おトクの真相! 月刊キャッシュレス展望
キャッシュレス関連のニュースとキャンペーンのまとめ情報【2020年12月】

スマホでATMから現金をおろせる「アプリでATM」を住信SBIネット銀行がスタート!

クレジットカード、電子マネー、QRコード決済……。めまぐるしく変化を続けるキャッシュレス決済の動向をコンパクトに伝える連載企画「おトクの真相! 月刊キャッシュレス展望」。過去1か月のキャッシュレス関連のニュースの中から、マネー編集部員やマネー担当ライターが気になったニュースをピックアップしてお届けします。

記事の最後には、記事公開時点で参加可能なキャッシュレス関連のキャンペーン情報も掲載していますので、おトク情報の取りこぼしがないようこちらもぜひチェックを。この連載は、毎月月初の公開予定です!

今月は、「スマホを使った現金引き出しサービスの拡大」「百貨店のデパ地下のデリバリー」「お年玉のキャッシュレス化」の話題についてお伝えします。

住信SBIネット銀行、スマホでお金をおろせるサービスをスタート

銀行のキャッシュカードとスマホ。外出するときに必ず持っていくものは……? そう聞かれたら、おそらくほとんどの人はスマホと答えるのではないでしょうか。そんな状況にマッチしたサービスを住信SBIネット銀行が始めました。

住信SBIネット銀行が、スマホだけでATMからお金を引き出せる「アプリでATM」を開始

キャッシュカードを持ち歩く必要がなくなる

2020年10月29日より、住信SBIネット銀行がキャッシュカードを使わず、スマホのアプリで現金の入出金などができる「アプリでATM」というサービスをスタートしました。これは、セブン銀行ATM、ローソン銀行ATMで、スマホを使って現金の入出金や、カードローンの借入や返済ができるサービスです。

基本的な使い方は下記のとおりです。

まずATMで「スマートフォンで取引」を選択し、画面上にQRコードが表示されるのを待ちます。

続いてスマホ上で住信SBIネット銀行アプリを立ち上げ、「アプリでATM」をタップ。「引き出し」「預け入れ」など利用したいサービスを選び、「引き出し」の場合は利用金額を入力。続いて「確認」に進み、ATMのQRコードをスマホのカメラで読み取ります。後は、アプリに表示された「企業番号」(取引する金融機関を識別する番号)をATMに入力し、続けてキャッシュカード暗証番号を入力すれば取引完了です(預け入れ、カードローンの返済の場合は暗証番号の入力は不要)。

「アプリでATM」のサービスイメージ図(出典:住信SBIネット銀行のプレスリリースより)

「キャッシュカード不要」のサービスが増えつつある

実は、こうした、スマホで現金を引き出せるサービスは徐々に広がりを見せています。

auじぶん銀行は、2017年3月より、「スマホATM」というサービスを導入しています。使い方は住信SBIネット銀行の「アプリでATM」とほぼ変わらず、全国のセブン銀行ATM、ローソン銀行ATMで使えます。

また、東急電鉄も、2019年4月に「キャッシャアウト」というサービスを始めています、これは、ゆうちょ銀行、横浜銀行の預金口座から、東急電鉄の券売機で現金を引き出せるサービスです。それぞれの銀行のアプリを使い、スマホに表示したQRコードを券売機の読み取り部分にかざして現金を引き出す仕組みです。

カードを手放してさらに身軽に

キャッシュレス化が進んでいますが、いまだ現金ニーズはゼロではありません。筆者は、いざというときに備えてキャッシュカードを持ち歩いていますが、現金を持たなくていい手軽さが大きな魅力のひとつであるキャシュレス化にどこか逆行しているような感覚があり、小さなストレスになっていました(キャッシュレス化に比例して、クレジットカードなど、持ち歩くカードが増えていることも一因かもしれません)。

しかし、「アプリでATM」のようにスマホだけで現金が引き出せるサービスがあれば、キャッシュカードを持ち歩く必要すらなくなります。時代に即したサービスとして、今後「キャッシュカード不要」のサービスがさらに広がっていくかもしれません。

