節約
低コストで面倒な手続き不要。時間も気にせずクルマに乗れる

自家用車やレンタカーよりも断然お得なカーシェアリング! 大手3社の実力を徹底比較

いま、新しいクルマの乗り方としてカーシェアリング(カーシェア)が注目されています。カーシェアは、クルマが必要なときに必要な時間だけ利用できるのが特徴で、パソコンやスマートフォンで簡単に利用手続きができます。短時間なら1回につき200円程度からクルマに乗れる手軽さが人気で、全国で利用者が増え続けています。そんなカーシェアのメリット・デメリットをお伝えするとともに、大手3社のサービスを比較してみましょう。ぜひ、自分のスタイルに合ったカーシェアサービスを見つけてください。

・そもそもカーシェアとは?
・カーシェアの特徴は?
・ステーション数が圧倒的なタイムズカープラス
・長時間パックなら断然お得なオリックスカーシェア
・お得な平日プランと豊富な車種のカレコ・カーシェアリングクラブ
・どれだけお得? カーシェアと自家用車、レンタカーを比べた

そもそもカーシェアとは?

カーシェアの車は、ステーションと呼ばれる一般の駐車場に置かれています。看板、のぼり旗、コーン標識などが目印です

近所の駐車場で、「カーシェアリング」と書かれた看板などを見たことがありませんか? それが、カーシェアリング(カーシェア)のステーションです。ステーションでは無人でクルマを借りたり返したりできます。専用のICカードなどでドアを解錠し、車内のキーでエンジンをかけます。返却の際はステーションにクルマを戻し、ICカードなどでドアをロックします。

専用のICカードを認証用機器にピッとかざすだけ。会社によってはSuicaカードやスマートフォンをICカードの代わりに使えます

カーシェアの特徴は?

カーシェアの主な特徴は、以下の5点です。

特徴1:短時間でも利用できる

ほとんどのカーシェアは、10〜15分単位の短い時間から利用できます。ちょっとした買い物や家族の送迎など、日常のささいな用事に使えます。

特徴2:利用料金が安い

利用料金は、コンパクトカーの場合でおよそ200円/15分の場合がほとんど。6時間パックなら3,500〜4,000円が相場です。ほかに距離料金や登録費用、月会費などがかかることがあり、会社によって金額に違いはありますが、総じてコストは安いといえます。

特徴3:ガソリン代や保険料が無料

レンタカーではガソリンを満タンにして返却することが一般的ですが、カーシェアではその必要がありません、途中で足りなくなれば、車内にある専用の給油カードを使って提携のガソリンスタンドで給油できます。自己負担はありません。また、保険料も基本料金に含まれています。

特徴4:ステーションが利用しやすい

カーシェアのステーションは駅前や住宅街など、身近な場所にたくさん設置されています。探すのに苦労しません。

特徴5:24時間利用できる

レンタカーの場合、店舗が閉まっている夜の返却は難しいなど、不便に感じることもあるでしょう。一方でカーシェアは店舗がなく、24時間利用可能なため、深夜や早朝でも気軽に使えます。子どもの発熱で夜間に病院に連れて行くなど、不測の事態にもすぐに対応できます。

料金・ステーション数・サービスで大手3社のサービスを徹底比較!

低コストで利用できるカーシェアだからこそ、便利に、お得に利用したいものです。そこで大手3社のサービスである「タイムズカープラス」「オリックスカーシェア」「カレコ・カーシェアリングクラブ」を、さまざまな条件で比較しました。比較の結果をまとめたのが、以下の表です(タイムズカープラスはタイムズ24、オリックスカーシェアはオリックス自動車、カレコ・カーシェアリングクラブは三井不動産リアルティがそれぞれ運営)。

タイムズカープラスは「ベーシッククラス」、オリックスカーシェアは「個人Aプラン(一般会員)のスタンダードクラス」、カレコ・カーシェアリングクラブは「ベーシックプランのコンパクトクラス」。タイムズカープラス、オリックスカーシェア、カレコ・カーシェアリングはすべて月会費分の無料利用サービスを導入しているため、毎月同額以上利用すれば月会費は実質無料

