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投資バイブル「会社四季報」を読破し続ける男が語る“情報が物語になる瞬間”

日本には、安土桃山時代創業の上場企業がある

日本の一部上場企業の中に、1586年に創業した“めちゃくちゃ古い会社”があるのを知っていますか? この年はかの有名な「本能寺の変」の4年後。想像するに、豊臣秀吉が天下を平定し世の中が少し平穏を取り戻した頃だったかも……。こんな時代から続く“会社”ってちょっと興味が沸きませんか?(答えは後ほど)。

“めちゃくちゃ古い”一部上場企業が手がけた建築物のひとつが築地本願寺。この会社はすぐれた寺社建築の技術で知られています

会社四季報にはこの手の逸話が満載、らしい

この話を教えてくれたのは、「複眼経済塾」代表の渡部清二さんです。渡部さんは、東洋経済新報社が年に4回発行している『会社四季報』(以下、四季報と略)のマニアとして知られ、20年間以上も“完全読破”を続けています。“完全読破”と言葉で書くのは簡単ですが、四季報は毎号2,000ページを超えるボリュームで、そこには日本の上場企業約3,700社の情報がぎっしり詰まっていますので、読破するのには相当のエネルギーを要するであろうことは想像に難くありません。

しかし渡部さんは「四季報は投資情報のみならず、企業のさまざまな情報から意外な事実や興味深い発見があります。何より“読み物”として奥が深くておもしろい。冒頭で紹介した“めちゃくちゃ古い会社”も四季報を読んでいて発見したんです」と熱弁。そこで今回は、一見とっつきにくく投資家以外にはなかなか注目されることのない四季報の“おもしろさ”について、渡部さんに聞いてみることにしました。

渡部清二(わたなべ・せいじ)さん。複眼経済塾 代表取締役塾長。大手証券会社に23年間在籍後、2014年に独立。20年以上にわたり会社四季報を読破し続けた知見をもとに、会社四季報を活用した企業分析をビジネス化。投資をテーマにした人気漫画「インベスターZ」(三田紀房氏作/講談社)に登場する「四季報オタク」松井君のモデルになった人物としても知られています

〈index〉
四季報の創刊は「二・二六事件」の年
情報の羅列が物語に
あの東インド会社より古い
前回の東京五輪で「建設株」以上に暴騰した意外な銘柄
株主欄は企業の履歴書
記者の脱力コメントも楽しい
応援したい会社を見つけよう

※本文および写真キャプション中の、企業名のうしろの丸かっこ内の数字は各企業の銘柄コードです。

四季報の創刊は「二・二六事件」の年

全上場企業を網羅した情報誌は世界でも珍しく、「四季報は世界で唯一のもの」と渡部さんは力説します。

「四季報が創刊された年をご存じですか? 戦前の1936年(昭和11年)。あの『二・二六事件』(陸軍の青年将校たちがクーデターを試みた事件)が起きた年です。以来その名のとおり、春、夏、秋、冬号と四季ごとに年4回発行(戦前戦後の約3年間の休刊時期を除く)されています。創刊から80年以上も刊行が続く一般的な冊子は、私の知るかぎではJTBの時刻表(創刊から90年以上)くらいしか思いつきません」(渡部さん)

会社四季報
発行:株式会社東洋経済新報社
創刊:1936年(昭和11年)
発行部数:約50万部(2019年時点)

年4回発行の先見性

「四季報創刊号(1936年6月発売)の冒頭のページに、『本書発刊に就(つい)て』と題した一文が載っていて、私はその内容に魅かれました。要約すると

『生きた会社要覧を提供するのが四季報創刊の意図で、会社は生き物だから投資対象として見る場合、日々刻々の息吹を知る必要がある。年1回の便覧のたぐいでは不十分。そこで、もっと頻繁に、3か月ごとに刊行する四季報を作ったわけである……』

と。四半期決算が導入されたのはずっとあとの2008年4月。70年以上も前に年4回の発行を決めた先見性は驚嘆に値します」(渡部さん)

最初は上司に言われてしぶしぶ

四季報を愛してやまない渡部さん。いったいどんなきっかけで四季報を読破するようになったのでしょうか?

