「G-SHOCK」今月の衝撃!!!

新作「MTG-B3000」が見せるG-SHOCKハイエンド機の進化! さらに際立つメタルパーツ

2022年5月14日に発売されたG-SHOCK「MTG-B3000」

2022年5月14日に発売されたG-SHOCK「MTG-B3000」

2022年5月14日、G-SHOCKから「MT-G」シリーズの最新作「MTG-B3000」が発売された。同シリーズで耐衝撃性を担保する「デュアルコアガード構造」をさらに進化させ、メタルパーツの存在感も一層際立たせたのが特徴だ。

G-SHOCK「MTG-B3000BD-1AJF」の公式オンラインストア価格は、137,500円(税込)。

G-SHOCK「MTG-B3000BD-1AJF」の公式オンラインストア価格は、137,500円(税込)。

裏ブタパーツを側面にまで回り込ませる新発想

G-SHOCKの「MT-G」は、「メタルツイスト」の名に由来し、メタルと樹脂という2つの素材の融合がテーマ。「MR-G」に次ぐプレミアムシリーズとして君臨し、常に革新的な技術やデザインを追求していることでも知られている。

今作「MTG-B3000」での“革新”は、進化した耐衝撃構造だ。

そもそも「コアガード構造」は、メタル素材を用いながらG-SHOCKにふさわしいタフさを達成するために、2013年発売の「MTG-S1000」から実装された機能。4本のパイプでジョイントしたメタル製ベゼル&裏ブタが、樹脂製ケースを囲い、モジュールという“コア”を守る作りだ。

2018年発売の「MTG-B1000」では、ケース素材をカーボンファイバー強化樹脂に変更しつつ、メタルの形状も見直して堅牢性を高めた「新コアガード構造」を開発。2020年発売の「MTG-B2000」では、ベゼルとアウターケースを連結したメタルフレーム内にモノコックケースを配置する「デュアルコアガード構造」へと進化した。今作の耐衝撃構造も、こうした流れを汲んでいる。

具体的には、「MTG-B3000」最大の特徴はメタルの裏ブタにある。裏ブタのサイズと言えば、一般的にはモジュールを格納するケースと同程度のものが多いところ、今作では外側へ大きく張り出し、さらに正面にあるベゼルを後ろからつかんでいるような形状を採用している。宝飾品で見られる、爪の付いた台座のようだ。これによって、さらなる耐衝撃性を実現したという。

「MTG-B3000」の内部構造

「MTG-B3000」の内部構造

独特の形状を採用した裏ブタパーツ

独特の形状を採用した裏ブタパーツ

この裏ブタは、何工程ものプレスや切削、研磨を駆使して立体的な複雑形状に成形したものだ。りゅうずやボタンを衝撃から守るガードの役割や、バンドを固定するラグも兼任している。各パーツが、複雑かつ精巧に組み合わさっている様子は、力強い印象を与え、G-SHOCKらしいタフネスを感じさせる。

拡張した裏ブタパーツが、ガードの役割も兼務

拡張した裏ブタパーツが、ガードの役割も兼務

複数のパーツが組み合わさり、力強いイメージを醸成

複数のパーツが組み合わさり、力強いイメージを醸成

サイドビューにもG-SHOCKらしいタフネスさがあふれる

サイドビューにもG-SHOCKらしいタフネスさがあふれる

背面から見た印象も独特だ

背面から見た印象も独特だ

また、「MTG-B3000」は、薄型化を実現した点も特徴だ。厚みは、わずか12.1mmで、「MTG-B2000」と比べ約24%も薄くなっている。

ケース厚は、わずか12.1mm

ケース厚は、わずか12.1mm

薄型化をもたらしたのは、個性的な造形のメタル製裏ブタに加え、新開発モジュール「No.5672」によるところも大きい。同モジュールは、カシオが展開する別ブランド、オシアナスのフラッグシップモデル「マンタS5000」シリーズの「OCW-S5000」のモジュール「No.5603」がベースだ。こちらも、高機能ながら薄型化を実現したモジュールだが、G-SHOCK基準の落下テストでは電池受け部分などが破損してしまうことが判明し、パーツの配置を再調整。さらに緩衝ゴムも貼り付けることで、薄型化と耐衝撃性を両立させたという。

随所にこだわりが満載の外装デザイン

そのほかの外装デザインも見ていこう。

左右合計4つ設けられたプッシュボタンは、頂上部が大きい、いわゆるキノコ型を採用。もっとも、高頻度で使用することが想定されるモード変更用の左下ボタンには、アクセントカラーが配色され、ほかのボタンと差別化している。

