「G-SHOCK」今月の衝撃!!!
モバイルリンク機能付きの「GW-B5600」が発売

G-SHOCKの名作「5600」がスマホ連携! メチャクチャ使いやすくなった

2018年10月、初号機のDNAを最も色濃く反映するカシオ「G-SHOCK」の「5600」シリーズから、Bluetoothでスマホと連携できるモバイルリンク機能付き「GW-B5600」が発売された。35年間、ほぼ変わらなかったといっていいスクエアケースにどんな先進機能が搭載されたのか、実際に手に取って試してみた。

カシオ「G-SHOCK GW-B5600BC-1JF」

カシオ「G-SHOCK GW-B5600BC-1JF」

いつものスクエアケースに先進の「ファインレジンバンド」を採用!

「GW-B5600」は、Bluetoothでスマホと連携し、専用アプリ「G-SHOCK Connected」を利用することで多彩な機能を活用できるモデルだ。具体的には、ワールドタイム設定、自動時刻修正、簡単時計設定、リマインダー、タイム&プレイス、携帯電話探索、バッテリーインジケーター表示が行える。

特に自動時刻修正に関しては、世界6局の標準電波を受信して、時刻を自動修正する「マルチバンド6」を搭載しており、エリア内では標準電波で、エリア外ではスマホを使っての自動修正が行える。またタフソーラー搭載であるため、充電の手間がいらないのも利点だ。

いっぽう高機能ながら、スクエアのケースデザインはシリーズ共通だ。最もシンプルな「DW-5600E-1」と比べても、重量は増しているものの、ケースサイズは1mmも変わっていない。従来からの「G-SHOCK」ファンも、違和感なく着用できるはずだ。

「DW-5600E-1」

「DW-5600E-1」

外装面で進化した点は、バンドに最新素材「ファインレジン」を組み合わせたところ。「ファインレジン」は軽量かつ耐久性の高いナイロン系樹脂で、新たなタフネスを実現するために「G-SHOCK」のハイエンドモデルを中心に利用される機会が増えている。中駒は純正の「ファインレジン」、外駒はメタルパーツを「ファインレジン」で包んだ構造だ。見た目には確かな質感があるものの、実際に持ってみると驚くほどの軽さで、長時間の利用でも疲れを感じにくかった。

駒は「ファインレジン」の中にメタルパーツを埋め込み、中駒は軽量かつ耐久性の高い「ファインレジン」を採用。軽量化と強度、そして艶のある質感を追求したデザインに仕上がっている

バンドの留め具は三つ折れ式。カチッとスムーズに装着でき、取り外すときは左右のボタンを押し込むだけ。この容易さも、尾錠タイプにはない魅力だ

ラインアップは3種類で、左から「GW-B5600BC-1BJF」「GW-B5600BC-1JF」「GW-B5600-2JF」。なお、1番右の「GW-B5600-2JF」は「ファインレジン」製バンドではなく通常の樹脂製バンドが使われていて、価格も抑えられている

ちなみにモバイルリンク機能付きの「5600」といえば、今作とは機能が異なるものの、スマートウォッチが一般化するずっと前の2012年11月に発売された「GB-5600AA-1JF」や、2013年10月発売の「GB-5600B-1JF」などを思い出す人もいるだろう。しかし、どれも生産は終了しているため、現行のモバイルリンク機能付き「5600」シリーズは、今作が久しぶりにして唯一のモデルとなる。

位置情報記録機能がかなりおもしろい!

専用アプリ「G-SHOCK Connected」を使って、いくつかの機能を試してみた。

専用アプリ「G-SHOCK Connected」は、iOSとAndroid端末に対応

専用アプリ「G-SHOCK Connected」は、iOSとAndroid端末に対応

「GW-B5600」とアプリの接続は、ペアリングさせたスマホで「G-SHOCK Connected」を起動させた後、本体左下のボタンを3秒間長押しすると行われる。この時、本体の画面には、BluetoothのマークとConnectを略した「CNCT」が表示される。なお、スマホとはデータの移行や各種設定に接続するのみで、基本的に常時接続しない。時計のボタンを操作するとスマホとの接続は自動的に切れるので、慣れないうちは注意したい。

