2016年2月19日、20日の2日間、幕張メッセ(東京)においてジャパンアミューズメントエキスポ2016(通称、JAEPO2016)が開催された。このイベントは、今後ゲームセンターや遊園施設で楽しめるゲームマシンや遊具などの最新機種の展示会で、この会で初めて公開されるものがほとんど。今回は、それら初お目見えの新製品を中心に紹介していこう。
会期は2日間。2日目は、一般の方も入場してゲームを楽しめるようになっていた
実写映画化もされた大人気漫画「進撃の巨人」が、アーケードゲーム用アクションゲーム「進撃の巨人 TEAM BATTLE」となって2016年冬に登場する。コントローラーは原作でおなじみの「立体起動装置」と「スナップブレード」のような形をしており、これを両手に持ち、巨人どもを次々と駆逐していく。ゲームセンターでエレンやミカサ、リヴァイたちになりきって巨人との迫力ある空中戦に挑んでいけるのだ。
1人でプレイできるほか、ネットワークを介して、4人同時の対戦や、協力し合うチーム戦も楽しめる。原作ファンでなくとも楽しめそう!
「スナップブレード」風コントローラーを両手に持って、兵士になりきってプレイ!
迫りくる巨人たちを駆逐! 迫力あるバトル感を味わえる
「進撃の巨人 TEAM BATTLE」(カプコン)
(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
(C)CAPCOM CO., LTD. 2016 ALL RIGHTS RESERVED.
今春ゲームセンターで稼動する「艦これアーケード」も出展されており、プレイするのに4時間待ちになるほどの大人気。本作は艦隊育成型ゲームで、筐体から出てきた艦娘カードで自艦隊を編成し、敵艦隊が潜む海域へと進撃する。そして、筐体に装備されている「操舵輪」と「船速レバー」で自艦隊を操作し、リアルタイムで変化する戦況に対応しながら主砲・副砲・雷撃・航空などの攻撃を発令ボタンで繰り出し、敵艦隊を殲滅していくというもの。攻撃タイミングによっては一斉攻撃になる。なんと言っても見所は、3DCGで描かれた戦闘シーン! 3Dでリアルに表現された艦娘たちの闘う姿に、ファンは興奮ものだ。
筐体には操舵輪や船速を変えるレバーがあり、これで艦隊を操作していく
フル3Dになった艦娘たちと共に敵艦隊を撃破していく。PC版では味わえないアーケード版ならではのゲームを楽しめるようになっている
「艦これアーケード」(セガ)
(C)SEGA
(C)2016 DMM.com POWERCHORD STUDIO / C2 / KADOKAWA All Rights Reserved.
タイトーのブースでは、バイキング社が新感覚のアーケードゲーム「Magicians DEAD(マジシャンズデッド)」を発表していた。本作は、超能力者(サイキッカー)や魔法使い(マジシャン)になりきり、チームに分かれて戦うマルチ対戦型ゲーム。街を舞台に多人数が参加し、対戦相手に超能力や魔法を使ってバトルを繰り広げていく。ゲーム筐体には、非接触型モーションセンサーが組み込まれており、プレイヤーの手の動きを感知して、実際のゲームでも手の動きが連動し、攻撃や防御、物を操ったりができる仕組みだ。まるで映画や漫画のように、手を突き出して遠くにあるものを投げ飛ばしたり、指先から炎を出すことができる。実際にプレイしているようすを動画撮影したので、これを見ればどのように手を動かせば操作できるのかわかるはず。
超能力者や魔法使いになった気分で遊べる本作だが、稼動時期は年内を予定しているとのこと。この新感覚をゲームセンターで体感できるのは、もうちょっと先になりそうだ
会場では「Magicians DEAD(マジシャンズデッド)」の発表会も。ゲームの登場人物に扮したコスプレイヤーもお目見え
手をかざして超能力や魔法を放ってプレイ。新感覚の操作感を楽しめる
超能力者と魔法使いの熾烈なバトルが展開する
「Magicians DEAD(マジシャンズデッド)」(バイキング)
(C)2016 BYKING Inc. All rights reserved.
(C)2015-2016 EXIGE GAMES Sdn.Bhd. All rights reserved.