アクセントカラーが配色された左下ボタン

アクセントカラーが配色された左下ボタン

右側中央には、2段階引くことで操作が可能なねじ込み式のりゅうずを採用。裏ブタパーツの一部が、りゅうずガードの役目を担っているのがデザインのポイントだ。

今作における各種設定は、後述の専用アプリ「CASIO WATCHES」を通じて行えるが、このりゅうずを使ってもタイムゾーンの設定や手動での時刻調整が行える。

ねじ込み式りゅうずを引いたシーン

ねじ込み式りゅうずを引いたシーン

もうひとつデザインのアクセントとしてきいているのが、ケースと接続するバンドの最も先端のコマにだけ、アクセントカラーを配色していること。ヘアライン仕上げで光沢感は控えめながらも、確かな存在感を主張している。

デザインのアクセントとしてきいているバンド部分

デザインのアクセントとしてきいているバンド部分

バンドのコマは、3連のように見える立体的な造形。メタルパーツにファインレジンを組み込んだレイヤーコンポジットバンドは、「MT-G」でもおなじみの高品質パーツで、すぐれた堅牢性を誇りつつ、軽量化にも貢献している。

ステンレスとファインレジンパーツを組み合わせたレイヤーコンポジットバンド

ステンレスとファインレジンパーツを組み合わせたレイヤーコンポジットバンド

また、ギミックとして革新的なのが、ワンプッシュでバンド交換が可能な仕組みを初搭載したこと。

ラグの両サイドに付いているボタンを左右からプッシュするだけで、バンドを外すことができる。専用工具なしに着脱できる仕組みはすでにあるが、小さなレバーを操作しなければならず、取り扱いにはやや神経を使うものだった。今回のプッシュ方式は実に簡単で、これまで以上にストレスなく付け替えを楽しめそうだ。なお、替えバンドには、ウレタンタイプも用意されている。

ビスのように見えるボタンを両側からプッシュ

ビスのように見えるボタンを両側からプッシュ

簡単にバンドを付け替えできる

簡単にバンドを付け替えできる

スマホとも連携できて実用的な機能が充実

機能的かつ力強いフェイスデザインも、G-SHOCKらしさにあふれている。

文字盤全体に、放射状に光を放つサンレイ仕上げを採用。一般的なドレスウォッチほどきらびやかではないものの、時折光を受けて輝く様子に高級感を感じさせる。なお、今作はソーラー機能も有しており、この文字盤の下にソーラーセルが搭載されている。

また、インデックスは、立体的で視認性にすぐれており、文字盤に奥行きももたらしている。

サンレイ仕上げで高級感もある文字盤

サンレイ仕上げで高級感もある文字盤

6時位置にデュアルタイム表示を搭載。インダイヤルリングは、アクセントカラーで彩色され、スポーティーな印象を高めている。

鮮やかなカラーリングが施されたインダイヤルリング

鮮やかなカラーリングが施されたインダイヤルリング

モード針は、10時位置に搭載。「時刻」や「ストップウォッチ」など、稼働しているモードを示すほか、左上のボタンをプッシュすると現在の充電量がわかる仕組みを採用している。

モード針の左下のエリアで、充電量を確認できる

モード針の左下のエリアで、充電量を確認できる

「MTG-B3000」は、「正確な時刻を表示する」という腕時計として“コア”な機能にも絶対のクオリティを誇っている。「マルチバンド6」対応で世界6局の標準電波を受信できるし、Bluetoothで連携したスマホからも定期的に時刻合わせを行えるからだ。

基本的には、常に正しい時刻が示されるように自動設定されているが、時刻モードの状態で右下のボタンをプッシュすれば、直前に正しい時刻情報を受信できたかどうかを確認できる。また、同ボタンを長押しすれば、手動で標準電波の受信を開始する。

右下ボタンを押せば受信の可否を確認できる

右下ボタンを押せば受信の可否を確認できる

ライトを点灯させたい時は、右上のボタンをプッシュ。4〜5時位置の側面にLEDライトが付いており、文字盤全体を明るく照らし出す。

明るいLEDライトを搭載

明るいLEDライトを搭載

Bluetoothでスマホと連携させる場合は、2021年より運用が始まった専用アプリ「CASIO WATCHES」を用いる。タイムゾーンやアラーム、ライトを点灯させる秒数、操作音のオン/オフなど、さまざまな設定をスマホ画面で行えるのは便利だ。