そんなアプリ「G-SHOCK Connected」の中でも面白いのが、訪れた場所を記録する「TIME&PLACE」だ。

「G-SHOCK Connected」の「TIME&PLACE」ページ

「G-SHOCK Connected」の「TIME&PLACE」ページ

「TIME&PLACE」は、時計右下のボタンを押すだけで、その場所の経度・緯度情報と日時を記録。スマホに接続することで、記録した場所を確認できるという機能だ。

「TIME&PLACE」で記録した場所は、地図で表示される

「TIME&PLACE」で記録した場所は、地図で表示される

位置情報の記録には、ほかにもさまざまな方法があるだろう。スマホで写真を撮る、地図アプリで設定する、紙の地図に書き留める……。しかし、どれもいくつかの工程がかかり、別のツールをわざわざ取り出す必要もある。しかしこの「TIME&PLACE」なら、腕につけた腕時計のボタンを押すだけだから、とても簡単。街で見つけた興味深いお店、ランニングで折り返した地点、駐車したパーキング、テントを張った拠点などをワンプッシュで記録しておけば、あとでそこがどこだったかを確認できて便利だ。

リマインダー機能も、普通の時計にはない機能だ。最大5つまで、スマホアプリ上からリマインダーをセットしておくことが可能で、特定の日付や期間、曜日に本体の画面で知らせるように設定できる。

リマインダー設定画面。それぞれタイトルを入力する必要がある

リマインダー設定画面。それぞれタイトルを入力する必要がある

アルファベットや数字、半角カナにて、最大18字までの入力可能。半角カナは、「ア」なら「ア」の文字を1回タップ、「イ」なら「ア」の文字を2回タップする「トグル入力」で行う。「フリック入力」には対応していない

リマインダーを設定した当日になると、画面右上が「REM」という表示で点滅し、時計右上以外のボタンを押すとリマインダーのタイトルが表示される。

写真はタイトル「ミーティング」で設定した結果。文字数が多いとスクロール表示される

写真はタイトル「ミーティング」で設定した結果。文字数が多いとスクロール表示される

なお、リマインダーの設定は日にち単位であり、時間での指定はできない。「大切な人の誕生日」「重要な記念日」「給料日」などには適しているが、「19時から会食」「20時からデート」といった予定のリマインドには向いていない。

そのほか、ワールドタイム機能では、あらかじめよく使う5都市をプリセットでき、ホームタイムとすぐに入れ替えられる。アラーム機能は5件設定可能。うち1件はスヌーズ機能が利用できる。

ワールドタイム機能の設定画面

ワールドタイム機能の設定画面

アラーム設定画面

アラーム設定画面

【まとめ】「GW-B5600」はこれまでにない腕時計との付き合い方を提案

「G-SHOCK」の昨今のモデルはどれも多機能で、ワールドタイムやアラームはほとんどのモデルに搭載されているといっても過言ではない。しかし、表示量の少ない画面と小さなボタンでの設定は煩わしく感じてしまうのも正直なところ。

「GW-B5600」の場合、大画面のスマホで設定できるのだが、これが想像以上に便利で、これまで眠らせていた機能を有効活用できそうだ。もちろん「TIME&PLACE」や「リマインダー」ほか、モバイルリンクならではの機能は、これまでにない腕時計との付き合い方を提案してくれる。

何より、“The G-SHOCK”な「5600」でこうした新しい価値を見せてくれたのがうれしい点だ。1980年代を想起させる顔なのに中身は次世代的というギャップも、「GW-B5600」を語るに欠かせない魅力だろう。

「GW-B5600」
●ガラス素材:無機ガラス
●防水仕様:20気圧防水
●ケース・ベゼル材質:樹脂
●駆動時間(フル充電からのソーラー発電なしの状態):機能使用の場合約10か月、パワーセービング状態の場合は約22か月
●そのほかの性能や機能:耐衝撃構造(ショックレジスト)/ワンプッシュ三つ折れ式中留/コンポットバンド(メタル/樹脂)/タフソーラー/電波受信機能/モバイルリンク機能/ワールドタイム5本/ストップウオッチ/タイマー/時刻アラーム5本・時報/バッテリー充電警告機能/パワーセービング機能/フルオートカレンダー/12/24時間制表示切替/操作音ON/OFF切替機能/日付表示/曜日表示/LEDバックライト
●ケースサイズ:42.8(幅)×48.9(高さ)×13.4(奥行)mm
●質量:85g

横山博之

横山博之

カバン、靴、時計、革小物など、男のライフスタイルを彩るに欠かせないモノに詳しいライター。時代を塗り替えるイノベーティブなテクノロジーやカルチャーにも目を向ける。

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