定額料金を支払うことで、サービスを一定期間利用できる「サブスクリプションサービス」(サブスク)。音楽や動画配信、ファッション、家電など、さまざまな分野で浸透し始めていますが、クルマでもサブスクのサービスが拡大しています。今回は、クルマのサブスクの特徴を紹介しつつ、トヨタ「KINTO ONE(キント ワン)」、日産「クリックモビ」、ホンダ「マンスリーオーナー」、ボルボ「スマボ」の4つのサービスについて、自動車ジャーナリストの会田肇さんへの取材をもとに解説します。
自動車メーカー各社がサブスクのサービスを拡充させています
クルマのサブスクは2019年にトヨタが、2020年に日産とホンダが相次いで参入するなど、自動車メーカー各社が力を入れ始めています。その背景について、会田さんは次のように説明します。
「若者のクルマ離れが指摘されるようになってだいぶたちますが、私の感覚では、お金の使い道が多様化し、クルマにそんなに多くのお金を使えない、という若い人が増えているのだと思います。クルマに対する憧れが薄れている背景もあるでしょう。そうした中、各社がサブスクにチャレンジしているのは、金銭的な負担や、クルマ購入時の手続きなどの負担を減らすことにより、とりわけ若い人にクルマとの接点を持ってほしい、という狙いがあるのだと考えられます」
また、新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、ニーズが高まっている点も指摘しました。
「近年、若者がクルマを手軽に利用できるサービスは、カーシェアが主流でした。しかし、現在の新型コロナウイルスの感染拡大状況を考えると、衛生面の心配から、複数人でクルマをシェアするカーシェアはしばらくの間、利用が伸び悩みそうです。そのいっぽうで、通勤・通学で公共交通機関を使わずに、クルマで移動するニーズは高まってきており、それがクルマのサブスクの利用を後押ししていると考えられます」(会田さん)
それでは、クルマのサブスクとはどのようなサービスなのでしょうか。サービスによって内容が異なる部分もありますが、基本的な内容・利用手順は以下のとおりです。
(1)各サービスの専用サイト(店舗の場合も)で車種・色・オプションなどを選択
(2)運転免許証の画像をアップロードするなどして、申し込み
(3)郵送されてくる車両登録に関する書類を記入し、返送
(4)申し込みから1〜2か月後に納車
(5)あらかじめ決められた契約期間中、クルマの利用が可能
(6)契約終了後は、クルマを返却(サービスによっては、そのクルマを買い取ることも可能)
本来、クルマを購入しても数年後に下取りとして出せば、一定額が戻ってきます。サブスクでは、この下取りの想定価格である「残価」を差し引いた車両価格を月額で割って支払う仕組みです。契約期間中は、毎月の利用料金をクレジットカード、もしくは口座振替で支払います。そして、この利用料金の中には基本的に、新車購入時や毎年かかってくる税金、自賠責保険料、メンテナンス費用などが含まれています。
クルマのサブスクは基本的に、「残価」を差し引いた車両価格やそのほかの費用を、月数で割って支払う仕組みです(画像は日産「クリックモビ」公式サイトから)
クルマのサブスクのメリットはどこにあるのでしょうか。会田さんのお話などをもとにまとめると、主に以下の3点になります。
クルマを購入する際には、自動車税やクルマの登録作業の代行手数料などで、車両価格の10〜20%前後の費用が別途発生し、少なくとも10万円以上かかるのが一般的。これが乗り出しの時の料金として最低限かかってきます。サブスクであれば、これらの費用が毎月の定額料金に含まれているので、乗り出し時にまとまったお金がなくても気軽に利用できます。
クルマは購入した後も、2年に1度(新車購入時は3年後)の車検代や毎年かかる自動車税、その他メンテナンス費などの維持費が発生し、それらは合計で年間10万円以上になることもあります。これらの諸経費分を見越して、コツコツ貯めることができれば理想的ですが、収入の少ない若い人だと、なかなか難しい場合も。その点、クルマのサブスクなら、これらの維持費が毎月の利用料金に含まれているため、出費を一定額にして、家計管理がしやすいという面があります。
クルマの購入経験がある方はわかるかと思いますが、クルマの納車までには、販売店を訪問し、車種の相談や価格交渉することからはじまり、必要書類を販売店に提出、頭金の支払いなど、さまざまな手続きが必要になります。クルマのサブスクでは、ネットと郵送で手続きが完了することがほとんどで、納車されたら販売店で受け取れば手続き関係はOKです(自宅で納車してくれるサービスもあります)。
クルマのサブスクでは、ネットで車種を選び申し込むのが主流です
いっぽうで、クルマのサブスクを利用する際、気をつけたほうがよいことも。細かいルールは各サービスで異なりますが、一般的には以下の点について注意が必要です。