「大学卒業後に野村証券に入社したのですが、当時、四季報には興味がなく、読んだことはありませんでした。転機は日本橋本店勤務のとき。それまで支店でのんびりしていた自分自身の、仕事に対する意識の低さを痛感したんです。そのタイミングで社内でも仕事に厳しいと評判だった直属の上司から『四季報を全部読んでこい!』と指導されたのが事の始まりです。当時、私自身が『変わらなければ』という思いを抱えていたので、この無理難題に取り組んでみることに(笑)」

とはいえ、四季報は全2,000ページ以上。目を通すだけでも至難のワザなのは容易に想像できます。

「最初は、1冊読破するのに1週間以上かかりました。読むのは1ページ目から編集後記や巻末の特典まですべて。単に目を通すのではなく、四季報の記者コメントや各種数字など気になる個所にマークをつけながらですから、それは大変でしんどい毎日でしたね」(渡部さん)

野村証券在籍の1997年から会社を辞めて独立し今日に至るまで、読破した四季報は計22年間で累計87冊に達しています。ちなみに現在は1日ぶっ続けなら20時間、普通に生活しながらだと2日半で1冊読破できるほどスピードアップしているとか

情報の羅列が物語に

四季報読破を誓って実践した当初、「なんだこれは!こんな会社があるんだと」と渡部さんを驚かせたのが、冒頭で紹介した“めちゃくちゃ古い会社”の存在だったと言います。

「四季報で最初に読むのは【会社名】と【特色】欄。この2か所を見れば、どんな会社で何をやっているかをつかめるからです。最新の四季報(2019年夏号、記事掲載時点の最新号)でこの“めちゃくちゃ古い会社”の【特色】欄を見ると、

『1586年創業、寺社建設で優れた技術』

と記されています。私が初めて読破した当時の四季報の書き方はちょっと違っていて

『1586年加賀前田家の城大工が起源』

とありました。加賀前田家といえば東大赤門や加賀百万石で有名な名門で、城大工といえば築城の秘密を知る重要な存在。何より400年以上の歴史を持つ会社が現存しているということに衝撃を覚えました」(渡部さん)

旅先の寺で、偶然に

四季報を通じて“この会社”を知ったのち、渡部さんは思わぬ出来事に遭遇します。旅先で寺社をめぐる歴史散策をしていたときのことです。

「最終目的地のお寺が運悪く修復中で、見学不可でした。残念に思いながらその寺を覆う防音幕を見ると、『松井建設』という文字が目に飛び込んできたんです。そう、松井建設(1810)こそ、四季報で見つけた“めちゃくちゃ古い会社”の正体。この幕の文字を見たとき、安土桃山時代から続く松井建設の歴史が一瞬にして現代社会とつながった感覚を覚えました。深い喜びを感じたのと当時に、情報を知っているのと知らないのとでは、こんなにも現実の見え方が違うのかという衝撃も受けました」(渡部さん)

松井建設株式会社。日本の上場企業の中でもっとも長い歴史を持つ会社。寺社仏閣建築に定評があり業界内では「社寺の松井」の異名も。同社公式ページには「1586年創業」の文字が掲げられています

あの東インド会社より古い

松井建設は【特色】欄で「1586年創業」とあるいっぽう、【設立】欄では「1939年1月」と記されています。これはどういうことなのでしょうか。

「創業は事業(商売)を始めた年、設立は株式会社として登記した年月を指します。日本には、設立は新しく、創業が古い会社が多いんですよ。日本の上場企業の中で最古の歴史を持つのが松井建設ですが、株式会社の起源とされるオランダの『東インド会社(1602年設立)』よりも古いんです」(渡部さん)

ちなみに日本初の株式会社は「第一国立銀行」。明治維新後、欧米列強に追いつけ追い越せと西洋文化を取り入れるべく1873年11月に設立されました。創設者は次の1万円札の顔となる渋沢栄一です。

