バッテリー大容量化20Ahで最大110km走れる

“業界最大級”バッテリーで走行距離26%アップ! パナソニックの新電動アシスト自転車を体験してきた

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パナソニック サイクルテックから、電動アシスト自転車「ビビ・EX」「ギュット・ミニ・EX」「ティモ・EX」の2017年モデルが発表された。先日開催されたプレス向け試乗会に参加してきたのでレポートしたい。新モデルのポイントは、“業界最大級”の容量を持つ新開発バッテリーを搭載し、1回の充電で走れる距離を大きく伸ばしていることだ。

パナソニックの電動アシスト自転車は、国内生産で品質の高さもポイント

パナソニックの電動アシスト自転車は、国内生産で品質の高さもポイント

“業界最大級”の20Ahバッテリー。容量増なのに小型化を実現

製品の魅力に迫る前に、まずは2017年モデルのポイントである「新開発バッテリー」について少しご紹介したい。電動アシスト自転車を購入したあとで気になりやすいポイントのひとつに「バッテリーの持ち」がある。パナソニック サイクルテックではこの点を強化するため、昨年モデルの16Ahから容量を大幅アップさせる20Ahのバッテリーを新しく開発。これにより、スタンダードモデル「ビビ・EX」の場合、パワーモード時に最大54kmだった走行距離を68kmまで伸ばし、従来比で約26%のアップに成功した。バッテリー大容量化によって充電をする手間は少なくなるし、走行中にバッテリー切れが起こる心配も減る。

さらに、今回はただ容量を増やしただけではなく、同時にバッテリー本体がコンパクトになった点にも注目したい。内部にあるセル(=単電池)の設計を見直したことにより、これまでより少ないセル数で、これまで以上の大容量が確保できるようになっている。結果、本体サイズは従来比で約17%小型化しており、重量も4.1kgから3.9kgに微減。多少は充電時に本体を持ち運びやすくなるメリットも期待できるわけだ。

新開発の20Ahバッテリーには、2016年モデルと比較し「充電の手間の軽減」「充電切れの不安が減る」など、さまざまなメリットが増えている

新開発バッテリー(右)は、セル1本あたりのエネルギー密度を高めることで、容量を増加させている。従来はセルの搭載本数が56本だったが、新開発バッテリーでは搭載本数を35本に抑えながら、容量は20Ahまで増加させることに成功。結果、搭載するセル数が少ないので本体サイズは従来比で約17%コンパクトになり、重量は200g軽減された

実際にバッテリーの取り外しを行ってみると、大容量化しても本体はコンパクトなので、充電時の持ち運びもラクラク

全モデルとも、左ハンドルに搭載される「エコナビ液晶スイッチ」から、残りの走行可能時間を確認できる。「パワー」「オート」「ロング」と3種類の走行モードを切り替えられ、画面にはモードごとに残りの走行可能時間が表示されるようになっている

ショッピングにちょうどイイ「ビビ・EX」

それでは試乗した感想とあわせ、各モデルの特徴を順番にご紹介したい。まずは「ビビ・EX」から。ビビ・シリーズは、買い物など毎日の生活に使いやすい“ショッピングモデル”に位置づけられているスタンダードシリーズ。今回発表されたのは、フルスペック機としてアピールされている「ビビ・EX」だ。既述の通り、パワーモード時に最大約68kmまで走行可能になり、さらにロングモード時では最大110kmまで走ることができる。パワーモード時で1日の走行距離を約3kmとした場合、充電は4週間に1回の頻度でOKになったのがうれしい。

ビビ・EXは、26型「BE-ELE633」と24型「BE-ELE433」の2種類をラインアップ。カラーはホワイトパールクリア、レディッシュパープル、STチタンシルバー、ビターブラウン、インディゴブルーメタリックの5色を用意する

ビビ・EXに乗ってみたところ、のぼり坂・くだり坂・平坦な道のそれぞれで体にかかる負荷はほとんど一定に感じられ、スイスイと運転することができた。その様子は、以下の動画を参照してほしい。