ステーション数が圧倒的なタイムズカープラス(タイムズ24)

黄色い看板でおなじみのタイムズ駐車場がステーション。首都圏や関西の大都市に多く、ステーション数は断トツ

タイムズカープラスは全国47の都道府県で国内最多の10,000以上のステーションを設置しています。6時間以内であれば、距離料金がかかりません。距離料金は、6時間を除いたパック料金(ナイトパック含む)を利用した場合にかかります。また、ナイトパックには3種類あり、用途によって使い分けられます。一部のステーションに設置されている24時間利用可能な無人の入会機を使えば、最短3分(ウェブにて要事前登録)で入会できます。

向いている人
・6時間以内の利用が多い
・夜に利用することが多い
・全国で利用したい

タイムズカープラス独自のサービス
・対象施設を目的地として設定し、現地で一定時間駐車をすると「プラスeチケット(利用料金の電子優待券)」がもらえる
・「タイムズカーレンタル」を25%オフで利用可能
・利用時間中に給油や洗車をするとポイントがたまり、一定数たまるとステージアップしてさまざまな優遇サービスを受けられる(個人会員を対象にしたポイントプログラム「TCPプログラム」)

長時間パックなら断然お得なオリックスカーシェア(オリックス自動車)

都市部(首都圏、中部圏、近畿圏および沖縄市内)を中心に展開するオリックスカーシェア

都市部(首都圏、中部圏、近畿圏および沖縄市内)を中心に展開するオリックスカーシェア

オリックスカーシェアは、長時間パックの基本料金が大手の中で最も安いです。さらに、6時間超でかかる距離料金も16円/kmとカレコ・カーシェアリングと並んで安く、長時間利用の場合は基本料金の最も安いオリックスが有利です。全車禁煙ですが、東京都内の一部車両では加熱式タバコ「iQOS(アイコス)」が利用できる専用車両を配備しており、この点もユーザーにはうれしいポイントです。利用頻度が少ない人向けに月会費が不要なプランもあります。

向いている人
・長時間の利用が多い
・利用しない月がある

オリックスカーシェア独自のサービス
・利用するほどステージがアップして、割引や特典が増える
・全国の「オリックスレンタカー」を10%オフで利用可能
・提携レジャー施設や宿泊施設で特別優待特典が受けられる

お得な平日プランと豊富な車種のカレコ・カーシェアリングクラブ(三井不動産リアルティ)

首都圏を中心に1388か所のステーションを展開。うち約1000か所が東京23区に集中している

首都圏を中心に1388か所のステーションを展開。うち約1000か所が東京23区に集中している

カレコ・カーシェアリングクラブの特徴は、選べる車種が約50種類と多く、ステーションによってはスポーツカー、SUV、キャンピングカーなども借りられます。メルセデス・ベンツなどの高級車も用意されています。また平日の料金をグンと安くできる、平日プランがある点も魅力です。たとえば、平日プランの6時間パックだと2,800円です。逆に平日プランで休日に利用してしまうと割高になるため、注意が必要です(6時間パックで5,600円)。なお、チャイルドシートを用意しているのも、3社の中ではカレコ・カーシェアリングクラブだけです(車種による)。

向いている人
・6時間以内の利用が多い
・首都圏、特に東京23区内に住んでいる
・平日中心に利用したい
・いろいろなクルマに乗りたい

カレコ・カーシェアリングクラブ独自のサービス
・ニッポンレンタカーの基本料金が20〜55%割引
・三井不動産グループ運営の施設を利用すると、駐車料金の割引サービスなどが受けられる
・リソル「ライフサポート倶楽部」の宿泊施設やレジャー施設などを優待価格で利用できる

利用する目的や時間帯、距離などによってそれぞれにメリット・デメリットがあります。気になるサービスを見つけたら、近くにステーションがあるかホームページで調べてみましょう。

