人気アウトドアブランドのマウンテンパーカーが勢揃い!
季節はすっかり春を迎え、いよいよ本格的にアウトドアのシーズンが到来。昨今の情勢により、「密」を避けるアクティビティとして多くの人たちがキャンプやハイキングなどを楽しむようになり、アウトドアブームはさらに加速している。
そんな中、雨や風に強く、透湿性にもすぐれる高機能なマウンテンパーカーが人気。アウトドアを楽しむ際のアウターとしてだけでなく、ファッションアイテムとしても活用でき、これからの季節にはピッタリだ。
そこで本稿では、本格アウトドアシーンで使えることはもちろん、街で普段使いもしやすいマウンテンパーカーを厳選して紹介する。
人気アウトドアブランド、ザ・ノース・フェイスの「マウンテンライトジャケット」は、ブランドの定番でもある肩部分の切り替えデザインが特徴的な防水シェルジャケットだ。
ザ・ノース・フェイスではおなじみの、肩部分に切り替えのあるデザインが特徴
表地には、2層構造の「GORE-TEX(ゴアテックス)」素材である耐久性の高い70デニールナイロンを使用。着丈がやや長めに設定されており、保温性も高めだ。
フロントは、ファスナーとボタンのダブルフラップで、内部に雨が入りにくいのもうれしいポイント。そのほか、フードのフィット感を調節できるドローコードや袖口のベルクロ、裾部分のアジャスターコードなども、雨や風の侵入にしっかりと対応してくれる。
丸みのあるフード形状を採用。後部には、視界の追従性を調整できるアジャスターコードが付いている
また、サイドポケットがバックパックのハーネスに干渉されない位置に配されていたり、ほかのフリースジャケットやミドルレイヤーと組み合わせられる「ジップインジップシステム」などが採用されていたりと、使いやすさも追求されている。
ほかのフリースジャケットやミドルレイヤーをファスナーでつなぎ、一体化させられる「ジップインジップシステム」に対応しており、重ね着によるもたつきを防いでくれる。気温やシーンに応じて活用したい
コロンビア「セカンドヒルジャケット」は、防水透湿機能「オムニテック」を備えたジャケット。
新素材によって、本格派も満足するほどの高い機能性を持つ。カラーは写真を含む全4色で展開
生地には、肌面の防水メンブレン(防水膜/2層目)に、プリント(2.5層目)とマイクロビーズ加工(2.75層目)を施すことで、3層生地のような肌離れのよさと、2.5層生地のような軽量性を併せ持つ新素材を採用。汗をかいた時の不快感が少ないほか、摩擦への耐久性も高い。また、2WAYストレッチで横方向にも伸びるほか、肩の立体裁断とアンダーアームのマチにより、身体が動かしやすいのも特徴だ。
防水透湿性にすぐれた独自開発素材「オムニテック」を使用しており、雨風に強いのも特徴
背面には、ウェア内の蒸れを逃がしてくれるベンチレーション機能も搭載するなど、ハイキングや初心者の簡単な登山から、本格的な長期縦走に至るまで、さまざまなアウトドアシーンに対応する。
背面のベンチレーションによってウェア内の蒸れを外に逃がすなど、アクティブな使い方にも対応
スウェーデンのアウトドアブランド、ホグロフスのロングセラーモデル「スピッツ ジャケット」は、3層構造のシェルジャケット。
本格的なアウトドアに対応する機能を完備した3レイヤーのシェルジャケット。胸下からの切り返しデザインが特徴的だ
本モデルは、軽量でありながら、透湿性と耐久性にすぐれる3レイヤーの「GORE-TEX Pro」を使用しており、肩回りや袖、ヒップ部分などの必要個所に補強素材を合わせることで、高い軽量性や摩耗性、防水性をあわせ持つ。ハーネスと接触しないように着丈が短めにデザインされているほか、特徴的な切り替えが目を引く。
また、内部の蒸れを素早く放出できる脇下ファスナーや、物の出し入れがしやすい大きな2つのナポレオンポケット、頭部がラミネート加工で補強された、ヘルメットを装着できるアジャスタブルフードなど、さまざまな機能を搭載している。
