米国ロサンゼルスで開催されている世界最大のゲームイベント「E3 2017」で、マイクロソフトはXboxシリーズの最新ゲーム機「Xbox One X」を発表した。「Xbox One」の4倍、PlayStation 4(以下、PS4)のおよそ1.4倍となる6テラフロップというグラフィック処理能力を有する。4K再生に対応しており、ゲームだけでなくマルチメディア機としても使えそうだ。価格は499米ドルで、世界市場での発売日は2017年11月7日。
ついに登場した「Xbox One X」(画像は YouTubeから)
「Xbox One X」は現行機「Xbox One」の上位機にあたり、開発コード名「Project Scorpio」として知られていたマイクロソフトの最新家庭用ゲーム機。PS4を上回るグラフィック処理能力や、4Kへの対応などが大きな特徴となっている。「Xbox One」との互換性もあり、すべての「Xbox One」向けゲームをプレイ可能。また、これだけの性能を秘めながら、これまでの「Xbox」シリーズ史上最小サイズを実現した。
公開された基本スペックは、グラフィック処理能力が6テラフロップ(1.72GHz)というプロセッサーのほか、GDDR5メモリーが12GB、メモリー帯域が326GB/s、ストレージ容量が1TB
4K・HDR・ドルビーアトモス・4K UHD Blu-rayに対応。4Kテレビを所有していなくても、「スーパーサンプリング」という技術を利用し、既存の1080pよりもきれいな画質でゲームをプレイできるとのこと
「Xbox One X」は「Xbox One」と互換性を持ち、「Xbox One」向けのゲーム、およびアクセサリーをすべて使用可能。またゲームは、「Xbox One」でのプレイ時よりも美しく表示されるという。また、初代「Xbox」や「Xbox 360」への互換性も発表された
本体は「Liquid-cooled Vapor Chamber」という冷却システムを採用し、「Xbox」シリーズ史上最小のサイズを実現。「Xbox One」より40%小型化された「Xbox One S」よりも小さくなっているとのこと
ローンチタイトルは、「Forza Motorsport 7」「Crackdown 3」「Sea of Thieves」など全22タイトルとなっている(画像は公式サイトから)
「Xbox One X」に登場予定のゲームは以下のムービーから確認可能だ。