契約期間が終了し、クルマを返却する際は原状回復が基本になります。そのため、通常使用の範囲を超える損傷があり、修理・クリーニングが必要な場合、追加費用が発生する可能性があります。そのため各サービスともに、回復が難しくなるような車内での喫煙やペットの乗車などを禁止しています。また、改造も原則、禁止されています。
クルマのサブスクは返却を前提としているため、走行距離が多いクルマは残価が低くなるため、1か月あたりの走行距離の上限を設定しています。それを超えた分は、1kmあたりの超過料金を支払う必要があるので、通勤などで毎日利用する際は注意したほうがよいでしょう。ただし、この走行距離は、契約終了時に「1か月あたりの走行距離の上限×契約月数」で計算するため、たとえある月の距離数が規定を超えてしまっても、その後の距離数を抑えることで、最終的に範囲内に収めることは可能です。
音楽や映像配信などのサブスクでは、サービス開始後、気に入らなければ、すぐにやめられます。しかし、今回紹介する自動車メーカーのサブスクでは、後ほど紹介するホンダのサービス以外、最も短い契約期間でも3年間。契約期間中の解約は原則できないか、できても違約金が発生します。
それでは、自動車メーカー4社が展開するサブスクのサービスの特徴を紹介していきます。
トヨタが2019年から始めたサブスクのサービス「KINTO ONE」(画像は公式サイトから)
トヨタが2019年2月にスタートさせたサブスクが「KINTO ONE(キント・ワン)」です。同社の豊田章男社長が2018年に「トヨタをクルマ会社を超え、人々のさまざまな移動を助ける会社、モビリティ・カンパニーへと変革することを決意した」と宣言したことがきっかけとなり、動き始めたサービスとも言われています。取り扱うのは約30車種で「トヨタのほぼ全車種から選べるのは大きなメリット」(会田さん)です(このうち、2020年8月13日時点でレクサスの4車種がモデルチェンジなどで一時的に取り扱い停止)。ネットから申し込むことができ、契約期間は3年、5年、7年の3種類から選ぶことができ、同じ車種でも契約期間が長くなるほど、月額料金は安くなります(レクサス車は3年契約のみ)。
3年契約の際の、車種ごとの月額料金は以下のとおりです(いずれもオプションなしの税込金額、2020年8月13日時点の公式サイトより)。
〈トヨタ〉
・スープラ(2019年モデル):66,000円〜
・パッソ:32,780円〜
・ヤリス:39,930円〜
・アクア:43,450円〜
・カローラ スポーツ:52,800円〜
・プリウス:51,260円〜
・クラウン:95,700円〜
・RAIZE:39,820円〜
・C-HR:52,800円〜
・ハリアー:61,600円〜
・ハリアー モデリスタ仕様:83,710円〜
・RAV4:62,480円〜
・ランドクルーザー:88,000円〜
・ランドクルーザー モデリスタ仕様:118,250円〜
・シエンタ:49,500円〜
・ヴォクシー:58,500円〜
・ノア:59,950円〜
・エスクァイア:60,500円〜
・アルファード:72,600円〜
・アルファード モデリスタ仕様:89,760円〜
・ヴェルファイア:72,600円〜
・ヴェルファイア モデリスタ仕様:89,540円〜
〈レクサス〉
・NX:88,000円〜
・RX:104,500円〜
・ES:127,600円〜
・LX:198,000円〜
「KINTO ONE」では上記の月額料金に、各種税金はもちろん、車検費用(5年、7年プランのみ)、自賠責保険、エンジンオイルやバッテリーなどの消耗品の交換費用も含まれています。さらに、任意保険の料金も含まれるので、ユーザーが負担するのは基本的に、駐車場代とガソリン代のみとなります。ただし、1,500km×利用月数の走行距離制限があり、これを超過した場合、トヨタ車では1kmあたり11円、レクサス車は1kmあたり22円の追加精算が必要になります。
「若い人ほど高額になりやすい任意保険が含まれているので、クルマを初めて運転する方、あるいは、運転を始めて間もない方にとっては大きなメリットと言えるでしょう」(会田さん)
また、契約途中に解約する場合、所定の解約金が発生します。ただ、会田さんが注目するのは、3年契約プランのみですが、海外赴任や免許返納時にはこの解約金が免除になること。
「免許返納時の解約料を無料にしているのが、『KINTO ONE』の特徴のひとつです。最近は、ブレーキとアクセルの踏み間違いなど、高齢者による交通事故がニュースで取り上げられることが多くなっています。いつまで運転できるか自信がない高齢者は新車購入をためらいがち。しかし、『KINTO ONE』なら免許返納時の解約金が無料なので、最新の安全装備が備わった新車に気兼ねなく乗り続けられるのは、高齢者にもうれしいポイントでしょう」
また「KINTO ONE」ではトヨタ車の場合、3年プランでは1年6か月目以降、5年プランと7年プランでは3年目以降、所定の手数料(月額利用料金の1か月〜6か月)を支払えば、別の新車に乗り換えることもできます。
