ここで再び新作映像でのタイトル紹介となり、フロム・ソフトウェアの「DARK SOULS(ダークソウル) III」、セガゲームスの「初音ミク Project DIVA Future Tone」、スクウェア・エニックスの「いけにえと雪のセツナ」、アトラス「十三機兵防衛圏」が、続けざまに上映されていった。
「DARK SOULS III」はPS4で2016年3月24日に発売が決定している
気になる人が多いリズムゲーム「初音ミク Project DIVA Future Tone」は、PS4用として2016年に発売予定だ。内容はアーケード版「初音ミク Project DIVA Arcade」を移植したものとなる
「いけにえと雪のセツナ」はスクウェア・エニックスが贈る新作RPG。E3 2015にて「Project SETSUNA」として発表されていたが、PS4とPS Vita向けのタイトルとして2016年初頭に発売予定だ
アトラスとヴァニラウェアの新プロジェクト「十三機兵防衛圏」は、PS4とPS Vitaのマルチプラットフォームで、現代を舞台にしたロボットものとなる模様だ
この後、カプコンのバイオハザードシリーズプロデューサーである川田将央氏が登場し、2016年に20周年を迎える「バイオハザード」シリーズの最新作「バイオハザード アンブレラコア」を、2016年初頭に発売予定としていることが映像とあわせて披露された。カプコンでは、2016年3月22日から2017年3月21日を「バイオハザード」シリーズのアニバーサリーイヤーとしており、そのプロローグを盛りあげるための重要なタイトルとのことだ。対戦に特化したシューティングゲームと紹介されたが、キャラクターたちが対ゾンビ仕様の装備で身を固めているのも気になるところ。
「バイオハザード アンブレラコア」は対戦型オンラインシューティング。2016年初頭にPS4での発売となる
次は、スパイク・チュンソフトのゼネラルプロデューサーである寺澤善徳氏が登壇し、2015年のイチオシソフトとして「イグジストアーカイヴ」の最新映像を公開。こちらは東京ゲームショウ2015にてPS4版、PS Vita版ともに試遊ができるとのことなので、会場で見つけたらぜひプレイしよう。その後、寺澤氏に紹介されて現れたのが、同社シナリオライターの小高和剛氏。小高氏が出てきたということは……という前振りで映し出された映像は、もちろん「ダンガンロンパ」シリーズ。その最新作「NEWダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期」は、寺澤氏いわく2016年イチオシタイトルと断言した。ここで、事前の打ち合わせになかった発売日のツッコミを寺澤氏が小高氏に入れるものの、残念ながら具体的な日程が漏れることはなかったのが惜しかった(笑)。
“死”に弄ばれる若者たちの群像劇を描いた、現代ファンタジーアクションRPG「イグジストアーカイヴ」は、PS4とPS Vitaで2015年11月26日発売
「ダンガンロンパ」シリーズ最新作「NEWダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期」。今作は、PS VitaだけでなくPS4でも発売される。映像には、おなじみモノクマが登場
新タイトル紹介で、最後に登場したゲームデザイナーの堀井雄二氏が発表するのは、もちろん「ドラゴンクエスト」シリーズで、まずは「ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり」から。前作から主人公や世界観も一新し、通信時には最大4人同時でのマルチプレイも楽しめるとのこと。声優さんのキャスティングも終わったと堀井氏の口から語られた。続いて、ディレクターの新納一哉氏が登壇し、発売日が2016年1月28日に決まった「ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ」のプロモーション映像を紹介。東京ゲームショウでは、新しいステージで本作を体感できるとのことだ。
通信時には、最大4人同時マルチプレイが楽しめる「ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり」は、PS4、PS3、PS Vitaの3機種で2016年春に発売予定だ
新作PVも公開された「ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ」。こちらもPS4、PS3、PS Vitaが対応機種で、2016年1月28日に発売予定
ここで、SCEJAがインディーズゲームを応援しているというプロモーションムービーが流された。非常にSCEJAらしい内容で、いかに彼らが本気でインディーズゲームをプッシュしているのかがよくわかる。そんなインディーディベロッパーの中から、ミラクルポジティブが開発した「エアシップQ」が、Cygamesより2015年11月19日に発売されることがアナウンスされた。またゲームのテーマソングとして、ソニーミュージック所属のJ★Dee'Zが歌う「ニャゴニャゴジャンケンのうた」(仮)発売が決定したこともあわせて報告された。
