新傑作ウォッチで令和を刻む

2022年最大の話題作! 国産高級時計「キングセイコー」が60余年の時を経て進化復刻

2022年は、まだ2か月が過ぎたばかりですが、国産時計における今年最大の話題作として、今回取り上げる「キングセイコー(KING SEIKO)」の本格復活があげられるかもしれません。それほどまでに、時計好きの間ではセンセーショナルな出来事とされています。

セイコーウオッチが1961年から展開した「キングセイコー」は、同社の「グランドセイコー(Grand Seiko)」とともに、国産高級腕時計の市場を牽引し、確立させたエポックメイキングな存在でした。とはいえ、1970年代なかばに終焉を迎えると、次第に人々の記憶からフェードアウトしていき、「グランドセイコー」のような認知を得られずにいました。

しかし、そんな懐かしい「キングセイコー」が、このほどブランドとして再構築され、常時展開されるレギュラーモデルとして再降臨。その再デビュー作は、1965年のセカンドモデル「KSK」をデザインベースにしつつ、モダン化が図られており、現代の技術も取り入れて、高級時計由来の格調高い姿を身にまとった実用時計に仕上がっています。

本連載「新傑作ウォッチで令和を刻む」では、その新しい「キングセイコー」全5機種のうち、「KSK」のオリジナルカラーを再現したシルバー文字盤の「SDKS001」を例に取り、注目ポイントと魅力について平易に解説していきたいと思います。

「キングセイコー」は、「セイコーフラッグシップサロン」や「セイコードリームスクエア」、「セイコーブティック」にて発売中。写真は「SDKS001」で、公式サイト価格は198,000円(税込)

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元祖「キングセイコー」の代表モデル「KSK」とは?

国産高級腕時計カテゴリーの歴史は、1960年、セイコーの最高峰ブランド「グランドセイコー」の誕生に端を発しました。そして翌1961年、同社はアグレッシブにも「キングセイコー」もデビューさせます。ちなみに、前者は長野県諏訪市の諏訪精工舎(現・セイコーエプソン)が、後者は東京・亀戸にあった第二精工舎(現・セイコーインスツル)がそれぞれ開発・製造を担い、諏訪精工舎が製造を担当した「キングセイコー」初の自動巻きモデル「56KS」の誕生(1968年)まで、このすみ分けは続きました。

手巻きキャリバーを搭載した初代モデルは、ロービート(※1)でありながら、高精度を出していた時計として知られています。当時、すでにセイコーがきわめて高い技術力を持っていたことが、このことからもよくわかります。なお、価格は12,000〜15,000円で、これは当時の国家公務員の初任給に相当するものだとか。また、当時の「グランドセイコー」はこれよりも1万円ほど高い価格設定だったのですが、とはいえ「キングセイコー」がそのディフュージョンモデルと位置付けられていたわけではなく、ともに最高級腕時計の兄弟シリーズとして展開されていたのです。

その初代を継ぐ形で1965年に登場したのが、今回の「SDKS001」のベースとなったセカンドモデル「KSK」です。特徴はまず、スクリューバック(ねじ込み式裏ブタ)を採用することで、初代モデルが備えていなかった防水性能が実現されました。また、同じくロービートながら高精度を誇る手巻きキャリバー「44」系を搭載したうえに、秒針規制装置(※2)が追加され、使い勝手が向上しました。

ちなみに、「KSK」は実は機種名で、これは「KING SEIKO」+「規制(Kisei)付き」のイニシャルによるものです。

「KSK」は、その端正な顔立ちから今もファンが多く、アンティーク市場で高い人気を誇っています。具体的には、無駄のないシンプルな文字盤レイアウト、エッジを際立たせたシャープなケーススタイリング、スマートなボックス型風防(詳細は後述)など、各部位がきわめてバランスよく組み合わされており、デザインにおいて完成度の高いモデルと評価されています。

「KSK」以降、「キングセイコー」には手巻きのハイビートモデル、自動巻きモデル、国産腕時計で初となる公認クロノメーター(※3)など、多様なモデルが登場しました。しかし、クォーツが世界中の時計市場を席巻する最中の1975年、高級機械式時計として展開されてきた「キングセイコー」は終焉を迎えることに。1969年、世界に先駆けてクォーツ腕時計を発売したのはほかならぬセイコーであり、その同社のイノベーションによって「キングセイコー」が歴史の幕を下ろしたのは、少々皮肉なことではあります。