どれだけお得? カーシェアと自家用車、レンタカーを比べた

魅力いっぱいのカーシェアリング(カーシェア)ですが、もちろん自家用車やレンタカーにも、それぞれのよさがあります。ここでは、カーシェアと比較した際のメリットとデメリットを検証します。

自家用車VSカーシェア

自家用車は好きな時間に乗れて、自分好みにカスタムできます。たとえば小さな子どもがいる家庭の必需品であるチャイルドシートも、自由に設置できます。デメリットは費用です。クルマの購入費用はもちろん、車検、保険、駐車場代、ガソリン代など、自家用車を維持するためにはさまざまな費用がかかります。

自家用車とカーシェアでどれほどコストの差があるのでしょうか? カレコ・カーシェアリングクラブが試算したところ、自家用車を購入した場合は、維持費込みで毎月56,746円でした。一方で、カーシェアリングは毎月11,400円と、45,346円もの差が出ました(1回あたりの利用距離60km・利用時間は6時間・1か月あたり3回利用で試算、そのほか条件は以下に記載)。

もちろん条件によって数字は変わりますが、一般的な使い方であればカーシェアリングのほうがコストパフォーマンスは高いといえます。

自家用車を購入した場合のコスト(1か月56,746円)の内訳
〇ガソリン代:1610円(135.1円/L、2017年5月10日時点の東京のレギュラーガソリン店頭価格)
〇車両代(ローン):19,339円(ノートXグレードを3年ローンにて購入、車両価格1,495,800円、頭金・ボーナス払いなし、金利年4.475%)
○自動車税:2,567円(初年度9,000円・エコカー減税、以降34,500円/年
○自賠責保険代:1,056円(2017年度、36か月契約で算出、任意保険は含まず)
○駐車場代:30,000円
○車検代:2,174円(購入3年目に初回、以降2年ごとに1回90,000円で実施)


カレコ・カーシェアクラブを利用した場合のコスト(1か月11,400円)の内訳
〇月額基本料:980円
〇時間料金:11,400円
〇距離料金:0円
〇割引:−980円
(ベーシックプランにて試算。割引は、時間料金と距離料金の合計から月額基本料を割引)

カーシェアVSレンタカー

レンタカーは、カーシェアに比べて車種が多いです。また返却されたクルマをスタッフが毎回清掃するため、いつでも清潔な状態で利用できます。喫煙可能車も多く、チャイルドシートも利用できます。デメリットは24時間利用できない店舗があること、利用時の手続きがカーシェアと比べ煩雑なこと、6時間単位の利用が基本で短時間の利用に向かないことなどです。

では、気になる利用料金はどちらがお得でしょうか。一例として「タイムズカープラス」と「タイムズカーレンタル」の料金を日産自動車の「ノート」で比較しました。

それほど差がないように見えますが、レンタカーではガソリンを満タンにして返却する必要があるため、ガソリン代が加算されます。たとえば6時間利用した場合、カーシェアのほうが1,272円+ガソリン代分だけ有利です。短時間で使うケースが多いのであれば、カーシェアがお得でしょう。

ただし、カーシェアはパック料金によって距離料金がかかります。レンタカーは距離料金が無料なので、利用時間と走行距離が長い場合はレンタカーのほうが総額で安くなります。用途によって使い分けるとよいでしょう。

まとめ

カーシェアは、自家用車やレンタカーよりも経済的で、短時間から気軽に利用することができます。特に、自家用車を持つことが必ずしもマストではない都市部に住んでいるのであれば、カーシェアのステーション数も多く、有力な選択肢といえます。日常の足、休日のレジャーなど、さまざまなシーンで気軽に使えるカーシェアを、ぜひ検討してはいかがでしょうか。

※記事の内容は、2018年11月13日時点のものです。本記事は、執筆者個人または執筆者が所属する団体等の見解です。

菊地貴広

菊地貴広

編集プロダクション・しろくま事務所代表。編集者・ライター。出版社で14年勤務した後、独立。ファッション、グルメ、酒、動物、タレントの自伝本、自己啓発本などジャンルを問わず活動。趣味はサーフィンと釣り。息子の成長だけを楽しみに生きている。

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