イベントレポート

SSHD搭載の「Xbox One Elite」や本体5,000円引きキャンペーンを発表

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最新のXbox Oneソフトを無料で体験できる「Xbox One 大感謝祭 2015」が、9月26日に東京で行われ、10月4日には大阪で開催される。「東京ゲームショウ2015」へ出展しなかった日本マイクロソフトだが、その代わりを担う形になったイベントといえる。ここでは、一般公開に先駆けて9月25日に行われた、「Xbox One 大感謝祭 2015 東京プレス事前体験会」の模様をお届けしよう。

上位モデル「Xbox One Elite」は、データの読込時間が短縮される1TBのSSHDを内蔵。コントローラーも特別な「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー」を同梱するなど、プロゲーマー仕様となっている。11月6日発売で、市場想定価格は49,980円(税別)

上位モデル「Xbox One Elite」を発表

日本マイクロソフトは、2015年9月25日、東京・品川の「クラブeX」にて、「Xbox One 大感謝祭 2015 東京プレス事前体験会」を開催した。日本の据え置きゲーム機ではPS4やWii Uなどが人気だが、ここへ来てXbox勢も“攻め”の一手を仕掛けてきた。それが、HDDの代わりにSSHD(ソリッド ステート ハイブリッド ドライブ)を搭載した「Xbox One Elite」の発売だ。SSHDは、1TBと従来の「Xbox One」の500GBよりもの容量が倍増したのに加え、内部にSSDを搭載しており、それをキャッシュメモリー領域として使用することで、頻繁に使うデータをSSDへとコピー、使用回数が増えるほどにアクセスが速くなるというメリットがある。SSHDをXbox Oneに搭載することで、大容量ながらも、高速なアクセスでゲームが快適にプレイできるようになるのだ。

さらに、Xbox One Eliteには、コントローラーも特別な「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー」を同梱。方向パッドが2セット付属し、これを取り替えることで自分だけのコントローラーにカスタマイズすることができる。背面には2対のパドルを設け、アプリを利用することでさまざまなボタン割り当てが可能。プロゲーマー向けのカスタマイズ機能と操作性を追求したコントローラーとなっているのだ。なお、現時点では、このコントローラーの単体発売は予定されていないので、ゲットする場合は思い切ってXbox One Eliteを買うしかない!

Xbox One Eliteに同梱される「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー」は、写真右のケースに入っている、丸いシルバーの方向パッドに交換することができる

これと合わせて、Xbox Oneシリーズの値下げも発表された。10月1日〜12月31日までと期間限定ではあるが、この間にXbox One EliteやXbox One 1TB『Halo 5: Guardians』リミテッド エディションなどを含む販売中のXbox One本体が、5,000円引きとなるキャンペーンが実施される。ただし、実際の価格は販売店によって異なるため、事前に確認してから購入してほしい。この機会に、一番高いモデルを安く買うのも良し、一番リーズナブルなモデルをより手軽に買うのも手だ。

10月22日に発売される、Xbox One 1TB『Halo 5: Guardians』リミテッド エディションも5,000円引きキャンペーンに含まれる。市場想定価格は49,980円(税別)

“あの”有名クリエイターが関わる作品も飛び出した、メディアブリーフィングをレポート

メディア向けとなるプレス事前体験会メディアブリーフィングでは、日本マイクロソフトのXboxマーケティンググループシニアマネージャー・井上正之氏が登壇し、さまざまな発表を行った。最初に、シリーズ累計4600万本を誇るFPSゲーム「Halo」シリーズ最新作「Halo 5: Guardians」と、こちらも世界中で大ヒットしているレースゲーム「Forza」シリーズ最新作「Forza Motorsport 6」を、Xboxマーケティング戦略本部プロダクトマネージャーの南雲聡氏が紹介。いずれも1080p/60fpsで描かれるため、従来以上に気持ちの良いプレイ体験が得られることだろう。

Xboxシリーズの顔とも言えるタイトル「Halo」シリーズ最新作「Halo 5: Guardians」。発売イベントが2015年10月28日に行われることも、あわせて発表された

「Forza Motorsport 6」は、「Forza」シリーズの最新作。ハンドルコントローラーでプレイすれば、まさに実写感覚で操作できる

続いては、アクションアドベンチャーゲーム「Tomb Raider(トゥームレイダー)」シリーズの新作で、Xbox One独占タイトルとなる「Rise of the Tomb Raider」。開発元のCrystal Dynamicsのクリス・ジョンストン氏が実機プレイを交えながらアピールした。その映像美もさることながら、息もつかせぬアクションシーンの連続に、デモプレイを見ているだけでも手に汗がにじむほど。間違いなく、世界中のプレイヤーが熱狂することだろう。