国産初のサンドボックス・アクションRPG「エアシップQ」は、大人から子どもまで誰もが簡単に遊べるタイトル。猫にされてしまった主人公を操作し、敵と戦いながら素材を集めて自分だけの船を作りあげるのが目的だ。PS Vita版のほか、PS4版の発売も決定している
この後、発売まであと2か月と迫った「コール オブ デューティ ブラックオプスIII」の開発スタジオであるトレイアークから届いたビデオメッセージが紹介され、新作ソフト紹介コーナーは終了となった。
ここで、PS4ライフを楽しく彩る周辺機器として、本体のHDDベイカバーのカラーバリエーション9色が発表された。ゴールドとシルバーを除く7色は、2015年9月15日18時よりソニーストアにて予約受付を開始している。また、PS4のコントローラーであるデュアルショック4にも、数量限定モデルとして、ゴールド、シルバー、スチール・ブラックの3色が2015年11月6日から、新ラインアップとして、クリスタルが2015年12月3日から、それぞれ発売予定だ。なお、ワイヤレスサラウンドヘッドセット「CUHJ-15001」の国内発売決定も同時にアナウンスされた。こちらの発売日は2015年12月3日で、価格が12,000円(税別)。
HDDベイカバーのうち、ジェット・ブラック、グレイシャー・ホワイト、アクア・ブルー、レッド、パープル、ピンク、ライムグリーンの7色が予約受付中。価格は2,500円(税別)。後日、ゴールドとシルバーも追加される
4色そろったデュアルショック4。限定色であるゴールド、シルバー、スチール・ブラックの価格は6,480円(税別)、定番カラーラインアップの1つに加わるクリスタルは5,980円(税別)で発売される
PS4またはPS3のサウンドを、7.1chバーチャルサラウンドで体験できるヘッドセット。価格は12,000円(税別)だ
ここで「みな様、お待たせしました!」と、「ここは弾んで言ってくれと言われているので、弾んで言っているつもりですが」と若干恥ずかしそうに告げた盛田氏の口から発表されたのが、クラウド技術を活用したPlayStationのストリーミングゲームサービスである「PlayStation Now」の、日本でのβテスト開始日(2015年9月16日)だ。クラウドサーバーに格納された幅広いジャンルのPS3タイトルを、“さまざまな対応デバイス”からストリーミング経由で遊ぶことができる。
現在の対応デバイスとして、PS4、PS Vita、PS Vita TVのほか、今後は、ソニーの液晶テレビブラビアおよび同社のブルーレイディスクプレーヤーの一部機種が対応予定となっている。また、“技術的には”他社製テレビやブルーレイディスクプレーヤー、さらにはスマートフォンやタブレットなどでもプレイすることができるとのことなので、将来が楽しみなサービスと言えるだろう。現在はラインアップとして約150タイトルが準備されており、料金体系もライフスタイルに合わせて「レンタルサービス」と「定額制サービス」の2種類が用意されている。タイトルは、今後順次追加されるとのことだ。
1タイトルのレンタルであれば、4時間、7日間、30日間からそれぞれ200円(税別)〜、90日間では400円(税別)〜となる。遊び放題の定額制ならば1か月間2,315円(税別)、3か月間5,463円(税別)で楽しむことが可能だ
続いて、これまでは「Project Morpheus(プロジェクト モーフィアス)」と呼ばれていたPS4のバーチャルリアリティシステムの正式名称が、「プレイステーション VR(ヴィーアール)」になったことが発表された。東京ゲームショウのほか、9月末から札幌、大阪、福岡にて順次開催される「PlayStation LIVE Circuit 2015」でも体験ブースを用意するとのこと。いち早く体感したい人は、近くのイベント会場へと足を伸ばしてみよう。なお、現時点では価格や発売日などは未定となっている。
PS4とPlayStation Cameraとを組み合わせることで、さまざまなコンテンツを楽しめるVRシステム「プレイステーション VR」も、いよいよ発売が見えてきた
「プレイステーション VR」は現時点で10タイトルが用意されている。どれもこれも気になるものばかりなので、ぜひ体験会へGO!
ここでさらなるサプライズとして、500GBのHDDを搭載したPS4本体の価格を、2015年10月1日より従来の39,980円(税別)から34,980円(税別)へ、5,000円値下げすることが発表された。今まで、買いたいと思いつつも価格面からあきらめていたという人にとってはこれ以上ない朗報だろう。
スペックなどはそのままに、価格だけが5,000円安くなった。狙っていた人は、今が買い時だ
以上、2時間ほどのイベントだったが、年末から年明けに向けてのSCEJAの本気がうかがえる内容となっていた。何より、10月1日より本体価格が安くなることもあり、まさに今が買い時といえるだろう。相対的にPS Vitaの話題が少なめだったが、日本国内でのPS Vitaは好調なので、完全にPS4に的を絞ったためと思われる。毎年、タイトルが不足していると言われていたPS4だが、年末を経て年が明ければソフトの刈り入れ時を向かえるのは間違いないだろう。