レビュー
携帯専用のスイッチライトか、全部入りのスイッチか

Nintendo SwitchとSwitch Lite、どっちを買うべき? 比較して違いを検証

任天堂から2019年9月20日に発売された「Nintendo Switch Lite」(以下、スイッチライト)。バッテリー性能が向上した新型「Nintendo Switch」(以下、スイッチ)が8月30日に発売されたこともあり、どちらを買えばいいか迷っている人も多いのではないでしょうか。

そんな人たちに向けて、スイッチライトとスイッチを徹底比較し、どちらがどのような人に向いているのか、両モデルの違いをレポートします。

比較にはバッテリー性能が強化されたスイッチの新モデルではなく、旧モデルを使用しました。外観に関しては、新モデル、旧モデルともに違いはありません

スイッチライトとスイッチの違い:ハード編

ここでは、スイッチライトとスイッチのハードウェアを比較しましょう。スイッチライトは小型化&軽量化を遂げて、携帯モードに特化したモデル。実際に手に取ってみても、片手でしっかりとホールドできるくらいの大きさに収まっており、持ち運びしやすいサイズです。スイッチを所有している人であれば、持った瞬間「小さい!」と思うでしょう。

スイッチも十分持ち運びできるサイズなのですが、正直なところ携帯機として見ると“少し大きい”という印象があります。電車の中などで遊んでいると、見た目のインパクトが大きくて、周囲に気を使っちゃうんですよね。

スイッチライト(写真上)の本体サイズは208(横)×91.1(縦)×13.9(厚さ)mmで、スイッチ(写真下)は239(横)×102(縦)×13.9(厚さ)mm

本体を重ねると、スイッチライトのほうがひと回りくらい小さいことがわかります

本体を重ねると、スイッチライトのほうがひと回りくらい小さいことがわかります

片手で持ったときのホールド感は、スイッチライトのほうが圧倒的に持ちやすく、スイッチは、手が若干窮屈な感じです。重量もスイッチライトが約275g、スイッチが約398gとなっており、スイッチライトの軽さは非常に魅力的

両手で持って遊ぶ際も、軽量のスイッチライト(写真左)のほうが、手の疲れを気にせず長時間持ち続けられます。スイッチ(写真右)は、本体を支える中指、薬指、小指に重さを感じます

次は、サイズ以外の細かな点をチェックしましょう。着脱できるコントローラーのJoy-Conを備えるスイッチと違い、スイッチライトはコントローラーを取り外したりすることはできません。これにより、スイッチライトは、Joy-Conの機能を利用するソフトにおいて遊び方に制限があります。詳しくは後述の「ソフト編」で解説します。

スイッチライトは、コントローラーが本体と一体化。注目したいのは、Joy-Conの方向ボタンが、スイッチライトでは十字ボタンになっている点。個人的には、十字ボタンのほうが操作しやすかったです

ボタンのデザインも若干変更されています。スイッチライトは、ボタンにA、B、X、Yの文字が彫り込まれていますが、スイッチはプリントされています。スティックに関してはほぼ同じです

実際に使用してみると、ボタンの操作感がスイッチとスイッチライトでは異なることがわかりました。スイッチライトは、ボタンストローク(ボタンが沈み込む深さ)が長く、ボタンを押す硬さが軽い印象。いっぽう、スイッチは、ボタンストロークが浅いのですが、押す硬さがスイッチライトよりもあり、両ハードで押し心地が違うのは興味深い点です。

続いては、ディスプレイやポート類を見ていきましょう。ディスプレイは、スイッチライトが5.5インチ、スイッチが6.2インチで、解像度はともに1280×720(スイッチはTVモード時にHDMIケーブル経由で出力すると、最大 1920×1080になります)。理論的には、スイッチライトのほうが、画面サイズが小さいためより高精細なはずですが、見た目では違いがほとんどわからないレベル。もちろん、画面にめちゃくちゃ接近すると、若干の違いはわかりますが、ゲームのプレイには影響ないでしょう。

ディスプレイ比較。スイッチライトは5.5インチと、6.2インチのスイッチと比べて小さい

ディスプレイ比較。スイッチライトは5.5インチと、6.2インチのスイッチと比べて小さい

ポート類は、基本的に両ハードに違いはありません。ただし、スイッチがmicroSDカードスロットをスタンドの内側に格納しているのに対して、スタンドのないスイッチライトはカバーを開け閉めするタイプに変更されています。