激しい運動で蒸れた内部を開放し、すぐれたベンチレーション機能を発揮してくれる脇下ファスナー
2つのナポレオンポケットとファスナーは、ラミネート加工の撥水仕様を採用
厳冬期のアルパインクライミングやバックカントリースキーなど、本格的なアウトドアシーンでも活躍するハイスペック仕様な1着だ。
チャムスの「キャンプフィールドフーディ」は、キャンプなどのアウトドアシーンを始め、タウンユースはもちろん、ウインドブレーカーとしても使えるソフトシェルジャケット。
カジュアルなクラシックデザインなので、アウトドアからタウンまで、さまざまなシーンにマッチ
表地には、軽量で風合いのあるナイロン生地を使用し、ややゆとりのあるカジュアルなシルエットを採用。腰回りとフードのドローコードを調節すれば風を遮断できるほか、ポケットにはファスナーが付いているためモノを落としにくいのも特徴だ。サラッと羽織れるので、キャンプなどのアウトドアシーンを始め、普段使いとしてもちょうどよい。
表地には、軽量で風合いのあるナイロン生地を使用。やわらかく着心地がいいのも特徴だ
チャムスらしいカラフルなカラーを展開しているほか、レディースやキッズサイズもラインアップされるので、ちょっとしたピクニックやファミリーキャンプに家族で着ていきたい。
スクエア型のリュック「カンケンバッグ」で知られるスウェーデンのアウトドアブランド、フェールラーベンの「スコッグジャケット」は、熱帯から極地まで対応する機能素材「G-1000」を使用した、クラシックな雰囲気を持つミッドレングスのトレッキングジャケット。
「G-1000」の独特の素材感と、実用性の高いデザインがクラシカルな雰囲気を演出している1着
ボディには、「G-1000」を軽量化してリップストップを施した「G-1000 Lite」を使用するいっぽう、肩とフード部分には地の厚い「G-1000 Original」を使って補強しているため、トレッキングなどのタフな使用にも対応。
袖は、立体成型されているので動きやすいほか、フードや裾はドローコード、袖口はボタンによってサイズ感を調節することで、風の侵入を防げる。
ドローコードの調節によって、風の侵入を軽減できる襟口とフード
また、ジップ付きのチェストポケットとハンドポケットがそれぞれ2つ搭載されているほか、2WAYのフロントジップには、ボタン留めを備えたフラップが付いているなど、ジャケットとしての機能も充実している。
過酷なアウトドアシーンはもちろん、タウンユースからスーツスタイルまで、あらゆるシーンにマッチする落ち着いた見た目もポイントだ。
英国のアウトドアブランド、カリマーの「アーバン ユーティリティJKT」は、サイクルジャケットの機能と、ライフシーンにも対応するデザイン性をあわせ持った新感覚のウインドブレーカー。
斜めに入るアシンメトリーのフロントジップが印象的な、洗練されたデザインが特徴
生地には、タスラン加工が施された「ポリエステルタイプライター」を使用し、重量440gと軽量なうえに撥水性があるほか、収納式のフードや泥除けを出すことで、自転車に乗った際に雨や風、泥汚れをしっかりとガードできる。さらに、背面の大容量ポケットや、泥除けの反射プリントを搭載するなど、サイクルジャケットとしての機能が充実している。
背面の大容量ポケットや反射プリントが施された収納式の泥除けなど、さまざまな機能を備える
本モデルの最大の特徴は、背面のポケットにウェア全体を収納すれば、そのままショルダーバッグとして使用できる点。確かな機能性と斬新なデザイン性が融合し、サイクリングを始め、さまざまなシーンで重宝する1着だ。
ウェア全体を大容量ポケットに収納することで、ショルダーバッグにトランスフォームする斬新なデザインを採用
アウトドアやデジタルカルチャーなど、ジャンルに捉われない自由な記事を執筆するライター・編集者。週末は家族でアウトドアを楽しむファミリーキャンパーでもある。