「日本の株式会社は明治維新後に生まれています。四季報と出合う前は『日本の会社は明治以降の誕生だから、世界に比べて歴史がない』と思い込んでいたのですが、前述の松井建設のように創業に着目すると、実は東インド会社よりも長い歴史を持っていることがわかる。そういう発想で見ると、イオン(8267)は「岡田屋」として、武田薬品工業(4502)は「近江屋」としてそれぞれ江戸時代に創業しているわけですよね。日本企業を見る目ががらりと変わりました。明治維新以降の近代化や、戦後、資本主義が加速していく中で、古くに創業していた企業の多くが株式会社化(=設立)を行いました。それにより設立は新しく、創業は古いという食い違いが生まれましたが、私は、企業の本質は創業にこそ色濃く表れていると考えています」(渡部さん)

第一国立銀行と同時に誕生し、今なお営業を続けている”現存する最古の銀行”が第四(だいし)銀行(8324)。写真は旧第四銀行住吉町支店(新潟市)

第一国立銀行と同時に誕生し、今なお営業を続けている”現存する最古の銀行”が第四(だいし)銀行(8324)。写真は旧第四銀行住吉町支店(新潟市)

前回の東京五輪で「建設株」以上に暴騰した意外な銘柄

前述したように四季報は1936年創刊。80年以上も発行が続いているので、そこに刻まれた貴重な記録をたどることができます。たとえば東京オリンピック。来年2020年に2回目が開催されますが、1回目は1964年に行われています。

「前回の東京オリンピック(以下、第1回東京五輪)でどんな企業の株価に動きがあったのか。投資家でなくとも気になる人は多いと思いますが、50年以上も前の個別企業の株価情報を調べるのは容易ではありません。それができるのが『会社四季報全75年DVD』です。私はこれを50万円はたいて購入しました。もっとも、今ではオンライン版の四季報オンラインでもっと安価に読めるんですが」(渡部さん)

渡部さんは四季報のデータをもとに、第1回東京五輪の開催決定日(1959年5月26日)から開幕日(1964年10月10日)までの株価動向を独自に調査。すると意外な事実が判明したと言います。

全国の畳がオセロのように絨毯へ

「オリンピック関連で注目される企業の代表格は建設業でしょう。第1回東京五輪開催が決定した当時、メイン会場の国立競技場にはじまり、東海道新幹線やモノレール、首都高速道路など関連施設やインフラの建設が多数行われました。その意味で、大本命とも言える大成建設(1801)の株価はピーク時に約4倍と確かに値を上げたものの、これに勝る株価上昇を見せた企業がいくつもあったのです。それらの企業は、一見オリンピックとは関係なさそうなものばかり。当時の四季報を見るとそのヒントがすでに書かれていました」(渡部さん)

代表例として渡部さんがあげるのは「住江織物(3501)」。当時も現在もカーペットなどを主力とする繊維企業です。オリンピックとは関係はなさそうですが、1959年5月の第1回東京五輪開催決定から1964年10月の開幕までの間、同社の株価はなんと10倍以上に跳ね上がっていました。

「1961年秋号の四季報で住江織物を見ると、記者のコメントからヒントを読み取れます。『生活の洋式化、自動車ブームで、カーペット、モケット、ドレース部門が急速に伸びている』という部分です。重要なキーワードのひとつは“生活の洋式化”。当時は高度経済成長の全盛期で、人々の暮らしは急速に洋式へと変わっていきました。住まいも、和室中心だったのが洋室に変わり、全国の膨大な畳市場が一気にカーペットに置き替わっていきました。そんな中、急拡大するカーペット需要の恩恵をフルに享受したのが住江織物だったのです」(渡部さん)

「風が吹けば桶屋が儲かる」が株式投資の醍醐味

もうひとつ当時の四季報に書かれていたキーワードが“自動車ブーム”。当時、自動車の世帯普及率は2.8%(内閣府データ)と低かったものの、オリンピック開催の年には6%と倍増し、その後の伸びが期待されていました。

