「抗酸化」と「エネルギーを作る」2つの働きで元気をサポート

夏バテや中年太り抑制効果も! 意外と知らない「還元型コエンザイムQ10」の働きとは?

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体がだるい、太りやすくなった、肌が荒れる、寝起きが悪い、といったちょっとした不調。心当たりがある方も多いのではないでしょうか。その悩み、「還元型コエンザイムQ10」を摂ることで改善できるかもしれません。2016年8月1日、コエンザイムQ10の原料メーカーでもあるカネカが、「還元型コエンザイムQ10」をテーマとした「明日からできる“美活術”で残暑を乗り切る美容×栄養セミナー」を開催。「還元型コエンザイムQ10」って何? という基礎知識から、その効果や効率的な摂取方法までを、化学、医学、栄養学のプロに聞いてきました! 

今回のセミナーでスピーカーを務めた株式会社カネカ 理学博士 藤井健志氏(右)、しのぶ皮膚科クリニック院長 蘇原しのぶ氏(中央)、フードコーディネーター 蓮沼あい氏(左)

たくさん持っている人は元気! 「還元型コエンザイムQ10 」って何?

「還元型コエンザイムQ10」という名前は、健康や美容に関心の高い方なら1度は耳にしたことがあるはずですが、具体的にどのような効果があるのでしょうか? 「還元型コエンザイムQ10」の研究を専門とし、サプリメント素材として開発した藤井氏に、化学的観点から話をうかがいました。

「還元型コエンザイムQ10 」は人の体内で生成できる物質。下のグラフを見るとわかるように、健康な人ほどたくさん持っているものなのだそう。その主な働きは、摂取した栄養をエネルギーに変換する「エネルギーの生産」と、体の老化を抑制する「抗酸化」の2つ。これによって、「自律神経を整える」「基礎代謝を高める」「睡眠の質を高める」など、体調をあらゆる側面からサポートしてくれるのです。しかし、人間が体の中に持っている物質でこの2つの効果を持っているのは「還元型コエンザイムQ10 」だけ。しかも、20歳ごろをピークに減少していってしまうため、中年期を迎えたあたりから、疲れやすいと感じたり、太りやすくなったりするのだそう。そのため、減少した「還元型コエンザイムQ10 」を補うべく、100mg/日を目安として摂ることを推奨しているそうです。

元気な高齢者の血中の「還元型コエンザイムQ10」の量は平均値(0.8μg/ml)を超えるのに対し、入院中で寝たきりの人は平均値よりも少なくなっている

藤井氏によると、「還元型コエンザイムQ10」は認知症の予防にも効果があるのだそう。「還元型コエンザイムQ10」が多いことで疲れにくくなるため活動量が増え、日々動いたり人との関わりから刺激を受けることが、認知症の予防になっているのではと話していました

このほかにも、愛媛県上島町の地域住民を対象とした「還元型コエンザイムQ10」を継続的に摂ると健康状態はどうなるかという研究において、特に男性に、全体的健康感、活力、心の健康スコアと還元型比率との間に有意な正の相関が認められたそうです。また、「還元型コエンザイムQ10」には副作用報告がないため、安心して摂ることができるということも話してくれました。

美容にも「還元型コエンザイムQ10 」は必要不可欠

皮膚科医である蘇原氏によると、「還元型コエンザイムQ10 」は美容の観点でも人間の体に欠かせない物質なのだそう。蘇原氏は、美容の大敵とされる「老化」の原因を、体の「酸化」と「糖化(※)」としたうえで、「糖化」に関しては糖質の少ない食事をするなどでコントロールできるものの、現代の社会ではストレスや紫外線などといった「酸化」の原因を避けるのが難しいため、抗酸化作用を持つ「還元型コエンザイムQ10 」の摂取は、外見的な美しさを維持するためにも非常に有効だと話しました。酸化を抑制することで、シミやくすみの発生を防ぎ、肌の白さ、美しさを保つことができるそうです。「還元型コエンザイムQ10 」のもうひとつの働きである「エネルギーの生産」についても、体の内側から健康になることで、肌など外見に関わる部分にもよい影響をもたらすことから、あらゆる側面で美容に寄与すると考えられるそうです。
(※)体内のタンパク質や脂質が血液中の余分な糖分と結びつき、老化を促進させる「糖化生成物」を生成する現象