なお、電動アシスト機能をあえてOFFにして、バッテリー切れの状態でも運転してみたのだが、ハンドルがグラグラと左右に振れてしまい、体にかなりの負荷を感じることに。電動アシスト機能がいかに運転を強力にアシストしてくれているか、実感することができた。ちなみに3シリーズすべてに共通することだが、ギアを内装しており、バッテリーが切れた場合にもギアチェンジして運転しやすく調整できるようになっている。

ギアは、ビビ・EXとギュット・ミニ・EXが3段、ティモ・EXが5段で調整可能だが、いずれにせよバッテリー切れでの走行はかなり苦しい。バッテリーが大容量化したことで、バッテリー切れの心配が少なくなるのは大きなメリットだ

子育て中のママに体験してほしい「ギュット・ミニ・EX」

ギュット・シリーズは、子どもを乗せるためのシートが付いた“子乗せモデル”。今回発表されたのは、このシート部分が“プレミアムシート”になっている最上位シリーズ「ギュット・ミニ・EX」だ。特徴は、子どもを乗せながらでもお母さんが乗り降りしやすいような、細かい配慮がされていること。新開発バッテリーを搭載することで、パワーモード時に最大63km、ロングモード時に最大約100kmまで走行することができるようになった。

ギュット・ミニ・EXは、20型「BE-ELM03」のみ用意している。カラーはマットブラック、アクティブホワイト、マットダークブラウン、マットネイビー、パウダーイエローの5色を用意

プレミアムシート部分には、片手で操作しやすい巻き取り式シートベルトが付いている

プレミアムシート部分には、片手で操作しやすい巻き取り式シートベルトが付いている

乗り降りのしやすさを考えた形状で、実際にまたがりやすい

乗り降りのしやすさを考えた形状で、実際にまたがりやすい

膝を前方に出してこいでも、前方のシートの裏にぶつからないようになっているなど、細かい部分にまで配慮が行き届いている。運転中にがに股にならず、スカートを履いていても乗りやすいのはママにうれしい

シートに子どもを乗せて走る感覚を体験してみたかったので、代わりに少々軽めだが総量4.7kgの荷物を乗せて走ってみることに。のぼり坂でもハンドルがふらつくことなくスイスイ走ることができ、これなら小さい子どもを乗せても安心して運転できると感じた。ちなみに、あえて電動アシスト機能をOFFにして運転してみたところ、ハンドルがふらつき、シートがグラグラしてかなり危ない状態に。子どもを乗せるときは、電動アシスト機能をONにすることで高い安全性を得られる

さらに、スタンド部には突起を設けており、手で本体を持ち上げなくても、この突起を足で押すだけでスタンドを下げることが可能。これにより、子どもを抱っこしながらでも片足で楽に自転車を停めることができる

後ろ側にシートが付いたタイプの「ギュット・アニーズ・EX」も同時発表された

後ろ側にシートが付いたタイプの「ギュット・アニーズ・EX」も同時発表された

毎日の通学・通勤に最適な「ティモ・EX」

最後のティモ・シリーズは、通学・通勤用にラインアップされているモデル。ひとつのカギで、「後輪のサークル錠」「バッテリーロック」「ワイヤー錠」の3か所をすべて開錠できる便利な仕様を、昨年モデルから継承している。そのうえで、新開発バッテリーを搭載することにより、パワーモード時で最大約62km、ロングモード時で最大約100kmの走行に対応した。

ティモ・EXは、27型「BE-ELET753」のみをラインアップ。カラーはマットブラック、プラズマシルバー、インディゴブルー、メタリックの4色を用意している

杉浦 みな子(編集部)

杉浦 みな子(編集部)

オーディオ&ビジュアル専門サイトの記者/ライターを経て価格.comマガジンへ。私生活はJ-POP好きで朝ドラウォッチャー、愛読書は月刊ムーでお気に入り時計はセイコー5……と、なかなか趣味が一貫しないミーハーです。あ、90年代アニメも好き。

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2017.2.27 更新
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