「住江織物はもともと鉄道車両内装も手がけていた会社です。自動車にもシートや内張り、フロアマットなど繊維製品がふんだんに使われます。自動車ブームの到来により自動車内装という新たなマーケットを獲得できる。しかも自動車の普及率はまだ低く、マーケットの伸びしろは非常に大きい。投資家からすればチャンスと読めるわけです。『生活の洋式化』と『自動車ブーム』。この2つのキーワードが読み解けると有望な銘柄も見えてくる。オリンピックだから建設業の株価が上がるのはある意味当然ですが、『風が吹けば桶屋が儲かる』的な発想で考えをめぐらせ、意外な銘柄を見つけることが、四季報を活用した投資の楽しさだと思いますね」(渡部さん)

このエピソードも、松井建設のエピソードと同じように、「四季報の情報をいかに物語にできるか」によって、企業や社会を見る目が変わる好例と言えそうです。

前回の東京五輪では、首都高(写真)などさまざまな建設需要が高まりましたが、「建設株」以上に値を上げた銘柄も多くありました。そしてそのヒントは当時の四季報に書かれていたと言います

株主欄は企業の履歴書

上場会社は株主に支えられて事業を行っています。四季報には【株主】欄があり、株主の名前と持ち株比率が一目瞭然でわかります。

「それだけではありません。【株主】欄からは、時にその会社の生い立ちを読み取ることもできるんです。藤田観光(9722)という会社を例に説明しましょう」(渡部さん)

藤田観光は椿山荘、ワシントンホテル、箱根小涌園などを運営する観光産業の会社。最新の四季報で【株主】欄のトップ、すなわち筆頭株主はDOWAホールディングス(5714)です。同社は非鉄金属の製錬加工や環境・リサイクルを主な業務とする会社。観光とは関係ない会社が筆頭株主なのは不思議です。

「私もそう感じて同社の成り立ちを調べてみました。藤田観光もDOWAホールディングスも、元をたどると藤田組という会社にたどり着くんですね。藤田組は藤田伝三郎(1841〜1912)という人が設立し、鉱山事業で財を成して藤田財閥に。伝三郎はもともと長州藩の騎兵隊だったことから、明治維新後は長州藩の政治人脈を生かして事業を拡大していきました。その縁もあって、藤田組二代目当主・藤田平太郎(1869〜1940)が長州藩出身の元勲、山縣有朋(1838〜1922)の邸宅だった椿山荘を譲り受けたわけです」(渡部さん)

藤田組はのちに「藤田鉱業」→「同和鉱業」を経て、現在のDOWAホールディングスに。一方の藤田観光は1955年、藤田鉱業の観光部門が分離・独立して設立され、その後同和鉱業に合併されます。こうした経緯があり、DOWAホールディングスは現在でも藤田観光の筆頭株主となっているそうです。

「ほかにも、古い戦前の四季報ですと、富士電機(6504)の株主欄には古河財閥とドイツのシーメンス社が入っている。古河の『ふ』とシーメンスの『シ』を取って“富士”電機となったわけですね。なぜ古河とシーメンスが入っているかと言うと、古河財閥が足尾銅山で銅を精錬するのに電気が必要で、水力発電でパートナーになったのがシーメンスだったり……と、キリがないですが、四季報を読んでいるとこのような企業の履歴がどんどんたどれます。有名な企業が、昔はまったく違うビジネスをやっていたりと興味は尽きません」(渡部さん)

山縣有朋の邸宅だった椿山荘。現在は“長州人脈”で譲り受けた藤田観光が運営

山縣有朋の邸宅だった椿山荘。現在は“長州人脈”で譲り受けた藤田観光が運営

記者の脱力コメントも楽しい

これまで紹介してきたように、四季報には各企業を評した記者のコメントが欠かせません。鋭い観察や分析で企業の投資判断に大いに役立ついっぽう、コメントの中には、時々“おもしろコメント”が潜んでいるとか。

「四季報の記者の方が明らかにウケを狙って書いたのではないかと思えるコメントです。実際には大真面目に書いていて、私が勝手にひとりでウケていただけかもしれませんが(笑)」(渡部さん)

四季報読破の22年の経験から、渡部さんにおもしろコメントをいくつかセレクトしてもらいました。一見辛辣な印象を受けるものもありますが、なによりそれは、その企業をよく知っているから書けること。四季報の記者の、愛あるゆえのコメントに感じられます。