また、両ハードともにUSB Type-Cポートを搭載していますが、スイッチライトは映像出力をサポートしていません。そのため、ドックに接続して大画面でゲームをプレイすることはできなくなっています。

本体天面の比較。排出口の形状以外に違いはなし

本体天面の比較。排出口の形状以外に違いはなし

背面は、下部に2機備わっている吸気口の形状が少し違います。また、スイッチライトにスタンドは搭載されていません

microSDカードスロットの比較。スイッチはスタンドの内側にスロットがあるのですが、スイッチライトはカバーを開閉するタイプになっています

底面の比較。スイッチライトは両サイドにスピーカーがあります。前述の通り、スイッチライトのUSB Type-Cポートは映像出力をサポートしていません

スイッチライトとスイッチの違い:ソフト編

スイッチライトは、スイッチの特徴でもある、ドックに接続して大画面で遊ぶTVモード、本体ディスプレイをTVの代わりにできるテーブルモード、といったプレイスタイルには対応していません。スイッチライトが対応しているのは、携帯モードのみになり、遊ぶソフトを購入するときは携帯モードに対応しているかどうかをチェックしないと、せっかく買ったのに遊べなかったということがあるので、注意してください。

スイッチライトのゲームを購入するときは、パッケージの裏側、もしくはニンテンドーeショップやマイニンテンドーストアのソフト情報ページで、「プレイモード」の欄に携帯モードのアイコン(赤枠)が表記されているかを確認してください(画像はマイニンテンドーストア、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」購入ページより)

また、ハードの比較でも触れましたが、スイッチライトにはJoy-Conが付属していないため、携帯モードに対応したソフトであっても、HD振動やモーションIRカメラといったJoy-Conの機能を利用するソフトは、一部遊び方が制限されるものもあります。別途Joy-ConやJoy-Con充電グリップをそろえると遊べるようになるものもあるので、各ソフトの公式サイトなどで確認するようにしましょう。

ソフト編の違いを簡単にまとめると、スイッチは、すべてのゲームを制限なく遊べ、かつ、TVモードやテーブルモードを使い複数人で一緒に遊べるなど幅広いプレイスタイルを楽しめますが、スイッチライトは、遊べるゲームやモードに制限があり、1人プレイが基本の遊びかたになるというわけです。

スイッチのテーブルモードは、本体背面のスタンドを立ててゲームを遊ぶスタイル。Joy-Conをおすそ分けすればTVのない場所でも複数人で同時に遊べるのが特徴です。スイッチライトでは、Joy-Conを別途用意することでテーブルモードのように遊べるようになるソフトもあります。しかし、スタンドが搭載されていないため、プレイの快適度という観点では、スイッチライトにJoy-Conを接続して遊ぶというのは、あまり現実的ではなく、「やろうと思えばできる」くらいに考えておくのがよさそうです

なお、スイッチと同じく、スイッチライトもジャイロセンサーと加速度センサーを搭載しており、「スプラトゥーン2」のようなジャイロ操作も可能です。ただし、本体を傾ける必要があるため、個人的にはジャイロ操作をするなら、スイッチのほうが向いていると思います。

スイッチライトとスイッチどちらを買うべき?

存分に楽しむなら、TVモード、テーブルモード、携帯モードという3つのプレイスタイルが遊べるスイッチを購入すべきです。特に、1台目の購入を考えている人は、スイッチのほうがより楽しめるのではないかと思います。

自分のサブ機や家族用に2台目の購入を考えている、もしくは携帯モードがあれば十分だという人はスイッチライトがいい選択になるでしょう。長時間プレイしても手が疲れにくいコンパクトさは、スイッチにはない大きな魅力になっています。

スイッチライトは自分用や家族用の2台目として最高の相棒になりそう

スイッチライトは自分用や家族用の2台目として最高の相棒になりそう

ただし、親がスイッチ、子どもがスイッチライトというような家族で2台を共有する使い方を想定している場合は、複数ユーザーの使い分けに注意が必要です。

たとえば、親のニンテンドーアカウントで購入したダウンロードソフトを、子どもが別の本体で遊ぶ場合、「いつもあそぶ本体」の設定次第では遊べなくなるケースがあります。この「いつもあそぶ本体」設定と複数ユーザーの使い分けのシステムが非常に複雑なため、「子ども用にスイッチライトを使うときの注意点」というテーマで解説記事を掲載しています。そちらも参考にしてください。
Nintendo Switch Liteを自分や家族用2台目として使う場合に注意したいこと

水川悠士(編集部)

水川悠士(編集部)

最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。

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