百貨店にもデリバリーの波。デパ地下の食品が家に届く

飲食店の出前サービスは古くからありましたが、近年は大手外食チェーンが独自に始めたり、「出前館」や「Uber Eats」といったデリバリーサービスも一般的になってきました。とりわけ今年(2020年)は新型コロナウイルスの影響ですごもり需要が高まり、宅配ニーズは一気に拡大したと言えます。

配送マッチングと百貨店がタッグ

そんな中、配送マッチングプラットフォームの「PickGo(ピックゴー)」(CBcloud株式会社)と、百貨店のそごう・西武がタッグを組み、食品売り場で扱っている、総菜、お菓子、アルコールなどがアプリで購入でき、さらに自宅まで配送できる取り組みを始めました。

PickGoは、「モノを運びたい・運んでもらいたいユーザー」と、配送パートナー(ドライバー)をつなぐサービスです。ユーザーのオーダーに対して、近場にいるドライバーが手を上げて案件を受ける仕組みで、「物流版Uber」とも呼ばれています。

現在は、食料品や日用品などを最短30分で届ける「PickGo 買い物」のサービスが好評。利用可能エリアは、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、愛知県、大阪府、福岡県となっており、「カルディコーヒーファーム」「サンドラッグ」「東急ハンズ」といった大手チェーンや、百貨店の高島屋などと提携しています。今回、ここに、そごうと西武が加わった格好です。

実際に何が頼めるか?

都内の城南地区に住む本記事のライターも実際にアプリをインストールして使ってみました。自宅近くの提携店舗として、「西武渋谷店」や「グランディオ鎌田」などが表示され、下記の画像のとおり、宅配サービスとしては新鮮な、デパ地下らしい品がそろっています。

西武渋谷店で注目できる食品。焼肉「叙々苑」の弁当や、「ヨックモック」「ゴディバ」といった手土産の定番品など、“デパ地下”らしい品そろえです

西武渋谷店で注文できる食品。「ヨックモック」「ゴディバ」といった手土産の定番品や、焼肉「叙々苑」の弁当など、デパ地下らしい品ぞろえ

配送料+サービス料で配達可能

料金は、買い物にかかった実費+配送料(3Km以内で550円 税込)+サービス料(買い物の実費+配送料の合計額の5%)で、支払いはクレジットカードで行います。百貨店までの交通費や時間を考えると、筆者個人としてはなかなか競争力のある価格に設定されている印象を受けました。なお、記事執筆時はキャンペーンが行われており、配送料は330円(税込)、サービス料は無料でした。

今回は食品4点をチョイス。自宅まで30分ほどで届けられました。

今回は食品4点をチョイス。自宅まで30分ほどで届けられました。執筆に追われて外出がままならないときには助かるかも

外出控えやテレワークにより自宅で過ごす時間が増えた人はもちろん、体調を崩して外出できない人、深夜の仕事や受験勉強時の夜食が欲しい人、離れて暮らす家族に何か送りたい人など、食事や日用品を届けてもらうと助かるというニーズは意外と多いもの。「PickGo 買い物」の今後の展開に注目です。

お年玉もいよいよキャッシュレスの時代に?

そろそろ年末年始を迎えますが、お正月の風物詩「お年玉」とキャッシュレス決済にまつわる意識調査が発表されました。これは、総合マネースクールのファイナンシャルアカデミーが、子どもを持つ全国の男女300名を対象に調査したもの(第3回「コロナ禍のキャッシュレスとお年玉に関する意識調査」)で、回答者の過半数の人がお年玉のキャッシュレス化に賛成という結果が出ています。

「キャッシュレスお年玉」に賛成の人は年々増える傾向に

今回の調査では、「お年玉のキャッシュレス化についてどのように思いますか?」との設問に対し、「とても良い(10%)」、「まあ良いと思う(41%)」と過半数が肯定的な回答を示しました。過去2年間の同じ設問では、賛成派は30%台にとどまっていましたが、キャッシュレス化を前向きにとらえる人が急増する結果となりました。

キャッシャレスのお年玉に賛成する人が半数を超える結果に

キャッシュレスお年玉に対する賛成・反対の主な理由は、下記のとおりです。

賛成派で多かったのは、「支払いが便利(23人)」を筆頭に、「非接触なので感染リスクを軽減できる」、「帰省自粛で会えなくても贈ることができる」など、新型コロナウイルスに関連した声(21人)が2位にランクイン。反対派からは「お金のありがたみ、価値がわからない(60人)」、「伝統だから、情緒がない(20人)」といった声が寄せられました。