体の中と同様に、皮膚中の還元型コエンザイムも歳をとるにしたがって減ってくるそうです

体の中と同様に、皮膚中の還元型コエンザイムも歳をとるにしたがって減ってくるそうです

「還元型コエンザイムQ10」を塗布することによって、毛が早く生えてきたという研究結果も。育毛活性の効果も期待できるとのこと

「還元型コエンザイムQ10 」は、食事で必要量を摂ろうとするとちょっと大変

フードコーディネーターの蓮沼氏からは、栄養学の観点から「還元型コエンザイムQ10」について話を聞くことができました。蓮沼氏によると、「還元型コエンザイムQ10」は、体内で生成できるもので十分に補えていると考えられていたことから“忘れられた栄養素”と呼ばれることもあるそう。しかし、実際には「還元型コエンザイムQ10 」が体内で生成できる量は、必要量の半分ほど。半分は、食事によって摂取しなければならないそうです。

「還元型コエンザイムQ10 」は肉や魚に含まれていますが、それでも食事で摂取しようとすると、肉の場合は通常の3倍以上の量を摂らなければいけないなど、非現実的。マクロビオテックなど、肉や魚をあまり食べない食生活をしている人はもちろん、一般的な食生活を送っている人でも、サプリメントで補うのが現実的かつ効率的だということです。

「還元型コエンザイムQ10」は、体内で生成されると考えられていたため、栄養学で学ばれることがない“忘れられた栄養素”になっていたとのこと。しかし実は、必要量の半分は食事で補わなければいけないということです

チョコやグミでも! 1日100mgも、サプリなら簡単に摂れる

「還元型コエンザイムQ10」の推奨摂取量は、1日100mgと言われています。前述の通り、食品だけで摂取するのはなかなか難しい量ということですが、サプリメントなら簡単。現在では、健康食品を取り扱う多くのメーカーから、「還元型コエンザイムQ10」のサプリメントが発売されています。

「還元型コエンザイムQ10」は油分に溶ける性質があるため、食中や食後の摂取が推奨されています。また、推奨量を越えて摂取しても健康に害はないそうです

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最近では、チョコレートやグミなど、おやつ感覚で摂取できるものも登場。サプリメントの場合は食中・食後に摂ることが推奨されていますが、こうした食品の場合は同時にモノを食べたことになるので、単品で食べても問題ないそうです。

2粒で「還元型コエンザイムQ10 」が100mg摂れるショコラティエ パレドオール「からだにおいしすぎるショコラQHプレミアム」。高級感のあるなめらかな生チョコで、毎日推奨量の倍は余裕で食べてしまいそうなおいしさでした。価格は、1箱3,300円(税別)

こちらも2粒で100mgが摂取できる「UHA味覚糖 グミサプリ」。爽やかなグレープフルーツ味で、しっかりとした食感は食べ応えもあり、ダイエット中のおやつにもよさそう

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蓮沼氏いわく、「還元型コエンザイムQ10」のサプリメントを飲む場合は、エネルギーの生産を活発にする三大栄養素であるたんぱく質、炭水化物、脂質のほか、ビタミンB1と一緒に摂取するとより効果が発揮されやすいとのこと。さらに、ビタミンEとビタミンCと一緒に摂ることで抗酸化効果も高まるということです。それぞれの栄養素が多く含まれる食品は、下の写真をチェックしてみてください。

10品目中4つが豚肉! 何を食べようか迷ったら、まず豚肉を食べて欲しいとのこと。豚肉は、蒸すとエネルギーの摂取効率がよいそうです

脂質はバターや生クリームなどにも含まれますが、なるべくナッツや魚などの良質な油から摂るのがベター

脂質はバターや生クリームなどにも含まれますが、なるべくナッツや魚などの良質な油から摂るのがベター

ビタミンCは熱で壊れやすいので、生で摂取するのがよいそうです

ビタミンCは熱で壊れやすいので、生で摂取するのがよいそうです

大泉瑠梨(編集部)

大泉瑠梨(編集部)

美容・健康家電を中心に新製品レポートやレビュー記事を担当。時には体を張って製品の実力をチェックします。

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2017.1.30 更新
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