ネットで納車まで完結できる、日産「クリックモビ」(画像は公式サイトから)
日産が2020年3月から始めたサブスクが「クリックモビ」です。当初は北海道札幌地区のみでのサービス提供でしたが、2020年8月13日時点では、関東や近畿、九州など27都道府県にまで拡大。報道によると、今年9月までにはサービスの対象地区を全国に広げる予定とのことです。
「クリックモビ」は申請から納車までネットで完結できるのも特徴のひとつ。
「ほかのメーカーのサブスクでは、納車は販売店で行いますが、クリックモビではクルマを自宅まで自走して納車してくれるので、一度も販売店に足を運ぶ必要がありません。この点は若い人を含め、ディーラーへ行くことに煩わしさを感じている人にはメリットかもしれません」(会田さん)
契約期間は3年、5年、7年の3パターンから選ぶことができます。契約期間中の途中解約は原則、受け付けていません。
2020年8月6日時点での対応車種と月額の料金は以下のとおりです(3年契約でオプションなしの税込金額。2020年8月13日時点の公式サイトより)。
デイズ:37,070円〜
ルークス:39,490円〜
ノート:57,420円〜
セレナ:62,480円〜
各種税金はもちろん、車検費用(5年、7年プランのみ)や自賠責保険、エンジンオイルなどの交換費用が月額料金に含まれています。ただし、「KINTO ONE」と違い、「クリックモビ」には、任意保険は含まれていないので、自分で加入する必要があります。いっぽう、純正ドライブレコーダーやナビゲーションを標準装備しているのはメリットになるでしょう。また、契約終了後には「返却」「再リース」だけではなく、使っていた車両を「購入」できるのも特徴のひとつです(5年、7年プランのみ)。こちらも、契約時に定めた月1,000km、もしくは1,500kmの走行距離制限を超えた場合、追加精算が必要になります。
対象車種が中古車で、最短1か月から利用できるホンダの「Honda マンスリーオーナー」(画像は公式サイトから)
ホンダが2020年1月にスタートさせたサブスクが、「Hondaマンスリーオーナー」です。2020年8月13日時点では、対応店舗が埼玉県和光市の1店舗のみ。申し込みはネットから行えますが、納車と返却の際は、こちらの店舗を訪れる必要があるので、利用できるのは近隣の人に限られるでしょう。ただ、サービスの内容はこれまで紹介した2社と異なり、対象のクルマが中古車であることと、契約期間が最短1か月からという点に大きな特徴があります。ちなみに、対応店舗である和光市の「U-Select 城北」は、ホンダの認定中古車の展示数が最大級のお店です。
「通常、契約期間が短くなれば、それだけ毎月の利用料は高くなりますが、中古車にしたことで最安で29,800円という価格にできたのでしょう」(会田さん)
選べる車種と月額の料金(税込)は以下のとおりです。
・N-BOX:29,800円or39,800円(年式による)
・N-BOX車いす:49,800円
・フィット ハイブリッド:39,800or49,800円(年式による)
・フリード ハイブリッド:49,800or59,800円(年式による)
・フリード+:59,800円
・S660:59,800円
・ヴェゼル ハイブリッド:49,800or59,800円(年式による)
上記の金額には、毎月の料金に自動車税や自賠責保険料、6か月点検費用に加え、任意保険も入っているので、必要なのは基本的にガソリン代と駐車場代のみになります。ただし、利用月数×1,000kmの走行距離制限が設けられており、これを超えると1kmあたり6円の追加精算が発生します。
毎月の更新日前に「契約終了」の連絡をしなければ、最長11か月まで自動更新されます。利用期間をあらかじめ決めておく必要はないので、柔軟な形で利用できそうです。8月13日時点で公式サイトを確認したら、登録されているクルマ50台のうち、すべてが「利用中」か「予約済み」の状態。サービスを行っているのがまだ1店舗のみという点もあるのでしょうが、手ごろな値段で利用できるだけに、その人気のほどが伝わってきました。
「最短で1か月から利用できるのが『Hondaマンスリーオーナー』の最大の特徴です。大手レンタカー会社にもマンスリーレンタカーといったサービスがありますが、これらは少なくても毎月10万円前後の料金になります。こうした点を考えると、仕事の関係で数か月だけクルマが必要になったときなどには重宝するでしょう。車いすに対応した福祉車両がラインアップに入っていますが、家族の通院や介護で一定期間、クルマが必要になったときも使えるサービスです。ただ、中古車なので色なども選べず、在庫にあるものから選ぶしかないのは覚えておいたほうがよいでしょう」(会田さん)
スウェーデンの自動車メーカー、ボルボが始めたサブスク「スマボ」(画像は公式サイトから)