「Rise of the Tomb Raider」は、一瞬の油断や操作ミスが命取りとなるため、プレイヤーはもちろん見ているだけでも手に力が入ってしまう

ユービーアイソフトからはスティーヴ・ミラー氏が登場し、FPSゲームの最新作「レインボーシックス シージ」の新作トレイラーを紹介。発売日が2015年12月10日に決定したことを報告し、Xbox One 大感謝祭 2015では5対5のマルチプレイが楽しめる試遊台を用意したことも明らかにした。

「レインボーシックス シージ」のXbox One版には、下位互換機能を使用してプレイできる「レインボーシックス ベガス」「レインボーシックス ベガス2」のダウンロードコードを同梱

米マイクロソフトからは、KinectやHoloLensなどを活用したゲームに携わってきた、コーポレートバイスプレジデント ネクストジェネレーションエクスペリエンス担当のクドー・ツノダ氏が登壇。ゲームを好きなデバイスで楽しめるようにすることを目指しているとし、Xbox OneとWindows 10のマルチプレイ互換を解説した。また、日本のデベロッパーとゲーマーをXbox世界戦略のコアに据えると発表し、comcept・稲船敬二氏の「ReCore」やプラチナゲームズ・神谷英樹氏の「SCALEBOUND」といった、日本人有名クリエイターによる期待作も控えていると説明した。

comcept・稲船敬二氏の「ReCore」のプロモーション映像では、コアをはめた犬やロボットなどと一緒に冒険をしていくシーンが描かれていた。発売予定は2016年春

プラチナゲームズ・神谷英樹氏の「SCALEBOUND」は巨大なモンスターと主人公が、同じく巨大なモンスターや人間サイズの敵と戦うアクションゲーム。ダイナミックな動きと派手なモーションなどが目を惹く、期待の新作タイトルだ

ユーザーにとってありがたいお知らせとなるのが、過去にリリースされた人気タイトルの廉価版「Greatest Hits」のラインアップとして、第1弾「Sunset Overdrive」「Dead Rising 3」「Ryse: Son of Rome」の3作品が、10月15日より2,900円(税別)で発売されるとの発表。また、Xbox OneでXbox 360のゲームがプレイできるようになるXbox One 下位互換機能が、2015年11月より提供されることも公表された。ユーザーにとっては、どちらも朗報だろう。

2,900円というお手軽な価格でソフトを購入できる「Greatest Hits」。「Dead Rising 3」が入っているのは嬉しい限りだろう

下位互換機能は、Xbox OneでXbox 360のソフトがプレイできるようになるというもの。すぐにXbox 360のソフトが何でも動くようになるというわけではないので、HPなどで動作するタイトルを確認しておこう

大感謝祭ではインディーゲームのほか、「motoGP 15」「MAD MAX」「NBA 2K16」「Forza Motorsport 6」「Rise of the Tomb Raider」「レインボーシックス シージ」「マインクラフト」「MIGHTY No.9」が試遊可能だった。最後に、それらのゲーム画面を掲載しておこう。

CERO Z指定タイトルは、カーテンで仕切られたスペースでのプレイとなっていた。こちらに配置されていたのは、「MAD MAX」「Rise of the Tomb Raider」の2作品

10人対戦が行われていた「レインボーシックス シージ」。5対5のバトルということで、あちこちから歓声と悲鳴が上がっていたのが印象的

「Forza Motorsport 6」は、コクピットコントローラーを搬入し、実写感覚でのプレイが可能。美しい映像とリアルなドライビングを、思う存分楽しめる

雨の水煙がリアルに描かれている「motoGP 15」。コースのライン取りが表示されるので、初心者でも遊びやすいのはありがたい

稲船敬二氏がプロジェクトリーダーを務める、2015年9月18日から配信開始となった「MIGHTY No.9」もプレイ可能

美しい画面はもちろんのこと、選手の動きなども非常にリアルになった「NBA 2K16」

美しい画面はもちろんのこと、選手の動きなども非常にリアルになった「NBA 2K16」

今や、子どもから大人までと年齢を問わず人気を博している「マインクラフト」も、プレイすることができた

今や、子どもから大人までと年齢を問わず人気を博している「マインクラフト」も、プレイすることができた

音無 欒
Writer
音無 欒
主にコンシューマ&ソーシャルゲームの記事を手がけるMac好きIT系ライター。ゲーム歴は40年弱。80年代のマイコン弄りや深夜アニメなどが元気の素。
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山野 徹(編集部)
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山野 徹(編集部)
新しいもの好きで、アップルやソニーと聞くだけでワクワク・ドキドキ。デジタル好きだが、最近はアナログにも興味が出てきたアラフォー編集者。
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