※1:ムーブメントの心臓部であるテンプの振動数がハイビートであるほど、一般的に精度が高いとされる
※2:秒針を止めて時刻合わせができる機能。すなわち秒針ハック機能のこと
※3:1969年に設立された日本クロノメーター検定協会の精度検定をパスした時計に付与される称号

2代目「キングセイコー」の「KSK」。「SDKS001」に比べ、ラグがスリムなのがわかります

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オリジナルの矜持を継ぎつつ、現代的な造形美を創造

直線と流線の絶妙な組み合わせにより、格調高く、かつモダンな姿に仕上がっています

直線と流線の絶妙な組み合わせにより、格調高く、かつモダンな姿に仕上がっています

こうしてオリジナルの「キングセイコー」は、約15年の歴史の幕を閉じたわけですが、実は後年、数量限定で一時的に復活しています。たとえば2000年、このミレニアムな年を祝した2000本限定モデルが展開されましたし、2021年1月にはセイコー創業140周年記念として3000本限定のモデルもリリースされました。ちなみに、この創業140周年記念モデルも、「SDKS001」と同様、往年の「KSK」のデザイン復刻版だったのですが、ドーフィン型(詳細は後述)の時・分針が稜線のないフラットタイプであるとか、日付表示付きであるとか、クロコダイルストラップの標準装備であるなど、「SDKS001」とはいくつもの相違点がありました。

さて、前置きが長くなりましたが、ここからは「SDKS001」について検証していきましょう。本モデルが「キングセイコー」の2代目「KSK」をデザインベースにしていることは、先述のとおりです。とはいえ、オリジナルデザインの忠実復刻ということではなく、機能面でもスペックアップが図られています。

まず、ケースサイズは、「KSK」が径36.7mmだったのに対し、本モデルは径37mm。微妙にサイズアップしてはいるものの、これは同寸と言ってよい範疇でしょう。いずれも、日本人の手元によく似合うコンパクト設計です。そのうえで特筆すべきは、ラグ(※4)が“元祖”のそれに比して明らかに太く、さらに、そこに“元祖”由来の多面カットがより大胆に取り入れられている点です。これにより、復活モデルらしいトラディショナルな雰囲気を残しつつも、シャープで現代的なシルエットになっているのです。また、ケースやベゼルなどの表面が、鏡面仕上げとヘアライン仕上げの組み合わせになっていることも注目ポイント。この手の込んだ仕上げが、本モデルの引き締まった表情をさらに際立たせているのです。

ところで、「KSK」は手巻きモデルだったわけですが、本モデルでは、より使い勝手のよい自動巻きに変更されています。そのキャリバー「6R31」は、平均日差+25秒〜-15秒(※5)の高性能コンパクトムーブメント。約70時間のロングパワーリザーブなので、たとえば週末2日間において使用せずとも、週が明けた月曜日も駆動し続けていることになり、これは非常に助かります。

なお、いさぎよく日付表示機構が省かれている点も“元祖”と同じ。「カレンダー付きのほうがよいのに」と思う人もおりましょうが、日付窓がない分、文字盤は非常にシンプルなものとなり、その端正な表情がさらに美しく際立つのです。なお、本モデルでは低重心化が図られており、これが装着感をより快適なものにしています。

※4:ケース部分のうち、バンド取り付け部を持つ張り出し部分のこと。「かん足」などとも呼ばれる
※5:日差とは、時計の1日の進み・遅れの度合いのこと

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12時位置できらめきや華やぎを添えるライターカット

視認性にすぐれるうえ、年齢を問わず、かつ飽きのこないシンプルな文字盤

視認性にすぐれるうえ、年齢を問わず、かつ飽きのこないシンプルな文字盤

風防は、耐傷性にすぐれたサファイアガラス製で、形状はレトロ感とラグジュアリー感に富むボックス型(※6)。これに内面無反射コーティングも相まって、文字盤や針などの視認性は上々です。また、先述のとおり、その文字盤のシルバーカラーは、1965年製「KSK」のオリジナルカラーを再現したもの。仕上げは、中心から放射状にヘアラインが施されたサンレイ(※7)パターンです。

太いドーフィン型の時・分針とバーインデックス(棒字)の組み合わせは、大変端正で洗練された印象です。このデザインは、他社製品にも多用されてはいるものの、元祖「キングセイコー」の歴代モデルのみならず、「グランドセイコー」の主要モデルにも採用されてきた、ある意味でセイコーの伝統的デザインと言えるでしょう。