▼「『イカ』が伸び、足引っ張る」

おつまみでおなじみの食品メーカー、なとり(2922)の業績を評した、2005年春号のひと言。「ダイオウイカ並みの化け物イカが人間の足を引っ張り、海に引きずり込む」イメージを思わせるコメントですが、真相は、原料のイカの値段が高騰しているにもかかわらず、「イカのおつまみ」の売上げが伸びてしまい、業績の足を引っ張ったという内容でした。

▼「軟調のパンストは引き締め」

2011年新春号に掲載された、ストッキングやインナー大手、アツギ(3529)に寄せられたコメント。「だぶだぶのパンストを引き締める」ようなイメージを連想させますが、当然ながらさにあらず。このコメントには「丈夫など機能打ち出す新製品を投入」と続きます。つまり、業績がよくないパンスト部門の手綱を引き締めて、丈夫な新製品を投入し、テコ入れをするという意味に。

▼「メーク総崩れ」

こちらは、高級スキンケア主体の化粧品メーカー、アイビー化粧品(4918)へのコメント。化粧崩れと、掲載時(2014年秋号)の業績の伸び悩みをかけたもの。

▼「そばがのびる」

システム系の社名と似つかわしくないコメントですが、これはジャストプランニング(4287)が外食業界に特化した業務ソフト開発・運用のASP事業者だから。伸びたのは「そば・うどん店向けASPソフト提供延期」とあり、納期が延びたたことにかけています。掲載は2017年春号。

▼「いきなり減速」

おなじみの「いきなりステーキ」などステーキ専門店を展開するペッパーフードサービス(3053)。出店攻勢をかけるもふるわないという結果を評しての2019年夏号掲載のコメント。

応援したい会社を見つけよう

ここまで四季報の”おもしろさ”に着目して紹介してきましたが、業績や短中期予測、株主、財務状況など各企業の“マジメ”な情報が充実していることは言うまでもないでしょう。最新の2019年夏号で創刊から87冊目。今後もロングセラーとして発行が続いていくはずです。

「四季報を使いこなせば、さまざまな業界の事情に詳しくなって営業や商談で話がはずんで、成績につながるはずです。また、就職活動や転職活動などにも生かせると思いますよ」(渡部さん)

読破してきた四季報とともに

読破してきた四季報とともに

そしてもちろん、株式投資にも役立つはずです。渡部さん流の投資の楽しみ方は?

「株式投資では、自分が応援したい会社を選んで投資していただきたいですね。私が応援する会社のひとつはTOKYO BASE(3415)。国内アパレルブランドに特化したセレクトショップを展開していることを四季報で知り、興味を持ちました。アパレルの国内生産比率が3%を切る中、純国産にこだわっているのは意義のあることだと感じます。同社の服はプライベートで愛用しているのですが、タグに『MADE IN TOKYO』などと都道府県産地が記されているんです。結果的に購入時よりも株価は上がりました。応援したい企業の株を買い、かつそこのその製品を愛用するのが株式投資の理想形ではないでしょうか? 投資を楽しむ最適な方法だと私は考えています」(渡部さん)

【取材を終えて】「企業は生き物」を実感

今回の取材を通じて、どこか遠い世界だった株式投資の世界、そして「株式会社」という仕組みに親しみを覚えるようになりました。それはおそらく、「安土桃山時代」「東インド会社」「山県有朋」「生活の様式化」など、かつて歴史の教科書で習ってきたようなトピックと、現代の株式会社が結びつくことで、「企業は生き物」という言葉のとおり、企業がダイナミックに動き続けていることを実感できたからだと思います。そして、その動きを記録し続けているのが上場企業すべてを網羅する唯一無二のメディアである四季報に他なりません。皆さんもぜひ一度、四季報を手にとり、応援したい企業を探してみてはいかがでしょうか?

※本記事は、取材者及び執筆者個人の見解です。
百瀬康司

百瀬康司

フリーランスのライター。副業をはじめ、投資、貯蓄、節約などマネー企画全般を幅広く取材。ビジネスや働くママのジャンルでも取材経験が豊富。雑誌、Web、夕刊紙、書籍で執筆を行い「真に価値ある情報提供」を使命とする。

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