートフォンを見る必要があったため、筆者のように歩数を意識して確認するという利用用途にはあまり向いていなかった。その点、さまざまな活動量にすばやくアクセスできるvivosmart HR Jはかなり優秀といえるだろう。

装着感についても、ベルト部がしっかりと作られており、バンド調整もかなり細かくなっているので、動きの激しいスポーツではきつく締めて外れにくく、リラックスしたいときは若干余裕を持って装着するといった使い分けができて便利。バッテリーについても、3カ月ほど使用してみたが、おおよそ4日でバッテリーが4段階表示の1/4になるくらいだったので、多機能な割にはかなり頑張っている感じだ。カラー液晶を使っているスマートウォッチならこうはいかないだろう。

ベルトの調整が非常に細かくできるので便利

ベルトの調整が非常に細かくできるので便利

3か月使ってみてわかったvivosmart HR Jの気になる点

ここまではvivosmart HR Jの便利なポイントを紹介してきたが、3か月ほど使ってみて、vivosmart HR Jの気になるところもいくつかわかってきたので、そちらについても軽く触れておこう。

本体に厚みがあり、うつ伏せで寝るときに邪魔

vivosmart HR Jはバンド部分が本体と一体化していることもあり、身につけているときにはそれほど邪魔に感じることはないのだが、やはりディスプレイ部分の厚みがあるため、寝るときにどうしても邪魔に感じてしまうことがある。特にうつ伏せになった時、vivosmart HR Jの存在感がどうしても許せないことがあった。心拍計やアラーム機能もあり、寝るときも身に付けておきたい人も多いとは思うが、本体の厚さが意外にあることだけは頭の片隅に置いておいたほうがいいだろう。

vivosmart HR Jを装着して横からみたところ。厚みは最大箇所で15mmほどある

vivosmart HR Jを装着して横からみたところ。厚みは最大箇所で15mmほどある

通知機能のバイブが短くて気が付きにくい

通知機能の多機能さは先ほど紹介したが、通知機能で唯一気になった点がある。それは着信時以外のバイブの長さだ。着信時はやや長めのバイブなので結構気が付くのだが、それ以外のバイブはブルッブルッと短かく2回震えるだけのため、たまに通知があったこと自体に気がつかないことがあった。バイブの長さを設定できるような機能が用意されることに期待したいところだ。

充電端子が専用設計なのが残念

vivosmart HR Jは、バッテリー充電端子が専用設計となっており、付属の専用USB充電ケーブルでしか充電することができないため、いざバッテリーが切れてしまったときにケーブルがないと何もできない状況になってしまう。充電端子が多くのスマートフォンで採用されているmicroUSB端子だったら、ケーブルもすぐに入手できて便利だったと思うので、その点が非常に残念に感じた。専用USB充電ケーブルは単体でも発売されているが、けっこうなお値段するので、もし長期外出するのであれば、多少かさばるものの、付属の専用USB充電ケーブルをいっしょに持っていったほうがいいだろう。

付属の専用USB充電ケーブル

付属の専用USB充電ケーブル

専用設計を採用する充電端子

専用設計を採用する充電端子

バンドの充電端子に専用USB充電ケーブルの接点を合わせて充電を行う。防水性能を担保したりするため、microUSB端子を使えなかったのだと思うが、オプションの充電端子をもう少し安くしてほしいところではある

まとめ

近年、健康志向の高まりもあり、心拍計機能付きの活動量計が徐々に増えてきている。そのなかでもvivosmart HR Jは、かなり高機能な製品となっている。特に、タッチ操作による操作性や、スマートフォンと連携した通知機能、激しいスポーツでもはずれない高い装着性はお見事。サイクルコンピューターとの連携にも対応しており、自転車好きのユーザーにもぴったりだ。本体デザインやバッテリー充電周りで不満がなければ、数あるリストバンド型活動量計の中でも、かなり有力な選択肢になるはずだ。なお、8月2日には、GPS機能が追加された最上位モデル「vivosmart J HR +」も発売される。GPSで正確に距離を計測できるとのことなので、ランニングなどをメインに行う人なら、こちらも選択肢に加えてみてもいいだろう。

遠山俊介(編集部)

遠山俊介(編集部)

PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。最近はもっぱらカスタムIEMに散財してます。

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