ちなみに、キャッシュレスのお年玉を渡す手段として多かったのは、「スマホQR決済(19人)」、「プリペイド型電子マネー(14人)、「交通系ICカード(11人)」がトップ3。スマホで使えるキャッシュレス決済への支持の高さがうかがえます。

実際にキャッシュレスであげる人はまだまだ少なそう

賛成が過半数だった今回の調査ですが、「2021年のお正月、子どもにお年玉をどのようにあげますか?(親戚の子ども等含む)」との問いに対しては、「キャッシュレスであげる」と答えた人は、全体の9%にとどまっています。第1回の4%、第2回の7%と比べると微増したものの、実際にキャッシュレスであげようと考えている人はまだまだ少なく、「現金であげる(72%)」が圧倒的多数に。気持ちとしてはキャッシュレスのお年玉を許容しつつ、「会ってお金を渡す」という従来のお年玉のあり方に意味を見出している人が多いことを示す結果となっています。

まだ間に合う! 今月のキャッシュレス関連キャンペーンまとめ

▼イオンカード:20周年特別企画で、おトクなキャンペーンが続々登場!(最長で2月28日まで)

現在、イオンカード20周年を記念した各種キャンペーンが実施中です。そのひとつが、抽選で1,000名にときめきポイント10万ポイント(イオンJMBカードは5万マイル)、20万名に500ポイント(イオンJMBカードは250マイル)が当たる「総額2億円相当のときめきポイントプレゼント!!」(2021年1月31日まで)。期間中に応募のうえ、イオンマークのついたクレジットカードで支払うことで、5,000円(税込)を1口として自動で抽選対象となります。このほか、「デジタル定額サービスの有料会員登録」「公共料金の支払い」「ネットショッピング」でのポイント優遇や、イオンカード公式アプリ「イオンウォレット」での「20周年サンクスクーポン」の配布なども行われています。

キャンペーン期間中:開催中〜2021年1月31日/2月28日(キャンペーンにより異なる)
公式サイト:https://www.aeon.co.jp/campaign_ex/20th/

▼QUICPayの利用で1万人に5,000円が当たる(12月31日まで)

期間中にQUICPay(クイックペイ)を1回1,000円(税込)以上利用すると、抽選で1万人に5,000円がキャッシュバックされます。合計5回の利用で当選確率は5倍になります。Apple PayやGoogle Payに設定したQUICPayや、カードタイプのQUICPayなどすべてが対象です。

キャンペーン期間中:開催中〜12月31日
公式サイト:https://www.quicpay.jp/campaign/2020/ApplePay_QUICPay.html

▼JR東日本「JRE POINTためて、つかってキャンペーン」を実施中(最長で2021年1月31日まで)

JR東日本は、2021年1月31日までの間、JRE POINTの各種キャンペーンを実施しています。

・東京近郊におでかけしてお買い物をしよう(12月20日まで):期間中の土日に、JRE POINTに登録したSuicaで「のんびりホリデーSuicaパス」または「タッチでGo!新幹線」を利用し、対象のJRE POINT加盟店で1会計1,000円以上で買い物すると、抽選で500名にJRE POINTを2,000ポイント進呈。

・ポイントを使って旅のお供を買い足そう(2021年1月17日まで):期間中に対象店舗の買い物の際、1会計につき300JRE POINTを使うと、抽選で1万名に1,000JRE POINTをプレゼント。「新幹線eチケットサービス」利用者は、別途抽選で100名に1万JRE POINTを進呈。

・JR東日本ホテルズ利用券(2021年1月12日まで):期間中に、JR東日本ホテルズが運営するホテルにおトクに宿泊できる「JR東日本ホテルズ利用券」との交換を期間・枚数限定で実施。

・普通列車グリーン車・ホテルでつかおう(2021年1月31日まで):期間中に、JRE POINT用のSuicaグリーン券を通常600ポイントのところ、500ポイントで交換可能。

キャンペーン期間中:開催中〜1月31日(キャンペーンにより異なる)
公式サイト:https://www.jrepoint.jp/campaign/list/

(執筆協力:大正谷成晴)

価格.comマネー編集部

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