「おといろは」は、現代和風をテーマにした世界観で楽しめる音楽ゲーム。輪をイメージした筐体デザインの側面には、スライダー型デバイスが円状に配置されており、音楽に合わせてそれを飛ばしたり動かしていく。ダイナミックな動きをするため、プレイヤーだけではなく周りで見ている人も爽快感を味わえる。また、友達との協力プレイも可能で、同じ音楽を別々の譜面で演奏を行って全員で音楽を奏でることもできる。みんなの音楽が合ったときの一体感が楽しい! ちなみに、現時点での稼働日は未定とのこと。ゲームセンターに登場するのを楽しみに待っていよう!
筐体の横にあるスライダーを動かして音を奏でていく
スクロールしてくる楽譜に合わせてタイミング良くボタンを押して演奏していくのだ
「おといろは」(コナミ)
(C)Konami Digital Entertainment
「ピアノ」をモチーフとした「ノスタルジア」は、画面上から流れてくるボールに合わせて、ピアノを弾いていく音楽ゲームだ。ありがちなゲームと思いきや、鍵盤がこれまでにないタイプのもので、タッチパネルでもピアノでもない不思議な鍵盤型デバイスなのだ。しかもピアノの打鍵の高低・強弱を反映し、繊細なタッチまで再現する。指の位置が楽譜と大まかに合っていれば、正しい音が鳴るようになっている。ピアノを弾けない人でも簡単に演奏を楽しめる。なお、稼動時期は未定となっている。
ピアノに似たような鍵盤が並んでいて、流れてくる楽譜に合わせて鍵盤を押してく。大まかな位置を押すだけでよいので、ピアノ初心者でも楽しめる
大人気3D対戦格闘ゲーム「鉄拳7」の続編、「鉄拳7 FATED RETRIBUTION」が登場。本作では、グラフィックのクオリティが大幅に向上し、さらに爽快感が増したバトルが楽しめるようになった。しかも本作の物語で鍵を握る人物として、他社カプコンの対戦格闘ゲーム「ウルトラストリートファイターIV」のキャラクター「豪鬼」が登場する。「鉄拳」の「平八」と「豪鬼」が死闘を繰り広げる夢のバトルを楽しめるのだ。この夏から順次稼働予定とのことで、闘える日を楽しみにしていよう。
大人気格闘ゲーム「ストリートファイター」のキャラが「鉄拳」に参戦。これまでに無い闘いと興奮が味わえる
「鉄拳7 FATED RETRIBUTION」(バンダイナムコエンターテインメント)
TEKKEN™7 FATED RETRIBUTION & (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
人気野球ゲーム「パワプロ」シリーズが「実況パワフルプロ野球BALL☆SPARK」となって、ゲームセンターで遊べるようになる。アーケード版ならではの要素として新コントローラーが搭載されており、「打つ・投げる・走る」のアクション野球をスカッと気持ちよくプレイできる。また、スマホ版「実況パワフルプロ野球」と連動しており、育てたチームで試合することも可能だ。なお、稼動時期に関しては現時点で未定とのこと。待ち遠しい!
家庭用やスマホ用で人気のプロ野球ゲームが、ついにゲームセンターで遊べるように!
「実況パワフルプロ野球BALL☆SPARK」(コナミ)
(C) Konami Digital Entertainment
ゲームセンターで大人気のプライズマシン。クレーンを操作して景品のぬいぐるみやフィギュアなどをゲットするというゲームだが、お目当ての景品を手に入れるために何枚もコインを投入してしまったという人も少なくないだろう。みんなが欲しがる景品だが、じつは毎週のように新作が作られ、ゲームセンターに投入されている。そんな景品の新作が、会場の一角に設けられたプライズゾーンにまとめられ多数展示されていた。「おそ松さん」や「ルパン三世」、「艦隊これくしょん ー艦これー」などの最近の人気キャラはもちろんのこと、「ディズニー」や「ポケモン」など、長年親しまれているキャラの景品も勢ぞろいしていたぞ。
今後発売予定の景品が多数展示されていた。フィギュアはクオリティの高さに圧巻
(C)赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会
(C)モンキー・パンチ/TMS・NTV
(C)2015 DMM.com POWERCHORD STUDIO / C2 /KADOKAWA All Rights Reserved.
開会式では、来年のJAEPOが2017年2月11日(土)・12日(日)の2日間、幕張メッセにて「闘会議2017」と合同で行われることが発表された