ちなみに、ドーフィン針(Dauphine hands)は、万年筆のニブ(ペン先)を長く伸ばしたような形状の針のことで、ドルフィン針やドフィーヌ針などとも呼ばれます。なぜこう呼ばれるにいたったかは不明とされていますが、フランス・パリの「ドフィーヌ広場(Place Dauphine)」があるシテ島(※8)の地形が由来との説があるそうです。

次に、インデックスにも注目してみましょう。5分ステップで配された「アプライドインデックス」(※9)には、それぞれに多面カットが施されており、鮮やかに輝きつつ、繊細に光の移ろいを見せてくれます。また、そのうちの12時位置のみはデザインが異なり、天面にライターカットが美しくきらめいています。ライターカットとは、高級金属ライターの外装に滑り止めを兼ねて施されたデザインの1種で、いわゆる綾目(あやめ)ローレットのこと。これは、ローレット(※10)のうち、互いに直角に交差する溝を切って施す綾状の彫り柄で、ピラミッドパターンなどとも呼ばれるものです。なお、この12時位置のライターカットもまた、往年の「KSK」から受け継いだデザインです。

※6:外周部に立ち上がりが設けられ、その内側は緩斜面、ないし平面の形状
※7:太陽光線
※8:パリの中心地を流れるセーヌ川の中州
※9:文字盤とは別部品で作られ、その文字盤に取り付けられるインデックスのこと
※10:旋盤で金属表面に凹凸を施す切削加工

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「盾」がモチーフのブランドマークをリューズ&ケース裏に

盾がデザインの記章も簡素化が図られ、より現代風に生まれ変わりました

盾がデザインの記章も簡素化が図られ、より現代風に生まれ変わりました

リューズトップ、ならびにケースバックに刻まれているのは「キングセイコー」の証となる、「盾」をモチーフとしたブランドマークで、時計とともに本格復活を果たしました。しかも、当時のアイコニックなシルエットを継承しつつも、記章の中の王冠や十字架を廃するなど、よりシンプルでモダンにリデザインされています。

フラットの面構成でなるブレスコマが、洗練された印象を手元にもたらします

フラットの面構成でなるブレスコマが、洗練された印象を手元にもたらします

標準装備となるバンドは、1960年代の「キングセイコー」へのリスペクトを込めつつ開発された新タイプのメタルブレスレットです。7連構造とあってフレキシブルにしなり、装着感は快適でストレスがなく、フラットにデザインされた各ブレスコマは、手元にモダンでシャープな印象をもたらします。しかも、鏡面とヘアラインに仕上げ分けがなされた多面構成は、ダイナミックな光の躍動を演出。もちろん、時計との相性も絶妙です。

ドレスモデルながら、春夏カジュアルの手元にも軽やかに秀逸マッチ

ドレスモデルながら、春夏カジュアルの手元にも軽やかに秀逸マッチ

では、各ディテールをひと通り検証したところで、腕に巻いてみました。

低重心化が図られていることに加え、多列ブレスレットの採用もあって装着感は自然、かつ快適で、ケース厚12.1mmは厚過ぎず薄過ぎずの、ちょうどよいあんばいです。また、腕の太さを選ばないケース径37mmは存在感を表明しつつも、悪目立ちすることのない絶妙なサイズ感と言えましょう。

さらに、3針時計のオーセンティックなデザインでありながらも、ボックス型の風防や平面デザインのブレスレットなどの採用により、たたずまいはスタイリッシュでモダンな印象。太くしっかりとしたラグにしたことで、スポーティーさも感じられ、普遍性をまといつつもイマドキの気分をしっかりととらえた、これは大変見事なデザインと言えるのではないでしょうか。しかるべきビジネスシーンでも気後れしない品格を備えつつも、休日カジュアルの手元に合わせても違和感がなく、オン/オフ全方位で使用できそうです。

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ほかの文字盤カラー&革ストラップも同時発売!