スウェーデンの自動車メーカー、ボルボが2017年から始めたサブスクが「スマボ」です。こちらは、ネットでの受け付けは行っておらず、各地のボルボ販売店で申し込み、納車も店舗で行います。2020年1月からは対象を、「V40」を除く全車種に拡大しました。「スマボ」では、契約期間中のクルマの乗り換えを前提とした以下のコースが用意されています。
スマボ2/3(にいさん)
契約期間が3年で、2年経過以降に22万円の乗換精算金を支払うことで、別のボルボの新車に乗り換えることが可能
スマボ3/5(さんごう)
契約期間が5年で、3年経過以降に別のボルボの新車への乗り換えが可能。こちらも乗り換えるには22万円の乗換精算金が必要。ただし、自費で車検を通した後に乗り換える場合は、乗換清算金の負担は不要
2つのプランともに乗り換えるには乗換精算金を支払うか、スマボ3/5の場合は車検代を自己負担することが必要になります。また、乗り換え後には、新たに選んだ車種の月額料金を支払うことになります。
対象車種と月額料金(税込)は以下のとおりです。(「スマボ2/3」の料金 / 「スマボ3/5」の料金。2020年1月10日のリリースより)
・XC40:75,460円〜 /61,710円〜
・S60:89,980円〜 /73,810円〜
・V60:93,940円〜 /77,110円〜
・V60クロスカントリー:101,750円〜 /83,600円〜
・XC60:110,880円〜 /91,630円〜
・V90:120,670円〜 /100,650円〜
・V90クロスカントリー:125,180円〜/104,500円〜
・XC90:138,050円〜/114,620円〜
「スマボ」では、購入時や毎年の税金、メンテナンス費用(3年目まで)は上記金額に含まれていますが、任意保険は自分で入る必要があります。前述のとおり、車検費用も自己負担です。ただし、タイヤパンクやホイール損傷、ボディ損傷、シート切断の場合、10万円を上限とする補償サービスが付帯しています(タイヤパンク以外は1万円の自己負担が必要)。また、「750km×利用月数」の走行距離制限があり、これを超過した場合、1kmあたり15円の追加費用が発生します。
会田さんが注目しているのは「スマボ」の残価設定。スマボ2/3では契約終了時である3年後の車両の査定予想額である残価を50%、スマボ3/5では5年後の残価を30%に設定したうえで、各車種の毎月の料金を決めています。
「ボルボの新車に上記の料金で乗れるのは、3年後の残価を50%、5年後の残価を30%と、比較的高く設定しているからこそでしょう。また、ボルボは安全性に定評のあるメーカーですが、『スマボ』は乗り換えがしやすいサービス設計になっており、ボルボの最新の安全装備が備わったクルマに乗り続けられるのはメリットと言えます。また、紹介したもの以外にも、認定中古車を使ったサービス『セレクト スマボ』が用意されているのもうれしい点です。ただ、いずれのコースでも、月間の走行距離の制限が750kmになっています。通勤などで毎日利用するなら、超えてしまう場合もあると思うので、その点は注意が必要です」(会田さん)
以上、紹介した4社のサブスクのサービスの特徴を下表にまとめました(2020年8月13時点の数字)。
トヨタの「KINTO ONE」は対象車種も圧倒的に多く、免許返納による解約金を無料にしているなど、細かなサービスについても充実しています。日産の「クリックモビ」は申し込みから納車までネットで完結できる点は、若い人の支持を集めそうです。「Honda マンスリーオーナー」は対象店舗が埼玉県の1店舗のみと、現時点では地域を限定したサービスですが、中古車を比較的安く1か月から利用できるので、使い方によっては有効活用できそうです。ボルボの「スマボ」は、ボルボの新車を一定期間のサイクルで乗り換え可能な点にメリットがあります。
ただ、どのサービスでも走行距離の制限があることや、原状回復して返却することが原則。自分が所有するクルマを使うのと異なり、利用の際には一定の配慮が必要です。また、ローンで購入したときとの比較で言えば、ローン購入時は各種税金や車検代を自分で負担する必要がありますが、資産として車両は残ります。長期にわたり1台のクルマを乗り続ける場合は、ローンで購入したほうが得することも多いので、サブスクの利用を検討する際は、こうした点も踏まえて判断したほうがよいでしょう。
取材協力:会田 肇さん。1956年茨城県生まれ。モーターマガジン社に編集者として勤務後、1987年よりフリージャーナリストへ転身。世界各地のモーターショーも多数取材し、クルマの先端技術であるITS取材に取り組む。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員
投資・資産運用・保険・クレジットカード・ローン・節約に至るまで、マネーに関する情報を毎日収集。「知らないで損するなんてもったいない」をモットーに、読者のためになる記事を制作します!