専用アプリ「CASIO WATCHES」の画面

専用アプリ「CASIO WATCHES」の画面

また、時計本体の現在の状況を確認できる「セルフチェック」機能を有しているのも特徴。これは、G-SHOCKの中でも一部ハイエンドモデルにのみ採用された機能で、時計の各機能が正常に動作するか自動診断できる。ソーラーセルで発電した発電量の履歴の確認も可能だ。

「CASIO WATCHES」の「ステータス」機能と「セルフチェック」機能

「CASIO WATCHES」の「ステータス」機能と「セルフチェック」機能

このほか、「MTG-B3000」のボタン操作で連携させていたスマホの音を鳴らし、置いた場所を探すことができる「携帯探索」機能も備わっている。

トレンド感にあふれたカラーラインアップも魅力

G-SHOCKらしいレッドカラーが採用された「MTG-B3000BD-1AJF」のほか、2つのカラーがラインアップされている。

今の時代感を如実に感じさせるのが、グリーンカラーを用いた「MTG-B3000BD-1A2JF」だ。

G-SHOCK「MTG-B3000BD-1A2JF」。公式オンラインストア価格は、137,500円(税込)

G-SHOCK「MTG-B3000BD-1A2JF」。公式オンラインストア価格は、137,500円(税込)

本カラーは、元々、G-SHOCKとの親和性の高いミリタリーテイストとも、昨今のファッショントレンドであるナチュラルな雰囲気とも取れる、大人びた色合い。12時位置のシリーズロゴや6時位置のインダイヤルはモノトーンで表示されており、レッドの「MTG-B3000BD-1AJF」よりも彩色がやや控えめだ。

これまでのG-SHOCKではグリーンカラーは決して多くなく、あっても人気モデルの後発で登場する例がほとんどだった。しかし、2021年7月に新登場した「GA-2200」でも初めからグリーンがラインアップに加わっており、G-SHOCK内での注目度は高まっているようだ。

落ち着いた配色に仕上がっている

落ち着いた配色に仕上がっている

そして、絶大な人気を誇るオールブラックカラーも登場する。「MTG-B3000B-1AJF」がそれだ。文字盤から針、インデックス、外装にいたるまで、すべてモノトーンで構成。随所でトーンを違えることで、視認性を確保している。

G-SHOCK「MTG-B3000B-1AJF」。公式オンラインストア価格は121,000円(税込)。

G-SHOCK「MTG-B3000B-1AJF」。公式オンラインストア価格は121,000円(税込)。

なお、こちらにはスポーティーなウレタンバンドを標準採用。バンドとの接続部分だけメタルのコマが使われている。ウレタンバンドを用いたことにより、レイヤーコンポジットバンドの2モデルよりも販売価格が抑えられている。

ウレタンバンドを採用

ウレタンバンドを採用

ちなみに、先述したとおり、今作はバンドの付け替えが容易であり、交換用バンドもオプションで提供されている。ウレタンバンド「BANDGS52P-1JR」は16,500円、レイヤーコンポジットバンド「BANDGS52D-1JR」は33,000円で、どちらもモノトーンカラーだ(いずれも公式オンラインストアでの税込価格)。

【まとめ】「MT-G」らしい“ツイスト”っぷりにあふれていた!

「MT-G」の魅力は、G-SHOCKの高級シリーズとして一定の地位を築き上げながらも、常に野心的であることだ。メタルの裏ブタパーツでケース全体を覆ってしまうという発想は実にユニークで、まさに「メタルで“ツイスト”しているな」と感慨深く感じた。それでいて奇抜ではなく、G-SHOCKらしいタフネスを表現しているのもファンにはたまらない。

デザインだけでなく、Bluetooth標準電波ソーラーの多針クロノグラフでありながら、小型・薄型化を実現させたのも高評価すべき点であり、「MT-G」シリーズの地位をより盤石にするモデルと言えそうだ。

「MTG-B3000」
【SPEC】
●ガラス:内面反射防止コーティングサファイアガラス
●防水性:20気圧防水
●ケース・ベゼル材質:カーボン/ステンレススチール
●バンド材質:レイヤーコンポジットバンド(MTG-B3000BD-1AJF/MTG-B3000BD-1A2JF)、樹脂バンド(MTG-B3000B-1AJF)
●ケースサイズ:50.9(横)×51.9(縦)×12.1(厚さ)mm
●重量:148g(MTG-B3000BD-1AJF/MTG-B3000BD-1A2JF)、111g(MTG-B3000B-1AJF)

横山博之

横山博之

カバン、靴、時計、革小物など、男のライフスタイルを彩るに欠かせないモノに詳しいライター。時代を塗り替えるイノベーティブなテクノロジーやカルチャーにも目を向ける。

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