さて、ここまでは「SDKS001」について解説してきましたが、それと同型&同スペックながら、文字盤のカラーが異なる4機種がラインアップされています。いずれも個性は違えども、それぞれに美しく魅力があって、正直、どれを選ぶべきかと迷ってしまうほど。ということで、以下ではそれら4機種に、「キングセイコー」専用として用意されている別売のレザーストラップを合わせて紹介していきましょう。

縦方向に流れるヘアラインが現代的な表情をもたらすメタリックグレー文字盤「SDKS003」。公式サイト価格198,000円(税込)

縦方向に流れるヘアラインが現代的な表情をもたらすメタリックグレー文字盤「SDKS003」。公式サイト価格198,000円(税込)

控えめに粋を表すサンレイパターンのチャコールグレー文字盤「SDKS005」。公式サイト価格198,000円(税込)

控えめに粋を表すサンレイパターンのチャコールグレー文字盤「SDKS005」。公式サイト価格198,000円(税込)

深みある濃淡を見せるサンレイパターンのブラウン文字盤「SDKS007」。公式サイト価格198,000円(税込)

深みある濃淡を見せるサンレイパターンのブラウン文字盤「SDKS007」。公式サイト価格198,000円(税込)

サイレイパターンのレッド文字盤「SDKS009」は、モダンで小粋な印象。公式サイト価格198,000円(税込)

サイレイパターンのレッド文字盤「SDKS009」は、モダンで小粋な印象。公式サイト価格198,000円(税込)

「キングセイコー」全5機種は、いずれもブレスレット標準装備の展開ですが、専用ストラップ計5色も別売でラインアップ。そのうち、風格あるシボ調仕上げのカーフ製は、写真左から「グレー」、「ブラック」、「キャメルブラウン」、「ダークブラウン」の計4色で展開されており、各17,600(税込)。滑らかなタッチ感のシンセティックスエード(人工皮革スエード)製ライトグレー(最右端)は、16,500円(税込)。なお、これらのストラップは、公式ウェブサイト「バンドシミュレーター」(https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/kingseiko/special/simulator/)上にて、「キングセイコー」5機種との組み合わせが確認できます

「キングセイコー」全5機種は、いずれもブレスレット標準装備の展開ですが、専用ストラップ計5色も別売でラインアップ。そのうち、風格あるシボ調仕上げのカーフ製は、写真左から「グレー」、「ブラック」、「キャメルブラウン」、「ダークブラウン」の計4色で展開されており、各17,600(税込)。滑らかなタッチ感のシンセティックスエード(人工皮革スエード)製ライトグレー(最右端)は、16,500円(税込)。なお、これらのストラップは、公式ウェブサイト「バンドシミュレーター」上にて、「キングセイコー」5機種との組み合わせが確認できます

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【まとめ】 これぞ傑作新定番!と太鼓判を押しましょう

「往年の人気シリーズが新ブランドとして帰ってきた!」という点において、話題性十分な新「キングセイコー」ですが、「SDKS001」を実見した筆者が最も感心したのは、その完成度の高いデザインです。確かに、奇をてらった点はなく、きわめてベーシック。腕に装着した際にも悪目立ちせず、たたずまいはあくまでも控えめです。しかし、直線を積極的に取り込んで、そこに美麗な流線を組み合わせ、鏡面とヘアラインの2種類の仕上げも駆使することで、アクティブな印象と端正な趣を見事に両立させており、見れば見るほどに、大変よく練られた傑作デザインであるなと、そう受け止めました。

今回の「キングセイコー」は、レギュラーモデルとしての復活。往年の傑作「KSK」の血統を継ぎながらも、来たるべき時代にフィットする普遍的デザインを身にまとった「SDKS001」は、生まれ変わった「キングセイコー」を象徴する存在、すなわち「king of king」として、末永く人々の支持を集めることでしょう。

●写真/篠田麦也(篠田写真事務所)

【SPEC】
セイコー「キングセイコー SDKS001」
●駆動方式:自動巻き(手巻き付き)
●キャリバー:セイコー「6R31」
●振動数:21,600振動/時(6振動/秒)
●パワーリザーブ:約70時間
●防水性能:10気圧(日常生活用強化防水)
●ガラス:ボックス型サファイアガラス(内面無反射コーティング)
●ケース材質:ステンレススチール
●バンド素材:ステンレススチール
●ケースサイズ:37.0(外径)×12.1(厚さ)mm
●重量:約129g
●発売年月日:2022年2月18日(「セイコーブティック」にて発売中)
※「セイコーウオッチサロン」では2022年7月8日に発売予定

山田純貴

山田純貴

東京生まれ。幼少期からの雑誌好きが高じ、雑誌編集者としてキャリアをスタート。以後は編集&ライターとしてウェブや月刊誌にて、主に時計、靴、鞄、革小物などのオトコがコダワリを持てるアイテムに関する情報発信に勤しむ。

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